奇改屋のチラ裏雑記

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2020年06月28日

類は友を呼ぶ。バイク乗りはバイク乗りを呼ぶという話

テーマ： ★We love SPORTSTER★(180)

カテゴリ： ★SPORTSTER★

夕方には日差しがさしたので、コンテナに向かった。
コンテナを開け、バイクに火を入れる。
騒音規制前の車両、マフラーにバッフルは入っていない。
ノーマル直管の音はデカい。爆音が住宅街に響き渡る。
缶コーヒーでもと思いコンテナを離れたら。。
２名の男性がコンテナに近づいてきた。。
”やべえ、うるさいからクレームか”と踵をかえした。
すっとぼけて「何か？」と問いかけた。
「ハーレですよね。ハーレの音がしたので」と。
「僕らもハーレー乗っていて、
　そこにガレージ作っているんです。」
二人はお揃いのスポーツスター乗っていた。
おそらくはアイアンって車種で、
昔のアイアンスポーツスターではなく、
（ショベルヘッドだったらスゲえケド）
最近のブラックアウトされたクールなやつ。
東京のコンテナであった双子の兄弟は、
色違いのHONDA CB400FOURに乗ってたっけ。
あれからも8年くらい経つ。
「ガレージは整備できるように、
　工具一式ありますんで声かけて下さい。」
「この辺だと奈良が走るのにいいですよ」とか。
暖かい言葉をもらった。。
面白いなと思ったのは、オレも新しいハーレは知らないし、
彼らもオレのバイクが全く分からないということ。
面白い質問もされた。
「どのくらい前から乗ってるんですか？」
「このバイクは新車で買って20年くらい」
「何故、手放さなかったんですか？」
その質問に、自分に問いかけた。
何故だ？バイク3台、車6台を手放したが、
コレは、何故手放さなかったのだろう。
手放したら何もなくなるからだろうか。
「何故か手放せなかった」と答えた。
「なんで、乗り続けているんですか？
　ツーリングとかが趣味なんですか？」
そんなに、どこらか全然乗ってない。
だから、恥ずかしくて答えられないが、
「バイクが好きだから」とお茶を濁した。
「また、声かけて下さい」と。
「お互い気を付けて乗りましょう。」と、
挨拶をした。バイク乗りだなあと感じた。

言いたくはないし、認めたくないが、
オレは重度のコミニュケーション障害だ。
発達障害、アスペルガー症候群ではない。
仕事では自分で言うのもなんだが能弁で、
50人くらいの会議なら物怖じもしないで、
発言している。
・・残念なことに友達を作れないタイプなのだ。
それでもバイク乗り同士の会話は楽しい。
集うたびに飯田さんの言葉を思いだす。

「人間には2種類ある。
　オートバイに乗る人間と乗らない人間である。」
そしてバイク乗りはバイク乗りを呼ぶ。

記憶もない赤ん坊の時、
オヤジがバイクのタンクにオレを乗せた。
あれから、ずっとバイクに乗っているのか。