セミリアイア「晩年」日記

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2020.03.13
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カテゴリ: 随想
歳を取ると、睡眠時間は短くなる、と二、三日前の新聞記事で読んだ。記事では、9時ころ寝ても夜中や、朝早すぎる時間に目が覚めてしまうのは高齢者には普通のことだから、就寝時間を調整して、朝は一定の時間に目が覚めるようにするなど、いろいろとアドバイスが書いてあったが、余計なお世話だと思った。

自分の場合は、大体9時台から10時台に就寝し、3~4時台に目覚めるというのが普通だ。起きるのが早すぎるとは思わない。暇なので、ここに雑文を書くのが日課になっている。これが夏になると、風のない5時ころには射場に立っているのだ。

管理職になってから、睡眠導入剤が欠かせなくなった。週刊誌などでは、「飲んではいけない薬」という特集が時々あり、睡眠剤も常連のようにやり玉に挙げられているのだが、これもあまり気にしない。かかりつけ医が出してくれる、ごく弱いもので、それに合わせてグリナという睡眠補助の医薬部外品を飲んでいる。その医者自身のやり方を教えてもらった。飲んで30分すると床に入り、ほぼ10分以内に寝る。海外ドラマを見ながら、というのがいつものことで、必ず一話分50分のオフタイマーにしておく。目をつぶり、リスニングしながら、そのうち眠る。後から改めてドラマを見ると、リスニングは支離滅裂で、全然違うストーリーを作っていることが多い。まあ、一種の夢なのだろう。そもそも、英文は何とか読めても、リスニング能力は格段に低いのだ。

大体5時間くらいは眠り続け、その後にもう一眠りというのが普通のパターンで、寝不足感はほぼ毎日ある。できれば、あと1時間眠りたいが、その分は昼寝だな、と思うようになった。

実際、昼寝も2日に1回くらいはする。昼寝というより、夕寝に近い。3時か4時くらいにエネルギーが切れる感じになり、ベッドに入るとすぐに眠る。30分から1時間くらい。

ところで、昔、息子がミニウサギをペットにしていたことがあった。「ボクが一生面倒見るから」という約束だったが、その「ボク」はさっさと東京の大学に行ってしまい、後に残されたウサギの面倒は、結局自分たち夫婦が見ていた。レタスが主食だったラビ(安易な命名だ)は、一玉400円の時にも一日一玉きっちりと食べ、どこがミニなのか分からないくらい肥え太り、ウサギのくせに跳べなくなった。ドスン、ドスンと落下する。そのラビが段々老い衰えていく時に、一つ跳んでは、一眠りというふうになっていった。ふっと気づいて跳ぶ、というよりよたよた歩くのだが、またすぐ眠ってしまう。

自分の睡眠も、段々それに近づいてきたような気もするが、それは仕方のないことなのだろう。





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最終更新日  2020.03.13 05:59:14


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