葵屋まろん道 ~本通り~
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それはキミが、透き通る光に指を絡ませて呼び寄せた月夜。雪のように降りそそぐ白の中、深い闇に眠った記憶を呼びさました僕は…気がつけば彼女の家の前にいたんだ。月夜が見せる幻なのはわかっていた。だけど目が離せなかった。2年前の僕と彼女の姿がそこにあった。互いに返せない背中。離れてもなお絡み合う視線。まるで糸を引くようにふたりの気持ちが一筋の光を残して…はじけて消えた。想いは消えても、あの時間は消えない。消えてくれない。嬉しいような悲しい気持ち。今でも自分の底に眠る気持ち。最後に見た君は幸せそうに見えたけれど…どこかでこんな気持ちを抱えたのかな?そんなふうに思ったら、心がこぼれそうになったよ。一夜だけの逢瀬にさよなら。頑張れ、2年前の僕たち。きっと君たちは幸せになれるよ。
October 18, 2004
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