アウトドア親爺の徒然日記

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まるのんちゃん777

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2021.05.29
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カテゴリ: 旅行




関東地方では最高気温が30℃前後まで上がり、
一昔前の真夏のような日になっているようですが・・・。

今日の霧多布では昼間の気温が10℃に届かず。 おまけに午後から激しい雨が降っています。
風が冷たいどころか、室内にいても少し寒く感じます。

奥様がフリースを一枚持たせてくれましたので何とか凌げそうですが、
これが無ければ凍えていたかもしれません。 感謝、感謝ですな。

外歩きは真冬用のダウンジャケットで良かったかもしれません。
フリースの上にウィンドブレーカーを羽織ってちょうど良いくらいですから。


何時もこんなに寒いわけではないということですが・・・。

聞き間違えでなければ帯広や釧路より気温が低いのだそうです。

確かに見える景色は早春。
未だ芽吹いていない樹々が見受けられますし、草地は茶色が目立ちます。


さて、日記は霧多布岬のラッコのことです。

昨日のお昼過ぎに霧多布岬のある浜中町に着いたのですが、
お宿のチェックイン時間にはまだ早いので岬まで行ってきました。

先行者は皆無です。
オオバナエンレイソウやサクラソウの花を愛でながらゆっくり進みます。
花の名前は片岡さんに教えていただきました。

話が前後しますが、


全くの偶然です。 1年半ぶりの思わぬ再会となりました。
岬の先端まで観察に向かうということでしたのでご一緒することにします。





片岡さんは直ぐに赤ちゃんを連れたお母さんラッコを見つけます。
この母親を片岡さんは雌Aと名付けて識別しています。

クラウドファンディングによって集めた資金で発行された、






A子は、昨秋無事に親離れをして独立していきましたが、
雌Aは今春も出産していたのですね。 この赤ちゃんも雌。 だからA子の妹なのだそうです。

この子も無事に育つと良いですね。 願って止みません。





さて、泊めて頂いたお宿のエトピリカ村は、
立地が最高、清潔、朝食が美味しい、野生生物の宝庫であるお庭、
オーナーご夫婦が優しい等々、数々の美点がありますが、
TVが無いということもたいへん宜しいですね。 自然と早寝早起きとなります。

今日も朝の4時半に目が覚め(これでも寝過ごしたと思ってしまいました)、
朝飯前の探検に出かけました。 早起きは三文の徳と言いますがまさにその通りに。

しかしお天気は曇天。嵐の前の暗い朝。 海の色は最悪です。

駐車場から幾らも歩かないうちに1頭のラッコを発見。





直ぐに岩影に入り見えなくなったので、
若干後戻りをして改めて見ると、今度は雌AとA子妹を発見します。

これは幸先が良いですな。





しばらく観ていると、
最初に見つけた1頭が雌AとA子妹に接近していきました。 これは雄なのだそうです。





最初は寄り添っていただけですが・・・。





そのうちお母さんラッコ・雌Aに絡みだしました。





A子妹はお母さんに必死にしがみついています。





とてもしつこくて・・・。





A子妹は海に落ちてしまい・・・。





雌Aは怒り爆発です。 果敢に雄を追い払おうとしました。
この間A子妹は為す術もなく、プカプカと浮いているだけです。





雌AはA子妹のところに戻ります。 が、雄はなおもしつこく追いすがり。





A子妹を庇うように再び雄と対峙します。





A子妹はまたもやプカプカ。





雄がまだ絡んでいますが、A子妹はお母さんの上に戻り。





またまた海に落っこちてしまいます。





やっと雄が離れていき、母子水入らずに。





A子妹はおっぱいをのんでいるようです。





途中からは片岡さんも朝の調査にやってきました。

片岡さんに依ると、
雄のこのような行為は、繁殖の妨げになる大変危険な行為なのだそうです。

昨秋まで雌AやA子と一緒にいた雌B母子は、
雄と烈しい闘争を繰り広げた後、行方不明になってしまったとか。

霧多布岬ではこれまでに6頭の赤ちゃんが誕生しています。
全て雌Aと雌Bの子ですが、このうち無事に育ったのは僅か2頭だけ。

そして雌Bは現在行方不明です。
このような失敗の原因の一つは雄の嫌がらせだと推測されています。

7頭目となるA子妹は無事育ってほしいものですね。

同じようなお話は野生のクマで聞いたことがあります。
クマの雄も子育て中の雌を襲い、子供を殺してしまうことがあるそうです。

子育て中の雌は当然のこととして、発情することがありません。
そこで雄は子供を殺して雌を発情させ、自分の子孫を残そうとするのだとか。

極めて残酷な自然の摂理ですが、
人でも連れ合いの連れ子を虐待する例もありますから、
理性を取っ払った挙句の行為と見れば、自然なこととして理解可能かもしれませんね。

いやいや、このような落ちを付けてはいけません。
人の場合は自分の子でも虐待しますから。 どこか妙な生き物なのです。





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Last updated  2021.05.31 19:45:02


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