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米子沢を10月13日に遡行した。この沢の人気はかなり高い。おそらくコンパクトにあらゆる沢の条件が揃っており難所もないことや突き上げた先に巻機山があることなどが理由であろう。 現地に向かった12日土曜日は寒気の影響によって一日中雨が降っていた。翌日の回復を期待して桜坂駐車場にて仮眠したが夜半になっても雨脚は強かった。明け方5時前に起きると雨はかろうじて止んでいた。天気は回復に向かっているので出発準備をする。 ネットの遡行記録を参考にして堰堤を避けて入渓する。最後の堰堤は真ん中が開けてある。防災の構造上の工夫であろう。昨日の雨のため沢には最初から水流がある。ゴーロ歩きを15分程で終わり水量が増えだしたところで装備の着用を済ませた。水量は多めで水は少し濁っていたが、沢の景観は明るくナメ滝が多いことから岩盤がこの沢の下に広がっていることが読み取れた。大滝を含む多くの適度なスケールの滝がゴルジュを形成している箇所もある。これらがすべてよじ登って行けるとあって魅力満載といったところである。大滝だけは直登を避け遡行図に従って高捲いたが、それ以外はすべて直登可能であった。大滝を登っている記録もある。 遡行途中でヘリが頭上を飛びまわり時折高度を下げて沢を偵察していた。遭難だろうかと話し合ったが、後からやってきた4人パーティの情報では、駐車場で警察から10日に遭難事故があったことを聞かされたと伝えてくれた。帰ってからネットで検索すると遭難したのは斎藤茂勝という方で、その息子の齋藤ヤスカさんがネット上で捜索費用の募金活動を呼びかけたことに対してネットが炎上しているという内容であった。よく知らないが、齋藤ヤスカさんは『轟轟戦隊ボウケンジャー』のブラック役などで活躍している特撮俳優であるとのこと。 どうして彼の父親が単独で米子沢に入ったのか理由は分からないが、沢の中で遭難した場合、捜索と救助は困難を極めることが多く捜索費用もかさむ。今回も単独者に出会った。沢の難度にもよるが単独は避けた方がよい。林道入口に米子沢の遭難事故についての啓発看板が立てられていた。もちろんパーティでも事故を起こしてはならない。地元にとって大変迷惑なことであることを心して置かなければならない。 すべての写真を見る⇒クリックして下さい 思考の交差点 オールマウンテンクラブ
2013.10.15
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サント・ヴィクトワール山はエクス・アン・プロヴァンス(Aix-en-Provence)の東側20kmに位置する石灰岩の山である。標高は1011m、東西の長さは約12kmに及ぶ。今夏、南フランスのプロヴァンス地方を訪れ、8月19日に山頂までのハイキングを楽しんだ ところで、ポール・セザンヌ(Paul Cézanne)はサント・ヴィクトワール山を画材とした多くの作品(44点の油画と43点の水彩画)を残している。セザンヌは少年時代から友達と一緒によくサント・ヴィクトワール山に登っていたことからセザンヌにとってサント・ヴィクトワール山は子供時代の思い出、ふるさととして強烈な印象を与えたものであった。 子供ころの印象に残った心像を形あるものに表現することは大きい意味がある。いずれ時間と共に形は失われていく。個人にとって何も残さずに死んでしまえばその心像も残らない。セザンヌに限らずプロバンスを愛した多くの人にとってサント・ヴィクトワール山を画材にした多くの作品が残されたことは幸せなことである。 夏場は山火事防止のため立ち入りが禁止されているトレイルもある。左写真は北西側のダムからの登山路を禁止するための目印。頂上手前には13世紀に建てられた修道院があり井戸用ポンプと宿泊小屋があった。ここから見るプロバンスと岩壁の眺めが素晴らしい。 山頂にあるプロヴァンスの十字架(La Croix de Provence) 標高946mこちらの報告もご覧下さい⇒ 思考の交差点
2014.09.17
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