犬・イヌ・いぬ(と、愛すべき動物たち) 0
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2012.1.07付の日記「正体は、鳥箱先生でした。~エイブラハム&ヒックス夫妻~」に、コメントをいただきました。「ふらり」さんとおっしゃる方からです。コメント欄でお答えしようかと思ったのですが、こうした内容はきちんと、整理した形で書きたいと思いまして、日記本文で返答させていただくことにしました。まず、このような長ったらしい独り言のような文章だらけのブログにお時間を割いてくださったことに、そして、コメントを寄せてくださいましたことに、お礼を申し上げます。 「貴重な情報をありがとうございます。 ラムサをチャネリングしていたナイト女史も、途中からチャネリング できなくなったと噂されるようになりましたね。 実際に「高次元」の知性をチャネリングできるからといって、その人 本人の霊性や法則の理解、そしてそれらの体現が、どれほどのものかと いうのは関係ないということなのでしょうね。 まあ、もともとエイブラハムは「なにごとも自分のハートに耳をすませ」 と教えていたので、エスターさんの口から出る言葉についてすら鵜呑みに していけないということなのでしょう。実際、エイブラハム自身もそのように 注意しています。 エイブラハムの教えを本当に理解していれば、エスターや関係者の内部事情 が実際どうであるにしても、そのなかから自分にとって役に立つと感じられる ことだけを吸収して、あとのことはそっとしておけばいいですね。 自分のハートの声を活かさずに、エイブラハムやエスターの言葉を絶対視 しようとしたりすがろうとして、「教師を名乗るからにはまるごと信用させて もらいますからね!」といった依存的な態度でいると、いつかなにかの きっかけで幻滅することになるのでしょう。 エスターやジェリーがどんな個人的な意図や動機でエイブラハムの活動を してきたかはぼくの知ったことではありません。彼らの活動によって、 とにかくぼくはいくつもの洞察を得ることができました。おかげさまで 実際的な生活もさまざまな面で改善が見られています。 エイブラハムといえども、ほかのどんな存在であろうとも、「私」が 中心であり、彼らは「私」のための「参考」に過ぎないのです。 この態度を忘れる限り、永遠にまるごとすがれる「本物の先生」を探しては また幻滅するの繰り返しにさまようことになります。 いろいろと勉強になります。 貴重なお話をありがとうございます。」 (2012.02.01 17:02:00)こちらこそ、来し方行く末を考えるいい機会となりました。ありがとうございます。 >ラムサをチャネリングしていたナイト女史も、 >途中からチャネリングできなくなったと噂されるようになりましたね。読者の方のために一言添えますと、ナイト女史とは、J.Z.Knightの筆名で、ラムサという霊的存在をチャネリングする女性の著作家・教師のことを指します。私もつい最近その存在を知りました。邦訳本も何冊か出ています。実は、この人の存在を知ったのは、またしてもエイブラハム&ヒックス夫妻についての批判・啓蒙ブログであるKyra Speaksの作者・Kyraさんによってでした。2010年11月9日付のブログエントリーに、J.Z. Knightの元夫のインタビュー動画が貼り付けてあったのです。中身は見ていません...。エスター・ヒックスがチャネリング能力を失ったかどうか、についても、あくまでも噂の域を出ないのですがね。まぁ、個人的には、【新発売・ヴォルテックスvortex】を初期の「引き寄せの法則」と比べると、パワー落ちたな、といった印象を受けました。 >実際に「高次元」の知性をチャネリングできるからといって、その人 >本人の霊性や法則の理解、そしてそれらの体現が、どれほどのものかと >いうのは関係ないということなのでしょうね。この辺りから、「ふらり」さんと私の見解は大きく分かれるように思います。「メッセージの中身が全てだ。メッセンジャー(メッセージの伝え手)は関係ない。」巷ではこうした見方が幅を利かせているようですが、私は同意しません。最初は違いましたよ。エスターやジェリーの私生活や、インタビュー映像・記事に接したときに感じた「はぁ???」ってな違和感が出てくる度に、こうした「メッセージが全て。メッセンジャーは...」というマントラ唱えてかき消していました。でも、今はそうした違和感を無視すべきではなかった、と思います。「ふらり」さんご自身、教師やメッセージの担い手の品性や教養、道徳心をどの程度重視していらっしゃるかはわかりませんが、 ~私という人間にとって、それらはメッセージ本体の価値を左右する と言ってもよいほど、非常に重要な要素です。 品性の無い教師から品性について学ぶことは困難であり、 道徳心の乏しい教師から人の道についての貴重な洞察などは ほとんど期待できないから、です。~メッセンジャーの生き方や人となりに不純物が混じり過ぎている、とある時点で気付いてしまったら、それ以上メッセージに耳を傾けようとは思いません。(「混じり過ぎている」ってところが肝心ですよ、1mgも許さない、ってほど不寛容になるつもりはありません。そんなご立派な人間じゃないです。)Kyra Speaksか、それとも元・Aber(エイブラハムのフォロワー)を自称するMariahさんのブログか、いずれかで誰かがコメントしていた中で印象的な事例がありました。(受け売りばっかりで恐縮です...。)【ヴォルテックス】の真っ只中にある時は、何もかもが上手く行く、やることなすこと絶好調!!!...といった趣旨の話をエイブラハム(エスター)がしている時に、エイブラハムが引き合いに出した話です。「ヴォルテックスに身を投じたエスターは、約束に遅れそうだったので、高速道路を時速20マイル程(正確な数字は忘れましたが)の大幅な速度オーバーでただひた走りに走ったが、その間、警察の車に出くわすこともなく、渋滞にもはまることなく、危ない目に遭うことも一切無く、目的地までギリギリセーフでたどり着く事ができた...云々」(ここで観衆は一同、「イェーーーイ!」の大合唱&拍手喝采。)...この話を読んでの最初の反応:「...そんな時速20マイルもオーバーして法律破りに破って、一体これのどこが『イェーーーイ!』なんだよっはっきり気付きました。「私、この『イェーーーイ!』軍団の一人にカウントされるの、絶対に嫌だ。」って。スピード違反は違反であり、立派な法律違反じゃないの。こんなの拍手喝采するような場面じゃないでしょ。大体、エイブラハム...いや違った...このエスターおばさんってさぁ、【ヴォルテックス】【ヴォルテックス】って、耳にタコができるぐらいしつこく押し売りしてんのに、そんな重要な看板商品をお客さんに説明するにあたって、こんなくっだらない話しかできないの!?あー、アホくさ。もうやめたやめた!!!...で、前述した通り、反・エイブラハム側に立つ人々の書いた文章を、徹底的に読み続けました。驚いたことに、彼らの言い分の方が(自分にとって)しっくりと馴染んだのですよ。そして、ふとこんな考えが頭をよぎりました。...もし、私の子供が成長した後、子供時代を振り返り、母親がエイブラハム&ヒックス夫妻に影響を受け、言葉の端々、行動パターン、思い癖に「エイブラハム臭さ」を漂わせていたことを知ったら、果たして子供は親に対してどんな思いを抱くだろう?何かが完全にはじけました。【あのようなメッセンジャーからもたらされた言葉でもって、自分は親から教育されたんだ。】そのような、慄然とした思いを子供に味わわせるような親にだけはなってはいけない。絶対に。...この瞬間、私はエイブラハムと完全に訣別するぞ、と覚悟を決めました。 >エイブラハムの教えを本当に理解していれば、エスターや関係者の内部事情 >が実際どうであるにしても、そのなかから自分にとって役に立つと感じられる >ことだけを吸収して、あとのことはそっとしておけばいいですね。ええ、そうですね。このお返事を仕上げたら、あとはそっとしておこうと思います。ただ、しつこいようですが、私個人としては、メッセンジャー側の「内部事情」と、メッセージとを全く別個のものと切り離して考えるのは、とても苦手です。できれば、「不純物が極力排除された、内も外も優良素材」であるような人物とその言葉を最初から師とし、心の友としたい。そうした教えを求める旅の途中には、つまづきや、見立て違いによるガッカリ体験も、もれなくオマケでついてくるかもしれません。それも想定内です。転んでみないとわからないことだってありますから。悪いことばかりじゃないですよ。昔から一貫して「のぼせやすい人間」であった私には、このようなやり方から入るのがラクなんですよ。のぼせて、転んで、はっと気が付いて...。これ、自分自身に課した「学びのカリキュラム」のようなものなので、他人様からご意見されても、おいそれと変えるのは難しいです。「切り離せる」人もいる、でしょうね。そういう方々はそのまま「メッセージ」とメッセンジャーを【バラ買い】して、お好みに合わせて切り貼りしながら、ご自分の肥やしとなさればいい、と、思います。論文書くときに、色々な著者の見解を引っ張ってくるように。それも有効な学び方なのだと思います。自分の性格傾向に合ったやり方を選ぶことは大切ですよね。 >エイブラハムといえども、ほかのどんな存在であろうとも、「私」が >中心であり、彼らは「私」のための「参考」に過ぎないのです。 >この態度を忘れる限り、永遠にまるごとすがれる「本物の先生」を探しては >また幻滅するの繰り返しにさまようことになります。お説拝聴しました。最後の二行が私宛てなのか、それとも漠然とした「世間の人々」に向けられたものかは判断しかねますが、 「永遠にまるごとすがれる」の部分には、正直、読んだ瞬間にいくばくかの反感を覚えたことを申し上げなければなりません。そのような腑抜け人間の姿を私の文章から読み取られたのであれば、「あら。残念。」とだけ言っておきましょう。そういう人間のままでこのまま終わらないよう、今も試行錯誤中なんですけどね。まぁ、ネット上、覆面被ったような状態で強がり言うのは無駄なので、やめます。多分、「ふらり」さんのそのフレーズにムカッと来たのは、そうした気質が自分の中にある(認めたくはありませんが)から、だと思います。真実を突かれて、原始的な反応が沸き起こったんですよ。【のぼせやすい自分】が暴走し、「あなたに全てを捧げまーーーーすっ!!!」と何もかも貢ぎ過ぎないよう、冷静な判断でもってブレーキをかけてくれる【賢い自分】を、丹精こめて育てていきたい、そのためには多少の厳しい修行も辞さない。受けて立ちましょう。ええ。ありがとうございました。お互い、それぞれの旅路を大いに楽しみましょう。
2012.02.02
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※02.07.12 John Scriven氏のサイトへのリンクを修正しました。※まずは この前の日記 を先にお読みくださるよう、お願いします。先月の日記に書いた通り、今、私にとっての「鳥箱先生」は、エイブラハム&ヒックス夫妻です。鳥箱先生の「みだりに他人をかじるべからず」という正論と同じで、彼らの本の中には「おぉ~、これはいいこと聞いた!」と、しぼみがちな心に元気をくれるような、ありがたい内容も結構多いんですよ。 でも、それって、彼らが人間的に修養を積んだから、そのご褒美として「教え好きの霊的集団・エイブラハム」からメッセージを託された、ってわけじゃないです。単に、引っ張ってきた「元ネタ」が優れているだけ。以上!こうしたネタの引用+合成に関しては、〇〇ウェイのセールスで前の奥さん(当時人妻だったエスターと不倫する前に一緒だった奥さん)と組んで、全米トップレベルに登りつめるまで、ガンガン稼ぎまくっていたジェリー(昨年11月18日に死去)の功績が大きいと言えましょう。というのも、Kyra Speaksのブログ作者・Kyraさん(本業はコピーライターだそうです。元エイブラハムフォロワー、という事以外に身の上話は一切されませんが。)が調べたように、〇〇ウェイっていう会社(マルチな商売方法☆)のセールスというのは、末端の販売員は洗剤だの鍋セットだのを個人相手に売っていますけど、それはあくまでも「末端」の話。ご自分の目で確かめたい方、こちらの英語ページを覗いてみてください。http://abrahamhicksfraud.blogspot.com/p/whats-so-bad-about-esther-and-jerrys.htmlそして、こちらはrickross.comという、カルト宗教問題についての啓蒙・情報サイトの、エイブラハム&ヒックスに関するスレッドです。数日に分けて読まないといけないくらい膨大な量ですが、とにかく真実に少しでも近付きたい方、頑張ってください。http://forum.rickross.com/read.php?3,21069日本ではどうだか知りませんが、アメリカの場合、〇〇ウェイ販売員のトップレベル、つまり儲かっちゃって儲かっちゃって仕方が無い、もうウハウハよ~!!!という上層部の人達は、一体何で稼いでいるのか?っていうとですね、 「自己啓発セミナーや、その教材をバンバン売って、儲けている。」 (洗剤だの鍋だの売らないよ~)...のですって。ジェリーさんがエイブラハムとの出会い前について語る部分でも何度か登場する、ナポレオン・ヒルあたり、すなわちアメリカで言う"Get Rich Quick"(笑)の類の成功哲学、ですね。そして、「お金が欲しい...」と両目が$$の形になった聴衆に向かって、景気いいこと一発二発かまして、テープだの本だののセミナー教材売りまくっていたわけです。めちゃくちゃ話うまいわけですよ。うまくって当たり前です。(ちなみに、我が家には家人の知り合いが昔、ご主人が若くして亡くなり、一時〇〇ウェイに関わったことがあるために、貰い物の鍋が一個だけあります。天ぷらや揚げ物がとても上手にできます。怖くてお値段はとても聞けませんけど。敢えて自分からこの会社の商品を買おうとは思いませんが、品物自体には問題無いですよ。まぁ、売り方はあまり好みじゃありませんがね。)まぁ、とにかく、出るわ、出るわ、いろいろと幻滅させられるような事実が。書き込みをする人々の冷静な意見や、元・エイブラハムフォロワーだったという人々の体験談 (作者のMariahさんの言葉以外に、コメント欄の匿名書き込みも大いに参考になります。これはKyraさんのサイトも同じですね。)を読むにつれて、 「今、自分が引き寄せなきゃいけないのは、お金でも『ハッピーな気分』でもない、批判的思考(クリティカルシンキング)+確かなリサーチ能力だ!」...そんな結論に至りました。引き寄せの法則自体が100%科学的に正しいかは、正直、わかりません。「ある程度」は正しいのではないか、と、個人的な体験から「ある程度」は認めています。今のところは。古い時代から、あまたの優れた宗教者たちが似たようなことを言い続けてきましたからね。でも、もうエイブラハムとヒックス夫妻の本やCDを手に取ることは無いでしょう。もう用済みとなったので、手持ちの品は全て処分することにします。図書館やどこかに寄付することも考えたのですが、また他の誰かが私と同じようなガッカリ体験をするかもしれない、と考えると、このままゴミ箱(紙製品はリサイクルへ)送りとします。長年にわたりエイブラハムの教えを信じ、「まだまだ私は引き寄せの努力が足りない。集中が足りない。瞑想も真面目にやれてない。」と、自分を叱咤し、多額の費用を注ぎ込んできた経験者の悲鳴にも似た書き込みを読むと、私の財布が被った痛手なんて、かわいいもんです。(ほとんど図書館から借りたか、中古で手に入れましたからねぇ。邦訳本はさすがに日本から取り寄せましたけど...。←授業料、授業料)「明るい気分でいるほど、大切なことはない!」...な~んて、トロ~ンといい気持ちにさせられて、罠にホイホイと食らい付いていった我々に対し、「おまえを教育するんだぞ。」と、雄弁にまくしたてていた【鳥箱先生】。...それが、「エイブラハム&ヒックス夫妻」の正体でした。(初期の作品、少なくとも「エイブラハムとの対話」までの本については、ニセモノか本物かは私にはよくわからないので、判断保留とします。別にチャネリングという現象全体を否定する気は無いんですよ。数は多くないかもしれませんけど、【本物】は必ずいると信じています。)そして、その【鳥箱先生】の言う事を、ありがたや~、と拝聴していたフウねずみとその母親...自分がフウねずみ親子と大差ないレベルだった、と気付いたのが、今回一番の打撃だったかもしれません。なぜ、私は【鳥箱先生】を見破ることができなかったのか。それは、今、幻滅を味わっている全ての元・Aber(エイブラハムフォロワー)が共通して抱く問いかもしれません。少なくとも、自分一人っきりではなかった、という慰めはあります。エイブラハム&ヒックスのセミナーのCDを聞くと、「企業研究員の心理学者」「医療ソーシャルワーカー」(注:アメリカでは大学院修士号以上でないと就けない、難関とされる職種です)「学校の教師」「獣医師」...などなど、肩書を聞く限り、賢そうな人々が随所に質問者として登場します。...でも、ここらでそうした自己憐憫はやめておきましょう。「だって、先生。私の友達は、みんな...」が口癖のフウねずみと同じ穴のむじなになってしまいますもん。あ~あ。これからは、本一つ読むにしても、その著者の人となりを直接知っているか(例・エニアグラムのドン・リチャード・リソさん、ラス・ハドソンさん、その他日本で地道に活動している方たち)か、その、信頼できる人達が「これはいいよ!」と太鼓判押しているか、もしくは死後最低200年以上(←おーっと危ない。150年、に訂正。1817年没のジェイン・オースティンが読めなくなるっ。)経過しているか、そういう人達が書いた著作に限る、ってしようかな~。←ははは、冗談ですよ、冗談。でも、もうニューエイジっってジャンルにはあまり近付かないようにした方が無難ですね。「信じやすい人」である、私のような人間は。(だって、神様とノリノリで対話しちゃったのに、盗作を指摘されてあっさり認めたN.D.W.氏とか、天使のセラピーとカードでおなじみのブロンド美人・D.V女史とか、日本でアメリカで高い評価を受けている人達に関して、あまり感心できないような話が次々と飛び出すんですもの。←興味ある方はメールをください。それから、7つのチャクラについて書いた、C.M.女史の場合は、本を実際に読んでみて「こりゃ~かなり怪しいかも...」と、その物書きとしての誠実さ・力量を疑っていたところ、インチキ大学発行のナンチャッテ博士を名乗っていたことがバレて、以降、Ph.Dの文字が本の表紙から一切消えた、ってこともありましたね~。...エイブラハムシリーズの出版元・Hay House絡みの著者ばかりってーのが、どうもニオうと思いません?創業者のルイーズ・ヘイ自身も、ある種トンデモ本の作者としてしょっちゅう槍玉に上がっていますし。確かに、落ち込んでいる時に読むと慰められるんですけどねぇ...。)まぁ、「引き寄せ信者」の方から見たらいろいろ文句はあると思います。でも、そうした方々は、エイブラハム・ヒックスの本に基づき、「引き寄せ」入門書を著し、多くの人に勇気と活力を与えた作家・リン・グラブホーン女史についてはどう説明をつけるのでしょうか。「気分」の力で人生うまくいく!著者:リン・グラブホーン価格:1,365円(税込、送料込)楽天ブックスで詳細を見る2004年、彼女は自らの命を絶ちました。この辺の事情はこちらのイギリス人作家・John Scriven氏のサイトで活発に論じられていますので、参考になさってください。ご冥福をお祈りします。そして、私自身も、一人の日本人として、批判的思考(クリティカルシンキング)の日本バージョンつっこみ力(← パオロ・マッツァリーノ氏による造語)の達人目指して、日々精進していこう。そう心に決めました。
2012.01.07
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前回に引き続き、宮沢賢治のほの黒いユーモアが効いている短編・「鳥箱先生とフウねずみ」 を追っていきます。リンク先、引用ともに、青空文庫さんのテキストを使わせていただきます。フウという名の小ネズミは、ある日突然自分が「先生」であることに目覚めてしまった鳥箱(厚い板と針金、という、ごく日常的な材料でできた箱です)のところへ、その母親に連れられてやって来ます。それにしても、一体なぜ、ねずみの母親はよりによって木製の鳥箱(しかも、役立たずとして物置の端っこに追いやられているような。)を「先生」としてあがめ、子供の教育までゆだねてしまったのでしょうね?鳥箱先生の出会いがしらの一言に注目してみましょう。 「おいおい。みだりに他人をかじるべからずといふ、カマジン国の王様の格言を知らないか。」前半の「みだりに他人を...」は、至極もっともなことを言っています。が!「カマジン国の王様の格言」...あまり賢そうに見えないこのねずみのお母さん、「カマジン国」「王様」「格言」など、立派そうに聞こえる(けど、よくはわからない。)単語の羅列に、ガツン!と圧倒されてしまったのではないでしょうか。「クォンタム・フィジックス(量子物理学)」「パラダイム・シフト」「メタ何とか」を行間に散りばめて、人文アート好きの右脳人間の目を眩ませようとする、いわゆる【ニューエイジ系】の著者たち...あの手の人達が好んで使う、イカサマテクニックと一緒、ですよ。...高一の時、試験範囲の大半が物理だった時の期末テストで16点(もちろん100点満点)取ったことが自慢で、理系分野の話はからっきし駄目~ な筆者は、最近こうした「ニューエイジで金儲け!お金も家も車も、ジャンジャン引き寄せ!!!」を企む人々の巧妙な手口に、徐々に目を開かれつつあります。何を今更...と、笑いたきゃ笑ってくださって結構。でも、一生気付くこともなく、墓場までお目目キラキラ☆させながら行っちゃうよりはマシじゃないかな。ま、慰めにしかなりませんけど。先を急ぎましょう。平身低頭して「せがれのフウに、教えを授けてやってはくれないか」と頼むお母さんねずみに、鳥箱先生の口から出たのは、これですよ。 「(...)わしはね。今こそこんな処へ来てゐるが、前は、それはもう、 硝子【筆者注:ガラス】でこさへた立派な家の中に居たんだ。 ひよどりを、四人も育てて教へてやったんだ。どれもみんな、はじめは バタバタ云って、手もつけられない子供らばかりだったがね、みんな、 間もなく、わしの感化で、おとなしく立派になった。 そして、それはそれは、安楽に一生を送ったのだ。 栄耀栄華【えいようえいが】をきはめたもんだ。」嘘! 嘘! 真っ赤な大嘘!!!しかし、母親ねずみはそんな「先生」の妄想炸裂!な話をつゆほども疑いませんでした。そこまで無条件に持ち上げられては、「先生」だって悪い気はしないでしょう。で、連れて来られたフウねずみについては、 「ははあ、仲々賢こさうなお子さんですな。頭のかたちが大へんよろしい。」と、外見についてのみ、毒にも薬にもならないことを言っています。まぁ、この辺はご愛嬌、ですね。かくして、フウねずみは鳥箱先生の弟子となります。所詮、勝手に先生と名乗っているだけなので、何ら有益なことを教えられるわけではありません。フウねずみとのやり取りは、こんな感じです。 「おい。フウ。ちょっと待ちなさい。なぜ、おまへは、さう、 ちょろちょろ、つまだてしてあるくんだ。男といふものは、 もっとゆっくり、もっと大股にあるくものだ。」 「だって先生。僕の友だちは、誰だってちょろちょろ歩かない者はありません。 僕はその中で、一番威張って歩いてゐるんです。」 「お前の友だちといふのは、どんな人だ。」 「しらみに、くもに、だにです。」 「そんなものと、お前はつきあってゐるのか。なぜもう少し、りっぱなものと つきあはん。なぜもっと立派なものとくらべないか。」 「だって、僕は、猫や、犬や、獅子や、虎は、大嫌ひなんです。」 「さうか。それなら仕方ない。が、もう少しりっぱにやって貰ひたい。」 「もうわかりました。先生。」フウねずみは一目散に逃げて行ってしまひました。...これじゃぁ、ただ長く生きてきたって事実だけを根拠に偉ぶって、周囲の若い人達に説教垂れたがる、ただの俗物オヤジじゃないですか~。しかも、フウねずみの言う「友だち」、上に挙げた三種類の生き物の他にも、むかで、けしつぶ、ひえつぶ、おおばこの実など、よくもまぁ、賢治はここまで徹底して笑いを取りに行けるなぁ、って感心するくらい、「取るに足らない存在」を選んで並べていますよね。(最後の三つは植物なので、「害虫」の類とはちょっと扱いを異にすべきかもしれませんけど。)とにかく、このフウねずみの「志の低さ」...これは、もう、どうにも直しようがありません。「だって、みんなそうなんです。(でも、その中で自分は一番マシなんです。)」めんどくさがりで、志の低い、向上心の欠けた集団によくありがちな、しょーもない言い訳ですね。「みんなそうだ」と言われてしまっては、ご自身の中に確固たる道徳観も教養も持ち合わせていない鳥箱先生には、切り返す術もありません。フウねずみはそんな先生から逃げるかの如く、さっさと穴の中に入っていってしまうのでした。こんなやりとりを三回ほど繰り返した挙句、とうとう鳥箱先生の堪忍袋の緒がブチ切れします。ひよどりを四人(原文ママ)も"教育"したけれど、このフウねずみという生徒は実にだめなやつだ---。(ご自分に非は全く無い、とおっしゃるのでしょうね。ま、当然そうでしょうね。)...「教育」って、一体この鳥箱先生の中ではどういう意味合いで使われていたのでしょうか?ただ、説教垂れるだけ?ただ、自由を奪って、年長者/偉い人の言う事に無理矢理従わせるだけ?それとも、どこかの立派な先生や本の言っていることを引っ張ってきて、自分自身が実行できもしないくせに、生徒にはそれを強要するだけ?そんなの本当の教育じゃないや、って、皆さん口を揃えておっしゃるでしょう。...でも、こういう「エセ教育」を本物の、価値ある教えだと信じ込まされて、頭の働きを活性化するどころか、逆にどんどん腑抜けにされてきた...そういうケース、思い当たりませんか?いろいろな事例が当てはめられると思います。学校や教育機関以外にも、「エセ教育」「エセ教え」というのは、この世にうじゃうじゃはびこっています。...詳しくは、現在読んでいる最中のこの本について書く時に譲りますがね。【送料無料】ポジティブ病の国、アメリカしっかりと自分の頭を働かせて、できる範囲で構わないので、物事の本質を明らかにしようと努力をしないといけませんね。批判的思考(クリティカルシンキング critical thinking)の訓練が役に立ちそうです。日本ではあまり強調されることのないスキルですよね。だって、日本で公教育受けてごくフツーの大人になる過程で、そんなこと教えてくれる人なんてだ~れもいないから。ヘタに「これはおかしくありませんか」なんて年長者に言おうものなら、「生意気だ、黙れ!」と怒られるのがオチだから。「口答えするな!」っていうのも、ありがちな反応ですよね。(←実家の親はこれだな...。)そんな姿勢で若い人、これから学ぼうとしている無垢な人に接していては、先が思いやられるというものです。猫大将が来ますよ、きっと。乱暴な猫大将が。 その時、まるで、嵐のやうに黄色なものが出て来て、フウをつかんで 地べたへたゝきつけ、ひげをヒクヒク動かしました。それは猫大将でした。 猫大将は、「ハッハッハ、先生もだめだし、生徒も悪い。先生はいつでも、 もっともらしいうそばかり云ってゐる。生徒は志がどうもけしつぶより小さい。 これではもうとても国家の前途が思ひやられる。」と云ひました。その後、フウねずみと母親に襲い掛かった運命は、推して知るべし...ですよね。...この項、続きます。今日はどうしてもこの流れにのって書いておきたいもので。
2012.01.06
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先月の終わりに、ジェリー・ヒックスさん死去のニュースをごく短くお伝えしました。日記はこちら。ヒックス夫妻と言えば、大ヒット映画「ザ・シークレット」の原案である、エイブラハム(複数の霊の集合体と自ら定義しています)の教えを1980年代から世に伝えてきた人々、ですよね。ご存知の方も多いとは思いますが、「ザ・シークレット」は、シークレット関連本数冊の著者でもある、オーストラリア人TVプロデューサーのロンダ・バーンが、ヒックス夫妻の2005年・アラスカクルーズセミナーに参加したことから誕生しました。2011.11.2付の日記で紹介したCDは、本セミナーの模様を収録したものです。最初に公開された「ザ・シークレット」のヴァージョンでは、エスター(に思考の塊を託して語らせる、エイブラハム)の言葉や、「波動」(vibration)という単語を含めての解説などが含まれていました。が、その後両者の関係はこじれます。DVDは既に発売済でしたが、ロンダ・バーン女史とその仲間たちは、権利関係のゴタゴタを解消するべく、ヒックス夫妻の合意を取り付け、エスター(エイブラハム)の出演部分、そして「エイブラハム」に関する言及の全てを削除する、という大胆な策に出ました。削除されてしまったエスターの出演部分、こちらでどうぞ。「もっと詳しく知りたい。もっと深く学んでみたい。」と、「ザ・シークレット」に飽き足らなくなった人々は、「原典」であるヒックス夫妻の著作やCD、DVD、そして全米各地でのセミナーやクルーズ旅行など、あらゆる方法でエイブラハムの言葉を求めるようになりました。 「引き寄せの法則」自体は、何もエイブラハム&ヒックス夫妻がオリジナルというわけではありません。「求めよ、さらば与えられん。」というイエス・キリストの言葉でも明らかなように、古今東西の優れた指導者たちは、その有効性をしっかりと認識していて、様々な表現でもって人々に伝えてきたのだと思います。最近では、スティーブ・ジョブズが使っていた最後のiPadにその著書(「あるヨギの自叙伝」)が入っていた、と伝えられたことで、にわかにスポットライトを浴びている(笑)パラマハンサ・ヨガナンダ師も、間違いなく法則を理解していた一人ですね。例を挙げればきりがありませんが、「類は友を呼ぶ」"Birds of a feather flock together."といった類のことわざが、洋の東西を問わず存在しているのが、何よりの証拠でしょう。そう、誰がオリジナルか、なんて論じてもしょうがないのです。昔から、世界中にあったんですよ、「引き寄せの法則」は。この数週間、先月のジェリー・ヒックスさんの死を取り巻くモヤモヤといい、最近の彼らが「引き寄せの法則」(Law of Attraction)という表現を避け、何でもカンでもThe Vortex(渦)の言葉で片付け過ぎている傾向といい、今一つ釈然としない思いを抱いていました。...だって、まるで水戸黄門の印籠みたいに、"Get into the Vortex! Get into the Vortex!"(渦に入りなさい!)...って調子ですもん。そんなに重要で、霊験あらたかなマントラだったら、何で、80年代~90年代の、エイブラハム初期著作集の中で言ってくれないのよー?って、不思議に思う人は私以外にもたくさんいる(いた)、と思います。初期の著作というのは、次の3冊(+1冊)を指します。まず、最初の本↓はHay Houseというニューエイジ・スピリチュアル系を得意とする大手の出版社に移ってから初めて出した(2005年)、彼らの出世作ですね。楽天ブックス: 運命が好転する実践スピリチュアル・トレーニング - エスター・ヒックス : 本続いては、「神との対話」シリーズを手がけた吉田利子さんが日本語訳を付けた、この一冊。 原著は2006年に刊行。 【送料無料】引き寄せの法則そして、ググッと時代を遡りまして、【送料無料】引き寄せの法則の本質彼らがまだ細々と通信販売でテープを売り続けていた時代の作だけあって、無駄な贅肉抜きで、メッセージがはっきりと伝わります。私はこれが一番好きですね。原著は1991年刊行。アメリカでは絶版につき、古本でしか入手できません。ここ数回、「マリアン・ウィリアムソンの言葉より。」というタイトルの下にひとりごちてきたように、「いい気分になることが全てだ!」的な、いかにもお手軽スピ系狙いといった感じの部分には、日に日に違和感を覚えるようになって来ました。誤解なきようにお断りしますが、エイブラハムの言葉全部を否定するつもりは無いですよ。上に挙げた比較的初期の「引き寄せの法則」にテーマを絞った本、そして、「お金と引き寄せの本質」(原著は2008年刊、邦訳は2009年刊)、これらは内容的に見ても非常に優れた うまく出来た自己啓発書(英語で言うなら self-improvement本 もしくは self-help本 )だと、思います。元気になりたい!前向きになりたい!との願いを手っ取り早くかなえてくれる、という意味で、「頭痛に歯痛にバ〇ァリン!」のような、そんなありがたい存在ではないかな~、と、好意的に評価しています。そういう本、世の中には必要ですよ。決して粗末に扱ってはいけません。数日前のこと。Amazon.comのレビューで、エイブラハム&ヒックス夫妻の商品に一貫して一つ星のネガティブな点数ばかり与えているKyraという人物のレビューに、なぜか妙に引き込まれていったんですね。少し前、そう、「エイブラハムとの蜜月期」だったら、全く気に留めなかったはずの反・ヒックス夫妻的発言が、妙に引っ掛かりはじめましてね。彼女のブログ "Kyra Speaks"、そこに書き込みする「元・エイブラハムフォロワー(通称Aber)」たちの発言、常連さんの一人であるDave Stone氏のブログ記事 の数々、そして彼らが冷静に、節度をもって伝えてくれる情報を読み、「あぁ、そうか。他の人も同じように感じていたんだ。」と、妙に安心させられたのでした。ジェリーの白血病発病、そしてその死(享年87歳)をきっかけに、【エイブラハム&ヒックス】という興行チームに生じた不協和音が、だんだん外に漏れ始めたようです。これまでに得た情報を要約しますと:★「ヴォルテックス」の用語を多用するようになったのは、ヒックス夫妻が"Law of Attraction"を商標登録しようと2回試み、2回とも却下されてから。;ちなみに、"Vortex of Attraction"の方は商標登録化に成功。★ ジェリーの病気、今年5月には「蜘蛛にかまれた(spider bite)」と説明。実は、その直後にジェリーは化学療法(キモセラピー:強い化学薬品を使って腫瘍の成長を阻止する。)を集中的に受けていた。不自然に長い沈黙の後、正式な病名を発表したのは、ジェリーの死の直前と言っても良い、11月に入ってから。一部のファンの間には、「正直に『白血病と闘っている』と言ってくれればよかったのに。誤魔化さないでほしかった。失望した。」との声も上がっている。ヒックス夫妻は常々、「医療保険には入らない。健康診断も受けない。でも大丈夫!」と、健康には絶大なる自信を持っていた。それだけに、今回ジェリーが病魔に倒れたことで、エイブラハムの教え自体に幻滅した人が多数出ている模様。(とはいえ、ジェリーさんだってごく普通の人間ですよ...何と言っても御年87歳ですからね!)★ 今まで、YouTubeでのビデオクリップや音声ファイルの公開については比較的鷹揚な態度を取って、「黙認」していたA&H側だが、この一週間(2011年12月現在)で、態度を急変。「15分以上の長い動画・音声ファイルは載せるな」と、"海賊版"をアップロードしたユーザーの一人一人に、次々と削除依頼のメールを出し始めた。(...まぁ、これは仕方ないですよね。本来ならばお金を払って買わなきゃならないはずの「商品(動画・音声)」が、YouTube上で随分と長い事野放しになっていた、という今までがむしろ異例だったのです。ジェリーの死後、顧問弁護士にでもアドバイスされたのでしょう。) ★ 質問者は、皆、切実な問題を抱えて、高い料金を払ってセミナーに来ている。なのに、最近のエスター(エイブラハム)は、人格が変わってしまったかのように質問者を邪険に扱ったり、ひどい場合には最前列に呼んでおいて、一言もしゃべらせないまま追い返したり、といった、傍から見ても気の毒な場面が目立つ。★ 「内部の者」と名乗る人が言うには(←これ、信じるかどうかは皆さんの判断に委ねます。)、「指導霊集団・エイブラハムは、もうエスター・ヒックスから出て行ってしまった(left the building)」...らしい。これ、2009年の発言です。...そっか、だから"The Vortex" は2009年の出版で、その後はヴォルテックス街道まっしぐらで行くしかなかった、というわけなのかぁ...。(以下、自粛。) 残念です。いろいろな意味で。 あぁ、日本にいた頃にも似たような話を聞きましたっけ。世間から見れば、地位も、名誉も、そして精神性の高さも申し分無い、と誰もが認めるような「指導者」なのに、陰ではお金儲けに走り(身内の経済事情が絡んでいたそうですが)今まで支えてきた人々を裏切ったり、貶めたり、傷付けたりした...という話。どこの世界にでもあるんですね、この手の話って。残念です。
2011.12.16
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前々回の日記で引用したマリアン・ウィリアムソンの言葉について、もう少しだけ書いてみたくなりました。「あなたは神の子、この上なく素晴らしい存在。だから、今以上に輝くことを恐れないで。」簡単に言えば、そんなメッセージでしょうか。確かに、耳には心地良いんですよね。実にまっとうな、そして味わい豊かなことを言っている。...ただ、前々回うだうだと書き連ねたように、表面だけ「いいとこどり」してしまい、「そーよね、やっぱり私ってステキなひとだから、今のままで変わんなくていいのよね!ありのままが一番ね!うん、わかった。もう無理しないで自然体で行く!」...と、勘違いしてしまう、幸せ(?)な人々も、やはり一定数は存在するんですよね。今流行りの「スピ系」と一くくりにされるムーブメントに影響されている人達に、残念ながらそうした「ありのままが一番(耳の痛い内容はスルーで?)」を唱える人、多いみたいです。(私も、遅ればせながら最近ようやくそうした現実に気付く機会を与えられました。←いや~、いくら海外在住だからといって、ちょっと疎すぎました...)性格タイプの学・エニアグラムでは世界的に有名な著者・ドン・リチャード・リソさんが、Facebook上でそうした「耳に心地良い部分だけ取り入れる」という、ご都合主義スピ系に警鐘を鳴らされた、ということは既に書きました。...で、それから数週間。こちらにもコメントを寄せてくださっている ブルーシャ西村さん の2011年11月29日付の日記「いたわり☆続き」を絶妙なタイミングでもって読んだことで、さらにこの問題への理解が深まったような、そんな手応えを得られました。(ブルーシャさん、いつもいつも、読み応え&味わい応え120%の文章をありがとうございます。)リンクはこちらです。http://plaza.rakuten.co.jp/bruixanishimura/diary/201111290000/感銘を受けた私は、嬉しさのあまりコメント欄に書き込んでしまったのですが、そのコメント、こちらに引用しますね。(勝手に転載して、しかもこんな形で使うことをどうぞお許しくださいませ。) (↓ブルーシャ西村さんの本文から) >自分が投げかけたものが自分に返ってくる、というカルマの>法則です。>そういうことをした人は、それが自分や子供に返ってきて>不幸なことや不運なことが重なると、>苦しみによって学んでいくのです。(以下、黒犬べーやん)公共の場所でゴミをポイ捨てしない!と同じで、嫉妬心や怒りといった負の感情、つまり【心のゴミ】を他の人に向かって丸投げしない!(たとえ、相手から唐突に大量にゴミもらっちゃったような場合でも。)...どんな時でも他者への礼節(いたわり、ですね)を見失わないように。自分で処理し切れない魂のゴミを他人に投げちゃだめですね。明らかにマナー違反ですから。そして、今日の自分が、昨日の自分よりも進化することを目指して、最善を尽くす。それが結局は私たち自身、そして大切な人達にとっての安らぎ/幸せに至る近道なんですね。...今回の一節を読んで、そんな印象を持ちました。「気分良くなることが一番大事だ!」「あなたはありのままでいい!」「自然体が一番!」それだけ唱えてばかりいると、実は自分の心の奥底にダークな部分(嫉妬心、劣等感、怒り、傲慢さ、モラルの欠如...等々。)があって、いつかは真正面から取り組んで追い出さなきゃいけないものも、そのまんま放置されちゃいませんかね?...そうしたダークな部分...上のコメントでは【負の感情=魂のゴミ】、と、呼んでみましたが...、黙って脇に退けておいたとしても、「なかったフリ」をして涼しい顔で過ごすにしても、ちょっとしたきっかけで表面に再浮上し、一番出て来て欲しくない時に一番めちゃくちゃなやり口で、人間関係を瞬殺してしまう...。それ、絶対あると思うのです。よく、「何であの人が突然激怒したのか分からない。でも、とにかくひどく怒らせてしまった。」という痛ましい話をする人がいますよね。それは、きっと、(今だからわかるのですが)相手の中に眠っていた【地雷】を踏んじゃったから、ですよ。【地雷】...すなわち、ずーっとその人が真剣に向き合うことを避け続けてきた、あるいは気付かないように親とか周りの人からソフト洗脳されてきた、そういう【負の感情=魂のゴミ】ではないでしょうか。例えば、親や周りの大人達から、ずーっと執拗に「女がキャリアなど目指して一体何の役に立つ。単に、生意気になって、いつまでも結婚できず売れ残るだけだ。」(←ひどい言い方でスミマセン。でも、実際いるでしょ?失礼な年長者って。)「女には学歴なんていらない。どうせ嫁に行くのだから、四年制大学なんて行く必要無し。」(←これは私自身言われたことあります!)「女なんて、学歴高すぎると、周りから敬遠されて嫁にも行けなくなってしまう。だから、そこそこの学校を出て、男性の補助的な仕事に就いて、早いとこ旦那つかまえて結婚するのが一番。」...この手の教えを刷り込まれてきた女性が、決して実力や才能に不足は無かったものの、親の言う通り、生意気過ぎない程度のそこそこの学校を出て、そこそこの大手企業に入り、良きお嫁さんになりそうなフェロモン放出して、無事、そこそこ出世しそうな男性とゴールインできたとします。やがて、念願の「母」となりました。子供もやっと手を離れて、一息ついた時、ふとしたきっかけで出会った同年代の女性が(自分があきらめてしまった)教育も、キャリアも、女性としての幸せ(理解し合える素敵なパートナーと築く、幸せ家族♪)も、何もかも手にしていて、しかも飛びっきり楽しそうに生きている姿を見せつけられたら、この女性、どういう反応に出るでしょう?オプション1:「わぁ、この人、いろんな事を自分の力で達成してきて、しかも実に生き生きしている。素敵だなぁ。今からこの彼女と同じレベルにすぐ追いつけっていうのは無理かもしれないけど、でも、私だって子育て一段落したら、何か打ち込めるものがあった方がいいと思う。今から少しずつ、若いうちに諦めてしまった夢の実現目指して、ひとつ頑張ってみようかな?ああいう人を見ていると、こっちも頑張んなきゃ、って気にさせられる。」(こういう大人が着実に増えていくのであれば、日本という国はまだまだ大丈夫!と思いますが...。)オプション2:「...私はずっと親の言う事を忠実に守って、ちょっとでもワガママと見られることはできるだけ遠ざけて来た。親が望むような結婚をするため、男性受けのいい自分を演出し、そして子供が生まれてからは『最高のママ』であるように、とにかくずっと頑張ってきた。自分の望みを殺しては、闇に葬り去るといったプロセスを繰り返してきた。我慢の連続だった。周りの人から嫌われないよう、やりたくないことも我慢してやった。なのに、そんな我慢とはどう見ても無縁のこの彼女、この楽しそうな様子ったら、一体何!?...学歴も、仕事も、夫婦仲も、楽しい家庭も、全て手にしているなんて!!! どうしてなの、絶対不公平だ。ズルい。ズル過ぎる。何でいつもそんなに楽しそうにしていられるのよっ!!!(大激怒!!!)」→後は、「なんとかしてこいつの凹む顔をこの目で見たい。引きずり下ろしてやる。」といった、グログロの情念へと一直線...となるわけです。そしたら後はドッカーン!!!しかないでしょう。地雷、爆発しちゃったみたいですね~。このオプション2の女性、一番の問題は「本来自分自身でしっかりと向き合い、自分の手で処理するべきである【心のゴミ=負の感情】を、ズブズブと自分の奥底に押し込めたまま、【地雷化】させてしまったこと...だと思います。生まれてから今までの、異常な量の【本音殺し】から生じた、行き場の無い怒り、恨みつらみ、劣等感、そこから派生して湧き上がってくる、嫉妬心...。いろいろな材料がゴタ混ぜとなって、本人もその正体がわからなくなってしまったようなグログロ情念、徐々に活性化されていきます。で、相手の些細な言動が、巨大地雷の端っこにちょっとだけ触れてしまった。そしたら、びっくりするくらいの大爆発に...というわけです。全てのプロセスは、彼女の意識の及ばぬところで、半ば催眠状態で起こったようです。ですから、地雷が大爆発し、相手の女性が衝撃で吹き飛ばされた後も、ひょっとしたら「一体、私、何したんだろう?」と、煙に巻かれたような気分のままでいるかもしれません。で、「なんて不愉快な人なんだろう、もう顔も見たくない、プンプン!」と、逆に相手を悪者に仕立て上げ、自分は悲劇のヒロインになっているかもしれませんよ。彼女の失敗No.2も見逃せません。それは、「本来、自分一人で(時には本とかセラピストの力を借りるのもアリ)処理しなければならない、【心のゴミ】【魂のゴミ】を、他の人にボーン!!!と丸投げしちゃったこと。」上のブルーシャさんの言葉へのコメントで述べた内容と一緒ですので、もう繰り返しませんよ。他人への礼節を欠いた行為、マナーに反する行為をしてしまった、ということです。...ほんと、考えれば考える程、「裏に深刻な事情がありすぎて、気の毒って言っちゃぁ、気の毒な人。」なんですよね。世の中みんな生きてる限り、何らかの事情やハンデや哀しみを背負っているものなので、そうした意味では「あなたも見習い中の丁稚。そして、私も同じく見習い中の丁稚。」ってな連帯感を覚えないわけでもありません。(自分のダメさ加減が分かるからこそ、相手の失敗にも、それ以上突っ込むことをせず「そっとしとこうや。」と言えるのだと思います。)昔の人は言いました。「顔で笑って、心で泣いて。」どんなに自分が心に辛いお荷物抱えている時も、他人にそれをぶちまけてはいけない。自分で何とか処理してみる。人間としての底力が無いと、なかなかできない作業です。耳の痛い教えをスルーしてばかりいては、到底養えない類の、そんな底力です。でも、すごく大切な力です。世の中を少しでも明るく、平和な方向へ動かしていくためにも。何でもカンでも洋モノにかぶれりゃいいってもんじゃありません。時には、昔の日本人や東洋人の智慧に戻ってくることも必要ですネ。そうすれば、ちょっと眉唾モノの教えだの「先生」だのにかぶれた人に熱っぽく語られても、「それ、嘘くさ~い。」と、冷静な立場を貫くことができますもんね。でも、あちらにはあちらの修行があり、こちらにはこちらの修行がある。それを導く師匠や、教えは、恐らく違ったものとなるだろうけど、まぁ、それでみんなが丸く収まるのなら、自分に合うもの選べばいいのではないでしょうかね。そう、全ては「本物を見て、本物にしか出せない深さとか凄さを見極められるようになる」か否か、にかかって来ると思います。誰から学ぶか。どこで学ぶか。...大事なことですよね!(また繰り返しちゃった。)
2011.12.02
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今日はサンクスギビングデーで、これから日本のおせち料理に相当するターキー&ハムディナーを楽しむ予定なので、ごくごく短く一言。エイブラハムの教えを、奥さんのエスターさんと共に世界中の人々に広めていらっしゃったジェリー・ヒックスさんが、先週金曜日にお亡くなりになった、とのニュースを、昨日、エスターからのメールで知りました。今年の春頃から、白血病性のがんを患い、化学療法を続けていらっしゃったそうです。彼らのブログ(英語ですが)に、詳しい報告があります。http://www.abe-blog.com/2011/11/23/note-from-esther-about-jerry/日本語で読みたい方は、こちらを。「引き寄せの法則公式ブログ」中の記事です。http://hikiyose.sbcr.jp/苦労に満ち満ちた少年時代を経て、笑顔と笑い声の似合う素敵なおじいちゃんとなったジェリー、「あちら側」の世界でもそのまま同じ喜びの波動に包まれていることでしょう。心からご冥福をお祈りします。そして、これからは一人で活動していかねければならないエスターにも、精一杯の応援を送り続けたい、と思います。きっと、彼女は気丈にこの難局を乗り越えていってくれるでしょう。
2011.11.24
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何回かちょっと重めのテーマが続いたので、今日はひとつ、ほんのり温かい気持ちになれるビデオをご紹介しましょう。ここ数週間見たYouTubeの動画中で、ダントツの「マイ☆お気に入り・第一位」の座をキープしているこの一本。もう五回以上は見ていますが、その度にいつも終盤部分でウルル...と涙があふれ、それと共に心がスッキリと浄化され、軽やかになっているのをいつも感じます。幸せのおすそ分けをしてもらったような、そんな気持ちになります。残念ながら、英語版のみです。日本語字幕付きのものは見つけられませんでした。ごめんなさい。(YouTubeには、英語字幕→日本語への翻訳機能がありますので、試しに使われてみても良いかもしれません。ただ、かなり怪しげな文章になります...。)その代わりと言っちゃあ何ですが、ビデオ画面の下の方におおよその内容をまとめてみますので、もう少しだけお付き合いくださいね。こちらはエイブラハムの教えと「引き寄せの法則」シリーズでおなじみ、エスター&ジェリー・ヒックス夫妻のワークショップからのオフィシャル映像です。2007年のセミナーで撮られたものだそうですよ。彼らのHPにも同じ動画へのリンクが貼られています。登場するのは、「森の熊さん」的な風貌の、体は大きいけど、心はもっと大きくてあったかいぞ~!という雰囲気を放っている、素敵な男性。トラック運転手さんだそうです。(あの~、「森の熊さん」っぽい男性を「すてき~」と感じる女性って、割と多いですよね??? 単に私の知り合いに多いだけなのかなぁ...?)「こんにちは、エイブラハム。こんにちは、トラック運転手仲間たち。こんにちは、こんにちは。」愛想良く、会場のみんなに呼びかけ、質問者用の席(通称:hotseat)へと腰を下ろします。(何だか、性格の良さが透けて見えるような人ですね、この男性!)エスターの喉の不調に関して軽いやり取りが交わされた後、男性は真面目な表情に変わり、エイブラハムへの質問を切り出しました。(※注:「エイブラハム」とは、教え好きな高次の霊的存在(複数)を指す呼び名だそうです。エスター・ヒックスがその波動をキャッチし、「同時通訳」の要領で英語に直しているとのことです。自分達では「チャネリング」とあえて名乗らないそうですが...まぁ、フツーに考えれば、それって立派なチャネリング、ですよね。)「今、自分は人生の大きな分かれ道に立たされています。先日、ずっと勤めていたトラック会社に、とうとう辞表を出しました。雇ってくれていた会社には、誠心誠意で尽くそうと一生懸命やってきたつもりでしたが、もう疲れきってしまいました。それで、何か別の事をやってみたくなったのです。」彼は続けます。「...前の会社には、長年の感謝の気持ちを手紙にしたためて提出し、何とか円満に退社することができました。こうして晴れて自由の身になった今、自分が本当にやりたかったことをやってみたいのです。」エイブラハムがすかさず問います。「それは何?」男性は少し照れ臭そうに、でも、目を輝かせて続けます。「プロゴルファーになりたいんです。祖父が小さい頃教えてくれまして、それ以来ゴルフが大好きでずっとプレーし続けてきました。」ところが、エイブラハムは再度、話を元に戻そうとします。「トラックの運転で好きなところは?」「自由さ...ですね。車を走らせながら、瞑想したり...、とか。運転しながら瞑想するんですよ。」「トラックの運転で嫌だったことは?」「睡眠が十分に取れないことかなあ。その時の事情次第で、時々...」「では、トラック運転の理想的なあり方とは?」「あぁ、それは、美しい風景を見ながら田舎道を走り、目の前にダーッと道がどこまでも開けていて...」エイブラハム、男性のセリフを途中から引き継ぎます。「心地良いペースを保ちながら、前の会社にいた時よりも自由に、自分で走行ルートを選んでも構わない、という...」「そうです、そうです。」そして、さらに質問をぶつけていきます。現在のアメリカ国内において、トラック輸送のニーズは高まる一方だろう?それならば、自分の運びたい物資を、自分の好きな場所へと輸送するチャンスだって、同じように高まっているはずではないか?...確かにそれはその通りだ、と、男性もうなずきます。「あなたは、自分が『トラックかゴルフかどちらか一つ』という選択を迫られているように思っているのではありませんか?そうではなく、きつい条件下での運転か、それとも楽な条件下での運転か...を選んでもいいようには思えないでしょうか?前の雇い主か、別の雇い主か、を選んでもいいのだ、とは思えないでしょうか?(トラックの)運転を一切やめてしまわなければ、と信じ込んではいませんか?『もっと、自分の人生をコントロールできるようになりたい、快適な暮らしがしたい、より良い選択をしていきたい』...そう言いながらも、あなたの『人生の分かれ道』のY字型は、(両手を大きく引き離し)これほど極端に離れてしまっていますね。本来ならば、むしろ『少しだけこっちに曲がり、少しだけこっちに曲がり...』という具合になってしかるべき、なのですが。」この男性の場合、元の勤務先や、自分以外の第三者をけなしたり、責めたり、という、普通の人にありがちな落とし穴にはまりませんでした。トラックの運転という仕事にポジティブな要素をしっかり見出した上で、「自分はもっと良いものが欲しい」「もっと良くしていきたい」と、願望をコツコツと蓄えていったのがプラスに作用していったようです。「...無理に『ゴルフは止めろ』と説得するつもりはないけど、あなたはトラックも、ゴルフも、両方できる!両方やれるだけの時間が手に入る!あなたの望みは全てかなうのだよ!」「短い、決められた時間内で、あまりにも多くの事を処理しなきゃいけない。それで、あなたはクタクタに疲れ果ててしまった。だから、全てをやめて、トラックの運転から離れたくなってしまったのだろう?...でも、これはわかって欲しい。あなたや、あなたのようなトラックドライバーが、一人ひとり願望をコツコツと蓄えれば、それが新しいトラック輸送のあり方を形作っていくことになる。そうして生まれたトラック輸送の新しいあり方の中でも、特にポジティブで、気分良く感じられる部分だけに目を向け続けるならば、あなたの前には突然新しい道が現われて来るはずだ。昨日までは、有り得なかった、新しい道がね。」自分はゴルフが好きで、ゴルフをやっていると自由な気持ちになれる。トラック運転も大好きなんだけど、でも、今はとりあえずゴルフの方へ行かねば、と感じている...。少し不安げな様子を残したまま、男性は語ります。「今いる場所でハッピーにならなきゃいけないですよね。とは言っても、生活のためには稼いでもいかなきゃいけないですし...。」「今、自分が手にしている物に不満を抱いたまま、ハッピーな状態へと至ることはできないよ。あなたの場合、(運転を)やめてしまうと、一番抵抗の少ない、楽なルートを通ってハッピーな状態へとたどり着くのが難しくなってしまう。仕事をやめることで、あらゆる混乱状態が自分へと引き寄せられるからだ。進むべき道がますますぼやけてしまう。」「そうですね...完全にやめてしまうというよりは、むしろ、ここらで少し休憩して、自分が本当に欲しいものを探してみるつもりなんですが...。」エイブラハムは、力強く切り出します。「あなたの欲しいものは、すぐそこまで来ている。今、ここでこうして我々が話している間にも、光を放ち続けているよ。あなたが望むこと...美しい風景の田舎道をドライブすることも、たっぷりとゴルフを楽しむことも、みんな実現するよ。全てが明らかになったら、あなたは『いつかかなう、って、ずっと前から思っていたんだ!』と言いたくなるはずだ。『単なる【思いつき】に過ぎなかったものが、いつしか【希望】となり、とうとう今、これを【現実】として形にすることができたんだ!...と。...セミナーが終わったらすぐ、ジェリーがあなたと話をしたいそうだよ。」なんと!男性は、エイブラハムの言葉の意味が飲み込めない、というような表情を一瞬見せたものの、自分の目の前に降って湧いた幸運の大きさに気付くや否や、みるみる顔をほころばせていきます。(会場一同、歓喜のどよめき。)ジェリーとエスターは、ずっと、全米各地を巡る自分達の講演・セミナー(年間50都市以上周るそうですよ)に必要な機材一式を大型貨物車でもって運んでくれる、お抱えのプロ運転手を探していた、というのです!ジェリーが長いこと抱いていた【希望】のドライバー像とは、ツアー全行程に同行してくれて、アメリカ全土の道路事情に詳しくて、エスターとジェリーの仕事内容(つまり、エイブラハムの教え)を理解してくれていて、一緒にいて気持ちが良くて、人生に対してとても前向きな人。...こちらのビデオクリップを見る限り、質問者の男性だったらまさに「願ったりかなったり!」ですね。ジェリーがニコニコ満面の笑みをたたえているのにも、納得至極です。最後のテロップでもお分かりだと思いますが、このゴルフ大好きな熊系男性・スコッティさんは翌日からエスターとジェリーの下で働くことになりました。今日もまた、奥様、そして愛犬を道連れに(...と、エイブラハム+ヒックス夫妻のHPに書いてありました。)、アメリカの美しい田舎道を気持ち良~く走っているに違いありません。行く先々で、大好きなゴルフもたっぷりとエンジョイされているようですよ!夢を実現できて、本当に良かったですネ 元気をありがとう!!!
2011.09.30
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