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現在のスポーツやあらゆる身体動作は、すべて筋力手動で力を出す身体操作法が主体になっていますが、昔から武術家や武道家が生命を賭して発見し開発した、筋力手動ではない身体の操作法があります。これは主に地球の引力・・重力、人間の体重と軸をうまく活用することを力の発生源にしている身体操作法です。武術家や武道家の中でも限られた達人だけが使える術と云われている身体の操作法です。その理由として、筋力を力の発生源にして鍛錬やトレーニングをしている限りは一生到達できない術と云われています。多くの弟子の中で、師の動きの中から筋力とは違う何かを発見し、発想の転換に気付いた弟子だけが修得できた術とも云えます。高度な身体操作のできる師も、その術を弟子に口伝できなかったと考えられています。ですから、修得できたのは発想を転換し、それに気付いた弟子だけだったのでしょう。次回は、具体的な術について書きますのでお楽しみに!達人の身体操作法
2009/10/24
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筋力の力ではない「力」を出すためには、身体の姿勢が悪ければ充分に発揮することはできません。なぜなら、筋力の力ではない力は「重力」と「抗力」を利用するからであり、姿勢が悪い人は旨く重力を感じられないからです。一言で「姿勢」という言葉で表していますが、先ず姿勢が悪ければ重力を感じられない以前に、自分の身体の軸「体軸」をも感じられません。具体的な「体軸」の使い方については、次回紹介しますが、今日は、「体軸」の種類について書いてみます。体軸には大きく3つの軸があり、これらを「3軸」と呼んでいます。まず、「中心軸」武道では正中線ともいい、クラシックバレーではセンターと呼ばれる、天から頭の中心を通り、地球の中心へ貫く一本の軸のことです。2つ目が「車軸」です。これは、腰と股関節の中間を左右に貫く軸のことで、上半身と下半身を前後に動かす軸になります。3つ目は「滑車軸」と言って、下腹部を前後に貫く軸です。これは上体を左右に動かす時に軸となるラインです。重力を使った身体操作では、これらの「3軸」を基本として操作を行ないますので、先ずはそれぞれの軸を憶えて下さいね。達人の身体操作法伝授
2009/10/18
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私が空手を始めて、早いものでもう40年を過ぎてしまった。と、書けば歳がバレてしまうが、事実、もう私も熟年武道家である。伝統空手に始まり、フルコンタクト実戦空手など等を経て、今やっと私が探求し続けた真の武道空手に辿り着いた思いだ。今でこそグローブ顔面有りルールはK-1で有名になっているが、当時はこのルールはまだ珍しく、フルコンと言っても顔面への攻撃は無し、というルールがほとんどの時代に、私が指導員をしていた道場では、今のK-1並の実戦組手をやっていたので、当然ながら怪我人だらけであった。私もその道場でガンガン組手をやっていた、ちょうど私が30歳位の頃、衝撃的な武道の存在に大きなショックを受けたのを今でも鮮明に憶えている。自分がやってる空手が一番なんだと信じていただけに、そのショックは大変なものだったし、ずい分と悩み続けたことも、今となっては懐かしい。私に衝撃的な武道を見せた人物こそ、私の今の師匠である。それから10数年間は自分の空手を力やスピード主体の動作から、心身の統一と重力を主体とした身体操作に変えたい!と思いあがきながらも、筋力=力というものが染み付いた身体動作からは抜け出せず、相も変わらず力に頼る空手に悶々としていた。昔の人は重たい物を移動させる手段として、物の下に丸太(コロ)を何本も敷いてその重たい物を運んでいた。このコロで物を動かすという発想の延長である限り、いくら稽古をしても、どれほど鍛錬を重ねても、コロを大きくするとか、コロの数を増やすとかのその程度の成長はできるが、車輪という進化した道具を造る発想には至らない。このことが、筋力という力に依存した身体動作から、車輪という重力を利用した身体操作法の発想の転換である。この発想の切り替えがなければ、一生涯武道やスポーツを続けていてもコロの世界から抜け出すことは恐らく不可能である。心と身体・・心身を調和統一し、心身を一体として使えなければ、重力という途轍もない力を使うことはできない。その力をコロから車輪への発想に変えたとき、私の「心身武道空手」が誕生した。心身武道空手入門
2009/10/15
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