犬・イヌ・いぬ(と、愛すべき動物たち) 0
全8件 (8件中 1-8件目)
1
前回の記事に対していただいたflowergreen8さんのコメント、お返事をこちらで続けさせていただきます。>2014年にかけてギアチェンジが起こったとのこと、>私も、そうなのか否か、>年明け早々人間関係にアクシデントが起こり>※私が言ったのが原因ですが、、>早くも疎遠者が出たんです、>年始から縁が切れるって気分悪いな~と思ったのですが>今言っておかないと、後々大きい問題になるな。と思い>言ったことが、そうなってしまいました。それは気持ちが晴れない新年の幕開けでしたね。世間で「おめでとう、おめでとう」と言い合っている時期だけに、余計、「何で自分は...(ハァ。)」と、ため息出ちゃいますよね。ただ、flowergreen8さんがおっしゃっている通り、「今言っておかないと、後々大きい問題になる」のであれば、やはりこれはどこかで誰かが(この場合、たまたまflowergreen8さんの方に、口火を切るお役目が回ったのでしょう。)何かしなければいけなかった、のでしょうね。思うに、人って、トラブルの原因と結果がきれいに一直線でつながる時の方が、一時はしんどいにせよ、そこから回復するのは早いのではないでしょうか。しばらくの間、ブルーな気持ちはつきまとうかもしれません。でも、今のflowergreen8さんのように、「問題発見。まずいと思った。だから、言った。」と、原因と結果がはっきりと見えていらっしゃるのならば、長い目で見て「薬」となる体験、になるのではないでしょうか。次に似たような境遇に陥っても、「あ~、こういう不穏な兆しが見えたら、こういう方向へこじれていって、結果的にガシャーン!」となるのか。」と、怪しくなりそうな雲行きをいち早く察知して、被害を最小限にとどめられる、と思うのです。そうしたパターンを自らの体験によって【学習】して、自分の中に取り入れることができた人は、強いですよ。持って生まれた自分の性質に合わせてオーダーメイドであつらえた「賢く生きるテクニック」を一つ実習して、そしてマスターできた、ってことですから。「他人がどう言おうと、私はこのような危険地帯=相性イマイチな人との付き合いには足を踏み入れまい。別のルートで行こう。」って、きっぱりと宣言できるようになる、ってことですから。この先起こり得えるかもしれない100の対人間トラブルを、限りなくゼロに近いところまで減らせる、人生操縦法をまた一つ手に入れたのですから。悪いことばかりじゃないですよね。えらそーな口きいてごめんなさい。でも、この、【原因→結果がきれいに見えている方が、立ち直りが早い】っていうのは、私自身の過去のいくつかのスッテン・コロリン・ドシーン!体験に照らし合わせての感想なんです。逆に、わけのわからない嵐に巻き込まれたようなトラブルは、質が悪いんですよね。先が見えない、出口が見えない...っていうのは、きついですよね〜。(ご存知ですよね。)実は私も、最近、人付き合いについて「いいのかな、これで。」と悶々と思い悩むことがありました。まさにシンクロしてますよ、flowergreen8さんの現状と...。(これもやっぱり、我々の共通点=数秘術ライフパスナンバー7!の成せる業なのかな。)昨年、大病を克服し、年末から「会いましょう!」と、メール上のやりとりでテンション高めに盛り上がっていた人がいましてね。その彼女と、なぜかつながらない(=相手からの応答ナシ)、ってなモヤモヤ状態に、ここ一週間程陥っておりました。あちらにも、何かしら事情があるのかもしれません。一応落ち着きを取り戻した今、冷静に自分達の間柄について考えてみると、「まっ、しょーがないか。そこまで万難排して場をセッティングする程優先順位が高くない相手、って見られたんだな、私は。」...と、素直に認めざるを得ませんね。ごくごく小規模ではありますけど、無言で【拒絶された】ようなものです。心が痛まなかったと言えば嘘になるでしょう。(←筆不精のあんたにだけはそう言われたくないよ!と、昔の友人達からの文句が聞こえてきそうですが...。)でも、よくよく考えてみると、私自身の方でも、「...彼女と会ったところで、一体何話すつもりだったのよ?自分がちょっとばかり聞きかじって仕入れた知識を、ベラベラと生身の人間相手に披露したいだけなんじゃないの?」と、極めて手前勝手な「理想の再会イメージ」を抱いていたことに気付きました。もちろん、困難を乗り越えて、笑顔が戻った彼女の姿をこの目で確かめたい、という気持ちに嘘偽りはありませんでしたけど。ただ...。病み上がりの、しかもいつ再発の危険があるかどうかわからない状態にある相手にとって、無神経な知ったかぶり・喋りたがりの素人、しかも特に健康に問題もなく、ピンピンしているような奴。おそらく、今、一番会いたくない人種かもしれません。今はその時機じゃない。そう解釈して、自分を納得させた以上、さくさくと忘れます。ご縁が無かったですね、ってことにして。彼女も、私も、自分の本心を多少押し殺してまでも、相手をがっかりさせたくなくって(=自分が「いい人」と見られたくって)、その気も無いのについついサービス過剰のラブコールを送っちゃうようなタイプなんですよ。似た者同士なんですね。でも、本心から楽しんでいない、表面だけのリップサービスでしか場を持たせられないのであれば、話していたって疲れるだけ。ここはどちらか一人が鬼になって、自分の本心に正直になり、「やめよう。」という結論を出すのがベストだったんでしょう。こちらの記事、たまたま昨夜SankeiBizの記事で目にしたのですが、「あぁ、よく言ってくれた。さすが蛭子さん!」と、すっごく嬉しくなっちゃいましてね。「中年に新しい友達って必要? 人間はひとりで死んでいく 蛭子能収さん」http://www.sankeibiz.jp/econome/news/140118/ecc1401181731007-n1.htm原文はこちらにも掲載されています。http://president.jp/articles/-/11403http://president.jp/articles/-/11403?page=2「強いて言えば、なにか頼まれても気軽に断ることができ、相手も仕方ないとあきらめてくれる、さらりとした関係がいいのではないでしょうか。うまくいっているときはいいけれど、ひとつ間違えれば、相手を憎んだり恨んだりすることになる。友達っていうと、どうしても相手に過剰な期待をしてしまう。人間はひとりで死んでいくのだから、もっとひとりの過ごし方、楽しみを覚えたほうがいいと思います。仕事関係者からしか電話がかかってこないというのは、きっと真面目に働いてきて、家庭も大事にしてきた証しでしょう。それはとても立派なことじゃないですか。」最後の一段落が、悩める質問者を気遣う蛭子さんの優しさをよく表していて、じ〜んと来ます。相手に過剰な期待をしてしまう。本当にその通りですね。他人には期待もしないし、執着もしない。結局は、それが一人でも心地良く人生を送るための早道になるのだな、と思いました。蛭子さんの言葉、くよくよしていた私を力付けてくれました。flowergreen8さん、そしてこちらをお読みになってくださっている読者の方にも、何かが伝わればいいな~、と、思います。昨年末から、突然このシリーズに大ハマリしましてね。テレビ東京系列で年間3回程放映の、不定期シリーズ、「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」。【送料無料】ローカル路線バス乗り継ぎの旅 松阪~松本城編【送料無料】ローカル路線バス乗り継ぎの旅 京都~出雲大社編現在16まであるシリーズのほとんどは制覇しました。(海外在住のあんたが、何故?どうやって?なんて野暮なこと聞かないでくださいな...。オネガイシマスヨ...。)真面目で責任感あふれるリーダー、でも、たまにその責務の重さに耐えかねてブチ切れする姿が実に人間らしくって微笑ましい太川陽介さん。そして、言いたい放題、空気読まなさすぎ+気遣い一切無さ過ぎ(笑)の、100%自然児・蛭子能収さん。年齢は太川さんよりも10歳以上年上のはずなのにね。小学校低学年男児がそのまんま身体だけ大人になったような方です。プラス、各回ごとに異なる、マドンナ役のタレント/女優さんたち。もう、この番組、好き・好き・大好き!!!過ぎちゃって本当に困ってます(笑)。行く先々の地元の人々とのやり取りや、田舎町で三人組が舌鼓を打つ、おいしそ〜なおそばや海の幸の映像など、見れば見るほど「あ〜、日本っていう国は、どこへ行ってもそれなりの『郷土の味』や『郷土の名物』があるんだな。文化的に豊かな国なんだなー。」って、感心させられることばかりです。温泉風景もたまりませんねぇ。次のシリーズ第17弾は春頃になるようですね。楽しみだなぁ~!今まで「困った人だ~。」と苦笑しながら見ていた蛭子さん。上の「友達"不要"論」を読んでしまった今となっては、蛭子さんの姿は「自分に正直に生きる強さを持っている、勇者」そのものに見えてきます...。伊集院光さん、私も全く同意見です!あの蛭子さんと、あの太川さんの二人が醸し出す独特の化学反応。他の類似企画では絶対真似できませんよねっ!!!
2014.01.21
コメント(5)
元早稲田大学教授であり、心理学・精神医学のエッセンスを随所に取り入れた人間哲学を説いていらっしゃることでおなじみの、加藤諦三さん。本来のご専門は社会学ですが、大学をお辞めになった今となっては、もはや「生き方指南」の専門家、とお呼びする方がしっくり来るかもしれません。みなさんも、一度はお名前をどこかで目にしたことがあるのではないでしょうか。書店やコンビニの店頭には、加藤さんが執筆した文庫本や、廉価版のお買い得な単行本(500円シリーズ)がずらりと並んでいますし、雑誌記事だってたくさん書かれていらっしゃいます。また、現在もニッポン放送(ラジオ)の人生相談コーナーのレギュラー回答者のお一人として活躍中です。たまたま乗ったタクシーの中でラジオを聞いた、なんて方もいらっしゃるかもしれませんね。下の著書を読んだことは、既にこちらのブログでも書きました。【自己愛人間】と出会い、彼らが放つ、毒のたっぷり効いた一言をまともに食らってしまった方。その結果、自己を卑下したり、人間不信に陥ったり...といった心の闇を体験された方。そうした方であれば、あの頃の惨めだった自分を振り返りながら、相手へのほろ苦い思いと共に、何度も頷きながら読める一冊ではないかと思います。【送料無料】ささいなことで傷つかない人の人間関係 [ 加藤諦三 ]ネット上で加藤さんの著作やインタビューなどを探していたところ、YouTubeで、こんな会話を発見しました。タイトルでぐぐっとそそられてしまった方は、ぜひ聞いてみてください。文化放送・「大竹まことのゴールデンラジオ」2012.4.13放送の回からの抜粋だそうです。加藤さん、大竹まことさん、そしてこれは恐らく(金曜日の放送なので)作家の室井佑月さんだと思うのですが。(加藤さんが「室井さんが...」と途中でおっしゃっているように聞こえます。)とにかく、このお三方がそれぞれ正直に、あまり正面切っては語りたくないような本音を吐露してくださったおかげで、非常に中身の濃い話となっています。いや〜、この手の話を平日お昼過ぎの、のどかな時間枠でやってしまうとは...。これ、ラジオだからできること、ですよね。高校生が放課後の部室でジュースでも飲みながらボソボソと人生について真面目にしゃべくっているような、そんな密な雰囲気があって、好きだな〜。(スタジオという、少数の人しか入れないような閉じた空間がそうさせるんでしょうかね。)「人に好かれたいという病気は、現代のペストである」という加藤さんと大竹さん二人のコラボによる定義、ずしん...と響くものがあります。なぜって、加藤さん、大竹さんと同じで、私自身も「人に好かれたい病」患者の一人を自認しているから。日本に比べれば対人間のしがらみがはるかに少ない国・アメリカで暮らしているおかげで、大分快方へは向かいつつあります。でも、残念ながら、まだ100%完全に解放された、という境地にまでは至っていません。日暮れて道遠し、です。「【ミンナ・ナカヨシ教】の教えに背く奴は、悪。」と叩き込まれて育った、日本生まれ・日本育ちの人間ならば、かからない方が難しいっていうのが、この「人に好かれたい病」。一度本気で取っ組み合いをして、見事克服するか、それとも逆に呑まれてしまうのか、白黒はっきりつけようとしない限り、日本人コミュニティ(子供の日本人学校など)と接した時に味わう居心地の悪さは、いつまでも私の奥底に付いて回ることでしょう。負けるもんか。時間はかかっても、何とかこの厄介な病とおさらばして、相手が日本人だろうが外国人だろうが、常にマイペースで涼しい顔して過ごせるようになるぞっ。よしっ。下に引用したのは、特に私が「いいな」と感じたセリフの数々です。あ、一部の語尾や言い回しなどは、ラジオでの喋り言葉を忠実に再現せず、読んで意味が通り易いように変えたこと、予めお断りしておきます。 「人になんか、好かれても嫌われてもいいんですよね。 それは大した問題じゃないですよね。 自分の信念、自分のやりたいことを塞(ふさ)ごうとする人がいたら、 やっぱりそれはどけなくちゃダメですよね。」(大竹まことさん) 「人に好かれようとすると、自分の本音を押し殺して、 我慢する。 我慢ばかりしていると、しまいには相手のことが嫌いになってくる。 相手が嫌いだということを隠そうとすると、 だんだん周りに好きな人がいなくなってくる。 で、自分のことも嫌いになりますから。周りの人だけでなく。」 (加藤諦三さん) 「自分のやりたいこととかをやっていると、 そこで初めて不安が消えるわけですよ。 安心。 安心を持ったら、人間は強いですよね。 もう、要らないもん。金も、名誉も。権力も。 ...でも、不安だったら、〔室井さんが〕まさにおっしゃっている〔通り〕、 人に優位に立たなきゃ生きていけないですもん。」(加藤さん) 「正義感に二つあると思うんです。 本当の正義感。 と、もう一つは、憎しみが正義の仮面をかぶって登場してくる。 人間の憎しみってのはですね、変装がうまいんですよ。 ...だって、人に対しての憎しみを憎しみとして表現したら、 嫌われちゃうもん。 (...)正義を持ち出すと、相手を責められるんですよ。」 (加藤さん) 「自分に正直に生きることです。 これも真意を理解してもらいたいのですが... 人に嘘をついても、生きていかれます。 だけど、自分に嘘をついたら、人生行き詰まります。」 (加藤さん)人に嘘をついて、要領良く「世渡りの上手い人」として生きることは、物理的には可能、です。望ましいかどうか、本人が幸せかどうか、それは別問題ですけどね。残念ながら、ズルい人は世の中にいます。実際。人が泣こうが、悲しもうが、「してやったり」ってな顔して、まんまと人の手柄を盗んでいくような良心の欠けた人、本当にいます。意識してそれをやっている人もいれば、「自分は善人。」と思い込む、「左手のすることを右手が知らない」タイプの無自覚なズルい人も、います。でも、自分に嘘をついたら、遅かれ早かれ、どこかでつまづく時が来る...と、加藤さん。自分に嘘をつくってことは、結局、自分以外の他人にも同時進行で嘘をつかないと、色々なことが辻褄合わなくなりますからね。嘘・嘘・嘘だらけの人生になるしかないんですよ。どっちを見回してみても「真実」「本物」が見当たらないような人生が、いつまでも順風満帆で行くわけがありません。いずれ行き詰まる、でしょうね。こちらの「ワンコインシリーズ・愛蔵版」(税込500円)も、時間のある時に手にとってはちょこちょこと読んでいます。【送料無料】いじめに負けない心理学愛蔵版 [ 加藤諦三 ] 「人から騙された体験を持つ人は、 まず自分の劣等感と淋しさを反省することである。 ずるい人は、あなたの劣等感と淋しさをかぎわける達人なのである。 そしてあなたをロボットのように言葉ひとつで操る。。 ロボットを動かすには電気代もかかるが、あなたは電気代もかからないで ロボット以上によく動く。」 (「いじめに負けない心理学(愛蔵版)」 加藤諦三、PHP研究所、2012、p.113)上の引用を読んでドキッとしたあなた。あなたのような人には、特によく効く「苦いけど、良い薬」だと思いますよ。...苦いから、私も一回につき少しずつしか読めません。一気に読破するタイプの本ではないな、と、個人的には思います。著者の加藤さんご自身もそのような読み方はあまり期待されていないでしょう...っていう気がするんですけどね。人生論的な要素が強いご本ですから、パッと目についたり、妙な引っ掛かりを感じたりしたところからかいつまんで読んでいけばいいんじゃないでしょうか。「頭も、心もフル稼働させた上で、左手のすることをしっかりと見届けようと努める」右手の持ち主でありたいんですよ。嫌なこと・聞きたくないことから目を背けて逃げることも、極力したくありません。それは、自分が抱えている現実に対して「嘘をつく」ことだ、と思うからです。嘘はつきたくありません。真正面から問題を見据えて、根気良く退治していくこと。心の平安へと到達したいのなら、そうした地道で時間のかかる作業を一つ一つ片付けていくことが、結局は一番の早道となるのではないでしょうかねぇ。そっ。王道なんか無い、ってことですよ。
2013.10.03
コメント(0)
日本におけるホリスティック医療の第一人者で、中医学と西洋医学との融合に尽力されてきた医師・帯津良一先生の言葉です。【送料無料】いい場を創ろう [ 帯津良一 ]人間は本来、明るく前向きにはできていません。ひとりで電車に坐っていたり、ひとりレストランで食事をしている人の姿を見てください。なんだかみな、かなしそうに見えます。別に悲しいわけではないのでしょうが、わたしにはそう見えます。だからわたしは、いつも患者さんたちに、人間はかなしくて寂しいものだと決めようじゃないかといっています。「寂しくてかなしい」のが人間の本来の姿なのだと思えばいいのです。そうすれば、それより下に落ちようはありません。「明るく前向きに」と思っていると、一気に奈落の底へ突き落とされるようなことも起こりますが、はじめから人間とは寂しくてかなしいものだと思っていれば奈落の底まで落ちることはありません。 しかし、寂しくてかなしいだけでは生きてはいけません。そこで「希望」や「生きがい」が必要になってくる。患者さんにとっていちばん大事なのは希望です。 どんな状況にあっても---もう明日死ぬという人にも、希望は必要です。たとえまったくの健康体に戻る希望はなくても、「今日よりもよい明日を、明日よりもよい明後日(あさって)を」という希望がなくては、人は生きられません。いまより少しでもよくなるという希望がどんな患者さんにも必要なのです。(「いい場を創ろう」帯津良一、風雲舎、2005、p.141)病と向き合う人、人生の難題に行く手を阻まれたように感じている人、方向性を見失った人...。あらゆる境遇の私たちの心の内側に直接訴えかけてくるような、あたたかな励ましの言葉ですね。帯津先生、素晴らしい一冊をありがとうございました。これからも大切に読み返します。しかし、帯津先生がまさかこちらの「セスは語る」をお読みになっていたとは...。本書の要となる部分で半ページ以上のスペースを費やし、引用されているのですよ。腰が抜けそうになりました。【1000円以上送料無料】セスは語る 魂が永遠であるということ/ジェーン・ロバーツ/ロバートF.バッツ/紫上はとる(アメリカ人女性作家・ジェーン・ロバーツが霊媒となり、トランス状態でしゃべった言葉を記録した「セス・マテリアル」を代表する一冊。本ブログ2013.05.03の記事をご参照ください。)知人から薦められてぱらぱらとお読みになった、と、さらりとお書きになっていますが、まがりなりにも「チャネリング本」ですよ、この「セス」シリーズは...。帯津先生の柔軟な脳味噌(うちの父と同じ昭和11年生まれだなんて!)、そして「良い物は素直に良いと認める」潔さがこんなところにもしっかりと表れていますね。先生、とっても素敵です。ますますファンになりました! わたしはあまり肉を食べませんけれども、旅に出たり、町を歩いているとき、無性にメンチカツが食べたくなることがあります。ナイフを入れると肉汁がジュウジュウいっているメンチカツを頬張ると、とにかく幸せな気分になれます。そんなときは何をおいてもメンチカツを食べます。自分が食べたいわけですから、幕内さん(*注)に何といわれようと、その場合はメンチを食べる。それでいいのだと思っています。(前掲書、p.202)(*注:幕内さん=「粗食のすすめ」などのベストセラーで知られる管理栄養士・幕内秀夫氏のこと。埼玉県川越市にある帯津先生の病院・帯津三敬病院で食事指導を務められている。)【送料無料】粗食のすすめ [ 幕内秀夫 ]...私も帯津先生派ですね。幕内さんのお説、長年のご飯党としてはまぁ、理解できなくもないですし、賛同できるところも多々あるのですが。(朝、パンで済ませてしまうと調子悪くなるんですよー。おやつとしてなら喜んで食べますけれど。)でも、揚げたてメンチカツの肉汁ジュウジュウを前にして黙っているなんて、無理。本で読んだことなんて全て吹っ飛ばし、パクッ!と行ってしまう...と、思います。で、行き着くところはバカボンのパパ流開き直り。高い山の上にあって、ひょっとしたら永遠に辿り着くことができないかもしれない理想郷よりも、まずは目の前にある揚げたてメンチカツがもたらしてくれる幸せを選ぶ。そして、作ってくれた人に、メンチの材料となってくれた「いのち」に、その「いのち」を育んだ大地の恵みに感謝しながら、「いただきます」と深々と頭を垂れる。遥か彼方のゴールを目指すばっかりが良い人生、良い生き方だとは限りませんよね。俗人っぽい、ささやかな幸せ。そういうものを馬鹿にしたり粗末にしたりする人生は、どこか虚しいよな、嘘くさいよな、って思う自分は、やはりまだ人間界でもまれるのが分相応の未熟者なんでしょう。でも、どうやらそれでいいみたいです。背伸びせずに、自分を偽らずに、自分で決めたペースで歩いていきなさい、ってことみたいです。不完全な自分像を「まぁ、いいか」と認め、受け入れ、最終的には肯定すること。この不完全な人間世界全体を「まぁ、それでよし」と認め、受け入れ、そして最終的には肯定すること。この二つは表裏一体、コインの裏表のように切り離せないものなのですね。つまり...自分に対して、「このままじゃダメだよ!」と厳しい目線を向けているうちは、自分の外の世界にも「あー、ありゃぁダメだよ!」という批判的な姿勢を抱かずにはいられない。逆もまた真なりで、外の世界や他人の言動にケチばかりつけているうちは、結局、自分に対してもチクチクと攻撃の矛先を向けてばかりいる、ということになりがちです。自分への態度、イコール 外的世界への態度なんですよ。「そんなばかな。ちゃんとセルフケアはできている。自分のことは大切にしている。」...そういう方もいるでしょう。でも、よ~くご自分の日常を振り返ってみてください。案外、無意識のうちに自分に対して「そんなんじゃダメだろう。全然なってないよ。」と、ダメ出しすることが多いのではありませんか?「セス」と名乗る霊的存在がそのメッセージの中で繰り返し強調している「人は自分の現実を自分で作り出す。」(You create your own reality.)という言葉。少しずつではありますが、身近な例に引き付けてみることで、理解できるようになってきました。凝り固まった思い込みや世間の常識から一度離れ、ほんの少しだけ視点や立脚点をずらしてみることが大事ですね。ほんの少しの工夫で、「世の中ってそう悪くない」「自分ってそんなにひどくはない」と思えるのなら、やってみる価値はあると思います。その心境の変化を引き起こすきっかけとなるのが、俗人っぽい、ささやかな幸せだって、いいじゃありませんか。八世の中よ、あはれなりけり。常なれどうれしかりけり。山川に山がはの音、からまつにからまつのかぜ。「落葉松」 北原白秋↑「軽井沢観光ガイド」というホームページへとリンクします。
2013.06.19
コメント(0)
前回の記事で、精神科医・ジュディス・オルロフ博士の患者さんで、「ダメダメな自分像」からなかなか脱却できない、40歳の男性・フレッドの話を紹介しました。「彼は行き詰っていた。そろそろ、もう少しマシな伝記作者を雇ってもいい頃だった。」(He was stuck and needed a better biographer.) ...このフレーズを聴いた瞬間、(フレッドさん自身の表現を拝借。)【自分】の体全体に張り巡らされた電気系統が、突然ショートしたそんな感覚を味わいました。あの時、自分という人間を構成する「部品」の組み換え作業が起こりました。自我(エゴ)のコントロールが及ばない、奥深い部分で、一瞬のうちに。しかも、組み換え作業の範囲はその後もじわじわと拡大しているようなのです。長い間、視界を遮っていた灰色のフィルターが突然持ち上げられた。すると、そこには天然色の鮮やかな世界が目の前に果てしなく広がっていた。...どうやら、世界観の大転換が起こった模様。字面だけではその衝撃、伝わりっこないですよね。いいんですよ。他人の「気付き体験談」なんて、そんなものでしょう。私もずっと冷ややかに反応してきましたから(笑)。「何だ、当たり前じゃん。一体これのどこが特別なのか、わからんよ。」「勝手に一人で感動してれば~。」」ってな具合に。まぁ、それが普通ですよ。美味い料理に感動し、千の言葉を尽くして説明しても、肝心の「味」だけはご当人しか体験できない。それと一緒です。なぜ、今、こんな組み換え作業が行われることになったのでしょうか。正直言ってわかりません。ただ、このエピソードを聴く直前、大豆とえのきのスープさんからいただいた、バイロン・ケイティの「ザ・ワーク」についてのコメントを繰り返し反芻していたことは大いに影響した、と思われます。マリー・マヌチェリさんからいただいたアドバイスを引用したのも関係あるでしょう。続いて、偶然耳にしたジュディス・オルロフ先生の本からの一節。これが決定打となって、何かが、自分の中でぐらりと揺らぎ、大きく動きました。最後に登場したのが、マリーさんの十代の愛読書でもあった、「セス(Seth)」シリーズの代表作・「セスは語る 魂が永遠であるということ」。【送料無料】セスは語る [ ジェーン・ロバーツ ]いわゆるチャネリング本です。「まだ懲りてないのか!」という呆れ声が聞こえてきそうな...。あのですね、チャネリング本全部を否定するつもりは無い、と、以前にもはっきり申し上げております。ニセモノは多いけれど、探せば本物はあるだろう、とも。(例えば、シルバーバーチ。)ジェーン・ロバーツ(1929-1984)というアメリカ人の女流作家に「憑依」した、「セス」と名乗る霊的存在の言葉。ジェーンの夫・ロバートと「セス」との間に交わされたやり取りを克明に記録し、書籍化したのが、この「セス」シリーズなんですね。日本語訳は現在のところ2冊しか出ていませんが、英語では20冊近く刊行されています。先頃「シャドウ・エフェクト」の記事で取り上げたディーパック・チョプラ、マリアン・ウィリアムソンなどといった米国精神世界の大物達も「少なからず影響を受けた」と絶賛しています。もはや「ニューエイジ界のバイブル」ですね、これは。こちらがもう1冊の邦訳本。【送料無料】個人的現実の本質 [ ジェーン・ロバーツ ]「セス」シリーズ、およびジェーン・ロバーツの詳しい紹介は、こちらの日本語情報サイトに譲りましょう。サイト主は、「セス」関連の書籍やCDを発売している米国の出版社のようです。セス学びのセンター Seth Learning Centerhttp://www.sethlearningcenter.org/japanese/index.html上の日本語版「セスは語る」、そしてその原本である英語版は、2年程前に購入したものの、本棚に突っ込んだままとなっていました。この前の週末、ふと、この本の存在を思い出したんですね。で、読みました。なんと、すんなりと内容が理解できたんですよ、これが。手取り足取り「セス先生」に「真理」を一から教えていただくのではなく、どうにか自力で完成した答案用紙を「セス」の言葉と照らし合わせて、自分なりに導き出した結論と比較しながら、【マル付け+答え合わせ】をしていく。なので、一回につき少しずつしか進めませんけど。でも、出会えて良かった。そんな一冊です。「本っていうのは、人との出会いと一緒で、出会うべき時期がある。買ってみたものの、あまりピンと来ないようだったら、その時期が来るまでひたすら寝かせとけ。」昔からそういう主義でした。今回もそれが吉と出たようです。特に印象に残ったのが、次の部分。輪廻転生を繰り返す中で、互いを良く知る「町」や「村」の住民たちがそっくりそのまま時期を同じくして別の土地の同じ共同体に生まれ変わり、再び親密な関係を続けていく、ということが実際にある...と説明する、セス。「常に何らかのグループの一員として生まれることを選択する人もいます。すなわち、過去における同世代と一緒に生まれ変わることを選ぶのです。一方、そのような試みは意に介さず、より他者に依存しない立場で地上に戻ってくる人もいます。(中略)前者【黒犬ベーやん注:馴染みの人々と一緒に生まれ変わる人々、を指す。】のような立場にあるほうが、いっそう自信と余裕をもって、周囲とともにうまく物事に取り組める人もいるのです。『幼稚園が一緒だった友達グループとずっと高校まで一緒』という比喩を当てはめてみてください。そうした人が輪廻の状況下では、仲間たちといつも一緒に生まれ変わることを選択するのでしょう。しかし、一人で次々と学校を変わるなど単独行動を試みる人もいます。そうした人は相対的に申しあげて、より大きな自由を手にし、より多くの挑戦に挑むことになりますが、グループ好きの人が選択するような、危険の少ない枠組みのなかで安穏と暮らすことには縁がありません。いずれの道を選ぶにしても、決めるのはあなたです。」(「セスは語る 魂が永遠であるということ」ジェーン・ロバーツ著、ロバート・F・バッツ記録、紫上はとる訳、ナチュラルスピリット、1999。下線・強調は黒犬べーやんによる。)そうか。今までずっと、【日本人のお母さんたちの輪に馴染めない、孤独で情けない奴】という、【日本人的尺度だと、母親失格な私】にばかりに着目してきたけれど、実は、【日本人ママ社会の、面倒なしがらみとは無縁で、アメリカで好きな趣味や関心事をとことん追っかけられる、自由で気楽な私。】だって、【現実世界】における私自身の真の姿、です。着眼点が違うだけ。どちらの自分を選ぶのか。決めるのも、結局自分なんです。だったら、後者の【自由で気楽でとっても恵まれた存在】を自分だと思い込めばいいんですよね。より大きな自由、より多くの挑戦。結構じゃありませんか。望むところですよ!最後の灰色フィルター一枚が、すぅっと静かに消えていきました。何でこんな簡単な「価値観の転換」に気付かなかったんでしょうか。でも、その「簡単な」が、ネガティブな世界観に囚われ、頑なになってしまっている人間には、難しい。別の発想が浮かばないんです。で、数字の「8」のように、同じレールの上を何度も何度も堂々巡りして、「変だな、同じところばかり走っているな。」と不思議がる...と。結局、私たちが目の前にしている【現実世界】は、白いチューブ入り絵の具のようなもの。それをどう加工するか、どういう色へと変えていくか、は、私たち一人ひとりの自由に委ねられているんですよ。寒色でも、暖色でもない。地味でも、華やかでもない。ただの真っ白な絵の具です。自分の中に染み付いた黒い色素を混ぜて、「灰色」を作るか。それとも、鮮やかな赤を混ぜることで、愛らしい「桜色」に変えるか。どちらを選ぶのか。それを決めるのは、自分の心の持ち方なのです。You create your own reality. (人は自分の現実を自分で作り出す。)今までに何千回と耳にしたはずの、このフレーズ。ようやく【腑に落ち】ました。まぁ、エニアグラムの師として、私が尊敬する故・ドン・リチャード・リソさんもこうおっしゃっていますので、「鈍い!」「遅い!」などと自分を責めるのは止めましょう。「人は最初の10回ぐらいは、自分が聞きたいことしか、聞きません。しかし、おそらく11回目か12回目ぐらいになれば、あなたは参加者にエニアグラムの真の目的を思い出させることができ、その人たちもようやくあなたが言っていることに耳を傾けてくれるようになるでしょう。」パーソナリティ研究家で作家の中嶋真澄さんが代表を務められていらっしゃるエニアグラムアソシエイツが2000年秋に行ったドン・リチャード・リソ&ラス・ハドソン両氏へのインタビューより引用しました。このような素晴らしい会話の場に同席を許され、テープ起こしのお手伝いができたこと、幸せに思います。もう13年も経つんですね。早いなあ...。
2013.05.03
コメント(0)
この前の記事に大豆とえのきのスープさんが寄せてくださったコメントですが...>KatieはAddictionに関するワークで、しばしば「思考に依存している」>という表現を使います。経験した上で書いているつもりですが、>大切な人がこうあるべきだというストーリーを延々と頭の中で上映し続ける>ことはAddiction化してしまいます。「こうあるべきだ」というストーリー、ですよね。大切な人が主人公の場合もあるし、また、自分が主人公の場合も、勿論、あります。一度頭の中で上映し続けたら、なかなか逃れられませんよね。私もまた、経験者のひとりとして、この辺りの厄介さはよく理解できます。今朝、掃除機をかけながら前回ご紹介した精神科医・ジュディス・オルロフ先生の"Emotional Freedom"のオーディオブックを聞いていました。(家の掃除や食器洗いなんて面白味ゼロの家事なんて、何か耳から「ごほうび」でも流してやらないと、やってられませんよ~。自分にハッパかけて、強制してやらないと~。)【送料無料】Emotional Freedom: Liberate Yourself from Negative Emotions and Transform Your Life [ Judith Orloff ](残念ながら邦訳は出ていません...。)【夢】に注目することの大切さを説いた章で、オルロフ先生はこんなエピソードを紹介したんですね。心理療法に通ってきている、患者さんのフレッド。40歳。人はいいのだが、根強い劣等感に悩まされている。「良いところなんて、自分には一つも無い。」と言い切るものの、小さなコンピューター関連の会社を経営し、生活面ではまぁそこそこ順調、という感じ。空いた時間には、ホームレスの人々が集まるシェルターでボランティアをしている。フレッドを他の誰よりも厳しく批判する人、それはフレッド自身。確かに、過去には過ちも犯している。17歳の時にドラッグに手を出したり、高校の同級生と一緒に水鉄砲を手に、コンビニエンスストアに強盗に入ったり。結局、その後少年院入りと相成った。「僕はいわゆる【まともな人達の世界】と波長が合ったためしがない」と、フレッドは言う。「僕は、切れた電球一つを交換しようとしているうちに、なぜか家中の電気系統をショートさせてしまうような、そういう奴なんですよね。」勿論、言わんとしていることは分かった。でも、ここで私が相槌を打つことで、性懲りもなく低い方へ、低い方へ、と落ちていくフレッドの自己イメージを裏付けたって、ちっとも彼のためにならない。それも、分かっていた。彼は行き詰っていた。そろそろ、もう少しマシな伝記作者を雇ってもいい頃だった。...私、この話を聞いた瞬間、大豆とえのきのスープさんが教えてくださったバイロン・ケイティの話とどこか通じ合う、とても大事なテーマにぶち当たった、という衝撃を受けました。今はそれ以上に気の利いたことは言えません。一言や二言のキャッチーな文言でテキトーにまとめられるような、そんな簡単な事ではないぞ、と、自分の奥底の声が申しております。だから、もう少し、全体像が見えてくるまで気長に待つことにしましょう。みなさんは、自分の人生が、伝記作者の手で一つの物語/ストーリーに仕立て上げられるとしたら、どんな筋書きを希望しますか?バタバタと人が死に、愛する人が去っていく悲惨な毎日の記録?失敗と屈辱ばかりが延々と続き、「いいことまるでなし」な不毛な話?それとも...いいことも悪いこともいろいろあったけれど、最終的には何かを学んだという充実感を得られた...という、読む人に希望と勇気とを与えるストーリー?どうせなら、ダメダメ自分(涙)な話ばかり並べないで、嘘くさくならない程度の「ちょっと嬉しい話」「じーんと来る話」も適度に織り交ぜて、後味さわやかな伝記になった方がいい、と思いませんか。そうですよ。誰だって、目の前で展開される話はそちらの方がいいに決まっています。あなたがいわゆる「セレブ」「偉人」と呼ばれる人でもない限り、自分の人生の伝記作者になれるのは、まず、自分しかいないんです。そのことは、覚えておきたいものです。【私のライフストーリー】が、今、どんな色合いを帯びた物語として展開しているか。日々の雑事から離れて、じっくりと検証する時間を取るのって、大切ですね。後日談ですが、この「フレッド」という患者さん、オルロフ先生との長期にわたる心理療法中、「空を飛ぶ夢」を見たんですね。それを先生とのセッションで取り上げ、話を膨らませていくうちに、しつこい自己卑下や自己否定にすっかり埋もれていた、彼本来の伸びやかでポジティブな部分が徐々に表に出るようになりました。幼い頃に父親からやる事なす事全てけなされ、否定されていたことで受けた心の傷が、少しずつ癒えてきているそうです。【送料無料】ザ・ワ-ク [ バイロン・ケイティ ]こちらの翻訳、高岡よし子さんとティム・マクリーンさんご夫妻の手によるものなんですね。エニアグラム研究所[日本]で、故ドン・リチャード・リソとラス・ハドソンの両師の日本側窓口の代表を務められ、彼らの来日時には惚れ惚れするような素晴らしい同時通訳をなさっているお二人です。私も個人的に存じ上げているよし子さんとティムさんが、エニアグラムと同じくらい力を入れて取り組んでいらっしゃるのが、この【ザ・ワーク】を初めとした、バイロン・ケイティの教え。翻訳の質の高さについては、全面的に信頼しています。実物の本を手にしなくても、わかります。きっと素晴らしい訳書に仕上がっているはずです。英語版では簡単に挫折してしまったので、今度里帰りした時にぜひ、日本語版で再挑戦してみようかな、と思います。もし、興味を抱かれた方がいらっしゃれば、ぜひ、お二人が運営する別団体、C+F研究所(シープラスエフ研究所 http://www.transpersonal.co.jp/の活動もチェックしてみてくださいね。こちらは「あなたの人生」ではなく、「あなたの運勢」。ダンス☆マンは音だけでなく、歌詞も抜群に良い!!!ので、ぜひ、こちらもじっくりとお聴きください。(♪占いの先生... 責任 重大~♪)←ジーニアスなり...!元・My Birthday読者のみなさん。(小学校5.6年の頃。お子様向けの「占い大百科」の類に載っていた「おまじない」として【急急如律令】...←多分、これで合ってるはず。・・・という謎の文句を紙に書き、ランドセルの奥に忍ばせて大事に持ち歩いていた記憶があります。一体、何をそんなに必死に祈祷していたのか、あの時の自分!?)【送料無料】当たる!占い大じてん [ マ-ク・矢崎治信 ](↑版元はMBの発行元・実業之日本社ではなかったものの、内容から判断して私が使っていたのはどうもこれの旧版ではないか、という気が...。MB常連のマーク矢崎先生著ですしね。星占い、数秘術、守護天使、手相、そして言わずと知れたおまじない...と、実に盛りだくさんな内容でこの価格は良心的!おこづかい値段なんですね。)それから、「やじうまテレビ」の星占いや、「とくダネ!」の血液型選手権がTVでやっていると、どうしても見入ってしまう...という、そこのあなた。年末になると、高島易断の暦と一緒に大殺界のちっちゃい本をつい買ってしまう、という、あなたも、ホラ。これ聴きながら、心ゆくまでニヤニヤしまくってくださいな。誰も見ていないところで、(笑)。元々、80年代初頭にヒットしたJuniorによる原曲が好きだったんですよ。でも、ダンス☆マンによるバージョンも、Junior版に負けず劣らず、素晴らしい出来ですよね。元歌の味わいを壊さず、日本語歌詞でまずは笑いを取り、しかもさり気なくイマドキっぽいアレンジにしているところが彼の凄いところだと思います。大ファンです!もし、ダンス☆マンが本当に小学校の校長先生だったら、女の子達がクラクラと倒れていくような、月曜朝の朝礼での長~いお話なんて、まず有り得なさそう。たんと笑わせてくれそうですもん。いつかライブに行けたらいいなあ...。
2013.04.27
コメント(0)
この度、一念発起して「直観養成」(intuition development)のクラスを受けることにしました。全三回と、ごく短いクラスですが、今からとても楽しみです。去年秋から細々と再開したタロットの腕を上げるためにも、そして、人生をもっと前向きに切り拓いていけるようになるためにも、生身の先生が指導する生のクラスに参加することは良い刺激となってくれるはずです。いくらおうちが心地良いからと言っても、たまには外に出て武者修行しないと、ねぇ。そのクラスの先生が今日、Facebookにこんな文章を「シェア」していました。国際的に知られるミディアム(霊媒)・ジェイムズ・ヴァン・プラーグ(James Van Praagh)さんによる、「ミディアムの使命」です。味わい深い文章だったので、ご紹介します。☆。,・~~・,。★。,・~~・,。☆。,・~~・,。★。,・~~・,。☆。,・~~ミディアムの使命1.死別の哀しみにある人を 慰める。2.心が弱くなっている人を 強くする 。3.この先の人生で何が待ち受けているかについて、 知識を与える 。4.死後も存続する生体電気であるエネルギーボディへの 意識を高める 。5.地球上で生きる間は、一人ひとりがその行動に 責任を負わねばならない ことを知ってもらう。6.人種・宗教・嗜好の違いにとらわれることなく、他者へと向ける愛 を より大きな形で世に広めていく。7.われわれ全てが 地球上の 生きとし生けるもの全てを尊重し、 神から授かった資源を節約すると共に、賢く使うための手助けをする。8.智恵・寛容・正義の名の下に 人類を一つにまとめていく 。 悪、否定的な考え、人種差別、暴力がわれわれの内から消え去るその日まで。9.生と死に関わる事実を理解してもらうことで、魂・精神・身体を癒し、健全な状態を保てるよう 働きかける。10.スピリチュアル(魂)に働きかける、深いレベルでの人格修養を促す。 最終的には、恐れから完全に解放される ことを目指す。☆。,・~~・,。★。,・~~・,。☆。,・~~・,。★。,・~~・,。☆。,・~~01.02.13付の日記で取り上げた、レベッカ・ローゼンさんの「スピリテッド」。【送料無料】スピリテッド [ レベッカ・ローゼン ]字数の関係で割愛せざるを得なかったのですが、実は上の本を紹介するついでにご紹介したかったのが、本書への序文を寄せている売れっ子ミディアム(霊媒)の、ジェームズ・ヴァン・プラーグ(James Van Praagh)でした。【中古】 もういちど会えたら 最愛の人 天国からのメッセージ /ジェームズヴァン・プラグ(著者),中井京子(訳者) 【中古】afb邦訳は残念ながら絶版のようです。もう十数年前の本、それも日本ではほとんど知られていない著者の本となると、書店のスペース争奪戦という過酷なバトルを勝ち抜くだけの力は無いのかもしれません。ん~、日本人はやはりガイジンさんではなく、日本の霊能者が書いた本を読みたがっているのかなぁ。ちなみに、オリジナルはこちら。【送料無料】Talking to Heaven: A Medium's Message of Life After Death [ James Van Praagh ]いわゆる、「わら半紙」(←40代以上の人でないとわからないかも...。)に近い、ザラザラ紙の廉価版・軽量ペーパーバック(英語ではmass market paperbackと呼ばれる本。)という作りが、幅広く一般大衆に読んでもらうための本であることを物語っています。この手の本って、発売間もない時期だと、スーパーやドラッグストアの雑誌コーナーの片隅で、売れ線ミステリーやロマンス小説などと並んで無造作に置かれていたりします。今回の主役であるジェームズさん、1997年出版の「もういちど会えたら(原題・Talking to Heaven)」が大ベストセラーとなり、続編"Reaching to Heaven"(1999)、"Healing Grief"(2000)も、やはり立て続けに大ヒット。この三部作が一応の完結を見た後も、あの世とこの世とをつなぐ架け橋的存在として、1~2年おきのペースで新作を刊行し続けています。アメリカ国内で活動する「ミディアム(霊媒)」としては、シルビア・ブラウン(大殺界でお馴染みのあの方を彷彿とさせる、押しの強いオバちゃん。苦手。)、ジョン・エドワード(未読。でも、本屋では確かによく見かける名前です。)ジョン・ホランド(マリー・マヌチェリさんのラジオにも数回ゲスト出演!好青年風で感じのいい人です。)などと並んで、知名度では全米ベスト5に入るお方だと思いますね。国際的サイキック・ミディアムであるジョン・ホランド氏の霊能力開発カード待望の日本発売!取り寄せ注文承り中!【サイキックタロットオラクルカード】(タロットカード・スピリチュアルメッセージ・占い)(↑これ、気になっているんですが、もう少しタロットの扱いに熟達してから手にした方がいいのかどうか、迷います...。まだライダー・ウェイト版を使って3カードスプレッドで練習している段階だしなぁ。)シャーリー・マクレーン(あの!)、ゴールディ・ホーン、シェールなど、そうそうたる顔ぶれのハリウッドスターがクライアントとして名を連ねているのですから(しかも、「名前出していいよ~」ってOKしているわけで!)、信頼度は高いと見ていい...と思います。←セレブに弱い自分(笑)。これだけ有名になってしまうと、「インチキ!」「ニセモノ!」と攻撃してくる人は必ずいますけどね。まぁ、霊能者/霊媒だって人間ですから、時には「はずす」ことだってあるでしょうし、どうしても納得の行くリーディングができないこともあるでしょう。世の人一人残らず満足させようと思ったって、そんなの無理です。誰かしら、ケチ付ける人間は出てくるものです。私自身は上に紹介した「前期三部作」しか読んでいませんが、彼の書く文章には誠実さがあると強く感じました。「自分が知り得る範囲内で、世の人の慰めとなることがあれば全て書き尽くそう。」という思いが伝わってきました。特に愛犬家・愛猫家のみなさんに読んでいただきたい部分があります。「もういちど会えたら」に登場する、聴覚障害者の女性と、長年彼女の介助犬としてかけがえのないパートナーを務めていたチャーリー君とのエピソードが、それです。(私、愛犬を喪って深い悲しみに沈んでいた友人に、この本を送ったことがあります。)手話通訳の女性も同席しながら、ジェームズさんが女性にチャーリー君からの愛あふれるメッセージを伝えるというこの部分、何回読んでも泣かされてしまいます。そして、人間に惜しみなく愛をプレゼントしてくれる小さな動物達への感謝の気持ちが、後から後から湧いて来て、この上なく幸せな気持ちにさせられるのです。心が洗われる、ってこういうことなんだ、って、実感できますよ。これ以上は紹介しません。興味を持たれた方は、図書館や古書店などを利用して、ぜひ、読んでみてくださいね。このブログの写真に登場している我が家の愛犬・べーやんも、今のところは元気いっぱいではありますが、年齢的には14歳半と、もうかなりの高齢犬です。いつか必ず、別れの時はやって来ます。それはもう何年も前から覚悟してきました。「いつも傍にいてくれるはずの、黒いフワフワが突然いなくなった...」その日を迎え、辛くて辛くて心がくじけそうになったら、家族みんなでこのチャーリー君の話を読んで、残された者同士助け合って、がんばって乗り越えよう...と思います。(そんな日が当分やって来ないことを願いつつ...☆)ジェームズさん、見るからに「人のいい愛犬家のおじちゃん!」って感じですよねぇ~。
2013.01.08
コメント(0)
最近、「枕元の一冊」として定着しつつあるのが、こちら。【送料無料】バルタザール・グラシアンの賢人の知恵 [ バルタザール・グラシアン ]17世紀前半のスペインに生きたイエズス会修道士・バルタザール・グラシアンの箴言集(ピリリとスパイスの効いた、役に立つ言葉の数々、とでも言い換えられるかな)です。朝起きてすぐ、この本に手を伸ばし、パッと開いたページの言葉を、「今日のおみくじ」のようにありがたく受け取る。一ページ一メッセージなので、時間はかかりません。で、何か心に響くところがあったら、そのままあぐらをかいて、心を鎮めて瞑想してみる。そして、どこからか湧き上がってくるかすかな声に、耳を澄ませてみる。...いいですよ、この朝の儀式。キリスト教信者の方でしたら、同じようなことを聖書を使って実践中かもしれませんね。昨日開いたページからは、こんな御言葉をちょうだいしました。「他人のあら探しをしない他人の欠点を指摘することは、実は自分自身への指摘にほかならない。自分の欠点を隠そうとして人のあら探しをするのはばかばかしいことだ。誰からとなく悪口を言う人は口からひどい悪臭を放ち、人のスキャンダルを掘り返せば自分の足元をもっと汚すことになる。(...中略...)意識するしないにかかわらず、罪をひとつも犯していない人はまずいない。すねに傷ある者は、他人の批評などしないほうがよいのである。」ダークでビターな大人限定アドバイスも少なくないバルタザールさんにしては、まぁ穏やかな方じゃないでしょうか。以前こちらのブログでも引用した、「ガラスの家に住む者は石を投げてはならない (People [Those] who live in glass houses shouldn't throw stones. )」と、意図するところは同じです。ねっ、ビリー!その後、このメッセージに自分の奥底の記憶が揺さぶられたのか、中学校、高校、大学...と年を重ねていくうちに次々と出現した「どうしても生理的に好きになれなかった女の同級生」の姿が浮かんできました。立て続けに、三人。この頃は、新しく誰かと知り合いになっても、魂レベルで何かが【クリック!】しない限り、ごくごく表面的な、挨拶+世間話程度のお付き合いにとどめておけばいいや、と開き直りました。「どうしても生理的に嫌っ!」と、堪忍袋が切れるまで誰かと付き合う必要がなくなったのは、ありがたいことです。様々なしがらみから少しずつ自由になれるのですから、年を取るのも悪くないですよ。悪くないどころか、すこぶる快適です。そう。裏表なく、互いの気持ちをありのまま、偽りなく交換できる少数の友人が近くにも、遠くにも、今日も元気で暮らしているとわかっているから、こんな調子で進めば大丈夫。平和なのが一番ですからね。ストレス源はできるだけ少ない方がいいんです。(そういえば、その友人の多くは敬虔なクリスチャンなんですよね。ん~、どうも最近の自分は、宗教・宗派に関係無く、【人間を超えた、大いなる存在】の前に身を低くすることの価値を知っている人に引き付けられているみたいです...。)中学、高校、大学...あたりだと、【学校】という共通の場に縛られているため、逃げ場の無い、不自由な人間関係の中で生きることになりますよね。そうなると、一人や二人は「私、あの人嫌い。ニガテ。」って言いたくなるような人物が出てくるのは、まぁ、致し方ないかな、って気がします。ただでさえ人間できてない、わがまま言いたい放題の青二才ですから。学生なんて。昨日の朝、突然わかりました。何故、あの三人と一緒にいるとイライラさせられたのか。彼女たち、話し掛ける時にグググッと距離を詰め寄り過ぎるという点で、全く同じタイプだったのです。しかも、やたらとこっちの身体に触りたがる。こちらが無防備でいると、勝手に腕絡ませてきたり、突然目の前に「ぬぼーーーーっ」と、顔近付けてきたり。三人のうち、二人は小柄でした。肩幅が広くガタイがいい私は、「脳内擬似彼氏」に仕立て上げられていたのかもしれません。...彼女らの行動パターンのお手本って、ひょっとしたら昭和の、笑いのセンスがちょいとベタな作者が描くギャグマンガなんじゃなかろうか、って思えるくらい、強烈な個性の人達でしたね。三人が揃いも揃って。今はどこでどうしているのやら。当時は全くその原因がつかめなかった「私、この人我慢できない!」ですが、今冷静に考えてみると、 「過度の身体的接触」+「私自身がOKと認める境界線をドカドカと踏み越えての、無神経な侵入」 が、生理的に我慢できなかったのですね。「喋り方がイヤ!」「謙遜する振りして自慢話!」...等々、他の理由は後から取って付けたようなもの。真犯人は「接近し過ぎる」という身体レベルでの不快感でした。別に身体的接触が全部イヤ、っていうのではありませんよ。私だって、アメリカ人の友人と「ハグ」はしますし、子供とだって手をつないで買い物に行きますし、うちの犬たちには顔中ベロベロなめ回されたりもします。それが、正直な愛情や喜びの表現である限り、そして、節度と思いやりをもってなされているなぁ~と感じられる限り、喜んで受け入れます。大歓迎です。自然に応えます。境界線(バウンダリー)。どこまで接近されると不快になるか。どこから先は、絶対に他人に入らせたくないか。それは心の問題であると同時に、かつての私が「あの人我慢できない!」とイラついたように、物理的な問題でもありますね。中学、高校、大学と、環境を変えても変えても必ず一人、こうした「境界線(バウンダリー)」を侵害するような同級生に出会った、というのは、結局、自分自身にも彼女らと同じような傾向があるよ、ということを、鈍い私に辛抱強く教え込むために天界がアレンジした粋なはからいだったのかもしれません。【身体密着型】というスタイルこそ取らなかったものの、仲良しの友達に延々と付き合ってもらった、深夜の(くだらない)長電話。(互いの勉強時間を削り合って、共にアホ学生になってしまったような...。許せ、T!)終電に乗り遅れて、何度も一人暮らしの友達の部屋に「ごめ~ん」と泊めてもらったこと。(本当は断わりたい時だってあっただろうに。Mちゃん、ありがとう。)それ程親しい間柄ではない先輩(男性)に、ほとんど暴走日記のノリで超・長文の手紙を何通も送りつけてしまったこと。そんな暇あるなら、もっと勉強しておけば...。(あんな文章受け取って、Kさん、本当に困っただろうなぁ。お気の毒に...。)...前科何犯なのか、もう、自分でも数えると嫌になるくらいやっちゃってますね。他人の心&環境&時間に、ズカズカと泥靴で踏み込んでいくような真似を。あぁ。未熟な過去の自分がしたこととはいえ、みなさん、ごめんなさい。反省しています。後は、「欠点、克服するために頑張ったよ!」ということを、私自身がこれから歩んでいく人生に語らせるしかありませんね。少しでも恩返しができるよう、精進せねば。そう。バルタザールさんのおっしゃる通りなのです。20年以上経って、ようやく気付きました。骨身に沁みて理解できました。...他人の欠点は、実は自分への指摘に他ならないってこと。悟るの、遅いですよね...。悔恨と、新たな決意とが入り混じった朝の瞑想を終えた私の前に、「他人に寛大でいる」と題されたこんなメッセージが待っていました。先に引用した一節の、すぐ隣の文章です。「(...)寛大さは重要な美徳であり、どのような愚かなことでも辛抱できるように訓練しなくてはならない。耐えることで結局は平和と喜びがもたらされるので、我慢も報われる。周りの人の欠点に我慢ができない人は、たいてい自分自身にも我慢ができないものだ。」...そうか。たとえ、至らない、スットコドッコイの自分であっても、広い海のような母心でもって優しく見守れば、他人の欠点も気にならなくなるのだな!(↑あら、いつの間にか反省から「これでいいのだ!」モードに...。)別の訳者さんが手がけた本もあるんですね。賢く生き...著者:バルタザ-ル・グラシャン価格:1,365円(税込、送料込)楽天ブックスで詳細を見る
2013.01.06
コメント(0)
アメリカ人ミディアム(霊媒)としてTV等で人気の、レベッカ・ローゼン(Rebecca Rosen)さんという女性による、「スピリテッド」という本を読み終えました。「Medium(霊媒)」とは、家族や親しい人など、あの世へと渡った霊からのメッセージを伝える役目の人を指します。日本人なら、「恐山のイタコ」みたいな人、と言えば一発で通じるでしょうね。【送料無料】Spirited: Unlock Your Psychic Self and Change Your Life [ Rebecca Rosen ]年末に図書館で借りたこの本、それ程期待せずに読んだのですが、一旦読み始めたら予想を裏切ってぐいぐいと引き込まれました。近来稀に見るスピードリーディングだったかも。(←ま、それだけ本書の英語が平易で、読みやすい文章だった、ってことです...。)内容的には、サネイヤ・ロウマン(Sanaya Roman)さん【中古】 オープニング・トゥ・チャネル あなたの内なるガイドとつながる方法 /サネヤロウマン(著者),デュエンパッカー(著者),中村知子(訳者) 【中古】afb(お名前、「サ・ネイ・ヤ」が正しい発音だそうです。ご本人のHPより。)ソニア・ショケット(Sonia Choquette)さん【送料無料】あなたのガイドに願いましょう [ ソニア・ショケット ](う~む...この「願いましょう」って邦題、日本語としてどうなんでしょう?)その他、英語圏でよく読まれているスピリット・ガイド(指導霊)本の代表格と大筋で一致しており、特にびっくり仰天する内容も無く、一気に短時間で読み切れました。今まで読んできた内容のおさらい的な本という感じ。初めてこうした分野に触れる人にとっては、とても優れた導入本になってくれるのではないでしょうか。では、引用、行ってみましょう。(第7章、「手放しましょう Let Go」より。)「よく、人からこう聞かれます。『レベッカ、【悪】って本当に存在すると思う?』と。そんな時は、『ええ、思います』と答えます。私たちの誰もが、非の打ち所が無いような善行を為すことができるのと同じように、悪事だって誰もが為し得るのではないでしょうか。そう私は信じています。私にとっての【悪】とは、【善(goodness)が足りない状態】、もしくは 【敬虔さ(godliness)が足りない状態】 です。【悪】自体を切り離して別個のものとして見ることはしません。こちらに善があるかと思えば、あちらでは善が足りない状態となる。光が不足する。すると、そこに暗闇が生まれる。どちらも同じことです。暗闇それ自体が独自の存在として生じるわけではありません。【悪】に染まるのは、本来歩むべき道から外れてしまった人々です。 ---自分とも、そして、敬虔さ/神を敬う心(godliness)とも、つながりを絶ってしまった人々なのです。 この、【悪】= 【善の欠如】って、確か大昔に世界史の授業(うちの先生は相当ディ~プで濃ゆい授業をされていましたので...)で耳にしたことがあったような...。で、検索したら、やっぱり出てきました。古代ローマ時代の神学者・哲学者であり、教父として名高い聖アウグスティヌス(AD354~430)の言葉・【善の欠如】(Absence of good)と非常に近いことを言っているのですね、著者のレベッカ・ローゼンさんは。...ま、キリスト教の教義から見た善悪の問題は、私のような門外漢が口をはさむことではないので、これ以上深追いはしませんよ。(突っ込みだけはご勘弁を~。)これでも、小学校に入る前には友達に誘われて教会学校に通い、引っ越した後も自分で資料を取り寄せ、「たのしい聖書通信講座」なる無料講座を受講した過去があるんですけどねー。無事テストにパスし、修了したご褒美として新約聖書一冊いただきました。先の教会学校時代に買ったものが既に1冊あった、というのに。(←ヘンな小学生!)でも、今は特にクリスチャンというわけではありません。あ、イエス様は好きですよ。聖フランチェスコも。今回、妙に引っ掛かってならないのが、色文字で強調した部分: 【敬虔さ(godliness)が足りない状態】 【自分とも、そして、敬虔さ/神を敬う心(godliness)とも、つながりを絶たれてしまった人々】の二箇所です。長らく愛読しているブルーシャ西村さんのブログで、何者かの手によって神社のご神木が"毒殺"された、という大変気がかりな記事を読んだばかりだったからかもしれません。夫の仕事の都合でアメリカに移り住んで久しい私には、祖国・日本で次々と重ねられている邪悪な人間の行為と、上の引用部分とが重なって見えて仕方がありませんでした。http://plaza.rakuten.co.jp/bruixanishimura/diary/201212270000/http://plaza.rakuten.co.jp/bruixanishimura/diary/201212290000/みんな、ちゃんと自分の奥底に輝く【光】とつながろうとしているだろうか?そもそも、その【光】に気付いているだろうか?自分の、そして周囲の人々の【光】に。気付こうともせずに、すさんだ心を抱いて、無目的に毎日をやり過ごしているのではなかろうか?「【敬虔さ(godliness)】なんて、無宗教の自分には関係無いし~!面倒くさいよねー!」...こういう言葉が自然に口を突いて出るような人々って、生きとし生ける全ての存在の背後にはたらく力について、一体どう考えているのだろう。神さま。創造主。天界。ガイア。...。表現は人それぞれだろうけれど、でも、先の東日本大震災を経験してみて、何かしら人智を超えた存在について思いを巡らすことは無かったのだろうか。とりあえずは私自身が【この先一体、何とつながっていきたいのか。】を、真剣に問い続けることから一年をスタートさせようと思います。他人様のことをとやかく言うよりも、「先ず隗より始めよ」でなくっちゃいけませんから。何かと...誰かと...つながろう!と覚悟を決めて伸ばしたその手の先にあるのは、光?それとも、光の差し込まない、暗闇?どうせ自分の中に取り入れるのならば、できるだけ純度の高い、強い輝きを放つ光を選ぶことができるように、賢い選択をしていきたいものです。いや~、40代も半ばともなると、「イマイチ」「並」「そんなのどーでもいいよ~」レベルと関わり合いになるのが、何ともバカバカしくなってきましてね。だから、無駄な労力と時間は事前に極力カット。自分の縄張りには吟味した【最上級レベル】だけを注意深く入れていく。あら、これって、ゴミ減量のためのエコライフ哲学の流用じゃないですかぁ。何ら目新しいことを言っているわけではありません(笑)。結局、人生において本当に必要なレッスンって、ごく少数のシンプルな真理へと還元されていくのかもしれませんね。人や世間の目なんてどうでもいい!(迷惑かけなきゃ...ね☆)自分の幸せのあり方は自分で決めるさ!...そんな決意(開き直り?)と共にすっくと仁王立ちし、2013年、はじめの一歩、です。お立ち寄りくださってありがとうございました。みなさまの新年にも、たくさんの光が用意されていますように。笑い声に包まれますように。【送料無料】スピリテッド [ レベッカ・ローゼン ](なんと!米国で2010年刊のこの本に昨年4月、もう邦訳が出ていたとは!!!恐るべし、版元のナチュラルスピリット!!! 驚異的なその情報収集力&行動力の速さに、全面降伏です...。)
2013.01.02
コメント(3)
全8件 (8件中 1-8件目)
1