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2007.04.13
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カテゴリ: Premier League
先週末のポーツマス戦で痛い敗戦を喫した我がユナイテッド。
これで2位チェルシーとの勝点差は3になった。そして今週末にはアウェイに乗り込んでの直接対決が行われる・・はずだった。だが今週末はFAカップの準決勝が予定されており、ユナイテッドもチェルシーも準決勝進出を果たしているため、直接対決は5月9日に延期されることになった。

これに関してチェルシーのモウリーニョ監督は月曜日にこうコメントした。
「試合が延期されたことはユナイテッドにとってとてもラッキーだ。
 私達を相手に勝ち星を落とすはずだったからね。」

チャンピオンズリーグ準々決勝第1戦を1対2と落としたユナイテッドは、ポーツマスにも敗れ公式戦2連敗中だった。そんなネガティブな状況で行われるアウェイでのチェルシー戦は、おそらく精神的に厳しいものになっていただろう。だが、幸運にも直接対決が5月に延期されたことで少なくない怪我人、特にディフェンス人の怪我人の復帰が見込める。

勝利には100%の体力と精神力、そしていくつかの運が必要である。プライオリティをプレミアの覇権奪回においているユナイテッドにとって、この日程変更は有利であり、ユナイテッドがプレミアを制するための幸運の1つである。


だが、その考えも月曜日まで。
火曜日に行われたチャンピオンズリーグの第2戦で、ユナイテッドはローマに7対1という記録的勝利を飾った。試合は残念ながらまだ見ていないが、試合後のコメントを聞く限り、チャンスが全てゴールに結びついたような試合だったようだ。こんなことなら、この勢いを持続したままチェルシー戦に臨みたかったところなので、日程変更が不利とは言わないが決して有利ともいえなくなった。



前半モリエンテスのボレーでリードを許したチェルシーは、後半開始からJコールが出場する。そしてディアッラではなく怪我から復帰したばかりの、前半ですでにイエローカードをもらっていたエッシェンを右サイドバックに残した。後半7分にはそのエッシェンのクロスからシェフチェンコがゴールを決め同点に追いつく。その後もJコールの緩急から何度もチャンスを作るがバレンシアの守備、GKカニサレスのファインセーブもあってゴールは奪えない。迎えたロスタイム。エリア内でパスを受けたエッシェンが角度の狭いところからのシュートが決まり勝ち越しに成功した。

ユナイテッドとは違いチャンピオンズリーグが至上命題といってもいいチェルシーにとって、この勝利はチームに勢いを与える。長い戦いを乗り切る上では、ユナイテッドのように他の試合に回せば良いのにと思えるような大勝の試合もあれば、今回のチェルシーのようにチームに勢いを与える劇的な勝利が必要である。ユナイテッドがトレブルを果たした“カンプ・ノウの奇跡”しかり、ポルト時代のモウリーニョが経験したユナイテッド戦しかりである。

プレミアに戻ると、チャンピオンズリーグでより勢いを得たのはチェルシーではないかと思う。ユナイテッドは大勝によって自分達の実力を再確認できたのは事実であり自信も戻ったのは間違いないが、マイナスが元に戻っただけの話しである。一方でチェルシーはリーグ8連勝で自信はあったし、アウェイで逆転勝ちを収め、かつロスタイムのゴールは周囲に強さを改めて示すことになり、チームとしても「負けていても逆転できる」という精神的余裕を与えることにもなった。ならば変更になった日程がどちらに幸運をもたらすかといえば、やはりユナイテッドということになる。

チャンピオンズリーグで勢いが生まれたのは両クラブとも間違いないが、プラス面の質や量はチェルシーに分がある。難しい試合を勝ち抜いたチェルシーに対し、ユナイテッドには大勝による気の緩みということも有り得る。チェルシーの本拠地で戦うこと、追われる者の苦しみを考えても、プレミアにおいての幸運はユナイテッドに傾いていることだろう。


だが残念なことにリーグもチャンピオンズリーグも、さらにはFAカップも独立して行われているわけではない。全てが同時進行で行われている。だから1部分だけを切り取って運がどうのこうのと言っても単なる妄想に過ぎない面もある。現在リーグではユナイテッドが首位でチェルシーが2位、チャンピオンズリーグ、FAカップとも両クラブ準決勝進出を果たした。イングランドにおける獲得可能なタイトル全て(カーリングカップはチェルシーが獲得しているのでここでは除外)において直接対決で雌雄を決する可能性もある。3つ全てを獲得することも可能ならば、3つ全てで2位に終わる可能性もある。

勝利を得るために必要なもの、それは運を掴み取り、そしてそれをどのように利用するかだ。



ほな、また。





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Last updated  2007.04.14 02:37:51
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