ドクターイワタの認知症ブログ~東海エリア最高の治療実績~

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Dec 4, 2016
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長久手南クリニック 認知症/発達障害 新患予約サイト​

香流川沿い~原邸(はらやしき)公園~

20161204@原邸公園1
原邸公園から北小学校を望む@原邸公園
20161204@原邸公園2
原邸公園の紅葉@原邸公園
20161204@どんぐり
どんぐり@原邸公園
20161204@山茶花
山茶花@原邸公園
20161204@冬桜
冬桜(フユザクラ)@香流川沿い
別名 小葉桜(コバザクラ)四季桜(シキザクラ)十月桜(ジュウガツザクラ)寒緋桜(カンヒザクラ)緋寒桜(ヒカンザクラ)寒桜(カンザクラ)緋桜(ヒザクラ)

症例報告

20161204@4833@836
インターネット検索で来院された。物忘れ、甘い物好きを呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.前頭葉萎縮軽度、3.側頭葉萎縮軽度、4.海馬萎縮なし、5.右前頭葉脳梗塞、両側基底核ラクナ梗塞数カ所。以上から、レビースコア:1 ピックスコア:2、混合型認知症(MIX)として治療を開始した。。中核症状は時計描写テスト:8.5/9、改訂長谷川式: 21/30、近時記憶6/6と軽度低下していた。認知機能低下にドネペジル1.5mgを開始、フェルガード100M2包を勧めた。脳血管性認知症にプレタール100mgおよびサアミオン10mgを開始、プロルベインDR4Capを勧めた。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:22.5/30(+1.5)、近時記憶6/6(+ -)とやや改善した。更なる改善を期待して、ドネペジル1.5mgから2.5mgに増量した。脳血管性認知症に対するプロルベインDRは希望されず、前医からの1.ユリノーム 2.ウラリット 3.リピトールを継続することを希望された。3か月後、改訂長谷川式:27.5/30(+5)、近時記憶6/6(+ -)と著明改善、6か月後、改訂長谷川式:28.5/30(+1)、近時記憶6/6(+ -)と更に改善した。3年3か月後、改訂長谷川式:30/30(+1.5)、近時記憶6/6(+-)と治癒状態となった。

20161204@6224@837
インターネット検索で来院された。既往歴:脳梗塞、右不全片麻痺。神経内科1.プラビックス75mg 2.クレストール2.5mg。物忘れを呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.前頭葉萎縮なし、3.側頭葉萎縮なし、4.海馬萎縮なし、5.両側基底核ラクナ脳梗塞数カ所、左内包梗塞。以上から、レビースコア:0.5、ピックスコア:2、混合型認知症(MIX)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:9/9、改訂長谷川式:24/30、近時記憶4/6と軽度低下していた。認知機能低下にレミニール4mg/ナウゼリン10mgを開始、NewフェルガードLA粒4錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にサアミオン10mgを開始、プロルベインDR4Capを勧めた。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:29/30(+5)、近時記憶6/6(+2)と中等度改善した。4か月後、中核症状は改訂長谷川式:27/30(-2)、近時記憶6/6(+-)と軽度悪化した。7か月後、中核症状は改訂長谷川式:30/30(+3)、近時記憶6/6(+-)と軽度改善して、治癒状態となった。

20161204@6658@838
知り合いからの紹介である。既往歴:内科 1.オルメテック40mg 2.セバミットR20mg。物忘れ、暴言、易興奮、易転倒、振戦、小刻み歩行、歯車様固縮、物とられ妄想、介護拒否、生真面目、甘い物好きを呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.前頭葉萎縮軽度、3.側頭葉萎縮なし、4.海馬萎縮軽度、5.両側基底核ラクナ梗塞多数、境界領域梗塞、6.その他 ピック切痕。以上から、レビースコア:4、ピックスコア:5、レビー・ピック複合(LPC)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8/9、改訂長谷川式:23/30、近時記憶2/6と軽度低下していた。認知機能低下にリバスタッチパッチ2.25mgを開始、フェルガード100M粒4錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にプレタール100mgを開始、プロルベインDR4Capを勧めた。易転倒にドパコール100mg/グルタチオン2000mg/ソルコセリル1Ap/ビタミンC2gを開始した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:27/30(+4)、近時記憶5/6(+3)と中等度改善、上記周辺症状はすべて消失、一本杖歩行から杖なし歩行となった。

20161204@6682@839


20161204@6720@840
からの紹介である。既往歴:狭心症/心房細動。内科 1.ドネペジル10mg 2.メマリー5mg 3.ワーファリン1mg 4.ヘルベッサーR10mg 5.プレトニン15mg。物忘れ、幻視、妄想、昼間傾眠、食欲低下、夜間せん妄、薬物過敏、生真面目、甘い物好き、右歯車様固縮、右への傾き、アパシーを呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.前頭葉萎縮軽度、3.側頭葉萎縮軽度、4.海馬萎縮軽度、5.両側基底核ラクナ梗塞数カ所。以上から、レビースコア:6.5、ピックスコア:1、レビー小体型認知症(DLB)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8.5/9、改訂長谷川式:13/30、近時記憶1/6と中等度低下していた。認知機能低下にドネペジル10mgから5mgへ減量、メマリー5mg継承、NewフェルガードLA粒4錠を勧めた。脳梗塞にサアミオン10mgを開始した。食欲低下にプロマック150mgを開始した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:21/30(+8)、近時記憶5/6(+4)と一発改善、アパシー以外上記周辺症状はすべて消失、歩行安定した。


患者の声(ナラディブ)から学ぶ医療v.s.医学論文(エビデンス)から学ぶ医療、最善の医療は?

筆者は、9年間で、高齢者を中心に5000名以上の認知症初診患者を診察してきました。現在、認知症専門外来で約1800名、認知症専門往診で約110名の認知症患者を診察しています。患者の声に耳を傾け、患者の家族の声に耳を傾け、多職種(ケアマネージャー、看護師、介護士、理学療法士、言語療法士、マッサージ師、歯科医、医師など)からの声に耳を傾け、日々、診療に打ち込んできました。

最近、ナラディブという言葉が流行っています。一般の医師たちがやっている医療は、科学的根拠を基盤とした医療、すなわちエビデンス基盤医療evidence-based medicine(EBM)です。しかし、筆者がやっている医療は、患者から学ぶ医療、まさしくナラティブ基盤医療narative-based medicine(NBM)に他なりません。筆者にしてみれば、ナラティブなんて言葉が流行る前から、当たり前のようにやっている医療です。筆者は、エビデンス基盤医療を否定しているのではありません。筆者が行っている医療は、ナラティブ基盤医療、エビデンス基盤医療を融合して、患者に最適な治療を選択することです。

ナラティブという言葉がもてはやされるのは、どうしてでしょうか?筆者には、ほとんどの医者が患者の立場に立った医療をしていないことに対する警鐘のような気がしてなりません。エビデンスと称する医学論文が、薬品会社に利益をもたらすように書かれ、それが学会で引用され医師たちを洗脳し、全国で怖ろしいことが起こっています。

認知症治療薬の中では、アリセプトが一番の問題薬です。2014年9月19日、エーザイは、アリセプトをアルツハイマー型認知症だけでなくレビー小体型認知症に対しても適応取得しました。学会で大宣伝を行い、洗脳された医師たちが全国でアリセプトを多量処方しています。レビー小体型認知症に対してアリセプト3-5mg投与するのも危険ですが、アリセプト10mgまで増量可能とし、全国でアリセプト大興奮、アリセプト大硬直、アリセプト誤嚥、アリセプト寝たきりをもたらし、認知症患者の精神病院行き、施設行きを引き起こしているのです。

このような事実は氷山の一角です。医師は、薬の作用と副作用をよく知り、患者や家族に説明する義務があります。内服を開始した後も、患者、家族、多職種からの声に耳を傾け、謙虚に作用と副作用を受け止め、用量や用法を変更し、副作用によっては減量または中止する必要があります。患者や家族が副作用を医師に訴えていても、医師の方が聞く耳を持たなかったり、中止したら悪くなると脅したり、俺の言うことを聞けと開き直ったり、どうしてそうなっているのか分からなかったり、、、、そのなことがまかり通っているのが現実なのです。

医者は謙虚な態度で、患者、家族、多職種からの声に耳を傾け、患者のために最善の方法を真摯に模索する、それが医師の立場で言うナラティブ基盤医療です。筆者は、書籍、DVD、ブログ、論文などから認知症に関する最新知識を得(エビデンス基盤医療)、患者、家族、多職種からのフィードバックを通して学び(ナラティブ基盤医療)、次の患者の治療に生かしていくことで日々進歩することを目指しているのです。





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Last updated  Jun 18, 2023 04:35:10 PM
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