偏屈老人独言

偏屈老人独言

PR

×

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

偏屈老人

偏屈老人

Calendar

Favorite Blog

まだ登録されていません

Comments

聖書預言@ Re:殺人(冗句・その2336)(01/24) 神の御子イエス・キリストを信じる者は永…
aki@ Re:一番悲しむのは誰(冗句)(01/16) この様な書込大変失礼致します。日本も当…
文化の日剣の舞に分化知る@ 自然数の本性 ≪…「目が四角になる」・≫の[四角]に、 …
jiyma21 @ Re:替え歌「泳げたいやきくん」(冗句・その1629)(06/13) はじめまして。久しぶりに笑いました。 完…
Edelstoff@ 迷走するだけでも・・・ はた迷惑なのに、暴走するから困るんです・…

Freepage List

2010.06.06
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
映画「ローズ家の戦争」ならぬ藤原家の戦争( 夫婦喧嘩 )のお話です。出典は、お茶の水女子大学名誉教授藤原正彦氏の対談集「日本人の矜持」で、その中の最後、作家阿川弘之氏との対談「たかが経済といえる文化立国を」の、そのまた最後の部分です。


阿川 ・・・。それより、新田さんと藤原ていさんは息子の正彦少年のことで意見がわかれてよく喧嘩していたみたいだけど、藤原さんと奥さんはどうなんですか。

藤原 激しいですよ。年に二回ぐらい、離婚寸前になります( 笑 )。そのたびに私は、もう二度としませんと誓約書を書かされるんです。実印もつかされますからえらいことです。

阿川 アッハッハ。

藤原 父と母の喧嘩は、最後は母の暴力です( 笑 )。母が箸を投げつけると、父はさーっと二階に逃げていきました。
 父は常々、卑怯な真似はするなと言って、弱いものいじめを見つけたら身を挺してでも助けろというわけです。それで私が、貧しい家の子をいじめていた市会議員の息子を引きずり倒して殴ったことを報告したら、父が喜びましてね。あんなに褒められたことは一生に一度だけでした( 笑 )。
 ただ、母はそんなことしたら内申書が悪くなるとか、怪我でもさせて菓子折りを持って謝りに行くのは二度とごめんだとか言う。父の理想主義と母の現実主義とが私の頭の上でいつも衝突していたんです。そのうち口喧嘩ですまなくなると、箸が飛ぶんですね。

阿川 新田さんは怒ったりしないの?

藤原 だって怒ったら何を言われるかわかってますから。「子供三人を満州から連れ帰ったのは誰だ!」となる。父は満州国中央観象台の課長だったのですが、新京駅を発( た )ち南に逃げる時、まだ課員が残っている以上自分だけ家族と一緒に逃げるわけにはいかないと、「私」より「公」を優先したわけです。父にはやはり武士道精神がありますから。母のほうは、一年間、北朝鮮で乞食のような生活をし、命からがら三十八度線を突破したのですから、「子供三人を生かして連れて帰ったのは誰だ!」となる。勝ち目はないから、父はすぐ二階に逃げていく。



藤原 そうなんですね。女房のほうは、十世紀の村上天皇の第六皇子から男系でずっと来ているんです。おまけに途中で北畠親房( きたばたけちかふさ )が出てきたりしている。

阿川 それはいけませんね( 笑 )。

藤原 喧嘩になると、「あんたなんて、ほんとは私と一緒に食事できる柄じゃにのよ。土間で食べなさい」って言われちゃうんですよ( 笑 )。自分の結婚を「降嫁」だと生意気なことさえ言う。阿川家のように大日本帝国ならいいんですけど。

阿川 もうこの頃は、うちも大日本帝国が通用しなくなったよ( 笑 )。

藤原 たしか山本五十六( いそろく )さんの奥さんは会津の人でしたよね。私の女房も会津なんです。

阿川 会津と村上天皇なんですか。

藤原 父方が村上天皇で、おばあちゃんが会津なんですね。会津の女って手強いですから、山本五十六さんも気の毒です( 笑 )。だって戊辰( ぼしん )戦争で会津女は次々に自決したほどです。女房が自決してくれれば私も晴れて幸せな再婚ができるのですが( 笑 )。

阿川 山本さんの親友たちは「山本が日本一なのに夫人はそれより強いんだから、あれがほんとの日本一」と言ってたそうです( 笑 )。非常にしっかりした方だったらしい。

藤原 私が昔、武士道精神が重要だなんて言っていたときは、女房は「何言ってるのよ、時代錯誤もいいとこよ」と言っていたんです。ところが、七、八年前に初めて先祖の地である会津に連れて行ったら、すっかり会津狂いになってしまいましてね。最近では、私が武士道精神とか言うと、「何よ、会津の血も引かないくせに」と、ひどい会津中華思想で、参ってしまいます( 笑 )。

阿川 夫婦喧嘩すると子供が優秀になるという数学上の定理があるのかもしれないね( 笑 )。


これを読んでの感想の第一は、奥様のおられぬ所でこれだけ奥様のことを貶( けな )すのは、藤原先生が何よりも大切にされる卑怯なことをしないという武士道精神に悖( もと )るのではないかということです。奥様にもきちんと悪口、反論の機会を与えませんと不公平の感がありますよね。



亡妻とベタベタで、全く夫婦喧嘩をしなかった我が家の子供たちには、阿川先生のお説では?が付くことになりましょうか。


本編へのコメントです。
(Edelstoffさん)
この手のお家自慢は、傍で見ている分には面白いですが、血筋以外自慢できるものがない、という中身のなさの裏返しと思われますから、ほどほどにされた方がよろしいのでは・・?

(偏屈老人)


我が家の家系も、戦国時代初期まで遡れますが、それとても自慢するほどのものではありません。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2010.06.08 04:06:47
コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: