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2010.08.26
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カテゴリ: カテゴリ未分類
ホームレスの宗男が、ホテルに泊まった。

といって、服装がそう悪くなかったので、ホテルの方もホームレスだと気付かなかった。

四日目に、ホテルオーナーの一郎が、宿泊代を請求した。

「いや、一銭も持っていません。私は、ホームレスです。
 逆さにして振っても、硬貨一つもありません。
 とにかく、ホテルの食事も飛び切り美味しくて、至極快適だったので、
 この四日間全く働かなかったんですよ。
 だから、収入ゼロだったんです」
宗男は、全く悪びれていなかった。


オーナーの一郎が、憤然として叫んだ。

「いや、その必要はありませんよ。
 私がこれから町を廻って施しを貰ってきますから、それくらいのお金は直ぐに出来ますよ。
 一寸だけ、ここで待っていて下さい」
「そんな、うまいことを言って、そのまま逃げる積もりなんだろう!
 そうは、させないぞ!」

「それだったら、私と一緒に廻ったら、如何ですか?」
「まさか! そんな恥ずかしいことが出来るもんか!」

「それだったら、こうしましょう!」
ホームレスの宗男が、目を輝かして叫んだ。

「私と一緒に物乞いをして廻るのが、そんなに恥ずかしいのなら、

 代わりに、私がここで待っていますから!」





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Last updated  2010.08.26 05:09:37
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