2026
2025
2024
2023
2022
2021
2020
全2件 (2件中 1-2件目)
1

ドラクロワ 色彩の饗宴 (ART&WORDS)「人生のなかで一定期間打ち込んだ、たった一つの仕事が、残りの人生のすべてを規定する。あらゆるものが、その周りを巡るためにやってくる」ドラクロワの「自由の女神」の前には、人生の転機のたびに訪れ、そのたびに啓示を受けてきた。この絵なしには朝吹の人生は成り立たない。読了日:12月31日 著者:おとぎ話の心理学 (1979年) (ユング心理学選書〈1〉)別にユングにかぶれているわけでもないのだが、講義録のような形にまとめられていて読みやすそうなので手に取った。ユング心理学の中心概念がいろいろと「おとぎ話」という文脈の中で具体的に解説されるのでわかりやすい。アニマとアニムスの話もプリミティブな形で語られると理解が早い。「普通アニマは、男性の手を取って天国に導きあげる、ということはやりません」ので、世の男どもは心せよ、とか、「希望が思考の車を回します」とは、うつ病の絶望を良くとらえていると思った。読了日:12月31日 著者:M-L.フォン・フランツ故事成語でわかる経済学のキーワード (中公新書)国の施策がどれも中途半端で必ず税金の無駄遣いに終わる最大の原因は、「覆水盆に返らず」すなわち経済学における「埋没コスト」という概念の欠如にあるという事がよくわかった。言い換えれば『既得権」だ。ほかにも「自分に都合のよい規則や約束の身を守るようになることを、大人になるという」とか。そういえばある会社が昔中国の実習生を受け入れるために作った『攻玉寮』という施設がある。「他山の石」という故事成語に基づく命名だが、ここでいう『石』って、「つまらない石ころ」のことだそうである。うーん、なるほど、あり得るな。読了日:12月25日 著者:梶井 厚志「怖い絵」で人間を読む (生活人新書)テレビで以前一度だけ見たような覚えがある。「怖さは想像の友」ということで、出てくる絵は皆何らかの意味で怖く、それだけ細部にまで想像が及ぶ。これまで現物を見たことのない絵がほとんどだったので、これからの諸国美術館巡りの楽しみが増えた。読了日:12月18日 著者:中野 京子ヤクザ1000人に会いました!こういう話だいすき。断指(指詰めの事)はむしろヤクザ社会のもつ寛容さの表れ、という指摘は、実にその通りかと。サラリーマンなら左遷もしくは首切りで、どちらも社会的生命(会社的?)を失うわけだから。読了日:12月18日 著者:鈴木 智彦中国義士伝 (中公新書)「英雄・英傑といった語にはどこかしら浮ついた語感があり」ということで、この本では「義士」が取り上げられる。ここで『義』とは、作者の定義によれば、「『某義』の『某』という行為の遂行義務をいう」とのこと。たとえば『忠義』なら、『忠』を尽くす義務を言う。今の日本人にはあまりなじみがない3人なのが難。しかし「正論に反論なし。去れと正論に敵多し」との指摘は身に積まされた。読了日:12月11日 著者:冨谷 至
2012.01.07
コメント(0)

12月の読書メーター読んだ本の数:12冊読んだページ数:2982ページナイス数:17ナイス毎日長い距離を走らなくてもマラソンは速くなる! 月間たった80kmで2時間46分! 超効率的トレーニング法 (ソフトバンク新書)ランとバイク(自転車のこと)を組み合わせればより短い走行距離で十分なトレーニングが出来るというストーリーなのだが、実は筋トレをやれという内容。苦しくなるほどの負荷をかけなければ走力を支える筋肉は鍛えられないと。そりゃそうだけど・・・。読了日:12月11日 著者:吉岡 利貢名画の謎解きこれといって難しい話は出てこない。くだけた肩の凝らない本。「ルネサンス以前、中世では視覚より聴覚のほうが重要な感覚器官だった」って、本当かどうか知らないが、カンブリア紀の『目の発明』に似たところがあるのかな。読了日:12月10日 著者:銀 四郎形態の生命誌―なぜ生物にカタチがあるのか (新潮選書)生き物の「かたち」の成り立ちをナイーブなダーウィニズムで語る。ちょっと難しめの科学読み物。ところでHela細胞は遺伝子がヒトとは呼べないほど変異しすぎてしまっていて、今ではHelacyton gartleriとして、別種に分類されているとは知らなかった。読了日:12月10日 著者:長沼 毅あなたの俳句はなぜ佳作どまりなのか何時も読むだけで実作まで進まない。どなたか人形町界隈でいい俳句のお師匠さんをご紹介ください。「写生とはあるものを見えただけ写すことなんかじゃ(中略)ない。ものごとの部分を切り取って描写することによって、見えなかったものまで活写することなのだ」と鉄案。切り取ればその向こうが見えるもんね。読了日:12月10日 著者:辻 桃子第七階層からの眺めいつのまにSFはこんなに寡黙になってしまったのだろう。銀河間を1千万光速で突っ走る大艦隊や、世界中が結晶していく中での逃避行や、インフルエンザでバタバタ死んでいく火星人はついに登場しない。代わりに描かれるのは<存在>との淡い交流であったり、人生を無駄に使ってしまったと悔やむ幽霊であったりする。「苺を茎からそっと摘み取るように」差し出される一つ一つの言葉によっておずおずと、ゆるゆると綴られる物語はやがて静かな余韻と少しの悲しみを、生きていることのせつなさと淡い喜びを残す。今年一番のSF。読了日:12月09日 著者:ケヴィン ブロックマイヤー「聴く」ことの力―臨床哲学試論臨床哲学といういささか自己撞着気味な副題に惹かれて初めに出会ったのが「哲学は知識ではなく、知識の根拠と意味を問うものであり、哲学は科学ではなく、科学の可能性と限界を問うものである」かっこいい。やはり「臨床哲学」なるものは端から存在しえないのだとの告白か。詮索はさておき、「聴く」ことに対する深まりは説得力がある。聴くことは即ち自己を知ることなのだ。「アイデンテティには必ず他者が必要」であり、「人が個としてもつ属性なのではない」ので、「捜し求め始めたり」しても無駄だと『自分探し』を「勘違い」だと切り捨てる。読了日:12月09日 著者:鷲田 清一2011年12月の読書メーターまとめ詳細読書メーター
2012.01.07
コメント(0)
全2件 (2件中 1-2件目)
1

![]()
