小村和也の建築家日記

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本当の能力主義

ことによれば以前の日記にも書いたかもしれない。
我がアトリエ(事務所)には競争がない。スタッフ同志で仕事を
組ませない。安藤事務所と同じやり方でやっているので、私とスタッフ
の二人のプロジェクトがスタッフの数だけある。

スタッフには色々な特徴がある。悪いところだけを見ればきりがない。
人間みんなそうだ。例えば、あいさつがなかなかできないというか苦手
な人もいるだろう。

普通の会社は、そこのところを徹底的に態度訓練するだろう。

態度が悪くてよい、ということではない。本気になればほっといても
よくなる。

私は、その者の尊厳を壊してまで教えようとは思わない。あいさつが悪い
のはそこの経営者の教育がなってない!と言われるかもしれないが、それは
甘んじて受けよう。そんな無駄な時間と労力を使うことが惜しい。

ひとつの設計依頼にスタッフとともに向きあったときに、スタッフは豹変
する。神経を集中する。私の要求は、私と一緒にクライアント(施主)の
夢の実現に意識を集中させることだ。建築はクライアントのものであると
ともに地域の財産だ。地域の原風景を創り上げるという崇高な仕事だ。
それを共有したとき、あいさつがどうのという次元の低い話は吹っ飛ぶ。
一々立ち居振舞いに思いを向けるなどという低次元のことなどにかまけては

これでよい。

創造作業は、身体を捩りながら思いを搾り出すような作業だ。
仕事場は態度訓練の場ではない。クライアントへの本番の場だ。

みんな能力を持っている。我がスタッフは23~25歳の男女だ。
おそらく他の設計事務所では一部のことしか任されていないのではないか。

能力のない経営者に限って任そうとしない。

私は、計画作業をスタッフの頭も総動員する。実施設計に至ってはクライ
アントも加わっての創造作業だ。我がスタッフには競争ではなく、能力の
発揮を問う。みんな有能な人間に進化する。

誰でも例外なく固有の能力を持っている。それを引き出せばよい。

能力主義とは競争させることでない。各自の能力を発揮させることだ。
これが分からない経営者が結構多い。







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Last updated  2006/01/29 04:54:33 PM
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