『内緒にしてくれる?』

『内緒にしてくれる?』

2006年03月08日
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カテゴリ: その後暦
茜です!

気がつくと日にちが過ぎているなぁ…

今週の月曜日にやっと元の家から私の荷物をすべて運び出し終わりました。
全部終えるまで5~6回かかった気がします。



何から書こうかな…
何から書いたらいいだろう…
何が聞きたいですか?(なんて、聞いちゃったりして)



とりあえず、最後に向こうの家で日記を書いた翌日。


最後だからと猫と一緒に出勤していくのを見届けた後、私はものすごい勢いで荷物をまとめ始めました。

近所の目が気になるので私の母と姉に荷物運びを手伝ってもらおうと思いましたが、結局ふたりだけですることにしました。
後日ちゃんと母と姉に挨拶したいという彼の気持ちもあったし、2月末まで私はまだ鍵を持っていられるという約束を協議書でも交わしていたので「また取りに来ればいいよ」と、とりあえず生活するのに困らないものだけを運ぼうということになりました。


必要最低限のもの…
服・下着・コスメ用品、そして猫とその周辺用具。


彼が来るまでの数時間の間に家の中を走り回ってクリアケースやバッグなどにそれらを詰めました。
必要最低限とはいえ、結構な数の荷物になってしまいました(汗)

なるべく短時間で済ませたかったので、私も彼も急いで部屋と車を移動した。

息を切らして何往復もして運んで………あとは、猫だけになった。



元結婚相手がみつけて、拾ってきた猫。


子供の頃からほとんどずっと猫と暮らしてきた私。

たまたま近所の人が「公園に猫が捨てられているみたいよ」と元結婚相手が聞いてふたりで公園に見に行った。

ちいさな猫が二匹。
可哀相に思った誰かが置いていったであろう粗末な食べ物を食べていた。

見ている私の足になんの恐怖心もなく「にゃ~」と擦り寄ってきた。

当時私はまだ精神科に通っていて安定剤とかを飲んでいた。

翌日「あの猫達どうなったかな…」と私が話すと、元結婚相手は公園へ様子を見に行くといって出て行ったと思ったら二匹とも連れてきてしまった。

「二匹も面倒見れないよ」と言う私に
「世話は俺がやるから大丈夫」
と言った元結婚相手はそれから2ヶ月もしないうちに逮捕されていなくなってしまった。

1匹は家に来た頃からあまり元気がなくて、来てから1週間くらい後に洗濯機の下で死んでいるのを発見した。
あまりのショックに元結婚相手の会社に泣きながら電話をした。
「ふーん…そう」とたいした反応が無かった覚えがある。
(翌日動物霊園へ連れて行きました)

あれから、約6年。

拾ってきたのは元結婚相手ということがあったので、連れていっていいかどうかかなり迷ったけれど…

元結婚相手が逮捕されていなくなっていた間も、
病気でずっと家にいたときも、
…どんなときもずっといてくれたこの猫と離れるなんてどう考えても考えられなかった。


離婚が決まった後、
「たまには猫に会いにこいよ」という元結婚相手に「連れて行くよ」と言ったら驚いていた。
「第一、トイレとかご飯とかの世話できないでしょ」
以前、猫に薬をあげるのを怠り嘘をついたことのある元結婚相手にそう言うと、
「お前がやってるからやってないだけだ」
と答えてきた。
やっぱりこんな人に任せておけない、ここに置いていったら絶対にダメだとそのとき強く思った。



「おいで」
いつも医者に行くときに使っていたキャリーケースなのでちょっと警戒気味。
お気に入りの毛布も、使っていたトイレも、もう彼の車の中へ積んである。
彼が玄関から見守る中…私がトンとお尻を押してあげると、するすると中へ入っていった。

車へ乗り込み、出発。

なるべく短時間で移動できるようにと彼は高速へ乗ってくれたのだが、道中ぎゃあぎゃあと鳴きたいだけ鳴きまくってました(汗)
家猫で、病院以外は外に出たことないから無理も無い…。


アパートへ着いてからはまず、猫のものを並べた。

そしてキャリーケースをあけると、背を低くしてソロソロと出てきた。


それから1日中バタバタと荷物を運び込んだり、いろんな人が出入りしたこともあって…恐ろしかったんだろうな…持っていった私の布団の中にずっともぐりこんで出てこなかった。

最初はウ~ウ~とうなってたのに、しまいには鳴きもしなくなった。

ご飯も食べないし眠らないしトイレもしない。

以前尿が詰まって救急病院へ連れて行ったことがあり、それからはずっと病院食のこの猫。

(このまま死んじゃったらどうしよう………)

連れてきたばっかりに、つらい思いをさせて体にまで異変が出てしまったら…
この猫のためを思ったら連れてくるべきじゃなかったのか…

もし明日明後日までトイレ(尿)が出なかったら元結婚相手のところへ戻そう、と覚悟した。
大事な猫だから、…死なせたくない。生きていて欲しい。

不安なまま、眠りについた。


でも翌日もやっぱり布団から出てこなかった。

いよいよ病院へ連れて行かなければいけないか…と思った頃。

のそのそと布団から出てきたかと思うと、ものすごい勢いでご飯を食べはじめた。
水もちゃんと飲み、少しだけどトイレもしてくれた。

私も彼もホッと胸をなでおろした。私は嬉しくて泣けてきた。


そして。
「(自分に)なついてくれるかなぁ」と心配していた彼にも、今では「遊んで」とお腹を出しておねだりするまでになりました。

仲良くなれるようにと、ご飯をあげたり水を替えてあげたり話しかけたり遊んでくれたり…果ては猫のトイレの掃除まで…彼は本当に努力してくれました。


数日前のこと。

彼が猫のトイレの掃除をしているので私がのぞきにいくと突然動きが止まり、「変わってっ」とスコップを私に差し出しました。
「どしたの?」と聞くと、
「どうもまだ臭いに慣れなくて…」と彼が言った。

自分からすすんで「猫のトイレ掃除しよ~っと」と言って掃除してくれていたのに…相当無理してたんだなあとその時になってわかった。


ベランダの隙間から猫が落ちないようにとラティスを買ってきて取り付けてくれた。
1万5千円位するキャットタワーも、「ここに慣れてくれるなら」と買って取り付けてくれました。

疲れて帰ってきてからも、おもちゃを持ち出して猫と遊ぼうとしてくれたり…


「もし(物件が)みつからなければ最悪(元の家に)置いてくる事も考えるよ」
アパートを探すとき、「ペット(猫)OK」の物件が見つからなくて落ち込んでいるときに泣きながらそう言っていた私のこと、忘れずにいてくれてます。



ちょうどこの日記を書いている最中に宅配便がきました。
猫の名前と飼い主の名前をオーダーで入れてもらえるタグです。
表には猫の名前、裏には彼の苗字とここの電話番号が入っています。

遊んでもらえるので毎日部屋を走り回って運動量が増えたせいか、ご飯もたくさん食べるようになり、筋肉なのか贅肉なのか少し太り始めてきました(汗)
でも、前がやせていたほうだったので今がちょうどいいのかもしれません。


元結婚相手が部屋にいるときはほとんど別の部屋にいたのに、
今は彼と私のいる部屋へわざわざ来てくつろいでいます。

「猫も、大事にしてくれる人のことはわかるのよね」
母が電話でそういってました。
私も、そう思います。


せっかく取り付けたキャットタワーですが、怖がって全く寄り付かず彼は凹んでました…。
なのに、2日前に一段目にやっと自分で飛び乗ってました。
彼は嬉しそうでした。
そんな彼を見て私は嬉しかったです。





他の報告話はまた♪






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最終更新日  2006年03月08日 21時50分16秒
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