臼井不動産．横須賀不動産コンサルティング

2011年02月20日

★不動産業も構造的変革の波がやって来ている？　旧来からの「売った、買った」という仲介ビジネスは曲がり角を迎えている。★

カテゴリ：リフオームの達人

日本の住宅は人口比で考えると十分に充足している。　現実は、余っていると言った方が正解であろう。　何処の地方にも誰も住んでいない空き家がやたら目に付くようになっている。

学校は閉鎖され、学習塾は生徒が激減している。　商店街もシャッタ－の閉まった店舗が増え、不動産も高台にある団地は年配者に敬遠され売れ行きが悪い。

人口の減少は住まいの需要を劇的に変える。　今までは子供が結婚すると分家したから賃貸需要も建売需要も盛況だった。

ところが、親が老齢化すると生活の面倒を子供が手伝うことになる。　分家どころか親の家を壊して２世帯住宅にしなければならない。　子供の住んでいた住宅がどんどん余り始めたのだ。

買い換え客を対象とした売買仲介がこのところ不振なのは住まいに構造的な変化の波がやってきていると考えられる。

やがて建売住宅も需要が急減してくるだろう。　となれば、不動産業者が生き残るにはリフォームに活路を見いだすのが一番。

家主さんの信頼も厚く、中古住宅を販売してもリフォームの仕事は獲得できる。

売買や賃貸の仲介を主流としていた不動産会社が生き残るには、変化に対応したリフォーム業の勉強をしっかりやらないとライバルに置いて行かれる。

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