セミリアイア「晩年」日記

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2023.03.18
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カテゴリ: 仕事


もう一人は、公立校への転職。事情があって、少し話す機会があったが、職場のいろいろなことに見切りをつけた、というところだろう。自分たちは逃げ切りの世代だが、彼らは違う。給与も上がらず、公立校に移った方が経済的にも、教える以外の仕事という点でも格段に楽だ。

残りの一人は、わずか2年での退職。はっきり言って、引っ張ってきた人間もかなり責任がある。もう、生徒とは違うんだから、別の意味でいろいろと教えてやらなければいけない。「充電期間」などと言っていたが、おそらくもう教職に就くことはないだろう。

さらに、すでにこういう席には、職員の親睦団体にも入っていないので呼ばれることもない、自分と年齢の近い非常勤も今年度で辞めるそうだ。アタマが悪く、さもしい人間だった。おそらく恨み辛みしか彼の気持ちにはない。もう、自分の人生と関わることは何もない。

そういう自分は、相変わらず送る側の席にいるのだが、いつ送られる側になるのか。一番確率が高いのは、再来年だと思っている。70歳で就業規則的には非常勤講師も定年となるからだ。ただ、雇用側が強く望み、こちらもそれに応じた場合には、残る可能性もある。

しかし、70歳になれば、さすがに「余生」だ。いろいろなことに縛られず、特に曜日と時間に縛られず、自由に楽しんでもいいんじゃないかと思う。自分の場合、時間を持て余すことは多分ない。好きなものを読み、美味しいものを食べ、旅にも出かけ、旅先でも弓やピアノを楽しむ。そんな余生を夢見ている。夫婦で健康でありたい。

テレビのリモコンを握りしめて一日を送ったりはしないだろう。家事だって、十分やれるから、粗大ゴミ扱いはされないだろう。妻とは毎日何かしら話すこともある。夫婦は「会話」なのだ。

欲しかったモノたちに
届いたでしょうか
走り抜ける風を
つかめたのでしょうか
時が優しく
切なく流れ
ぞっとこのまま
振り返るなら
僕らは今も
自由のままだ
​(吉田拓郎『アゲイン』より) ​​​
​​ ​​ ​​ ​​





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最終更新日  2023.03.18 06:30:39
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