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2009.01.27
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カテゴリ: カテゴリ未分類
昨年8月21日、新田次郎氏に関する「あの方は、どれくらいの回数で・・・」で、ご紹介した瀬戸内寂聴師の、毎週日曜日の日経連載「奇縁まんだら」、9月28日は、淡谷のり子女史との対談についてのお話でした。淡谷女史と言えば、本ブログでも、昨年5月31日、「ズロースの女王」( NHK「あの人にあいたい」から ) で採り上げたくらいですから、一方ならぬ関心があり、興味深く読ませて貰いました。

最後の所が傑作なので、長くなりますが、その侭引用させて頂きます。

・・・

「大体、歌手の誇りがないのよ。歌手は舞台に立てば自分を心から女王さまと思わなきゃ、気品が出ないの。恋の歌を歌う時は、自分が世界で一番美女だと信じて歌わなきゃだめなのよ」

 私は真赤に塗られた唇から飛び出す本音のことばの率直さに圧倒されて、思わず膝( ひざ )を乗り出していた。

「それなのにね、今売れてるXXなんか、舞台衣装のドレスの下に父ちゃんのトトパッチを穿( は )いてるのよ。ホントよ。あたし、楽屋でそれを穿いてるの、この目で見たんだから」

 XXと呼び捨てにされたその頃とみに人気の出ていた、美人としても定評のある歌謡曲の歌手をこてんぱんにこきおろす。

「歌手は舞台を降りてる実生活でも、自分を芸術家だという意識を一刻も忘れてはいけないのよ。芸術家として品位を保つためには、四六時ちゅう、上品な気構えと、床しい生活習慣を崩してはならないの。
 それなのにXXは、楽屋で父ちゃんとふたりで、家から持ってきた弁当を、背中をまるめてボソボソ食べるのよ。弁当のお菜は何と、沢庵なの! 沢庵食べた臭い口で、恋の歌を歌うのよ。そんなこと許せると思う?


 私はとうとう笑いだしてしまった。アイシャドウの青い目ぶたをひくひくさせて怒っている淡谷さんの顔が、何だか子供じみて可愛らしくさえ見えてくる。

 ・・・

 歌手の心構えが足りないと怒っているだけなのだ。

「そもそも、格好いい男前や、若い男ならいざ知らず、生活やつれしたボソボソした亭主を、楽屋につれてくるなんて心構えがだめなの。ホント頭にくるわ」

「あの、淡谷先生の舞台衣装の下着は何をおつけになるんですか」

「もちろん、何もはきません! 
 ズロースの線なんかドレスにつくようなみっともないことできますか。あたしのドレスはバイヤス仕立てで、体にぴったりくっついていますからね。服の下はスッポンポンよ」

 恐れ入りました。


ウーン、このお話、淡谷女史がもう一寸魅力的な美女なら、もっと迫力があり、ドキンと来るんだけどなあ。でも、女史のこのご意見を誰とは言いませんが、若い美人歌手には是非実践して貰いたいものですよね。

だって、そうじゃありませんか、TVで歌っている美人歌手が下に何も着けていず、スッポンポンだと思えば、かすんだ老眼をカッと見開き、画面に釘付けになりますもの・・・。
あ~あ、「三つ子の魂百まで」、幾つになってもバカなことを・・・。



(Edelstoffさん)
さすがズロースの女王! 始めから穿かないんですから・・・。
もしこれで、舞台で踊りまくる若い歌手がすっぽんぽんだったら、映倫が目くじら立てて、べたを塗り捲るので、かえって画面が見づらくなるのでは?

ちなみに、野口五郎だったか、郷ひろみだったか、本番の真っ最中にズポンのお尻が破れ、ずっと前を向いたままで歌って踊ったそうですが、ステージの後ろが鏡になっていて、観客はpanchiraに気をとられ、歌を聞くどころではなかったとか。

また、別のイギリスのロック歌手は、ノーパンで穿いたジーパンが本番で破け、ファンにfurichinサービスをしたとか。


Edelstoffさん
残念ながら、愚生、そうした有名人に関する眼福に与ったことはありません。

唯一、人事部の陰謀(?)で、女子社員の制服が超ミニであったことの余禄を何度か頂いたことくらいでしょうか・・・。

(一本杉仙一さん)
思いだした・・・。
もう30年近く前のこと、クレーム処理でお客様を訪ねるため初めて花巻空港に降り立ちました。
バスでターミナルへと言うので乗り込むと超満員。エアコンなしの古いバスでした。
大きなカバンを持っていたので周りに迷惑にならないか困っていると、座っている女性が「あんた、持ってあげなさい」と隣座席の男に言いました。さらに立っていたご婦人に対して「狭いけれどお掛けなさい」と席をぎゅうぎゅう詰めます。
どっかで見た人だな、「アッ、淡谷のり子だ」と気付きました。座ったご婦人とごく自然に世間話をしています。例の鼻にかかった甘い声です。
ターミナルに着くと男に「最後でいいの、急がないのだから」と言い、ゆっくり降りました。
「ウン、何だか気持ちが晴れたな」と落ち込みかけていた気分がいっきに変わったことがありました。

(偏屈老人)
一本杉仙一さん
昔は、筋を通すべきところはきちんと筋を通すものの、芯は優しいという方がおられましたね。

淡谷女史に関するよいお話を有難うございました。





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Last updated  2009.02.04 04:27:13
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