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2006.10.03
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今回は、冗句代わりに、排尿器官に関する米ソを通ずる男性の見栄 or 虚勢についての感動的な(?)お話しを、米原万理女史の「魔女の1ダース」からご紹介します。


 さて、秋山豊寛さんが日本人として初めて宇宙空間を訪れてから何年も経ってしまったが、この宇宙飛行士誕生に医療選抜の段階から通訳として関与したわたしは、今度は宇宙空間における排尿というテーマにぶつかった。
 無重力空間では、あらゆる水分は球状の水滴となって、空中を浮遊することになる。自分の、ましてや他人の排泄物とともに空中を遊泳するのはたまらないから、吸引器を排泄箇所に当てがってするようになっている。その当てがう部分が、男性用は筒状になっていて、個人仕様なので予め宇宙飛行士は自己のサイズを申告しておかなくてはならない。それを大体が皆大きめに申告してしまうというのだ。
 宇宙開発産業という分野は軍需産業と直結しているものだから、米ソ冷戦時代は米国、ソ連ともにお互い分厚いベールを何重にも被せて極端な秘密主義をとっていた。ペレストロイカ政策が実施されるようになってからは、この部門における米ソ間の交流も活発になり、かなり細部にいたるまで公開しあうようになった。
 そして、そのときになってはじめて米ソの宇宙関係者はお互いに確認し合ったそうである。ペニスのサイズの申告については、米ソどちらの宇宙船搭乗予定者とも、大きめに申告してきたということを。冷戦時代を通じて、鉄のカーテンの両側でずーっとそうだったのかと思うと、何か震えが止まらなくなるような崇高な感動を覚えるではないか。


「崇高な感動」とはちと大袈裟ですが、これでも男性の端くれとして、思わずニヤリとは致しますな!





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Last updated  2006.10.03 15:38:17
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