セミリアイア「晩年」日記

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2024.12.31
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カテゴリ: 俳文
『人獣裁判』。自分が生まれる1年前、1953年の初版訳本。「トロピ」と呼ばれる類人猿が生きたまま群れで生活しているのが見つかる。その一人に人工授精して生まれた子どもを殺すのは「殺人罪」になるのかという裁判の物語。カトリック的、あるいはヨーロッパ的な、差別的世界観、人間観が当然の前提になっているのがよく分かる。

妻は心理学専攻だったが、その時の助教授が、「今まで読んだ本で一番面白い」と言っていたそうだ。それをたまたまメルカリで見つけ、購入した。2300円。結構な値段だが、何冊か出ていた中では一番安かったとか。

妻が読み終わるのを待って、一昨日あたりから読み始めた。「旧字体」(これも本では「𦾔字體」と表記されるはず)。ぎりぎり、自分たちの世代までだろうか、これが読めるのは。高校生の時買った岩波の鴎外、漱石の本などはまだ旧字体だったのを覚えている。

300ページほど、新刊なら2時間で読み終える。が、これはそうはいかない。「あれ?、この字は・・・」などと考えながら読む。
2日間、大体、合計1時間半くらいかけて80ページほど。ストーリー展開もゆったりとしたものだ。ベッドで寝転がって読むと、3行で眠ってしまう。

しかし、たまには、こんな本もいいものだ、と思う。








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最終更新日  2024.12.31 21:39:17


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