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みなさん、こんにちは。
アメリカのアリゾナ州でテスト走行をしていたUber社の自動運転試験車が、自転車を押して道路を横断していた女性をはね、死亡させてしまうという事故が起こりました。詳細な状況がわからなかったので、コメントは差し控えていたのですが、 車載カメラの映像が警察によって公開されました
ので、コメントしたいと思います。
まずは、映像を観て下さい。 被害者の足らしきものが見えてから衝突するまで、2秒かかっていません。走行速度が60km/hだったとすると、0.85Gで減速して2秒フルに使って止まれる速度ですが、SUVのオールシーズンタイヤでは、0.8G出るものかどうか。
これでは、自動運転であるか否かにかかわらず、止まれませんよね。自動運転でも運転支援でも、検知精度や制御には限界がありますし、そもそもクルマには、物理的な回避限界があります。それを越えた状況では、間違いなく事故は起こります。
ただし、明るさに左右されないミリ波レーダーやLiDERで捕捉できてもおかしくないタイミングではないか?との疑念は残ります。歩行者や自転車を誤作動なく検出するには、まだ光学式カメラとデータフュージョンしなければならないのかも知れません。
では、今回のような事故は今後も避けられないのか? といえば、恐らく現状の技術を使うだけで、避けられるのではないかと思います。その「技術」とは、 LEDアレイ式のハイビームコントロールシステム
です。この装置を使用すれば、常時ハイビーム走行していても、対向車や先行車の幻惑は避けられますから、暗闇にいる歩行者や自転車の早期発見が可能になります。ライトが照射されれば、ドライバーも気づきますし、光学式カメラでも検出できますから、自動運転か否かに関わらず、安全性は大きく向上するでしょう。自動運転以前に、こういう装置を義務づけするべきですね。
現状でも、このような装置が付いているクルマはありますが、その多くはドライバーがスイッチ操作でハイビーム+自動制御を選択しないと作動しないようになっています。しかし、いずれ制御が高度化して、ロー/ハイの切り替えさえしなくて良いレベルに達するのではないかと思います。というより、自動運転車両ならば、むしろそれくらいできて当たり前でしょう。さらに、赤外線暗視カメラと画像処理装置を付けておけば、可視光線のヘッドランプより安全性は向上すると思います。
最後にひとつ。自転車を利用されるみなさん、無灯火走行は絶対にやめて下さいね。この事故も、せめて自転車がライトを点けていれば、違った結果になっていたはずですので。