きょうもよしあしありなし

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あ・りの・み

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January 27, 2014
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カテゴリ: おしばい
私も1月は夜昼1回ずつと幕見も行ったんですが、

(そもそも朝日座の時なんて、二階席は私一人、普通は誰もいないし、
 一階席のお客の数と舞台の上との人数数えたら、
 お客の数の方が多いこともあったし)、
マスコミも騒ぐなら11月に騒いでくれよ、
1月は前日札止めにならないとクリアできない状態だったんだから、
そこから騒ぎ出しても間に合わないでしょ。

私、「沼津」も「岡崎」も救いがないから

 「沼津」は仁左衛門さんと勘三郎さんのが途中楽しいのに悲しくて悲しくて、
 「岡崎」は前回通し(ついこないだのような気がしたのも
  見に行けなかった一因だ)の時、こんな無茶な話では泣かんでと
  思ってたのに、文雀さんのお谷が戸口に駆け寄ったところで、
  自分でもビックリするくらい、ボロボロボロって涙がこぼれた。
  こういうふうに自分のスタンダードができちゃったら、
  ハードルあがるんだよね~。今月の「新口村」も「お俊伝兵衛」も
  こないだのが私のスタンダードになってるので、感動できなくてねぇ。
  そんなのもやっぱり足が遠のいた理由の一つ。

正月公演はすごく充実していましたのですよ。
 「二人禿」も「面売り」もおもしろかったし。

 前は家を早めに片付けて、雪原に向かって、孫右衛門は呼びかけていて、
 最後も雪景色の中、一人立ち尽くすって演出で、
 これまた、幕切れになって勘十郎さんに泣かされたんだけど、
 今回演出がまずいような気がして、嶋大夫さんの語りを楽しめなかった。
 「お俊伝兵衛」は、また勘十郎さんびいきなんで仕方がないんだけど、

 ぷっつり切れて、殺してしまったあとは視線が定まらなくなるってのが、
 前回ははっきりわかったので、少し物足りなかった。
 住大夫さんは一時よりは回復されたようだが、
 語り初めは弱々しさが感じられ、少女の声が苦しかったのだけれど、
 (前名文字大夫のときは女性の声が苦になったが、
  数年したら全然気にならないほどに進歩していた)
 おばあさんの説得力がものすごいなぁと思ううちに
 元気になってこられて、よかったぁ。
 文雀さんも「先代萩」の栄御前がセリフがないときは
 人形が文字通りに木偶のように突っ立ってて、
 私が見出してからずっと文雀さんってあの通りの外見でいらしたので、
 あの文雀さんが木偶のように人形を立たしてると思うと悲しかった
 (セリフが入るとちゃんと生き返るのだが)が、
 お俊では、文雀さんの人形だったので少し安心した。
 お猿さんたちがねぇ、前回はすごく楽しかった記憶があったので、
 期待しすぎたのか、前ほど楽しめなかった。

 「阿古屋」は、前見たのは簑助さんの復活公演だった。
 左遣いが勘十郎さんだった。三曲は清志郎さんだったと思う。
 今回は寛太郎さん。三曲がなかなかうっとりと聞いてしまったよ~。
 仁左衛門玉三郎の「御所五郎蔵」の通しで
 二人が陰腹切りながら、三味線と胡弓を合奏するってのを見て目が点だったのだが、
 ああ、舞台で楽器を弾くって、セックスの隠喩なんだなぁと思ったの。
 「イーストウィックの魔女たち」で音楽教師がチェロを弾きながら歌う歌
 (一路真輝さんのリサイタルで聞いたの)もそうだと思う。
 この阿古屋もそうなので、胡弓で盛り上がったところで、
 岩永が胡弓弾きのマネをし出す、そこでみんな笑うので、
 せっかくの盛り上がりなのにもったいないと思ったけど違うんだ、
 このあたりでは阿古屋も目をつぶって景清とのコトを思い出してるんで、
 それで岩永もコーフンしてるの、あまりにあからさまになるのもなんなので、
 岩永に観客の目が行くのは好都合なわけ。

 「実盛」の場、私は瀬尾に泣かされて、またもやビックリしてしまいました。
 文楽は本当に奥深いです。
 この演目、はっきり言って、手をくっつけられた死人は生き返るわ、
 また死ぬわ、ワルモノは改心して自分で自分の首を切り落とすわ、
 馬は出て来て、やたらと盛り上がるわ、
 多分歌舞伎、文楽の演目では一二を争う奇想天外。
 いや、ガマやら鬼やら出て来たら観客もそのつもりで見ますが
 最初はせいぜい、「逆艪」と変わらないくらいのリアルさなのに
 これかい?これってあり?ってなりませんか?
 夫は歌舞伎の見始めのころにこれ見て、しばらく絶句してましたし、
 私も中学か高校の時の顔見世で前から2番目の席から、
 延若さんが首を自分で落とすとこ(黒衣が黒い布と生首持ってくるんですが)を
 見てしばしボーゼンとなりました。
 「義賢最期」を見てからはこれだけの想いを受け取ったから
 小万は白旗の無事を確かめるまで死にきれなかったんだと納得はしましたが。
 ともかく歌舞伎じゃ生身の人間生き返るし、首を自分で落とせるか?とか
 どうしても考えちゃうので、そこで芝居に集中できないってとこありますよね。
 なので、観客は実盛を見ます。仁左衛門さんのでは、
 花道を馬に乗って入っていくところで(誰かさんみたいに落ちたりしないわよ。
 あぁ、言わなくてもいい一言をつい言ってしまったよ)
 「この人、太郎吉に討たれるための人生の一歩を踏み出したんだ」と思うと
 涙ぐんじゃったことはありました。
 なんですが、今回はまず、千歳大夫さんがものすごい迫力で瀬尾を描写しはりまして、
 あまりの迫力で、瀬尾がしゃべると人形より千歳さんの方を見てしまうほど。
 憎々しく大笑するところでは拍手も起きていました。
 そして、咲大夫さんが、小万の想い、忠義もだけど太郎吉を残していく
 その悲しさ、哀れさをあますところなく描写してくださった。
 ここでは私は目頭は熱くなったけど、まだ耐えておりました。
 そして呂勢大夫さんが、母を蹴られて怒った太郎吉を語ると
 そこで泣けてきたんですが、そのあとの語りで瀬尾の気持ちがぐぐっと迫ってきて、
 涙があふれてきたんです。そっとぬぐってもまだ出て来て、
 瀬尾で泣けるんだ~とそのことにも感動してしまった。
 隣の人(イヤホンガイド付き)は泣いてる私に怪訝そうでしたが、
 斜め前のご年配の女性(イヤホンガイドなし)は涙をぬぐっていらしたので、
 私だけの思い込みじゃないんでございますよ。
 それから、歌舞伎だと子役がうれしそうにやってるんで
 (まぁ、この役、実際馬にも乗せてもらえるし絶対楽しいと思うわ)
 幕切れの手前、実盛も母の敵だから討たせろって言うところで、
 「コイツ調子に乗るんじゃねぇよ」っていつも思うんですが、
 呂勢さんの太郎吉は、あまりに非日常の出来事が続いて、
 ちょっと異常なテンションになってるんだこの子ってわかりました。
  子役にその心情までやらせたらこれは児童虐待だよ。
 それを鎮めて討たれる約束してやる実盛にまた心打たれます。

呂勢さん、また一段進歩したなぁ、そういえば、売店にCDあったやん。
買っちゃうぞ~、おっ「三十三間堂棟木由来」私これ好きだよ~。
さわり集CDで越路大夫の木遣り歌持ってるんだよ~。
この間見たとき(何年前かな?)この平太郎がほんとに優しくて惚れちゃったので、
勘十郎さんに付いていこうと思ったんだった。文雀さんのお柳も悲しくて素敵だった。
葛の葉だと保名は婚約者とニセモノの区別も付かんのかとかちょっと思っちゃうけど、
お柳と平太郎だと前生から相思相愛だったので、純粋に悲しめます。
な訳で買いましたよ。

このお店だと送料無料でポイント10倍です。
通勤途中で聞いていますが、とてもいいですよ~。
泣いちゃいますし、美声の木遣り歌もうっとりです。
惜しむらくは、トラックが切ってないのです。
場面転換もあるんだから、そこでトラック2にして欲しかったです。
そしたら、木遣り歌ばっかり聞くことも出来るのに。
 平太郎がお柳を引き留めるのに「せめて母をともに見送るまでいてくれ」とか
 言ってますけど、字義通り取って怒ったりしちゃいけませんよ。
 日本男子に「俺のためにいてくれ」なんて日本語は存在しなかったんですから、
 これは「月が綺麗ですね」って言ってるんです。

あ~、こんなに充実した文楽公演なのに
もう死に体の「リアル九平次」が決めたことが足かせとなってるなんて、
ものすごく歯がゆいしクヤシイ!
来年度もがんばっていきますから。応援してますから。

と、この公演のチラシは2種類あってどちらも割とすっきりしてた。
私の言い続けてきたこと、聞こえた?
じゃぁ、もう一言。阿古屋の途中で帰った人、多分東京方面から来た人。
終わりまで見てると新幹線が出ちゃうから。
昼の部は早くに終わったので、演目は夜昼逆の方がよかったと思う。
今年から昼夜入れ替えがないもんね。
とうとう国立文楽劇場でも入れ替えなくなったのねと遠い目になる私…。

朝日座の時、「傾城阿波鳴門」の「玉造」で私は初めてドシャーと泣いたと思う。
多分、嶋大夫さんと呂大夫さんじゃないかなぁ(全然確証なし)。
あれ、近頃出ないなぁ。大阪城の前の大阪市立博物館の文楽の展示、
この人形二体で近づくと「ととさんのなは…」と鳴るようになってた。
変わったもの見たいです。
綱大夫さんの「鰻谷」も泣いたわ~、
清二郎さんと目線があって(よくある)恥ずかしかったけど。
「心中宵庚申」の姑がものすごい悪役の改作版とか楽しかったのに。
ここ数年同じものばっかみてる気がする。





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最終更新日  January 28, 2014 08:57:17 AM
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