セミリアイア「晩年」日記

セミリアイア「晩年」日記

PR

×

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

q蔵

q蔵

カレンダー

お気に入りブログ

まだ登録されていません

コメント新着

コメントに書き込みはありません。

フリーページ

2021.01.15
XML
カテゴリ: 時評


科学と宗教の類似性を論じた池内了の【文章2】が面白かった。

池内によれば、科学と宗教は思いのほか類似性がある。一つは、絶対者ーその代理としての専門家ー一般大衆という三段階のカースト構造があることだ。そして物言わぬ神や科学的真理の代弁者としての専門家が、実際以上の権力を手にすることである。

「緊急事態宣言」も一応専門家の集団である「分科会」という諮問機関の意見を汲んで発出されたのだが、専門家の意見を聞くのが遅すぎるという論調は多いし、多くの国民もそう思っているらしく、内閣支持率はガタ落ちである。

専門家なら「コロナ」という病気について、他の感染症と比較したときの、感染力の強さと裏腹の致死率の低さや、重症化する割合の低さなども、現在分かっているデータを「総合的、俯瞰的」(もちろんこれは皮肉だ)に解説すべきだが、彼らが言うのは「感染力は強い」「重症化した患者に医療は対応しきれない状態=医療崩壊、が生まれつつある」「宣言を出しても人出は減らない」「コロナについては分かっていないことが多いから怖い」「ワクチンは冷静に評価してからでないと効果は分からない」などということばかりだ。

先の科学と宗教の構造的類似性でいうなら、専門家は、コロナという悪神がいて、それは神であるが故に絶対にその正体は分からない。しかし、神であるが故にこの上なく恐ろしいものである。だから、恐れて家に閉じこもれ、と命ずる司祭のようなものだ。

一方、政権は経済至上主義という別の神を信仰しているから、それに唯々諾々と従うわけにもいかない。何とか二つの神の融合を図ろうとする。それで、中途半端な宣言を出し、コロナの神に洗脳された国民はヒステリー状態で、内閣を拒絶する。

だが、一部の国民は、実はよく分かっていて、外食にも時々出かけたりもする。人出もそう減りはしない。在宅のテレワークができるなら、体もラクだしありがたい。しかし、さすがに旅行には行けないから、お金も一向に使わない。高級車が売れ、バブル期のように株価も上がる。

専門家と聞けば、平身低頭する大部分の国民は、それを見てますますヒステリックな状態に陥る。

一連のコロナをめぐる言説をみていると、自分にはそういうふうに見えるのだが、まあ、少数意見なのだろう。







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2021.01.15 06:46:54
[時評] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: