隊長さんの山ある記

隊長さんの山ある記

Sep 9, 2012
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カテゴリ: 山岳MTB
櫛形山へレンゲショウマが見たくて女房と出かけた。下界は夏の暑い陽が射しているが山は中

腹から上が雲の中でたいへん涼しい。外気温は17℃だった。


県民の森から櫛形山林道を上がって平成峡登山道入口にCR-Vをデポして出発した。

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さっそく見つけた朱色のフシグロセンノオ(ナデシコ科)。薄暗い林のなかで良く目立つ。

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シデシャジン(キキョウ科)。うっかり見過ごしそうな小さな花だが青紫色が美しい!

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この山域に多いシモバシラ(シソ科)。枯れた茎からみごとな霜柱が立つところからこの名が

ついたそうだ。

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木陰に咲くセキヤノアキチョウジ(シソ科)。青紫色がたいへん涼しげで美しい。

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水神の滝

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るべきはずのお目当てのレンゲショウマをひとつも見ることがなかったのだ!

たいへん気になったので下山後に、県民の森の 森林科学館 で聞いたところ、やはりニホンジカ

による食害でまだボール状の蕾がつくまえにほとんど食い尽くされたという。最近では、有害

植物のトリカブトすら食しているとのことだ。

絶滅状態にあったアヤメは決まった範囲で群生しているのでネットを張ることによって食害を

減らすことは出来るが点在するレンゲショウマへの対策はないものだろうか?このままでは来

年以降もこの山でこの花を見ることは出来ない!

生態系の変化よって日本特産のレンゲショウマが消えてゆくのは残念でならない。号泣

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これは、以前に撮ったレンゲショウマ(キンポウゲ科)。暗い林のなかでひっそりと下向きに

咲くたいへん気品のある花である。また会いたいものだ!

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防鹿柵のなかには、いま紫色のタムラソウや黄色のハンゴンソウが咲き誇る!

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タムラソウ(キク科)アザミに似た花だが葉の形状も異なりトゲもない。

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コウリンカ(キク科)、オレンジ色の長い花びらが伸びると下に垂れ下がる。面白い花だ。

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アヤメ平から裸山へ移動。

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裸山にも鹿よけネットが2ケ所。ひとつはかなり広く、中にはハンゴンソウ、タムラソウ、カ



ネニンジン、コウリンカ、シモツケソウ(終花)などが咲き、柵の外の何もない景観と違って

明らかにネット効果を表している。なお、コウリンカはネット外でもよく咲いていたのでニホ

ンジカの忌避植物なのだろうか?クール

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裸山(2003m)山頂。櫛形山の山頂はガスに覆われて見えない。

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カラマツ林の緩やかな下り。まだマルバダケブキの残り花も所々で見られる。

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足元に咲いていたセンジュガンピ(ナデシコ科)。

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中尾根登山道を下る。特徴あるカラマツの古木をくぐって、、。

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中尾根登山道は、ハイカーも少なく丸太階段もないので快適に走行できるところだ。

路面を削らないなど常に自然に対してLOW IMPACTを心がけて大事にしたいコースである!

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櫛形山林道に出たあと、マイカーをデポした平成峡入口へむけて快走。すべて下りなのでスピ

ードの出過ぎに注意しながら!

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下山後は、最近よく利用する市川三郷町 つむぎの湯 (400円)でさっぱりして帰静した





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Last updated  Sep 11, 2012 09:52:20 PM
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