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『成績開示』
今はこんなシステムが有るんですね
ボクが受験生だった数十年前には無かった
ブラックボックスでした
ブラックボックスだからこそ、
好き勝手出来たと思います
当時から気が付いていましたが、
医学部においては男女比のコントロールは
国公立医学部でも行われていたと思っています
これに関しては、いつかお話しするかも
-
今回のネタは『成績開示』
推薦で落ちた筑波大医学と
大学入試センターと
合格進学した大学
から届いたので、
そこから『 分析
』をしたいと思います
まず、落ちた筑波大の推薦
点数は公表されませんが、
不合格者の『上位』『中位』『下位』の
どこに属しているかが開示されます
うちの子は『上位』でした
以前にも書きましたが、
筑波大の推薦は問題が難しく、
合格者は東大理科Ⅰ類くらいなら
行けるレベルじゃないかと思います
うちの子はそのレベルには明確に達していない
ただ、『上位』だったことは救いです
次に共通テスト
自己採点通り750/900点でした
全くマークミス無しというのは素晴らしい
-
そして、前期試験
おおよそですが、配点は共テ:二次=1:2
そして、大学から開示されたのは、
合格者平均点・最高点・最低点
と受験者本人の点数が、
共テ・二次ともに開示されました
まずは合格者全体に関して
①合格者共テ平均点746/900点(82.3%)
最高点846(94%)
最低点655(72.8%)
まず、ここで分析すると、
目標として掲げていた共テ750は
わりかし間違いじゃない
そして、最高点846・・・
化け物クラスの子がいます
ただね、これは医学部あるあるです
地方国公立にいるんですよ
普通に旧帝医学部受かるでしょみたいな人
ボクの同級生では、
東大理Ⅲ落ち筑波医が結構いました
今年のケースは、後述しますが、
『 安全策
』を取ったと思われます
そして逆に、最低点655点
よく足切り食らわなかったなって感じ
この子は超例外だと思う
相当二次試験で良い点数取ったと思いますが、
そんな子なら、共通テストも取れるはず
もしかしたら、国語とか失敗したのかもね
国公立医学部は二次の配点高い所が多いので、
こういう大逆転も起こりうるけど、
例外中の例外だと思います
②二次試験
理系学部は完全同一共通問題です
点数ではなく%で出します
(身バレ防止のため)
医学部合格最高得点率88%
最低得点率72%
平均得点率78%
この試験の問題見ましたけど、
うーん・・・普通に難しかったです
あれを7割以上取らなければいけない
例えば数学とかだと、
大問一つ丸々落とすと厳しい
ちなみに他学部の結果を見ると、
理工系学部合格平均が66%前後
この差たかだが10%ちょっとですが、
50⇒60と66→78は全然違う
やっぱ国公立医学部難しい
そして、
言うまでもなく、二次88%はバケモノ
以前書いた『減衰曲線の積分⇒極限』の様な問題は、
完答出来て当たり前で、むしろ絶対に落とせない
そういう試験だなと思いました
だとすると、本当に『 網羅的』
に勉強して、
絶対に穴が無い様にしないと、
受からないなと感じました
勿論、これは事前に察知していたので、
試験前、子供に数学の勉強に関して、
「過去問以外で何する?」
と聞いた時、「青チャート」と答えたので、
安心して、以降は口出ししませんでした
-
③総合得点(共テ+二次)
医学部合格者最高得点率87%
最低得点率75%
平均得点率79%
これ見てまず思う事
共テ+二次で87%って凄まじい
このレベルの方々は、旧帝医いけるでしょ
なのに、地方国公立医
理由はいくつかありそうで、
①来年度から入試が変わる(国数理社情)
②共テが難しすぎる
+傾向が変わりすぎる
⇒入試対策が本当に難しくなった
なので、いろいろ情報見ると、
今年は 安全策
を取った受験生が多そう
よって、今年は国公立医学部は、
上位生が、首都圏や旧帝だけではなく、
地方国公立に分散して、
全体的に難易度が底上げされた印象
また、多くの受験生が国公立単願ではなく、
私立医も併願し、私立医も難化したらしい
(ちなみに、うちは国公立単願です)
『凡人』が狙うのは地方国公立医学部です
なので、今年は凡人には逆風だったようです
医学部は定員が少ないですからね
上位が安全策を取れば、途端に影響がでる
-
最後に我が子のデータを出します
前述のとおり共テ750点
二次得点率72%
共テ+二次合計75%
でした
ぶっちゃけのところ、
合格最低点の4点ほど上
でした
共テで合格者平均のちょい上で、
二次が合格者最低点のちょい上でした
本当にボーダー
『 4点
』
国語なら1問落としで結果が変わる
なんなら、マークミスでも変わる結果
受験って本当に怖い
何か一つ欠けていれば、
結果は全然違うものだった
保護者が受験にどこまで関わるか?
以前に『何もしないが最高』と書きました
ちょっと書き換えたいと思います
『 何もしないで済むなら最高
』
だけど、そんな風に言えるのは、
結果が良ければの話
今回、我が子の受験に関して言えば、
親が関わらなければ、絶対に落ちていた
親が関わった価値は『4点』以上
間違いなく断言できます
今更ではありますが、
受験に関わって、本当に良かった・・・
親が受験に関わるべきか?
もし迷っている方がおられたら、
もう一度ボクのブログを読み返してください
親が受験に関わると決めたらやるべき事
『 たった一問
』ぶんの得点を上げるための努力
たった一問で明暗が分かれる
だから、
「あの時勉強した、あの問題」
そう言えるくらい、一緒に勉強していく
それが受験に関わると決めたらやること
口だけでは伝わらない
行動が伴わないと
なので、
凡人的国公立医学部合格ルート(保護者編)は
①親も勉強する
②親にしかできない情報収集
③精神的・身体的フォロー
じゃないかと思います
③だけでは凡人は受からない
②だけでは子供に話を聞いてもらえない
①も加えることでやっとスタート地点
この 覚悟
があるか?
-
このブログの最後に。
このブログでは親のドヤリばかりです(笑)
子供が受かったのは親のおかげと確信しています
その位の努力はしたと思っています
しかし、
それはこのブログにおいてのみ表に出しています
子供には絶対言いません
二次直前に予想問題を作り、
その中に減衰曲線の問題を入れ、
数字・記号完全一致で的中した事
英作文の問題を沢山作り、
それらと二次試験の英作文がそこそこ似ていた事
国語の勉強法を明確に伝え、
共テパックで100点前後の状況から、
158点まで爆伸びした事
子供の前では絶対に口に出しません
(他の場所ではこれでもかと言ってますがw)
それは、自分の力で受かったと思ってほしいから
『成功体験』として、心の拠り所にしてほしいから
まあ、多く見積もっても、
親の関与による成績アップは
せいぜい1/10程度でしかないですしね
9/10は本人の努力なわけで
(本当は)親がドヤっちゃいけないんです
このブログは、家じゃ言えない
『親のドヤリ』ブログです
『王様の耳はロバの耳』的なやつです(笑)
ボク自身は身バレしても全然かまいません
だけど、このブログを子供に見られたら困る
そういう秘密の場所です
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