★ 真夜中の独り言 ★

★ 真夜中の独り言 ★

2018.04.08
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                 ★   うつろい   ★

                            ひと雨ごとに
                            温かくなり
                            ひと雨ごとに
                            冬 とおく

                            ひと雨ごとに

                            暖かくなり
                            春は とおく

                            ひと雨ごとに
                            冷え込んで
                            秋 ふかく

                            ひと雨ごとに
                            寒くなり
                            雨は 雪に

                            恋は とおく
                            想いは 胸に





                                              By.星原女瑪.(2016.9.01.)2018.4.8.


                                     (注意:詩の転載を禁ずる:シェアはご遠慮下さい)





         





























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お知らせ

       短編小説・ 心ゆくまで ・は、執筆中です。
       お待たせして、御免なさい~🙇.

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         短編小説

ミステリーロマンの世界へ、 ようこそ。
拙い小説ですが、 読んで戴けましたら幸いです。





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​      ★ 心ゆくまで

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    終章【3】



 沙織が深い眠りから目覚めたのは、
 翌日の午後の事だった。
 電話のベルに驚いて起き上がると、
 携帯電話から柿谷の声がした。
 『沙織さん、どうですか...。大丈夫ですか』
 『はい、大丈夫です。私ったら、
 昨日から眠っていました。変ですわね』
 『そうですか、それは良かった。
 まあ、眠れた方が良いですから、大丈夫ですよ。
 何か気になる事でもありますか...』
 『いえ、その.....』
 沙織は影の事を言いそうになって、
 それを押し留めた。
 『今夜には帰りますから、
 何か有ったのでしたら、後でゆっくり聞きますよ。
 ひとりで待たせておくのは心配ですが、
 頑張って待っていてください。それでは、また後で』
 『はい。電話を、ありがとうございました』
 『あっ、そうだ。書斎とリビングに、
 画集が有りますから、眺めてみてはどうですか』
 『はい。ありがとうございます』
 電話を切った沙織の顔に、笑みが零れた。
 寝覚めの耳に、柿谷の穏やかな口調が心地よかった。
 戸惑いを察してくれた心配りは、それにも増して心に浸みた。


 沙織はベッドを抜け出した。
 その足でクローゼット開けると、
 素早く着替えをした。
 その後はキッチンで珈琲を要れてから、
 リビングの画集を眺めて過ごした。
 美しい装丁の画集は、見事だった。
 その画集に、
 沙織は思わず引き込まれて行った。
 ふと気付くと、夕刻になっていた。
 慌ててシャワーを済ませてから、
 沙織は再び、画集を眺めて過ごした。


 その夜、柿谷が帰宅したのは、
 8時を大分に過ぎてからだった。
 寿司屋の握りと出来合いのサラダを携えての、
 帰宅だった。
 柿谷は寿司を摘みながら、
 『沙織さん、着替えたのですね。
 ラベンダー色のセーターが似合って、素敵ですよ』
 『まあ、嬉しいわ。ありがとうございます』
 沙織は軽い恥じらいを感じながら、
 茶碗の美しい玉露に、視線を落とした。


 『お部屋のクローゼットやタンスに、
 サイズと色合いの合いそうな衣類が沢山有ったので、
 お借りしています』
 『ああ、そうですね。気に入ったものが有ったら、
 ぜひ使ってください......。
 実は亡くなった姉の物で...。
 あの部屋を使っていた時期があったのです』
 『そうだったのですか。
 お姉さまは亡くなられたのですね』
 『沙織さん、今夜は疲れているので、
 この話は止めましょう。
 近い内に話しますので、待って貰えますか...』
 『もちろん、柿谷さんにお任せしますわ』
 『良かった、それでは近い内に話します。
 そろそろシャワーを浴びたいので、失礼しますよ。
 そうだ。出来たらコーヒーか紅茶でも入れて置いて下さい』
 『夜も更けて来ましたから、お紅茶にしますね。
 アイスティーにしましょうか』
 『それは嬉しいですね。
 シャワーの後には最高ですよ。
 そうだ、チョコレートを買って来たんだった。
 荷物の中に有りますので、適当にお願いします』
 『はい、分かりました』
 柿谷は食事を済ませると、
 慌ただしく浴室に向かった。


           続く】


                                By.星原女瑪.2018.3.23.




​​​​ ​​​​​​​​​​​​​​​       終章【2】

​​​​​​​​  沙織は眩暈を覚えてベンチに座り込んだ。
  胸が俄かに高鳴り、額には冷たい汗が滲んだ。
  『わたしは......』
  奥村沙織は額の汗を拭い、目を閉じた。
  ​​​​​
​​影が無いことでショックを受けた沙織は、
  なんの躊躇いもなく歩いて来たことを思い、
  困惑した。
  当たり前のように乗っていた車椅子は、
  何処に置いて来たのか覚えがなかった。
  奥村沙織は胸に手を当てて、
  目を開けてみた。
  梅の白い花が見え、
  陽の光が柔らかく降り注いでいた。

  『緊急時には、遠慮なく使ってください。』
  そう言われ、
  渡された携帯電話が、ポケットの中に有った。
  左手を伸ばして触れると、幾らか気分が落ち着き、
  沙織は深く息を吸うことが出来た。
  山の奥の方から、
  デデッポッポ、デデッポッポと、
  山鳩の鳴き声が聞こえ、
  それは寂しく木霊した。
  その鳴き声を聴きながら、
​​​​​  奥村沙織は立ち上がった。

  緩やかな坂道を歩きながら、柿谷の事を思ってみた。
  ​​​しかし仕事の事を考えると、​​

  ​​​​​​​​​​​​​​​​​​電話に触れることは出来なかった。
  ​​​帰路は永遠に続くのかと思われる程に長く、
  その間じゅう何故なのかと言う疑問を、
  自分に打つけては苦しくなって​足を止めた。
  早春の陽光の下で、
  トンネルを歩き続けている心地だった。

  漸く玄関の前に立つと、
  鍵をしまってダイニングへ向かった。
  柿谷が座っていた傍らに、車椅子が有った。
  だとすれば、
  柿谷は立っている私に向かって挨拶をして、
  出掛けて行ったのだ。
  沙織は一抹の不安と寂しさを抱いて、
  ベッドにもぐり込んだ。

  一度は火葬場で燃やされるはずだった自分なのだ。
  奥村沙織は目を閉じて、自分を鼓舞してみた。
  幾らか落ち着くと、
  沙織は深い眠りに落ちた。


    続く】​​​​​



          By星原女瑪・2018.2.7.

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最終更新日  2018.04.08 21:38:54
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☆黄昏て☆


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☆レインドロップ.


☆哀しみの夜☆


☆June Bride☆


☆秋が来たら☆


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☆Courage☆


☆水無月の部屋☆


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☆最後の言葉を☆


☆ゆりかご☆


☆星月夜☆


☆記憶の吸殻☆


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