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Qちゃん7951

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2006.10.25
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やっとこさ図書館で予約を入れていた『東京タワー』が回ってきた。

だからということで買ったりしない。
でもなんとなくこの本は読もうと思っていた(買わないけど(笑))

うちはオカンが一人で私を育ててくれて、感謝もいろいろあるが
リリーさんのオカンのようにだれかれにも好かれる人でなく
にくったらしいと思うことのほうが多い。
迷惑もいろいろかけられた。
しかも雑草のように強いふりをしつつ、とっても弱い。


息子(リリーフランキー)がオカンがすばらしいといっているのも
ちょっといやだし遺体と一緒にねてるのも正直怖い。
が、うらやましいという気持ちのほうが大きかった。
母を思う息子、息子を大きく包む母、本当は母を愛していた父の話。
そして昭和の香りの青春時代。今の子が読んでもピンとこないであろう
古臭く、貧しい(金銭的に)でも幸せだった日常のこと。
落ちるとこまで落ちた生活からす少しずつの復帰。
そう、そう!ってうなずいたり爆笑したり。

文体はそう好きなタイプでないし、言い回しやたとえも私にはぴんとこない。
が、オカンのことに対する描写、特にオカンの手術、死に
瀕しての細かい描写は、自分のオカンと重ね合わせてしまい、


おととい一日で読んで
昨日発作的に母に電話をした。
母は明日死ぬんではないかという勢いでいろんな話をしていた。
うん、うんとただただ聞いた。
途中だんなが帰ってきて電話をかわってくれた。


おととい、ふとんで読んでいて、オカンの病気、手術、死に
さしかかり、嗚咽をもらして泣くほどになってしまった。

「ガラスの仮面」の主人公の母がとてもうちの母に似ていて
その母が死ぬシーンを読んで、「おかあさんが死んだ~~~」と
テレビを見ていた母に訴え「物騒なことをいうな!」と怒られたり
突然「お母さんが死んだら私、どうなるの?」と小さいころから
たずねていたくらい、母の死にものすごく敏感な子だったころを
思い出したのか。今では殺しても死なんくらいの母なのに。

号泣に近いほどぼろぼろに泣いている横で、ぐーすか寝ているだんなが








と、おなら。


こら~~!なんやこんなしんみりしてるときに!って思ったけど
ふっと、これも、幸せだなぁって思って笑えてきた。
おならで幸せを感じるのは非常に変だけれど。

リリーさんのオカンは非常に料理が上手で、来る人来る人に
料理を振舞っていたそうだ。リリーさんがいなくても食事に
くるひとが多くて、葬式にはそんなオカンファンがたくさん参列したそうな。

私が料理を本格的に好きになったのは、一人暮らし仲間たちが
毎日のようにうちにご飯を食べに来てたころ。
食べてもらう楽しみや、大勢で食事をする楽しさを知ったからだ。
その頃のみんなには精神的にいろいろ助けてもらった。

私はオカンではないけれど、リリーさんのオカンみたいに、死んだとき
「Qちゃんの料理が美味しかった」ってみんな言ってくれるだろうか。
私が母のかやくご飯が美味しかった~って今でも思うような
忘れがたい食事をだんなにつくってあげてるんだろうか。

母への思いと食事の大切さを再認識した一冊でありました。

東京タワー





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Last updated  2006.10.25 22:05:00
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