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死にに行く男が、愛を打ち明けたら、銃後に残された女はどんなに困るだろう――出征した帝大生の弘一が残した<青春の遺書>を胸に、針仕事に打ちこむ孤児の清子。やがて戦争は終わり、弘一は復員するが、彼の性格は一変していた。二人の愛の結末は?愛も哀しみも針一本のこめて激動の時代を生きたひとりの女性の姿を通して、日本人が忘れてはならない戦争の傷跡を描く。
針女【中古】afb
わりとステレオタイプな有吉作品ですがたまーに発作的に読みたくなります。
で、読んでみました。
うーん。
主人公おとなしく美しく控え目で働き者。
一応主人公の目線で物語が進むものの。
なんだかなー。
いじらしいというよりイライラするのよねー。
対照的に書かれている華やかでお金持ちのお嬢様・世津子さんもまたキョーレツでこれまたKYで嫌なオンナ。
自分の縫物をしている最中にけがをして足が悪くなった主人公に『あら、あなたびっこになったんですってね。』と言い放つ。
お嬢様、すげー。
どっちも友達になりたくないタイプだけど生まれ変わってなるなら世津子さんかも。
人生思い煩うことなんかなくばっさばっさと自分の役に立たない人はなぎ倒してその屍乗り越えてオホホホホーと幸せになれそう。
・・・すげー。
戦争を体験して人が変わって帰ってきた兵隊さんってのもたくさんいたのだろうけれど、この主人公が恋心をよせるオトコはもともとこーゆー人だったんじゃないのかしらね?
それにしても一番謎だったのは実の娘のように可愛がっていた主人公を夫の死後夫が主人公と浮気していたと信じこんで言いがかりを言う育ての母・お幸さん。
夫の方にはやましい下心は少々あったにしてもねぇ。
なさぬ仲って結局そういうものなのかしらねー。
くわばらくわばら。
そういえば登録しっぱなしだったのを思い出しました(照)
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