R わたしのブログ 徒然日記 山歩き

2010.01.17
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 今シーズンのスキー場の積雪は豊富である。暖冬予想に反して寒い日が続いている。この度130cmのミニスキーを購入したので、この調整のために、久しぶりに鹿島槍スキー場を訪れた。

 天候はよかったが肝心の鹿島槍ケ岳はガスに覆われ鮮明な姿を見ることができなかった。しかし南西に穂高連峰、眼下に青木湖が望まれ、東に戸隠連峰、志賀高原、遠く浅間山まで見渡すことができ満足した。

 ところで鹿島槍スキー場は大町市から近く、以前は、鹿島槍、青木湖、さのさかの3つのスキー場が協力し合って、サンアルピナスキー場として賑わっていた。しかし、今のサンアルピナは、青木湖スキー場が閉鎖に追い込まれたため、単独営業となっている。以前は青木湖を眼下にダウンヒルを楽しめたが、今は滑ることができず残念である。帰りに麓の民宿を訪れたが、すっかり寂れている印象を受けた。

 スキー全盛期の二十数年前、大阪駅はあふれんばかりのスキー客で混雑し、スキーツアーバスが何台も出た。スキーキャリーバックを引きずり、板を担いだスキー客をあちこちで見かけた。高速道路のサービスエリアでは、一体どれが自分のバスなのか迷うほどであった。こうした光景も今はまったく見かけなくなった。これも時代の流れなのであろう。

 同じようなことが山の世界でもあった。今は中高年登山ブームであるが、1950年代~70年代にかけて登山ブームにわいた。特に社会人山岳会や職域山岳会が大活躍した。高度経済成長がその背景あり、希望や期待を胸に週末やお盆、年末年始には、大きいキスリングを担いだ”山や”で、大阪駅は賑わった。

 さて、このような時代の流れを思い返して見ると、オールマウンテンクラブのホームページのエッセイにも書いたことであるが、時代に翻弄され、自分の意思とは違った無念の死を遂げた若い命が沢山あったのではないだろうか。登山中の「しごき」や「強いものが生き残ればよい」といった考え方がなかったであろうか。個人の意思とは無関係に山岳会の方針により、厳しさを冷静に見つめる時間的余裕を持てないまま山に猪突猛進して行ったのではないだろうか。無知蒙昧なリーダーの判断ミスによって殺された命はなかったと果たして言えるのであろうか。形を変えたにしろ、今の中高年登山ブームの中でも、このようなことが起こっていないとは言えない。流行(ブーム)の中に潜む危険性を冷静に見つめ直すことが常に必要であると思う。

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最終更新日  2010.01.19 09:31:35
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