偏屈老人独言

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2012.01.05
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カテゴリ: カテゴリ未分類
( 江戸時代の小咄です。)

ある所に、貧しいために、酒を買う金がないと、いつも妻にこぼしてばかりいる男がいた。

この男の妻は、夫を深く愛していたので、町へ出掛けていって、自分の髪を半分切ると、それを鬘( かつら )屋に二十四文で売った。

その金で、酒屋で酒を買ってきて、夫のもとに戻った。

夫は大喜びして、
「どうやって、金を手に入れた?」
と、訊ねた。

妻が髪を売って酒を買った、と言うと、
「おっ! そこまでしてくれたのか!」


両目からはたちまち涙が溢れて、頬をさかんに濡らした。

そして、酒壺から、一杯、二杯、三杯、四杯と汲んでは、うまそうに飲んだ。

やがて、壺が空になった。

男は、いとおしそうに妻を眺めて言った。
「頭にあと半分、酒が残っているぞ!」


本編へのコメントです。
(Edelstoffさん)
この場合、残っている髪を完全に剃って三下り半を突きつけ、尼寺にでも入った方が、
まだましかも・・。この男、私の夫でなくてよかったですね。
私だったら彼に保険金をかけて、あの世に行ってもらい、ついでに臓器提供ビジネスで稼がせてもらいます。

(偏屈老人)


まあ、こんな男でも、他人には分からぬ何か魅力があるのでしょうね。

(ミンキエッティさん)
酒飲みの風上に置け・・。

この場合は私もEdelさんに一票。
奴の肝臓は私が欲しい、Edelさんどうでしょ?


ミンキエッティさん

別に、この男の肩を持つ訳ではありませんが、この女房、元々は比丘尼( 尼の姿をした下級娼婦 )だったのを男に拾い上げられたのかも知れませんよ。

(ミンキエッティさん)
手の込んだこわい話なんだなぁ。

(偏屈老人)
ミンキエッティさん

フッフッフ、お話はこれくらい作りませんと・・。








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Last updated  2012.01.05 18:58:28
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