セミリアイア「晩年」日記

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2022.05.25
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カテゴリ: 練習日誌


何が何でも毎日練習して、トップレベルの成績を維持するという気持ちは、ほぼなくなった。もちろん、レフティ転向後、なかなか点数が出ないということもある。それでも、50mWで650点を射ち、赤バッジは手にしている。今、遠征で一緒に射っている人の中で、そういう人は半分もいない。

しかし、「最近は別にいいじゃないか、数百キロの道を走り、ホテルに泊まり、弓を射ち、同じホテルにまた泊まり、数百キロを帰ってくるだけで十分だ」と思える。来月のように、途中で孫のところで「お食い初め」を祝い、もう一泊増えたりする。あるいは再来月には、こちらの選手9人で新幹線で海を渡り、交流試合をしてくる。そういうことができることが幸福であり、参加できるだけで十分だと思えてくるのだ。

ああでもない、こうでもないと考えながら、試行錯誤して射つことには変わりがない。練習の局面では、できる限り的中率の高い射を追求する。が、そこで弓友と他愛のない話をすることもまた楽しい。以前はそういう話にはあまり入らず、ストイックに射ち続けていたが、今2,30本射つよりも、他愛ない話がしたい。

今日は、妻が月一回のお花の稽古。これも、来た人たちとおしゃべりをする。この前、ネットで買ったティーポットを披露して、紅茶を飲む。そういう時間なのだ。別に華道の免状を取りたいというわけでもない。

昨日の特講も、例えば漢文の「為」という字の動詞としての読み5種、助動詞2種、前置詞的用法1種を教え、その中で特に句法と呼ぶ用法を2種教えた。「どう、分かった?」と聞くと、生徒は初めてそういう整理の仕方を聞いて「分かりました!」と答える。

ライブ居酒屋で、思いがけなく同級生とばったり出会い、次は一緒にやろうかという話になる。「ピアノはいいなぁ」と誰かが言い「ありがとうございます」と応じる。

どれもこれも考えてみれば、射や教授法や演奏の技術を向上させる努力はしているが、それ自身が目的ではないのだ、と今更ながら気づくのだ。

さて、そういうことがいつまでできるのかな。





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最終更新日  2022.05.25 05:20:15
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