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スコール
「 あ!ジャスミン!!こっちこっち~
」
ジャスミン
「・・・・あ~・・・・帰っちゃおっかな~?」
クルッ
スコール
「 って!出て二コマ目でいきなりそれ!?何でよ!?
」
(プリプストーリーも半年振りなのにっ)
ジャスミン
「だって~
クールガールなあんたがそういうかわゆくテンション上げてる時って、必ず仕事でビックバンな何かがあった時なんだも~~ん!!
既に出来上がってるみたいだし~・・・・・・もう1本は開けたよね?」
怖い怖~い!
スコール
「んもぅ!失礼ね~!
自分で言うのもなんなんだけど、私って普段からそんなに愚痴っぽくもないつもりだし、お酒飲んで荒れる方でもないでしょ~?
やっと仕事が落ち着いてゆっくり会える時間が出来たんだから付き合ってよね~!」
ジャスミン
「・・・・あ~、ハイハイ、解りましたよ。
たまにはスコール姉さんの愚痴に付き合いましょ。 で?何があったの?」
スコール
「そうそう!聞いてよ!取引先の担当がさ~!有名な老舗デパートの御曹司らしくってさ、超ナルシストで超勘違い男で、自分が黙ってても女が寄ってると思ってんのよね~。
んでね、前々からウチの娘 (こ)
にもしつこく言い寄ったりして面倒な相手だったんだけど~・・・・私にもとうとう 『仕事が欲しいんだろ?だったら今夜私のホテルの部屋に来なさい』
とか年はそんなに違わないクセに超上から目線で命令して来てさ~!
ベタベタ触って来るし、しつこくって!!」
・・・・・――・・・・・―― ・・ ・・ ・・。
スコール
「・・・・・・・でね!
周りの皆も迷惑を蒙ってたし、ムカ付いたから私がビシっと皆の前で言ってやった訳よ!
そしたら顔真っ赤にして 『ちょっと遊んでやろうと思っただけなのにいい気になりやがって!この先どうなっても知らないからな!』
とか脅されてさ~!子供かっつ~の!!
でもさ、ほら、ウチのトコは小さな個人事務所じゃん?だから、流石に大きい取引先だったし、テヤンの意向も聞いてなかったからマズイかな~?と思ったんだけど、テヤンも 『そりゃぁスコールが正しいよ、そんな所との取引はのちのち面倒事になるからこっちからお断りだ。つか、ぶん殴ってやりゃぁ良かったのに。ま、何か言ってきたら今度は俺が対応するから心配するな』
とか言ってくれてさ~・・・・・」
ジャスミン
「は~、その清々しいまでの返し方はテヤン君らしいね
ふ~ん、そんな事があったんだ~。
その御曹司、私も知ってるよ?
私の友達がアパレル系に務めてるんだけど、ソイツにシツコク言い寄られて困ってたからハッキリ断ったんだけど、そうしたら店の服を汚されたり非常識なクレームを付けられたりして、チマチマチマチマいやらし~い嫌がらせを受けたって言ってたけど・・・・大丈夫?」
スコール
「あ~、大丈夫、大丈夫。
私もその噂知ってたからちょっと警戒はしてたんだけど、今の所はね。
どうせお坊ちゃん気質で大した事出来ないと思うし、そんな酷い事する根性もないよ!
ったく!しかし、どうしてああいう奴って権力を笠に着て金で女を意のままにしようなんて考えられるのかね~?」
ジャスミン
「そういう奴って多いいよね~。
でもさ、そんな事今まで何度かあったのに、アンタがそういう問題でそこまで荒れるなんて珍しいね~。」
スコール
「え・・・・そ・・・そう?」
ジャスミン
「うん、いつもだったら 『女だからってなめられる事、この仕事をやってたらいつもの事だもん、気にしない』
って言ってそれ程気にしないじゃん。
それに、な~んかさ、アンタらしくないっちゅうか~・・・・最近余裕が無いっちゅうか・・・・
だからそんなに余計お肌も髪もボロボロになっちゃって~・・・・どうせ寝る間も惜しんで仕事やってるんでしょ?
美容師としては放っておけない症状にまでいってるよ~?」
スコール
「 はぁ!?
何それ~?てか、そう言うんなら、ジャスミンが髪とお肌をどうにかしてよ~」
ジャスミン
「や~よぅ!私がスコールの髪を手掛けるのは、てんちょ~の手前ちょ~っとね~・・・・心情的に・・・」
スコール
「何よそれ~!大神なんて関係ないじゃない!
って言うか、最近って言ってるけど、最近では忙しくてお互いまともに会ってなかったじゃない!」
ジャスミン
「実際会ってなくっても、アンタがたまに店の前を通るからその様子で解るの!
・・・・つか、アンタの事をあのテヤン君も心配してるんだよ?」
スコール
「はぁ!?何それ!?何でテヤンがそこで出てくるのよ!?」
ジャスミン
「この前テヤン君が私に相談してきたの!
『最近スコールの奴元気が無いっつ~か、元気が無いのに無理して仕事取って来てるみたいなんだけど、大神と何かあったのか~?』
って~・・・・。」
スコール
「は・・・はぁ~~~!?
ななな・・・なんでそこで大神が出て来るのよ!?
てか!人の事にあまり関与したがらないテヤンが、私の事を心配して誰かに相談なんて絶対アリエナイんですけど!?」
ジャスミン
「でしょ~!?んもぅビックリよ!あのテヤン君がだよ!?
アンタの気持ちにも、プリプちゃんの気持ちにも、あまつさえ自分の本当の気持ちにも気付かない、あの超鈍感人間のテヤン君がだよ~!? (すんごい言いようw)
・・・・だから、そんな人の事に関して無頓着なテヤン君ですら心配するくらいだから、よっぽどアンタの様子がおかしいと感じたんじゃないの?」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
ぶぇックション!
トモキテ
(ヤンのバンド仲間)
「ど~した?」
テヤン
「・・・あ~、どうしたんだか急にクシャミが・・・誰か噂でもしてんのかな?
何?心配してくれてんの?」
トモキ
「うえ!ボーカルに風邪染すなよな~! シッシ!
」
テヤン
「 ひでぇ!
」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
スコール
「 私の気持ちにもってトコロは余計でしょw過ぎた事だし・・・・・
・・・・そっかな?私、仕事はシッカリやってるつもりなんだけどな・・・・?」
ジャスミン
「だ~か~ら!仕事のミスとかそういう事じゃないんだよ。
まぁ、アンタってば元々プライベートで悩んでる事とかあっても全部自分の中に仕舞いこんで自分で解決しちゃうタイプだし、人に頼らないで仕事もソツなくバリバリこなせちゃう有能タイプだしね~。
私からすれば、何でも自分でこなしちゃうそんなアンタがカッコ良くって好きではあるんだけれどもね。
仕事の愚痴とかはこうしてたま~にこぼしてくれてるんだけど・・・・・・やっぱもうちょっとプライベートで心を開いて欲しいというか、頼って欲しいと言うか・・・友達としてはちょっと寂しいかな?」
スコール
「や・・・・やだな~どうしたの?急にお世辞なんて言っちゃって
・・・・アンタが考えてる程私はそんなに凄い女じゃなよ?
それに、ジャスミンの事はプライベートでも頼らしてもらってるし・・・・本当に、アンタは私の大事な友達だよ?」
ジャスミン
「そ?なら良いんだけど。
・・・・でも、確かに私から見ても最近のスコールは余計な事を考えない様に無理して仕事を増やして打ち込んでるように見えるかな?
それプラス、てんちょ~も同じくらいの時期から様子がおかしいし・・・・てんちょ~に関しても心配してたんだよね~。」
スコール
ド キ・・・・ ン
「えっ ・・・・大神がどうか・・・した?」