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メモで、
M&A融資に新たな火種?(ウォール街ラウンドアップ)
2008/01/23, 日本経済新聞 夕刊 抜粋「これからはM&A(合併・買収)ファイナンスのサブプライム問題が出てきます」
音楽大手EMI買収などで知られる英買収ファンド、テラ・ファーマを率いるガイ・ハンズ氏はこう指摘する。同氏が指摘するサブプライムとは、M&Aに用いる LBO (借り入れで資金量を増やした買収)融資だ。
今後三年間で約一兆三千億ドルのLBO融資の返済期限が来て、借り換えが発生する。多くの LBO は銀行や投資銀行が融資し、証券化されてヘッジファンドなどが買ってきた。だが、株安で LBO 債権の質が落ち、金融機関やファンドの体力が弱まったので、借り換えの受け皿が減るという。
昨年夏のピーク時点で証券化せずに欧米金融機関が自ら抱えていた LBO 融資残は三千五百億ドル。減ったとはいえ、現在でもまだ千億ドル超を保有するという。米国はサブプライム・バブルの消化に急いでいるが、ファンド・バブルの残滓(ざんし)処理はまだまだこれからのようだ。 (ニューヨーク=松浦肇)
LBO; 買収する際に、買収される相手方の資産、株式、証券、を事前に担保として銀行に提供し、買収資金を調達する方法だが、この事前提供した担保の劣化が激しい、
融資した銀行は、たまらんわけだが、その実態を見ておこう、
企業は、借りた金なので、返済してまた借りなければならないが、その金額が、今後3年間で、 1.3兆ドル 、(但し、借り換えできるかは別問題、できなければ、清算する必要がある、銀行は多分、劣化担保の追い証を求めるだろうから、)
また、銀行は LBO ローンの保有リスクを減らすため、証券化して HF 等に売っているが、銀行自らも保有している、その金額は現在 0.1兆ドル強 、(昨夏までは 0.35兆ドル だった、)、処分できなければさらに貸倒れさせるしかない、
まだまだ先は長そうな雰囲気、
さて折に触れ、これらの金額の変遷はフォローしたいと思う、
ABCP 、商業不動産価格、失業率、住宅価格等々、これらから米国の姿が浮かび上がる、
いつが転換点になるのか、少しでも光が見えれば、相場は暴騰を始めるだろうが、今時点は暗闇が増すばかりなので、ショートが基本だろう、
今週末から来週にかけて、また米国住宅指標(12月分)が目白押しなので要注意だ、( 経済指標 予測&速報 )
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