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2020.05.16
テーマ： 学童保育について(312)
カテゴリ： カテゴリ未分類
園庭に逃げた子供たちを追って
わたしは栗ケ丘保育園の園庭に飛び出した。
先ほど 年長組担任：末長の後をついていった数人の子どもたちが・・
給食の準備そこそこに 先生から離れ ベランダの方に集まってきた。。
それを見た末長先生・・ 配膳を他の先生に任せると
スタスタと ベランダに集まる子どもたちの傍に走り寄り
『ほら！なにしてるの 給食食べないの？』
『先生の言う事きかない子は・・ いいですよ
ハっちゃんたちみたいに園庭であそんで来なさい！』
そう子どもたちの背中を押して ベランダ側の窓を閉めようとする。
ムッとして自分たちをみる先生に 慌てて部屋に引っ込む子どもたち・・。
私は
必死で走った。
まー そこは言っても５歳児のスピード
大人の足にかなうわけはあるまいと
ちょっと鏡越し姿勢で 彼らをおっ飛ばしたら
ポチャッとした体型の 壬生くんを捕まえる事ができた。
『だれぇ？ 井川くんのおとーちゃん？』
きょとんとした表情で私を見つめる彼・・
私の肩に自分の全身を預け
しげしげと顔を点検する彼。。
肩越しに バクンバクン 心臓が高鳴ってるのが聞こえる。。
あんまり自分の顔を私に密着させる彼に
私は 思わず プッと噴き出してしまった。。
それを見た彼、緊張した表情が ふわっととれて
可愛い笑顔を私に返してくれた。
「ううん 先生は 井川君のお父さんでは無いよ」
私が そのポチャッとした体型の子と喋ってたら。。
逃げ回ってた２人の男の子も 私たちの方に駆け寄ってきた。
『え？じゃ、だれー？』
初対面だというのに・・
園庭にしゃがみながら 壬生君と話をする私の肩や首周りに
いつの間にか ２人の男の子が密着して
汗いっぱいの手で 私の頬っぺたやら 腕やら触りながら 色んな質問をしてきた。
※子供は初めての大人を 動物的な感覚で確認する・・
特に匂い。。
これは学童の子どもたちもそうだったけど。。
相手がどんなやつか？確認するのに 子どもたちは触ったり嗅いだりして
自分と大人の違いを知っていくんだね。
トイレの匂いひとつにしても
自分の匂い(自分の家族や自宅の匂い)と違うと感じると
そこで用は足せないって拒否したり・・
自分の知ってる匂いに近づけようと マーキング (わざと自分のおしっこかけたり排泄したものを流さずに個室を出たり)する。
『ねーねー
ぐーって うでに ちからいれてみてー』
ものの数分で 私はいたずらっ子と仲良くなった(笑)
子供たちがねだるので 腕に力入れて筋肉みせると
『すげぇー
ねぇーねぇ ホクトくん、こいつすげぇーよ！
かめんライダーみてぇー！』
そう言って 先に私の腕にぶら下がった男の子が もうひとりを呼ぶ。
私は 〝こいつ” 呼ばわりした男の子の頬っぺたを両手で挟みながら
「だれがぁ～ こいつだってぇ～？」
そう笑いながら やったら その子 ゲラゲラ笑いながら
私から逃げる。
そうすると 他の子も あっかんべーっ って
とんでもなく変なお顔を 私にみせて
園庭のあちこちを 走り回る・・・・。
結局のとこ この子ら
私と遊びたいんだな。。。って(;^ω^)
１５分くらい？ その子たちと付き合って・・
クラスに戻した。
すでに給食を片付け始めてた末長先生・・
部屋に戻った３人をもう一人の先生にあずけ
私を廊下側に呼んだ。
神経質そうな表情をしながら彼女は こんなことを私に言った。
「勝手な事なさらないで下さい！
このクラスの担任は私なんですよ？
部外者のあなたが 私の言う事を無視して園庭に出た３人と仲良くしたら・・他の子の心も乱れます」
確かに・・私はこの先生が前もって作ったであろう保育スケジュールを無視して 彼らに付き合ってしまった。。そのことは謝るが。。
でも あなたが彼らに・・自分のクラスの子どもたちにとった行動は
果たして正しいものだったんですか？
わずか１時間ほどの初日の栗ケ丘保育園見学だったけど・・
私は この末長先生の言葉が すごく悲しく心に響き。。
居ても立っても居れずに
かつての戦友？ 信田育子園長に全てをお話することにした。
～つづく～
わたしは栗ケ丘保育園の園庭に飛び出した。
先ほど 年長組担任：末長の後をついていった数人の子どもたちが・・
給食の準備そこそこに 先生から離れ ベランダの方に集まってきた。。
それを見た末長先生・・ 配膳を他の先生に任せると
スタスタと ベランダに集まる子どもたちの傍に走り寄り
『ほら！なにしてるの 給食食べないの？』
『先生の言う事きかない子は・・ いいですよ
ハっちゃんたちみたいに園庭であそんで来なさい！』
そう子どもたちの背中を押して ベランダ側の窓を閉めようとする。
ムッとして自分たちをみる先生に 慌てて部屋に引っ込む子どもたち・・。
私は
必死で走った。
まー そこは言っても５歳児のスピード
大人の足にかなうわけはあるまいと
ちょっと鏡越し姿勢で 彼らをおっ飛ばしたら
ポチャッとした体型の 壬生くんを捕まえる事ができた。
『だれぇ？ 井川くんのおとーちゃん？』
きょとんとした表情で私を見つめる彼・・
私の肩に自分の全身を預け
しげしげと顔を点検する彼。。
肩越しに バクンバクン 心臓が高鳴ってるのが聞こえる。。
あんまり自分の顔を私に密着させる彼に
私は 思わず プッと噴き出してしまった。。
それを見た彼、緊張した表情が ふわっととれて
可愛い笑顔を私に返してくれた。
「ううん 先生は 井川君のお父さんでは無いよ」
私が そのポチャッとした体型の子と喋ってたら。。
逃げ回ってた２人の男の子も 私たちの方に駆け寄ってきた。
『え？じゃ、だれー？』
初対面だというのに・・
園庭にしゃがみながら 壬生君と話をする私の肩や首周りに
いつの間にか ２人の男の子が密着して
汗いっぱいの手で 私の頬っぺたやら 腕やら触りながら 色んな質問をしてきた。
※子供は初めての大人を 動物的な感覚で確認する・・
特に匂い。。
これは学童の子どもたちもそうだったけど。。
相手がどんなやつか？確認するのに 子どもたちは触ったり嗅いだりして
自分と大人の違いを知っていくんだね。
トイレの匂いひとつにしても
自分の匂い(自分の家族や自宅の匂い)と違うと感じると
そこで用は足せないって拒否したり・・
自分の知ってる匂いに近づけようと マーキング (わざと自分のおしっこかけたり排泄したものを流さずに個室を出たり)する。
『ねーねー
ぐーって うでに ちからいれてみてー』
ものの数分で 私はいたずらっ子と仲良くなった(笑)
子供たちがねだるので 腕に力入れて筋肉みせると
『すげぇー
ねぇーねぇ ホクトくん、こいつすげぇーよ！
かめんライダーみてぇー！』
そう言って 先に私の腕にぶら下がった男の子が もうひとりを呼ぶ。
私は 〝こいつ” 呼ばわりした男の子の頬っぺたを両手で挟みながら
「だれがぁ～ こいつだってぇ～？」
そう笑いながら やったら その子 ゲラゲラ笑いながら
私から逃げる。
そうすると 他の子も あっかんべーっ って
とんでもなく変なお顔を 私にみせて
園庭のあちこちを 走り回る・・・・。
結局のとこ この子ら
私と遊びたいんだな。。。って(;^ω^)
１５分くらい？ その子たちと付き合って・・
クラスに戻した。
すでに給食を片付け始めてた末長先生・・
部屋に戻った３人をもう一人の先生にあずけ
私を廊下側に呼んだ。
神経質そうな表情をしながら彼女は こんなことを私に言った。
「勝手な事なさらないで下さい！
このクラスの担任は私なんですよ？
部外者のあなたが 私の言う事を無視して園庭に出た３人と仲良くしたら・・他の子の心も乱れます」
確かに・・私はこの先生が前もって作ったであろう保育スケジュールを無視して 彼らに付き合ってしまった。。そのことは謝るが。。
でも あなたが彼らに・・自分のクラスの子どもたちにとった行動は
果たして正しいものだったんですか？
わずか１時間ほどの初日の栗ケ丘保育園見学だったけど・・
私は この末長先生の言葉が すごく悲しく心に響き。。
居ても立っても居れずに
かつての戦友？ 信田育子園長に全てをお話することにした。
～つづく～
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Last updated
2020.05.16 03:19:53
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