ドクターイワタの認知症ブログ~東海エリア最高の治療実績~

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Feb 3, 2019
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​​​ 長久手南クリニック 認知症/発達障害 新患予約サイト​

新年明けましておめでとうございます

​​​ 暫くぶりの更新です。筆者は低糖質・高タンパク食を継続しており、健康な生活を送っています。11年前に開業して、認知症初診患者7000名、現在、認知症専門外来1500名、認知症専門往診130名を診させて頂いております。これも多くの皆様の御支援のおかげと感謝しています。今年もケアマネージャー、看護師、介護士、理学療法士、言語療法士、歯科医、歯科衛生士などの多職種と連携して、認知症患者さん達および御家族が出来るだけ健やかに暮らしていけるように尽力して参ります。


初詣@長久手市

初詣@長久手市

プラネタリウム@名古屋市科学館

​症例報告​

ケアマネからの紹介である。物忘れ、嚥下困難(咳き込み)、語義失語、小刻み歩行、右歯車様固縮、易転倒、生真面目を呈していた。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②前頭葉萎縮軽度、③左側頭葉萎縮中等度、④左海馬萎縮軽度、⑤脳梗塞なし、⑥その他   左淡蒼球石灰化、左>右脳室拡大。以上から、レビースコア:4、ピックスコア:4、レビー・ピック複合(LPC)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DNTC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:7.5/9、改訂長谷川式:12/30、近時記憶3/6と中等度低下していた。認知機能低下にレミニール4mg/ナウゼリン10mgを開始、NewフェルガードLA粒2錠/Mガード2Capを勧めた。ビタミンB1、B12、葉酸血中濃度を測定した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:16/30(+4)、近時記憶1/6(-2)と軽度改善、上記周辺症状はすべて改善した。甲状腺正常。 一般採血:TG157,Hb12.7,Ferritin15.4以外異常なし。VitB1=30,VitB12=185,葉酸=10.0。ビタミンB12欠乏症(目標値500)を呈しており、毎週シアノコバラミン1Ap筋注、毎日メコバラミン(ビタミンB12)1mg、毎週フォリアミン(葉酸)5mgを開始した。鉄欠乏性貧血にフェロミア100mgを開始した。2か月後、中核症状は改訂長谷川式:16/30(+-)、近時記憶5/6(+4)と更に軽度改善した。



知り合いからの紹介である。既往歴:H17左大腿骨骨折、腰椎圧迫骨折。H30/8/22胸椎および腰椎圧迫骨折。物忘れ、易転倒、食欲低下を呈していた。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②前頭葉萎縮軽度、③側頭葉萎縮なし、④海馬萎縮なし、⑤両側基底核ラクナ梗塞数カ所、境界領域梗塞、⑥その他  右淡蒼球石灰化。以上から、レビースコア:1、ピックスコア:0、混合型認知症(MIX)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DTNC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:9/9、改訂長谷川式:24/30、近時記憶6/6と軽度低下していた。認知機能低下にフェルガード100M粒2錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にプロルベインDR2Capを勧めた。ビタミンB1、B12、葉酸血中濃度を測定した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:27/30(+3)、近時記憶6/6(+-)と軽度改善、上記周辺症状はすべて消失した。甲状腺正常。  一般採血:TIBC229以外異常なし。VitB1=26,VitB12=292,葉酸=4.3。ビタミンB1低下症(目標値30)、ビタミンB12低下症(目標値500)、葉酸低下症(目標値10)を呈しており、毎日メコバラミン(ビタミンB12)1mg、毎週フォリアミン(葉酸)5mgを開始した。



親戚からの紹介である。既往歴:狭心症。開業医①オルメテック②ラニラビット③メバロチン④ノルバスク⑤アーチスト⑥ミヤBM錠。物忘れ、意識消失発作、甘い物好き、生真面目を呈していた。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②前頭葉萎縮なし、③左>右側頭葉萎縮軽度、④左>右海馬萎縮中等度、⑤両側基底核ラクナ梗塞数カ所、⑥その他  左淡蒼球石灰化。以上から、レビースコア:5、ピックスコア:3、レビー小体型認知症(DLB)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DNTC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8/9、改訂長谷川式:19/30、近時記憶1/6と軽度低下していた。認知機能低下にリバスタッチパッチ4.5mgを開始、フェルガード100M粒2錠を勧めた。ビタミンB1、B12、葉酸血中濃度を測定した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:27/30(+8)、近時記憶6/6(+5)と著明改善、上記周辺症状はすべて消失した。甲状腺正常。一般採血:Fe41,Alb3.6,TCL130,Hb10.4以外異常なし。VitB1=34,VitB12=176,葉酸=3.2。ビタミンB12欠乏症(目標値500)、葉酸欠乏症(目標値10)を呈しており、シアノコバラミン(ビタミンB12)1Ap筋注、毎日メコバラミン(ビタミンB12)1mg、毎週フォリアミン(葉酸)5mgを開始した。



看板を見て来院された。物忘れ、生真面目を呈していた。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②前頭葉萎縮軽度、③右>左側頭葉萎縮軽度、④左>右海馬萎縮軽度、⑤両側基底核ラクナ梗塞多数、境界領域梗塞、⑥その他  右淡蒼球石灰化。以上から、レビースコア:0、ピックスコア:2、混合型認知症(MIX)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DTNC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8.5/9、改訂長谷川式:22/30、近時記憶1/6と軽度低下していた。認知機能低下にフェルガード100M粒2錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にプロルベインDR2Capを勧めた。ビタミンB1、B12、葉酸血中濃度を測定した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:24/30(+2)、近時記憶5/6(+4)と軽度改善した。甲状腺正常。一般採血:Plt8.6以外異常なし。VitB1=40,VitB12=417,葉酸=9.9。2か月後、中核症状は改訂長谷川式:28/30(+4)、近時記憶6/6(+1)と更に中等度改善した。



ケアマネからの紹介である。物忘れ、暴言、物とられ妄想、介護抵抗、感情失禁、易転倒、小刻み歩行、左>右歯車様固縮、病識欠如、語義失語、収集癖を呈していた。独居。頭部CT:以上から、レビースコア:3、ピックスコア:4、レビー・ピック複合型認知症(LPC)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:7.5/9、改訂長谷川式:21/30、近時記憶4/6と軽度低下していた。認知機能低下にフェルガード100M粒2錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にバイアスピリン100mgを開始、プロルベインDR2Capを勧めた。ビタミンB1、B12、葉酸血中濃度を測定した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:23/30(+2)、近時記憶4/6(+-)と軽度改善、上記周辺症状はすべて消失した。甲状腺正常。一般採血:Fe53,WBC2000,Ferritin30.1以外異常なし。VitB1=21,VitB12=393,葉酸=5.0。ビタミンB1欠乏症(目標値30)、ビタミンB12低下症(目標値500)、葉酸低下症(目標値10)を呈しており、毎日メコバラミン(ビタミンB12)1mg、毎週フォリアミン(葉酸)5mgを開始した。鉄欠乏性貧血にフェロミア100mgを開始した。2か月後、中核症状は改訂長谷川式:25/30(+2)、近時記憶3/6(-1)と更に軽度改善した。

​平成31年2月16日 外来および訪問管理栄養指導 開始​

筆者は2017年5月から低糖質・高タンパク食を開始、体重は12キロ減量、2キロ戻っていますが、10キロ減は維持出来ています。低糖質・高タンパク食を継続しています。小麦粉(麺類およびパン類)と砂糖(甘いお菓子)、米粉(せんべい)の摂取をできる限り減らして(誕生日ケーキは食べます)、胚芽米(東北食糧)は毎食茶碗1杯食べています。完全低糖質は米は夕食のみとされていますが、歴史は浅く、科学的証明には時間がかかり、筆者は胚芽米にして毎食1杯のみ食べるようにしています。毎食、タンパク質と野菜を出来るだけ多く摂るようにしています。食べる順番も野菜>タンパク質>炭水化物の順にしています。

運動は、毎週日曜日にコーチに指導を受けながら3-4名でテニス1時間半をやっています。毎回、テーマを決めて注意することで少しずつ技量を上げることが出来ればと考えています。偶然ですが、テニスが一番延命効果があるスポーツであるという論文発表があり、テニスを選んだことに間違いはなかったと考えています。今は、1週間に1回、60歳になったら週2回、70歳になったら週3回と徐々に増やしていこうと考えています。

2017年10月、脳の栄養失調が認知症を発症および悪化させているという仮説を立てました。1年半前からアルブミン(4未満エネーボ開始/高タンパク食指導)/コレステロール(TCL200以上指導/高脂血症治療薬中止)/中性脂肪(150以上糖質過多/150未満になるように糖質制限/小麦粉と砂糖制限指導)/ビタミンB群(B1/B12/葉酸)/鉄(Fe/TIBC/Ferritin)/亜鉛(食欲低下/体重減少/舌萎縮)/コルチゾール(副腎機能低下症疑う場合)を改善させることで認知機能回復が実践できています。

脳の栄養失調が続いていると脳萎縮が著明で栄養状態が改善しても認知機能回復出来ません。筆者は、認知症患者の初診時血液検査で栄養状態の悪化を発見し、出来るだけ早く改善出来るように栄養指導を進めて来ました。栄養指導の質の向上を図り、きめ細やかさを追求すべく、平成31年2月16日から管理栄養士を雇うことで外来および訪問管理栄養指導を開始します。






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Last updated  Jun 18, 2023 04:18:17 PM
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