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紹介文
「ある人文科学的実験の被験者」になり、7日24時間監視付きで隔離生活するだけで時給11万2000円がもらえるという募集に釣られ、何も知らずに〈暗鬼館〉に集った、年齢も性別も様々な12人の男女。彼らに知らされた実験の内容とは、より多くの報酬を巡って参加者同士が殺し合う殺人ゲームだった。
各々の個室には、殺人に利用出来る種類の異なる凶器が一つずつ用意され、夜間は部屋から出ることが禁じられるなど多くのルールがある。人を殺せばより多くの報酬が得られるが、犯人であることを指摘されれば報酬は減額する。何もしなくても報酬が貰えるならと、行動を起こさないことが参加者の間で暗黙の了解となり、落ち着いたように見えた。だが3日目の朝、参加者の1人が死体で発見されたことをきっかけに、第2第3の事件が発生する。
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密室で疑心暗鬼。
そして殺人。
ってな陰惨な設定の割りにおどろおどろしくないのは主人公の楽天的かつマイペースな性格と筆者の文体のおかげ?
ワタシは結構好きですが、こういうマイペースな人。
12人のまったく他人・・に見えて実はうっすらと関係のある人たちが殺人OKの無法地帯に閉じ込められ各自凶器を与えられ・・という設定ですがこのうっすらと関係がある関係というのは上手いなぁ。
お弁当屋さんと客、とかこういう関係だと片方は気がついていなかったりわざわざ名乗るほどではないのであえて話題にしなかったら後から誰かが気がついてアヤシイと勘ぐられたり。
ま、どのパターンでも結局殺人を犯すほどの関係ではなく、この12人の中に起爆剤として他殺に見える自殺をすることを約束させられている人物と、関係ない人間を殺してでも大金がほしい人間が混ざっていることでこの悪趣味な「見せ物」を企画した人間の意図する『人間の汚いところをたっぷり楽しみまショー』が成り立つわけですが。
最後まで読んでスッキリしないこと。
結局10億を手にした犯人はなんでそんな大金が何が何でも必要だったのか書いてほしかったなぁ。
あとそのお金を手にした後一振りのナイフを持ってどこに何しにいったのか?
そーゆーの読者に想像させるよりもきっちり描いてほしいタイプなんで、ワタシ。
ってな不満はあるものの、なかなかスリリングでした。
続編もあるのかしら?
それっぽい終わり方だったけど。
そういえば登録しっぱなしだったのを思い出しました(照)
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