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短い滞在でしたが、古代新羅王朝文化の素晴らしさに感動(その結果、ドラマ「善徳女王」にどっぷり嵌り、DVDも買おうかと考え中、ではなく買うつもり)。景福宮の端正な佇まいのなかに、朝鮮王朝の人々の生き様を思う。そして、なによりも、人気コスメ店がズラリと並び、勢いのある明洞。まさに、勢い、という言葉がぴったり。17年前に行ったときは、まだまだ軍事政権の名残が感じられ、どことなく緊張感が漂っていたものですが、現在は少なくとも表面的にはそんな感じはなし。地下道なども明るくなったな、という印象です。それでも、ホテルの部屋にはエマージェンシーキットが用意されており、やはり本当の平和はまだなのだ、という重い事実も実感します。慶州のガイドさんが、仏国寺で、ひとつだけ現世のお願いを聞いていただけますからお願いしてみてください、というので、ワタシは、毎度のことで「世界の平和」をお願いしました。ガイドさんは「ワタシは南北の統一です。」とおっしゃったのが忘れられない言葉です。さて、ソウル~羽田は2時間ほど。帰国便は偏西風の関係で行きよりも早く着きます。そんな時間(沖縄のほうが時間がかかるの~)なので、機内食は期待はしていませんでしたが、こんな感じでした。空弁仕様。でも短時間なので食べやすくて十分満足。あんかけ風おうどんに、桜ごはんの散らし寿司、シュークリーム。コンパクトなわりには、見た目よし。話に聞くと、韓国系のエアラインだと、ちゃんとした食事にキムチまで出るんだって!う~ん、それも濃いなあ。
2012年01月22日
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李氏朝鮮王朝の正宮、景福宮(キョンボックン)。地下鉄の駅通路もきれいに整備され、お客様を迎えます。朝鮮王朝時代のドラマファンにはおなじみの場所。さらに、王朝時代の雰囲気を盛り上げるのが、1時間ごと(毎正時)に行われる、守門将交代式。王朝時代の制度を再現したもので、景福宮の正門を守る将軍とその部隊が、1時間ごとに交代する儀式。交代の部隊が王宮内を行進。門の前で配置につきます。ここで、将軍同士が交代の挨拶を交わします。1時間近く直立不動の将軍。写真は撮られ放題(笑)。多分、アルバイトのおにいさんたちなのだと思うけれど、相当訓練しているな。当時の軍人らしくお髭もつけて。1時間ごとにやっているので、是非是非ごらんになってください!(日本のお城の「なんとかおもてなし武将隊」よりも、ずっと本格派!)
2012年01月12日
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ひたすら「善徳女王」を見続ける毎日(笑)。なんと、BSフジで放送中で、今度の放送が33回だと先輩方から教えて貰う。歴史関係の職場、ということもあるのか、みなさん時代劇は網羅してみている方が多く、日本史よりも、朝鮮の歴史のほうが詳しかったりして(爆)。とにかく、32回まで購入してみればいいや、というわけですが、そうなると、早く追いつきたいから、あと12回、3日くらいでいけるかな。そんなわけで、脳内、完全に7世紀の古代朝鮮モードになっております。自分は、新羅のお姫さま・・・というにはあまりにおこがましいので、召使くらいで(苦笑)。ひとまず、7世紀から21世紀の韓国に戻ります。韓国最終日、朝ごはんは、明洞にキムパップを食べに行きます。特派員1号が、諸先輩方からご指導いただいたお店。 忠武キムパップごくごくシンプルに、白いごはんのみの海苔巻き。(海苔は、韓国海苔ではなく、日本風の味がついてないのだった)ごはんの炊き加減は二重丸。おかずに、イカゲソのあえものと大根のキムチ。スープ。この3点セットだけで商売しているらしい。おかずがとにかく美味しい、というだけに、確かに味はいい。イカゲソは、なかなか塩味も利いて、好みです。ただ、この、ものすご~くシンプルなセットを、なにがなんでも食べに来なくては!というのは、どうだろ~。(ワタシには、よくわからなかった)でも、日本のお寿司でも太巻きは好きじゃない(ワタシもそうです)方にはおすすめです。他のお店のキムパップって、いろいろ、カラフルに具が入っているものね。お店はビルで、こざっぱりと明るく、入りやすいです。おばちゃんたちが切り盛りしていて優しい雰囲気。さすがに日曜日の朝、しかも寒いっ!というからなのか、明洞を歩いているのほぼ観光客のみ。確かに、香港や台湾と違ってこんなに寒ければ、ソウルの人は自分ちで朝ごはん食べるよね~。さてさてこのあと、時代は李氏朝鮮王朝に飛びます!
2012年01月07日
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午後からは世界遺産になっているお寺を参拝します。まず、石窟庵から。この門を入ると、山道(汗)。15分くらいかけて歩いて上ります。平らな道で、それほど傾斜はありませんが、結構な山道。このお寺、山の上にお堂が岩壁を掘り込んで作られ、中にお釈迦さまがいらっしゃいます。わざわざ、山の上にお堂を作ったのにはわけがあって、お堂の扉を開くと、ちょうどお釈迦さまのお顔が東をむいていらっしゃる。1月1日の日の出、太陽がお釈迦さまのお顔を照らすのだそう。それはそれは、本当に有難い光景でしょうね。このために、山の上にお堂を建てた情熱、というか、信心の気持ち、ちょっと、素晴らしくないですか。次は仏国寺。こちらは、新羅時代に建てられたお寺です。日本で言うと、東大寺。全国のお寺の総本山というべき格式高いお寺。韓国では、お寺は街中にはなく、山にあるのだそう。これは王朝時代、仏教が政治に関わることを避けたからとか。この点が日本と違います。それでも、たくさんの方がお参りされるようで、祈願の蓮の花が、お堂の中にたくさんぶら下がっています。受験シーズンになると祈願が増えるのは、日本と変わりませんね。(というより、熱心にお祈りするお母さんも多いそうで、日本以上でしょう。)慶州のすばらしい世界遺産をじっくり見学したら、再びKTXでソウルに戻ります。まだまだ見どころはあり、もう何度か訪れたいところ。「善徳女王」のセットも公開されているそうです。釜山からだとすぐなので、次回は是非、釜山からお越しください、とガイドさん。たしかに、それいいかも。新慶州駅のKTXキャラクターのパネル。この駅、もう少し、お土産ショップが増えるといいのになあ。あまりにも殺風景なんで。ソウル駅に戻って、お迎えのガイドさんに、ホテルではなく明洞まで送ってもらいます。今日の目的は「明洞餃子」。メニューは餃子(カタチはいかにも小籠包なんですが、味は日本風の餃子。ニラが入っている)とわんたん麺のみで商売しているお店。麺は小麦粉で、おうどんのよう、スープは辛くありません。キムチとごはんがサービス。餃子をおかずにごはんを食べる。量があるので、1人で麺と餃子両方はキツイ。二人なら、1人前ずつとってシェアするのがよい。強いて言えば、麺よりも、餃子を是非食べるべき。間口も狭く常に行列ですが、客捌きが上手なので回転が早く、案外待たずに入れます。ただし、長居はできないので、食べたらさっさと出ること。お会計は注文時。
2011年12月24日
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KTXは新慶州駅に到着。この駅はKTXのためだけに作られた駅なので、周りはちょっと殺風景です。日本の新幹線駅と同じ。在来線の慶州駅とはかなり離れているので、乗換えは面倒そう。終点の釜山駅は在来線と一緒なので、乗り継ぐならそちらが便利だそうです。慶州は、古代朝鮮を統一した新羅王朝の都。その遺物が展示されているのが「国立慶州博物館」。新羅王朝時代のドラマ「善徳女王」は韓国では大人気で、知らない人はいないほど。(ワタシも見てみるか)善徳女王は、とても立派な女王様だったということです。ちょうどその頃、日本でも持統天皇はじめ功績をあげた女帝が何人かお立ちになりましたが、時代的な共通性を感じてしまいます。古代朝鮮と日本、とても関係が深かったんですよ。風格ある正門。日本でいうと、奈良国立博物館といったところ。新羅王朝の古墳(慶州には、丸い小山のような古墳{円墳といいます}が、それこそ、ぼこぼこあります。)から発見された副葬品が、これでもかっ!と見られます。金をふんだんに使ったゴージャスな装飾品や王冠は、すごい!のひとこと。どこでもまあ、王様っていうのは、キラキラ飾りたがるもんなのか(苦笑)。博物館の広いお庭には、お寺の石塔なども置かれています。慶州は緩やかな山に囲まれた盆地で、どことなく奈良に感じが似ていませんか?ちょうど同じ時代に都があったのも、なにか共通するものがあったからかも。さて、ツアーについている食事は、石焼ビビンバとチヂミのランチ。「東洋会館」で。ここは、観光客向けのレストランと思われますが、なかなか美味しかったです。なにしろ、周りがとてものどかなんだ。おかず類。キムチは本当に美味しいけど辛いです(泣)。ナムルが、少し塩が利いて、あっさりとしながら、味もしっかり。海鮮チチミ。卵が入って、ふんわりとしたオムレツ風のチヂミです。これも美味しい。ソウルと慶州ではチヂミのスタイルも多少違うらしい。慶州は釜山が近いので、海鮮系は美味しそうです。ビビンバは、お肉なし、野菜と卵のみ。お肉なし?と思うでしょ。ところがところが、野菜の塩味だけの味付けが、いやあ、美味しかった!日本のビビンバは、焼肉のタレ味のお肉が添えられていたりして変にごはんが甘めになってしまうのが、どうも好みではなかったのです。もともとビビンバはお寺の食事から始まったものなので、お肉がないのが本来の形ということ。これはおすすめ。古代朝鮮の歴史に興味を持った方、こちらの本をどうぞ。「知れば知るほどおもしろい 古代韓国の歴史と英雄」
2011年12月20日
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午後7時、ソウルの気温0度。寒いです~(泣)。夜遅くまで出かけられるさ!なんてとんでもない~。凍死しそうだ(笑)。とにかく、明洞まで行って、何か食べよう。もう、あちこちぶらぶらする気力なし。そういう時は、お助けデパートのフードコートでございます。明洞入り口にある新世界百貨店。元三越だったという老舗です。なかなか高級感のあるデパート。フードコートは上階にあって、とてもスッキリとしてキレイ。メニューは、東南アジア料理(人気なのかな。ベトナム、タイ、マレー風と揃っている)、お寿司、オムライス系洋食、イタリアンに、地元韓国。ソウルではイタリアンもおすすめ!という情報もあり、パスタにします。クリームソースのパスタ。酸っぱいピクルスにパンつき。確かに~。麺はアルデンテでなかなかです。(何故か中華圏、東南アジアのパスタは、やわやわの麺で、どうしようもないのが多かった)パンも美味しいです!他でもパンを食べましたが、どちらかというと、日本人好みの柔らか、もっちり系。察するに、チジミなど美味しい粉もんがある韓国、同じ粉もんのパンやパスタのレベルも高いのではないか?どうでしょうか?2日目朝は、8時半ホテル出発と忙しいので、外には行かずホテルのビュッフェ。ヒルトンは野菜にこだわっているようで(日本のヒルトンもそうだった)、とてもいい野菜サラダが出ています。普通に洋風の朝食。ここでも、フレンチトーストとパンケーキが美味しい。ソウル駅から韓国高速鉄道KTX乗車。古都慶州に向かいます。新しいモダンな駅舎。隣には、かつてのソウル駅舎が博物館として保存されています。赤レンガ作りで東京駅に似てますね。それもそのはず、東京駅を設計した辰野金吾のお弟子さんが作ったんだそう。KTXは開業してまもなく、ホームは広々。終点は釜山。慶州までは2時間ほど。入線してきたKTXは白地にブルーのラインと、ちょっと「のぞみ」っぽい。駅間では時速300キロを出します。300キロに近づくと、耳が詰まる感じが。日本の新幹線は、300キロ出せる区間が実はあまりなく、なかなか珍しい体験。
2011年12月14日
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決して韓流ファンではございません(ここは強調しておかないと)。間違われるのが困るので避けてきた韓国でございます。しかし、1度は行って、17年前とどう変わったか確かめないと。というわけで、行ってきました2泊3日。同行者は特派員1号。スケジュールは以下。12月9日15時30分、羽田空港発。JAL18時頃、ソウル金浦空港到着。これは早いかな?と期待したが、夕方の交通渋滞に入り、ホテル到着は20時近くなる。これなら、仁川空港からとあまり変わらないかも?遅くなってしまったので、チェックインしたらすぐに明洞(ミョンドン)に歩いていく。ホテルは、ミレニアム・ヒルトン。一応、明洞周辺エリア、となっていて、確かに、明洞まで徒歩15分くらい。ソウル駅も10分くらい。ではあります。しかし、しかし!もの凄い急な坂の上にあるのです~(泣)。かなり足腰が鍛えられます。設備やサービスは、そこは世界のヒルトンですから、問題ないですが。12月10日。KTX(韓国高速鉄道)で、韓国の古都(古代新羅王朝の都)慶州へ、日帰り。ソウル~慶州は2時間くらい。ちょうど、東京から京都に日帰りで行くような感じ。12月11日。帰国便は19時20分発。ホテルピックアップが15時50分なので、午前中にチェックアウトしてから景福宮など観光。詳しくは次回よりということで、とりあえず、これから行く方のために気がついたこと。まち歩きとお買い物をメインにしたいなら、何がなんでも明洞どまんなかのホテルを確保すべし。ロッテホテルがとにかく最高。あとは、プラザホテル、ウェスティンチョソン。少しグレードが下がるホテルも何軒かあります。(ロッテホテルを確保するには、かなり早めの予約が必要)ソウルは坂が多いので、地図上ではそんなに距離がなくても、見た目の距離以上に時間がかかります。スーツケースは半分空けて出かける。配り土産の定番韓国のり、大人買いしたいシートマスクなど、とにかくかさばる。韓国のりだけで、スーツケースの4分の1を占める事態に(汗)。かさばるもの、重いものは免税店では買わない。韓国コスメでも免税店のほうが確かに安いようですが、韓国は、免税品の受け取りが出国後。パッキングできないので手持ちになってしまます。そのあたりを考えて、街中のお店で買うものと免税店で買うものをしっかりわけるのが賢い。・・・明洞のコスメショップ、値段は免税より高いかもしれないけれど、オマケはたくさんくれますよ^^まとめ買いしたうえにおまけで、アレアレ、シートマスクが50枚(爆)。勢いで、やっぱり買ってしまうのでした(苦笑)。キリスト教徒が多い韓国。街はクリスマスデコレーションがいっぱいです。南大門市場のクリスマス飾り屋さん。わかりやすく(笑)豪華なヒルトンホテルのツリー。こういうところがヒルトンらしい。
2011年12月12日
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八丈島から帰ったばかりと思ったら、あらら、今日、ソウル行きの最終日程表到来。来月の3,4,5日と行って来ます。最近、周りでソウルにリピートする人が増加中。しかもみなさん、女子旅、か母娘旅。 ソウルに行くのには、男子はちょっとお邪魔なようです(苦笑)。たしかにね~、お買い物は韓国コスメにファッショングッズ。エステか汗蒸幕で女度をあげて、観光は、世界遺産の王宮はまだしも、韓流ドラマのロケ地めぐりでも行こうものなら、完璧に男子は浮きまくり(爆)。というわけで、ウチでも、男子はお留守番。今回は、半日ほど王宮を見学したら、あとは、特派員1号にまかせようと思ってます。行きたいお店、食べたいものを選んでいいよ~、ってわけです。目的1は、レザーかファーのウエア。目的2は、エステ。おまけで、せっかく羽田から、しかも午後便なので、早めに行って新国際線ターミナルを探検する。あと3週間後なので、それまでにダウンコートを用意しなければ!だいたい、北東北くらいの寒さだそう。そういえば、羽田発の「日帰り 」台北ツアーが登場したそうです!できる、とは思ったが、ほんとに出た!チャイナエアラインの招待ツアーで、朝7時羽田発で、夜の便で帰国。8時間ほど滞在できて、故宮博物院~小籠包の昼食~お買い物~足裏マッサージとまわったそう。追記:::実際の商品はこちら。売れ行き好調のようですね^ひょっとして、これは日帰りバスツアーのノリか?むしろ、渋滞にはまったら移動時間がとんでもなくかかるバスツアーより、ずっとラクチンかも。ちょっと台北までランチ、ってのはいかがでしょう?ただし、早朝羽田まで来るのが、案外大変ですけどね(苦笑)。
2010年11月10日
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ソウル編、そろそろおしまいにします。韓国というと、1980年代まではゴルフも楽しめる、おじ様族の旅行先。(いまでは、その片鱗もうかがえません!時代は変わったなあ。)ソウルオリンピックあたりから、徐々にターゲットを女性にシフト。1990年代に入ると、OLさんを中心に、週末3日間で行けるエステとショッピングの旅が人気に。ブランド、市場で買うキッチュなアクセ、皮製品のオーダーメイドが、よくファッション誌に載っていました。そして2000年代、韓流スターLOVEなおねえさま方で、韓国行きの飛行機はいっぱい。(皆さん、もの凄い行動力!)その一方で、古代日本のルーツに関わるとも言える韓国古代文化を訪ねる旅にも注目が集まっています。(こちらは、歴史好きにはたまらない!)とことんミーハーにも楽しめるし、遺跡やお寺、美術品など歴史的な見どころもたくさん。また、韓国料理、温泉、街歩きと、いろいろな楽しみ方ができる韓国です。日本からほんの2時間。ツアーなら3万円台でいいのがたくさんあります。思い立ったら吉日。飛んじゃってください。正直、1994年の旅行での韓国の印象は、いまひとつ、とっつきにくい、というもの。まだ、海外は上海しか行ったことがなく、自分も若くて余裕がなかったせいもあるでしょう。その印象のまま終わるのも残念なので、いつかもう一度リベンジしたい。きれいに復元された王宮や中央博物館を、是非是非拝見したいもの。そんな韓国ですが、印象深かった話を最後にひとつ。ロッテデパートのレストランで食事をしていたら、ご年配のご婦人が、子供たちに「おいくつ?学校は?」などと日本語で話しかけてくださったこと。まったく、子供は小さな外交官、とはよくぞ言ったものです。それだけでも、連れてった甲斐があろうかというもの。(実は、学校1日だけ休ませて行ったので・・・汗)
2006年12月06日
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最終日、ガイドさんがお迎えにくるまで、ホテルの近所にある徳寿宮(トクスグン)までお散歩。ロッテホテル側からはソウル市庁舎前の交差点(といっても、ここは地下道で渡ります。)の向こう、美しい庭園に囲まれた宮殿である。周りはデパート、ホテル、役所、ビジネス街。そのなかにぽっかりとある、まさに都会のオアシスのようなところである。もともとは、王族のお屋敷だったそうで、宮廷の正宮だった景福宮(キョンブックン)より軽快でエレガントな印象。敷地内には、近代になって建てられた洋館(左手奥に見えます)もあり、西欧列強になんとか対抗しようという、朝鮮王朝の必死の思いも窺える。 この、屋根のそり方が、とっても韓国。上の写真では、残念ながらよくわからないのだが、韓国の王宮は、青や緑色をポイントにあしらっている。屋根の下の部分は、とてもカラフルな色遣い。鮮やかな色が、ソウルの澄み切った青空にとてもよく映える。東アジアの文化は、中国~朝鮮半島~日本、と繋がってきたわけだが、建物ひとつとっても、少しずつ変わっている。たとえば、下の写真は北京の紫禁城。いかにも大中華帝国の宮殿、という自信に溢れた重厚感。黄色い屋根は皇帝の印で、宮殿か皇帝ゆかりのお寺など以外には使ってはいけない色である。この赤い壁と黄色い屋根が、中国の宮殿の特徴だった。
2006年12月04日
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1994年といえば、まだまだ軍事色が残っていた韓国である。韓国の大統領官邸を青瓦台(チョンワデ)、と言うのだが、当時は、観光客(一般人もか?)がこの周辺に近づくことはできなかった。旧王宮・景福宮の北、北岳という山の麓に青瓦台はあるのだが、そちらのほうにカメラを向けてもいけないし、市内の高層ビルから写真を撮るのもダメ。高層ホテルだと、青瓦台に向いている部屋は、使わせなかったのではないか。だいたい、当時のソウルの地図に、青瓦台は載っていないのだ。これが、東京なら、総理官邸はちゃんと地図に載っている。現在は許可を取れば見学もできるそうである。政治も安定して、開かれてきた、といえるだろう。青瓦台見学申込について(英語)他にも写真禁止エリアは多くて、軍事関係施設は当然として、金浦空港でも、やたらに写真をとれなかったような記憶がある。結構、まめに写真をとっていたはずなのに、金浦空港の写真といえば、帰国便の表示があるボードだけなのだ。そして、こちらは現在でも続いているようだが、韓国では、毎月「民防衛」という非常訓練がある。これは、全国で行われ、全国民参加。そのとき韓国にいる外国人も参加しなければならない。防空演習らしいのだが、30分ほどの訓練中は、乗り物もストップ。外にいる人は地下道や建物に避難する。実は、韓国ではまだ戦争は終わっていない。38度線は、あくまでも休戦ラインなのである。
2006年12月03日
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引き続きお買い物のはなし。このとき(1994年2月)は、2泊3日で初めてのソウル。しかもファミリー旅行なので1日はロッテワールドで遊び、1日目と最終日は送迎かたがた市内観光がつく、というプランだったため、ゆっくりお買い物などしている暇はなし。1日目は、免税店に連れて行かれたので、自分用にカルティエのスカーフを購入。(まだ、ブランドから卒業できていないころだった。)韓国では、免税品は帰国時に空港渡しとなるので、買ってすぐ使うことはできないのでご注意を。ヨーロッパのブランド品、日本に比べて特別値段が安い、ということはないが、日本とは売れ筋が違うので、珍しいものが発見できるかもしれない。色合いが、日本に比べて鮮やかな商品が多いと思う。そんな時間のない旅行者の、強い味方はなんといってもデパート。特にロッテデパートは、日本語通じる率が高く、日本語の表示もあるので韓国初心者には絶対お勧めである。ロッテデパート特に、食料品売り場は日本のデパ地下と同じでとても買いやすい。勿論、南大門市場などにいったほうが値段は安いだろうけれど、短時間でツボを押さえた買い物をするならここである。前回も書いたが、キムチや塩辛類を日本に持ち帰る場合、完璧に梱包することが絶対条件。これがいい加減だと、本当に、おそろしい事態になりかねない。(前回記事への皆さんのコメントにもありましたよね!)デパ地下なら、ラップぐるぐる巻きのすご技で、きっちり梱包してくれる。ところで、デパートや免税店は当然定価販売である。韓国も少し慣れてくると、市場や個人のお店でお買い物、という機会も増えてくるだろう。こういうお店なら、まず、値切ることからお買い物は始まる。これは、Y様ファンのおねえさまな友人の話。このおねえさま、年に指折り数えられるほど韓国に行っている。最近は、Y様のスケジュールをチェックして、テレビ局などで出待ちする合間に、エステやお買い物を楽しんでいらっしゃる。あるとき、韓国ビギナーのお友達と一緒にお買い物。値切って値切って、お友達の分まで値切り倒して買い物したら、お店のひとが「日本人にしちゃ珍しい!あんた大阪のひと?」「東京からきた」と答えたら、一層驚かれたそうな。そうなのである。東京人は、値切るのが苦手なのである。海外の市場などではどんどん値切ろう、とガイドブックにもあるけれど、なかなかどうして、値切れないのだ。それは、値切ったことだってあるよ。北京の路上で、古い急須も値切ったし、上海郊外の周庄では掛け軸も値切った。ところが、大阪の人からいわせると、東京もんの値切りは、値切りにならないらしい。関西のある学生さんが、研究として、日本各地で値切りの実態を調査した。それによると、ちょっと安くなっただけで満足してしまう東京に対し、とことん粘る大阪という図式が浮かび上がってきたそうだ。なんと、大阪では、半額くらいまで値切るひとも少なくないらしい。たとえば、19800円のものが19000円になれば買うのが東京人。大阪ではまず10000円が目標金額、ということか。特に、最初から値切りもしない人が多いのも東京。そういえば、アメ横とか築地でも値切らないなあ。たいていお店のひとが、向こうからおまけしてくれるけど。でも、言い値で買って・・・!と少々舐められているのも事実。江戸っ子のみなさん、ここはひとつ、きっちり値切って見返してやろうじゃございませんか!もちろん、スマートに、お互い気持ちよく買い物することを忘れずにね!
2006年12月01日
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なにしろ、日本のたいていの空港から2時間ほどの韓国である。早いひとなら、ソウルから半日で帰宅も可能。ということは、かなり生っぽい食べ物を買っても、持ってこれる!ということなのだ。なんといってもキムチは外せない。空港の免税でも買えるが、ここはひとつデパ地下をお勧め。試食もできるし、お手軽便利なパック詰めもある。本場の白菜キムチは大きな株ごと売っているのだが、デパ地下なら、お持ち帰り用に完全梱包(笑)してもらえる。キムチは辛くて苦手、という方。明太子はいかが?パスタソースにしたりマヨネーズあえにしてタラモサラダ風にしたり重宝。ただ、博多の福さ屋さん、やまやさんなどに比べると、にんにく風味が強いので、その点ご注意を。いまや、義理ばらまき土産の王者となった韓国海苔。個包装食べきりパックが、職場のデスクに配られていることもしばしば。安い!配りやすい!嫌いな人が少ない!この義理土産三大条件を備えた韓国海苔。お弁当の白いごはんにぱらぱらちぎって、貰ったその場で食べられる、というのがまた得点高し!間違っても、この義理ばらまき土産に、高麗人参ガムは選ばないようにね。この、1994年当時、なんと、味付けカルビセットを買ってきたのである。少々お値段はしたが、骨付きカルビ、日本の普通のお肉やさんではまず手に入らない。また、専用の網がなくてもホットプレートでそれなりの仕上がりにはなったので、なかなかお得で美味しい御土産だった。ただ・・・現在、牛肉製品は日本持込に規制があるようなので、果たして、カルビセットが持ち込めるかどうか、ちょっとわかりません。検疫所で確認することをお勧めします。食べ物以外では、中国系のシノワズリとはまた趣が違う小物、李王朝時代のアンティークなどが人気のよう。さらに注目は韓国化粧品とか。もっとも、最近は、韓国スターグッズやDVD、CDでバッグがいっぱい!という方も多いやら。
2006年11月30日
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この当時(1994年)、ロッテホテルのエレベーターホールには、韓服を着たおねえさんがいた。鮮やかなスカートをふわふわとさせながら、エレベーターのボタンを押して、ホールをくるくると舞っていた。この韓服、日本の和服や、明朝以前の中国の衣装と基本的には同じようなかたちである。和服と同じで、前で打ち合わせるカタチ。・・・ちなみに、現在チャイナドレスと呼ばれている服は、清帝国をつくった満州族の服をもとに、西洋風にアレンジしたもの。チャイナドレスに特徴的な立ち襟は、満州族やモンゴル族などの服によく使われている。しかし、和服や中国の衣装がどちらかというと、縦のラインを活かしてすっきりと見せるのに対し、韓服はとてもキュート!ハイウエスト、短い上着、そしてふんわりスカート!可愛いぃ!の3大要素がしっかり取り入れられている。とくに、ハリのあるシルクで仕立てられたふんわりスカートは本当にチャーミング。アジアの服、というより、ベルサイユ宮殿を彩るロココ調ドレス、という感じさえする。さて、そんな韓服をたくさん見られるのは、なんといっても時代劇。これから公開の注目映画がこれです。お友達さくらさんもご推薦の『王の男』。舞台が宮廷なので、衣装も華やかで目の保養になりそう。見に行く予定です。
2006年11月28日
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中国よりも、ずっと日本に感覚の近い韓国。デパートもファーストフードも日本と同じ感覚で利用できる。ファーストフードは、さすがに、ここはロッテのお膝元。マックよりもロッテリアのほうが目についた。(今は、マックも普通にあるのだろうけれど。)ただ、ハンバーガーも、どこか、韓国焼肉テイスト。日本の照り焼きしょうゆ味と同じだね。ところが、決定的に困ったことがひとつ。看板や表示が、ハングルなんである!さすがに、主な施設には英語表示もあるのだが。中華圏に行って困らないのは、なんといっても漢字であること。大陸は簡体字、香港、台湾は繁体字、と日本の漢字とは少し違うのだが、それでも、なんとなくアタリをつけて読むことができる。中国語の文法は、基本的に英語と同じ、主語・述語・目的語なので、発音はできないまでも、おおよその意味を読み取ることは可能。(古典で漢文などやった方には、もっと容易いでしょう。)昔は漢字も使っていた韓国だが、今は、ほとんど使わないらしい。新聞などもハングルONLYなので、まったくお手上げである。このハングル、日本のひらがなと同じで、音を表す。ルールに従って作られているので、覚えるととても簡単だというのだが。一見の観光客にはとてもとてもついていけない。どうやら、日本人、漢字離れといっても、やはり、漢字の意味を考えながら読み書きしているのだ、と納得した次第である。それで、ソウルの街ではどうしたらいいかって?人にものを聞くときは、とりあえず韓国語であいさつ。(アンニョンハセヨ!とか、このくらいは覚えていきましょう。)英語がわかりそうな人になら、英語で聞く。若いひとなら、日本と同じで学校で英語をやっているのから、こちらと同じレベルでお話できるでしょう。英語も通じなさそうなら、地図で目的地を指して聞くか、目的地のハングルを紙に書いて見せる。くらいだね・・・年配の方は日本語もお話になるけれど、複雑なお気持ちもあるだろうから、こちらから、日本語で話しかけることは遠慮したほうがいいと思う。ホテルや旅行関係のスタッフなら大丈夫だけれどね。とにかく、何度も行くほど気に入ったら、やっぱり、ハングル覚えることが一番か。王朝時代の門だった南大門。道路の真ん中にどっしりと鎮座している。背景の高層ビルが、また現代のソウルらしい風景。この近くに、有名な南大門市場があります。
2006年11月27日
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ファミリー旅行で外せないのはテーマパーク。とくに、まだ観光やお買い物に付き合わせると飽きてしまう小学生以下のお子さんには、こういうお楽しみも必要です。ソウルにもあります。テーマパーク。それがロッテワールド。市内、漢江を渡った江南エリアにあるロッテワールドは、テーマパークに、ホテルやデパートも併設された大アミューズメント施設。 ここのいいところは、なんといっても全天候型屋内パークアドベンチャーランドがあること。真冬だろうが雨だろうが大丈夫!しかもロッテワールド入り口まで着いてしまえば、アドベンチャーランドまではずっと屋根の下。これは、とってもありがたい! ちょうど、冬だったので、こんなアイススケートリンクもオープン。民俗館もあるので、アトラクションだけではもの足りないひとには、ちょっとお勉強も。また、ロッテデパートには免税店もずらり。子供たちだけでなく、大人も結構楽しめてしまうロッテワールド。遊園地にはご無沙汰のあなたも、たまにはいかがでしょう?こちらのソウルナビの記事も詳しいです。明洞のロッテホテルから、梨泰院(イテゥオン)経由でロッテワールド、ロッテホテルまで無料シャトルバスが運行。ホテル宿泊客のみの利用ですが、とても便利だったのでお勧め。時刻表は、ホテルのHPでご確認を!(トップページ上のほう、LocationのところからSoulをクリックすると、ソウルロッテホテルの紹介に飛びます。さらに、ソウルロッテホテルのLocationをクリックすると、アクセス案内のページへ。下のほうに無料シャトルバスの案内があります。)
2006年11月25日
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最近は、日本のメーカーが、海外で、その国のテイストで製造しているお菓子をよく見かける。特に、グリコのポッキーやベビースターラーメンなどは、各国いろいろな味があるようだ。スーパーやコンビニで手に入るお手軽なお土産でもある。この、ご当地風味、国によってだいたい決まっている。タイならドリアン。中国なら杏仁風味。サイパンはココナッツ。などなど。有名お菓子メーカーのロッテが、韓国企業だということは、ご存知の方も多いだろう。韓国では、ホテルをはじめ、大アミューズメントパークのロッテワールドを展開。観光客は、なにかとお世話になることが多い。そのロッテも、ご当地風味ガムを出している。韓国のご当地風味、それは・・・高麗人参だ!不評だったお土産の首位は、この高麗人参ガムだった。ちなみに、同率首位は、タイのドリアンキャンデーである。ウケを狙うには、面白いのだが・・・
2006年11月24日
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韓国といえばキムチ!と出てくるくらい、辛~いイメージがある韓国料理。キムチを使ったキムチチゲなど、唐辛子で真っ赤かなスープを想像するひとも多いはず。激辛大好き派にはうれしいけれど、辛いの苦手派は、それだけで韓国旅行を躊躇してしまうかも。またファミリー旅行で、子供に食べられる韓国料理があるか心配!という方も。ご安心ください!実は、韓国料理、辛くないものが多いのです!韓国料理は、医食同源の考え方に基づいているからだに優しい料理。辛くさえなければ、むしろ、生粋関東人にはもの足りないほど淡白な味わいの韓国料理である。(しょっぱくはない、ということ。どちらかというと、関西系のお味か?)基本的に、カルビ焼肉やプルコギ焼肉の味付けは甘め。それに、好みで種々の薬味をプラスしていく。一緒に注文できるキムチは、これは辛い!まず、どんな野菜のでも辛い!辛いの苦手派にも比較的食べられそうなのが、きゅうりと大根のキムチ。野菜が角切りになっているので、辛いおつゆが絡まる面積が少ないから。でも、辛い!焼肉店に行ったら、甘い焼肉と辛いキムチのコンビを楽しんでみましょう。激辛派、辛いの苦手派、一緒に行っても双方満足できるはず。キムチは、激辛派にあげちゃえばいいだけのこと。辛いのはいらない派、特にお子様連れには、カルグクスという韓国うどんがお勧め。・・・滞在中、どこかで、1回は食べているはずだが・・・お店は忘れました。・・・たとえば、明洞で超有名な明洞餃子も、もともとはカルグクスのお店。こちらのHPで、どんなものか、ご覧くださいませ。このカルグクス、まさに日本の手打ちうどん。小麦粉から作る麺の、打ち方も同じようである。ただし、麺を別茹でして、おつゆは別に仕立てる日本のかけうどん、ざるうどんなどとは違い、カルグクスは、麺をおつゆ、というかスープで煮込んでしまう。煮込みうどん、けんちんうどん、ほうとう、お切り込み、なんてものに近いだろうか。スープのだしは、お店によって違い、鶏のスープなどのお肉系から、貝やイリコなどの海産物系など、いろいろあるようだ。純粋韓国料理のはずなのだが、妙に、親近感を覚えるカルグクス。一度お試しください。
2006年11月23日
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せっかく、みなさまご期待の食べ物ですが・・・すいません!写真が1枚もありません。そりゃそうです。まだ、このころは、ブログなんてものが世の中に存在していなかったのでした。とりあえず、韓国といえば!カルビ焼肉でしょ!ロッテホテルのお隣ロッテデパートの焼肉やさんに行ってみる。日本のデパートの食堂街と同じで、いろいろなお店がずらりと並んでいる。表のサンプルを見ながら選べるので安心。だいたいロッテホテルやロッテデパートは日本人が多いので、日本語のメニューもあったりする。お値段もお手頃。回りも家族連れが多いので、子供と一緒でもまったく問題なし。大きな骨つきカルビは、お店のひとがハサミでじょきじょき切ってくれる。お肉の量を考えたら、日本よりずっと安いのもうれしい。食べ盛りが何人いようと、まかせなさい!つらつら考えたのだが、このソウル、案外お子様連れにぴったりの行き先かもしれない。理由1・・・日本からの飛行時間が短い。だいたいどこの空港からも2時間前後である。子供が飽きる前に到着。理由2・・・ソウル市内に限れば、まず東京と同じ程度の施設が揃っている。特に医療面は安心。(子供連れの場合、これが一番重要だったりする。)理由3・・・食べ物が馴染みやすい。焼肉やビビンバなら、日本でも食べなれている。韓国料理は辛いと思いがちだが、コチュジャンさえ使わなければ、焼肉やビビンバ自体は甘めの味付け。また、レタスに包んで焼肉を食べるスタイルは、楽しいし、お野菜が苦手なお子も食が進むでしょう。理由4・・・観光もコンパクトにこなせる。王宮や公園が市内に点在。手軽にひとつふたつは行けて、お散歩がてらのびのび走り回れるところが多いから、元気なお子にもぴったり。理由5・・・ロッテワールドがある。全天候型室内テーマパークもあるロッテワールド。お天気や季節を気にせず1日遊べる。絶叫型マシンから可愛いものまで乗り物も豊富。年齢の低いお子でも十分楽しめます。以上のような理由で、ソウルへは2.3歳から安心して連れて行けるのではないだろうか?小学校中学年以上なら、国立博物館や民俗博物館(ロッテワールド内にあり)などでお勉強をかねるのもよし!
2006年11月20日
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1時すぎには金浦空港到着。お迎えのガイドさんと、ホテルのチェックイン時間まで市内観光に向かいます。なんといっても、ソウルの一番の見どころは旧王宮(古宮)。市内何箇所かに点在しているのが韓国王宮の特徴。なかでも、この景福宮(キョンブックン)は政治の中心だったところで、一番大事な宮殿。 ところが日本統治時代に、この景福宮の正殿である勤政殿の真正面に、朝鮮総督府の建物を建ててしまいました。勤政殿から正門の勤政門方向を望むとこんな景色。奥の洋式建築が旧朝鮮総督府。1994年当時は、国立中央博物館として使われています。 国立中央博物館の正面はこんな感じ。東京上野の科学博物館本館と、雰囲気が似てますね。先史時代からの韓国の歴史をわかりやすく展示。特に、新羅の金の王冠や、半跏思惟の仏像は見ごたえあり。また、焼き物や茶道に興味ある方なら、ここの陶磁器コレクションは必見です。さて、現在は、この景色を見ることはできません。旧朝鮮総督府の建物は取り壊され、中央博物館はソウル李泰院(イテウオン)近くの龍山に新築移転されました。日本人としては、お詫びの気持ちを持ちつつ、韓国のひとたちの誇りである博物館がさらに発展するよう祈りたいと思います。新装成った博物館、是非再訪したいもの。ここを見るためだけにソウルに行くのもいいか、と思うこのごろです。
2006年11月19日
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と、始めてみたのはいいが、まだ、写真が用意できていません。すみません~!なにしろ、13年前のことで、すでに写真も色あせ始め、使えるものを選ぶのに難航しております。とりあえず、金浦空港に着くまで。実は、これが海外2回目。海外デビューはこの約半年前(1993年7月)に行った上海。まあ、最初に中国に行ってしまうと、どこに行ってもあとは天国。大げさでなく、ほんとにそうだったんである。10年以上前の中国は、それほど過酷なところだった。いろんな意味でね。(勿論、今は違いますよ。誤解のないように。)ちょうどこのころ、韓国の政治状況も変わって、大統領が選挙で選ばれるようになった。このときは、金泳三氏だったか?また、OLさんを中心に、週末旅行の行き先としてソウルが人気になりはじめ、ファッション誌などでも特集が組まれるように。汗蒸幕(ハンジョンマク)というエステや薬膳料理、皮製品のオーダーメイドなどがよく取り上げられていた。1994年2月4~6日の2泊3日。エア:日本エアシステム。ホテル:ロッテホテル本館(ソウル明洞)ツアー:近畿日本ツーリスト マイツアーお値段:たしか5万数千円くらい(ソウル行きは、週末が高くなってしまうので、やむを得ないお値段。それにしても当時は、今から考えるとお話にならないくらい旅行は高かった!なにしろ、デビュー時の上海は、7月で、4つ星ホテルとはいえ、3泊4日フリーで13万もしたのである。)メンバー:小学生2人含む家族4人たしか午前11時くらいの出発。少し時間に余裕があるので、京成スカイライナーで成田まで行ってみることにする。大宮からJRで日暮里駅乗換え。この乗換え時に、スーツケースを持っての上下移動さえこなせれば、このルートが、一番安くて時間も確実。スカイライナーは特急券が必要だが、乗車券だけで乗れる普通特急なら、さらに安い。京成は、スカイライナーも各駅停車も同じ線路を走るので、スカイライナーといえども、もの凄く速い!ということはない。ただし、普通特急だと座れないかもしれないけど。成田からソウルまでは2時間足らず。機内食は、お稲荷さんと海苔巻きみたいな軽食だけだったと思う。とにかく、上昇しきったと思ったら、もう、島根県あたりから着陸に向かって下降を始めるのだから、食べたり飲んだりしている暇はほとんどない。さて、金浦空港。といえば、ある年代以上の方にとっては、あの「日本航空よど号ハイジャック事件」が思い出されるのではないだろうか。そのほかにも事件があったし、韓国というとちょっと緊張を強いられるという先入観があった。現在とは違い、中国行きの飛行機は韓国上空を飛べず、大回りして飛んでいたころでもある。まだまだ、いろいろ難しい事情が残っていた時代のお話。予想通りというか、金浦空港は殺風景。よく言えば、実用本位の空港。もっとも、このころの上海虹橋空港も似たようなものだった。(翌年、シンガポールのチャンギ空港に行き、その華やかさにびっくりしたものである。)とにかく、2月のソウルなんて寒くて大変だよ!といわれ、かなりびくびくしていたのだが、予想に反して寒さはほぼ東京並み。膝上スカートにタイツにショートブーツ、プラス厚手ウールのロングコートという組み合わせでまったく問題なし。特に室内は完璧に暖かく、ホテルの部屋など暑すぎるくらいである。地方の山に行くならともかく、都市部なら、真冬でもそれほど心配しなくても大丈夫と思う。
2006年11月18日
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国内外を問わず時代劇大好きっ子なので、「チャングム」のような宮廷ものは面白く見たが、しっかり韓流には乗り遅れている。しかし、周囲には韓流スターLOVELOVEな友人方も少なくないご時勢。何かと、韓国の情報は耳に入ってくる昨今。なにしろ、「今日思いついて、3日後にはソウルにいた」とか、「テレビ局の場所は全部知ってる」とか、「空港で○○さんと話した」とかざらに聞く話である。自慢じゃないですが、韓流などと騒ぎはじめるず~~~っと前。1994年の2月にソウル上陸は果たしているのである。台湾もひとくぎりついたので、中国に行くまでの間、ソウルのことでも思い出して書こうかな、と思った次第。当時は、ソウルの空港は金浦空港。市内からもそれほど遠くなく、なかなか便利な場所だった。ただし、軍用空港でもあったので、ひどく殺風景で、ある種の緊張感も漂っていたのだが。(今とは比べものにならないほど、軍事国家の名残があった韓国である。)ところが、仁川に新空港ができて、国際線はそっちに行ってしまった。しかし、最近の韓流ブーム。韓国線は絶好調。中華航空が成田に引っ越したあと、国内線専用と化していた羽田から、ソウルにチャーター便が飛ぶようになった。チャーター便と言っても、JAL、ANA、大韓航空、アシアナ航空がそれぞれ複数便を朝から夜まで毎日飛ばしている。しかも到着は、仁川でなく金浦空港。年に数回は韓国に行くという達人によると、絶対に、この羽田~金浦路線を選ぶべし!ということだ。成田発より少々値段は高くなるが、なんといっても、金浦からの市内へのアクセスのよさ。仁川はお話にならないそうである。また、羽田発、ということで、東京周辺の人ばかりではなく、地方空港から移動してくる人にとっても便利だ。国内線からの乗り継ぎはターミナルの移動だけ。また、飛行機での移動だけでなく、新幹線などで来ても羽田は近い。多少チケット代が高くても、空港までの交通費や時間短縮を考えると、十分元はとれそうである。これから、ソウルに行くなら、是非、羽田発をおすすめ!自分で行くとしても、やはり、羽田を選びたい。という前フリで、1994年ソウル編をはじめたいと思います。勿論、当時羽田発はなし。成田から、いまはJALになってしまったJAS(日本エアシステム)で飛んだ真冬のソウル。写真を発掘してきますので、続きはのちほど!
2006年11月17日
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