DR. きぎ こういち のレトリート              (RETREAT)

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October 17, 2017
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カテゴリ: 医学
供給不足の恐れが指摘されている今シーズンのインフルエンザワクチンに、新たな懸念事項が浮上しています。
 今冬は、仮に AH3 亜型ウイルスが流行した場合、ワクチン株と流行株との抗原性の合致度が良好でないことから、ワクチンの効果が十分に発揮されない可能性があります。厚生労働省は AH3 亜型についても有効率は期待できるというデータを示していますが、医療現場では AH3 亜型でワクチンが効きにくいという最悪のシナリオを想定しています。
 インフルエンザワクチンは、感染予防に加えて重症化予防にも欠かせません。 2015/16 シーズンからはカバー範囲が広がり、近年流行している A 型( A/H3N2 A/H1N1pdm2009 )と B 型(ビクトリア系統、山形系統)の 4 種類のウイルスに対する予防効果が期待されています。しかし今年は、 AH3 亜型において、ワクチン株と流行が予想される株との間で抗原性の一致度が低いというハンディを背負っています。
 インフルエンザワクチンは、鶏卵で増やします。このため、ウイルスが卵の中で増える段階で抗原性が変化してしまう「鶏卵馴化による抗原変異」という問題が生じます。ワクチンの基になったインフルエンザウイルス株と、実際に流行する可能性が高いウイルス株の間で抗原性が一致していたとしても、ワクチン製造の過程で抗原性が変化することがあります。
 これまでも度々、ワクチン製造用のインフルエンザウイルスが発育鶏卵に馴化するという難題に直面してきました。例えば、 2012/13 シーズンに AH3 亜型が流行したときは、ワクチンに選定した株と実際に流行した株で抗原性の一致率は高かったものの、製造したワクチン株と流行株との一致率は低下していました。昨シーズンも「鶏卵馴化による抗原変異」が起こり、流行株と抗原性が乖離するという傾向が認められました。流行したウイルス(分離株)の 9 割以上が、ワクチン製造株に対する抗血清との反応性が低下しており、ワクチン株と流行株の抗原性が相違していたのです。
*なるほど、ワクチンを接種してもインフルエンザにかかる人が、多くいる理由が判りました。馴化(じゅんか)とは、 その土地の気候・風土などになれて、その環境に適するように体質が変化することの意味です。





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Last updated  October 17, 2017 10:02:35 PM コメントを書く
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楽天9215 @ Re:信州真田紀行・松代(07/10) 毎年北陸新幹線に乗って信州で下車してい…
楽天9215 @ Re:立山でブラタモリ(10/18) 本屋に行くと多数のブラタモリの本が出て…
夢穂 @ Re:立山でブラタモリ(10/18) おはようございます。10月はお天気が 悪…
夢穂 @ Re:信州真田紀行・松代(07/10) 歴史あふれる素敵な土地ですよね 温泉もあ…
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