セミリアイア「晩年」日記

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2019.12.17
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カテゴリ: 随想
大分前に、こんなタイトルで随想の連載を、と思っていたら、「1」「2」を書いてから、コロッと忘れていた。まあ、よくあることだ。

もちろん、現行学習指導要領のことなのだが、自分としては、この歳になって「生きる力」って言われてもねえ、とも思う。

名実ともに高齢者の仲間入りをした自分にとって「生きる」とは何か大きな目標に向かって努力を継続することではない。そういうことはもうできないから老人なのだ。目標を何かしら持ったとしても、その実現までの生はまったく保証されていない。例えば、今から受験勉強して、東大にでも入って・・・卒業するころには70歳だ。どこも雇ってくれない。第一、そんな体力も知力もない。

持てるとしたら、小さな小さな目標でしかない。来年も、今より少しだけ質のいい仕事をするとか、妻と少し長い旅行に行くとか、せめて今年よりもちょっといい点数を出すとか・・・

その小さな目標すら、健康でないと達成できない。だから、健康には気をつかう。もちろんある程度のお金もないと達成できない。だから、小さな資産と収入だが、それはちゃんと管理する。

つまり、生きる力とは、自分の歳では、「死なないようにする力」、「健康でいる力」、「何とか生活を維持する力」のことである。

そのために一番必要なのは「リスクマネジメント」の力だ。医療保険の見直しをしてから、1年ちょっとでモルト型リンパ腫が見つかり、入院、放射線治療のための通院、寛解、その後の検査通院など、病院には結構な治療費等を払っているが、すべて保険でカバーできている。しかも、一般医療保険、がん保険とも終身、保険料が無料となり、同じ保障が続く。癌にならないに越したことはないが、もしこの保険に入っていなければ、100万くらいの持ち出しだったろう。結構な額だ。しかも、どの保険にも入れない。

今の時点では、保険のおかげで、少し収支はプラス(というのも変な言い方だが)になっている。この前も、放射線科の診察があったが、「ちょっとお小遣い稼いでくる」と冗談を言って、行ってきた。検査結果の問題はまったくない。

年金も遅れてもらうようにすると増えるということは分かっていたが、増やすと税金等も増える。いろいろと考えて、65歳の支給を申請した。来年度4月からは、職域加算部分もきちんともらえるように、仕事を非常勤とした。



生きる力とは、自分たちにとっては「当面を生きる力」である。まあ、なるべく長く介護の世話にならず、子どもたちにも心配をかけず、自力で楽しく来年を迎えるというのが、今のささやかな目標だ。





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最終更新日  2019.12.17 06:55:18


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