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2013.02.23
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COPDとは、Chronic(慢性) Obstructive(閉塞性) Pulmonary(肺) Disease(疾患)の略です。タバコの煙やスモッグなど有害な粒子やガスの吸入によって肺に炎症をきたし、進行性に呼吸機能が低下するものです。従来、酸素と二酸化炭素の交換を行う肺胞が破壊され、息切れが強い“肺気腫”といわれていたものと、空気の通りみちである気道に障害をきたし、痰と咳が多い“慢性気管支炎”といわれていたものと、その両者の合併例の総称です。 別名タバコ病といわれるように、ヘビースモーカーに多くみられる病気です。COPD患者の90%以上は喫煙者です。受動喫煙でも発症します。大気汚染や職業上の粉塵も原因になります。

禁煙することによってCOPDによる肺機能の低下を遅らせることが実証されています。禁煙はCOPDの発症リスクを減らし、進行を止める唯一の最も効果的かつ費用対効果比の高い手段です。喫煙者の肺機能低下を禁煙が阻止する効果は別図のとおりです。2000年の福地らの国内調査(NICEstudy)では40歳以上の男女の8.5%にCOPDの疑いがあり、推定患者数は530万人、年齢別では70歳以上の高齢者に多くみられると報告されています。

わが国の喫煙率は先進国としては高く、また高齢化に伴い、COPDの増加が危惧されています。しかし、治療を受けている患者さんは少なく、早期発見・治療が必要です。 徐々に進行する労作時の息切れ、喘鳴、咳、痰を特徴とし、羸痩(るいそう)やビア樽状の胸郭変形など全身症状も伴うことがあります。息切れは当初、階段昇降時や坂道歩行時に自覚されやすいのですが、重症になってしまうまで自覚されず、高齢のせいにされてしまっていることも多くみられます。スパイロメトリーという口元を出入りする空気の量を測定する呼吸機能検査が必須です。FEV1/FVCという最大呼気量と最初の1秒間に吐き出す量の比を測定し、70%以下に低下している場合に、呼吸機能低下が診断されます。スパイロメトリーは息切れの発症前に早期のCOPDを検出できるとされています。

気管支拡張薬を使用しても改善しないところが気管支喘息とは異なっています。肺気腫では胸のCT検査で、肺胞の破壊がみられます。スパイロメトリーで判定される重症度にあわせて治療がなされます。禁煙、感染予防などのリスクファクターの回避に始まり、薬物療法、運動療法や栄養指導を含む包括的呼吸リハビリテーション、さらには呼吸不全に対する在宅酸素療法、またごく限られた場合ではありますが、外科的手術もあげられます。
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最終更新日  2013.02.23 12:11:11
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