セミリアイア「晩年」日記

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2023.01.15
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カテゴリ: 仕事


自分の大学入試は、もう50年も前のことだ。共通一次試験が始まったのは、その数年後くらいで、国立大学は一期校、二期校に分かれていた。旧帝大や、一橋、横国、金沢などが一期校で、山形、弘前などが二期校。大体は、一期校に落ちれば二期校に回り、それもダメなら私立、という非常に分かりやすい「序列」が付けられていた。自分は街中の旧校舎で試験を受け、石炭ストーブが熱くてかなわなかった記憶があるが、その100人もいた部屋の合格者は自分と妻だけだった。

その「序列」を「是正」するという目的で始まったのが、共通一次試験、それを引き継いだのが大学入試センター試験、そして3年前からの共通テストとなるわけだが、結局、大学の「序列」はさらに細分化される結果となった。そもそも人間は「序列」を付けずにはいられないのである。

マークシートという試験形式は、数万人が受ける試験としては便利だが、精度は低い。その得点力と学力は必ずしも相関しない。現代文の問題で本文の要旨を100
字で書くのと、①~⑤から一つ選ぶのでは、そもそも難易度がまったく違う。選択なら、旧帝大クラスの受験生は間違えない。が、それでは困るので、間違うような「罠」を選択肢文に仕掛けるようになる。「要旨」は一番正確に捉えているが、ちょっとした部分に間違いをさりげなく書いておく。

予備校は、その「罠」を見抜く力を教え込み、そこは間違わなくなるが、では、自力で要旨を書けるかと言えば、書けなくなる。それが分かっているから、旧帝大は二次試験でたっぷりと書かせる。東大なんかは、二次の比率が4倍。共通テストのちょっとした間違いなどは、記述を一題しっかり書けば逆転できる。ところが、レベルの低い国立大は、受験生を集めるために、二次の比率を下げる。教育大などは二次比率が1割、あるいはゼロ。そういう人間が、指導書に頼り切って教壇に立つ。しかし、まあ、そういう話はいい。

今朝は、細かすぎる新聞の活字を追って、どういう問題だったのかを一通りは見ておこうと思う。結局、解くことになるが、自慢じゃないがこの試験で間違ったことは一度もない。そうでなければ、教師なんてやってられない。





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最終更新日  2023.01.15 06:44:09
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