チヌマンダイ

チヌマンダイ

2007.01.02
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 忘れえずして忘却を誓う寂しさよ

慈雨のため外にでることがはばかられる。
過去に書いた
メモのなかで
真面目なやつを載せてみます。

 今日は書初めのひなので
まーあ
いいか。亜阿草界の木
画像1-100.jpg


(凸凹池に住んでたどじょう)

先ほど紹介のありました竹ともうします。名前は盛窪といいます。
小学校の頃は凸凹と呼ばれておりました。
盛上がったり窪んだりしたデコボコ道歩くの大好きな僕の心臓が今
デコボコデコボコデコボコと波うっています。
校長先生とは小中高とも一緒で,こちらに座っているN町民生活課長とも
中高を通して良きライバルとして,スポーツに勉学に励みました。
これから退屈な話となるかと思いますが喋らせて下さい。

私の受け持ちは「農業面からの環境への取り組み」です。
農業に欠かせない要素は色々ありますが,

「川は流れてどこどこいくのでしょうか・・・」それではまず,水について話してみます。
みなさん,不思議だと思いませんか,中学校の隣の池の水を。
こんな高いところに池ができるなんて。
学問の神様,菅原道真を祀った神社があったので菅原池と呼ばれています。
私が中学の頃はこの2倍以上の広さあったのです。

どんな干ばつに遭っても水が涸れたことがなかったと言われていました。
(現在は地形の変化により涸れる事もあります)
物知りの人に「何故なのと尋ねた」ところ,
「ヤンバル(沖縄)の井戸と地下でつながっているから」と教えてもらった。
本当なんでしょうか,冗談でしょうか,皆さんも考えて見て下さい。

 さて,この池の水の一生はどうなるでしょうか。
池の水は太陽に温められ,蒸発して雲にかわり,風にのって流され,海上にでて雨を降らします。
又,池からあふれた水は,地上水となり,低いところへ低いところへと流れて海へとどきます。
もうひとつ,池から溢れた水は鐘乳洞に流れ込み,地下水となり地下の道をたどり海へ帰ります。
あとひとつ,溢れた水は土のなかを浸透し地下の水盆にたまり井戸から汲み上げられ,
飲み水や生活用水,農業用水に使われています。
与論には川がないとよく言われますが,私はよく冗談めいて
「与論島には少なくても,4つの川がありますよ」と農業関係者の視察案内で説明しています。
1つめは,菅原池を源とする川で,中学校の前の側溝を東に下り,
西区集落にある麦屋川でいったん止まり,農業用水に利用された残りは南に下り,
ふたたび人工のため池に蓄えられたあと,前浜の海岸に溢れていきます。
2つめは,菅原池を溢れ出し南へ流れでて地下をくぐり,
城集落の屋川の湧水となったあと再び地下を通り,
島水川や四川からゴーゴーと音をたてて海にそそぎでています。
3つめは,伊野波川地帯を水源とし,製糖工場のとなり,
ウプインジュ河口から茶花の海岸を汚している川の水の事です。
4つめは,那間小学校の位置する増木名原を水源に,
大雨のあとだらだらと流れてクズレ橋の下をくぐり抜け大金久海岸にながれだす水のことです。
ところで,30年前の海は海草やウニなどがいっぱいあり,
魚は手でつかんで採れる程いっぱいたと聞きます。
今はどうですか。皆さんもご存じのとおり生物の少ない海に化けてしまいました。
さて,私たちの毎日の生活を考えてみるとしましょう。
手を洗ったり風呂に入ったり洗濯や炊事をしたり,もちろんオシッコもします。
学校で手を洗ったり足を洗ったりした水や,
もしかしたらオシッコも,使った水の一部は菅原池に流れています。
こうした日々の暮らしに使う水を生活雑排水と呼んでいますが,
これが海を汚している原因の一つと考えられます。
したがって雑排水をいかに浄化するかが海の再生についながる大きな役目と思われます。

  中略
次は土の話に移らせて下さい,
母なる大地を構成する土壌はどんな役目をしているでしょうか 。
そう,植物の根を支える役目をしています。
与論に分布する土について考えてみたいと思います。
与論の土はおおまかに3つの種類に分類することができます。
那間,古里などの褐色をした土。立長,東区に見られる赤みを帯びた土。
もう一つは中学校近くのピャーヌパンタで見られる灰色の土です。
土の種類によって植物の分布に違いがあるようです。松林などは酸性の土で良くそだちます。
みかんの木はアルカリ性の土壌でも良くそだつようです。
化学的な成分等詳しいことにについてはあとで山下先生や久保先生聞いてみてください。
しばらく,自分の体験を話します。
私は今から23年まえに与論に帰って来ました。
父母の仕送りの学生暮らしの恩返しと思い,勤めから帰ったら父の農業の手伝いを一生懸命やりました。
与論かぼちゃを植えるため,化学合成された肥料をたっぷり撒いて,
果実がみのるころまでに農薬を何回もかけて,収穫したあとは雑草を枯らすため除草剤を散布しました。
そのころはかぼちゃもたくさんとれ,収入も良く,
農業の生産に貢献していて良いことをしていると思いこんでおりました。
ところが,産業課というところに配置換えされ,農業のことを本格的に勉強するようになって
親父の農業の仕方,化学肥料と農薬の使いすぎはちょっとおかしいと感じました。
その後親父とは栽培方法に意見が合わなくなり,自分で別の畑にビニールハウスを建て,
花や果樹栽培を始めてみました。肥料農薬の使用を少なくする栽培を試みてみました。
おかげさまで今年は無肥料,無農薬栽培のマンゴーを美味しく食べることができました。
汚された土で作られたミカンと農薬や化学肥料で汚染されていない
正常な土でつくられたミカンとの間には,
うま味の差があるとききます。
私の栽培した美味しいマンゴーを水にに浮かべてみると沈んでいきます。
本当かどうか皆さんも是非実験してみて下さい
土が汚染されていく仕組みについては皆さんもきいているとおもいます。
サトウキビや野菜,花などに撒かれた肥料や農薬が,
土の中の虫やカビなど,有効な微生物なども殺してしまいます。
又,地下に染込んだ肥料農薬や生活雑排水が井戸に流れ込み,私たちの飲み水を汚しています。
町民の皆の創意の力と科学のおかげで,淡水化プラント施設ができて,
おいしいみずがのめてほんとうによかったですね。
(島人の いのちはぐくむ ましみずの たえざるながれ とわにいのらん 山 市郎 翁 )
(いつまでも・あるとおもうな・かねとみず・ためて・たくわえ・ひでりしのぎに)
ひといき 

さて,本題に戻って,今日私に与えられた課題,
町役場、産業課で対策を取っている自然環境を守る取り組みについて話しさせて下さい。
私は職務で特殊病害虫対策及び環境保全型農業を推進する係を担当しております。
  中略

次に,環境保全型農業について
与論島には,4,500頭のモウモウちゃんが飼われています。
家畜のウンコやオシッコがどのようにして海にたどり着くかもうお分かりのことと思います。
そのシッコやウンコを適正に処理し,有機物として農家に使ってもらえるようにと,
平成15年度に堆肥センターを作る計画です。
又,農薬や化学肥料を使わなくても,さとうきびやさといもを作れるための栽培技術を確立するため
実験農場を作り,農薬や化学肥料をへらす運動をおこなっています。
それから農業用ビニールを適正に処理してもらうため,お金を補助し
畑のすみなどに使用済みビニールを放りっぱなしにしないようにお願いしています。
又,赤土が直接海に流れないようにため池をつくったり,
なるべく地表に緑を多くするよう農家によびかけています。
本町は他の市町村に先駆けて環境の町づくり宣言をしているので
「パナウル王国の環境憲法」がみんなの協力で 実行に移されれば,
昔のちゅらさる(美しい)海が再生され,魚や貝ウニなどたくさん採れるようになるでしょう。
私はやたらめったらに木を植えることが好きです。
ある森の好きな人から聞いた話ですが,人は一生のうちで5本の木を植えなさいと言います。
一本の木が肩を組んで林をつくり,林がもう一本の木を担ぎ上げたら森になり,
森と林が手をつなげば,森林ができるといいます。みなさんもいっしょに森林を作ってみませんか。
森林が海を豊かにするそうです。
皆さん一緒になって,たくさんの木をうえましょう。
いよいよ最後になりますが,
「沈黙の春」を書いたレーチェルカーソン女史の言葉をおかりして終わりにしたいと思います。

「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではない。
美しいものを美しいと感じる感覚,あたらしいもの,未知なるものにふれた時の感激,
思い遣り,哀れみ,賛嘆や愛情などの,さまざまなかたちの感情が,
ひとたび呼び覚まされると,次はその対象となるものについてもっと知りたいとおもうようになります。
そのようにして見つけ出した知識は,しっかりと身につきます。

発表の機会を与えてくださました町岡校長先生に感謝するとともにこれからも
地域社会と学校が連携し,またこどもたちが与論に帰って来たくなるような町づくりに努力することを約束し
終わりにしたいと思います。
生徒のみなさん長い時間聞いて下さってありがとうございました。

添付資料 水の流れと土壌の分布





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Last updated  2007.01.02 06:45:33
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Re:忘却とは忘れ去ることなり(01/02)  
土と水。難しい事は分かりませんが、生活用水も汚れていますが、オリーブの水遣りに川から水を引いているのですが、民家が無いはずですが昔の綺麗な水が出ずコンクリートの川は茶色くあおさが一杯。これも人間の犯した罪なのかも。

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