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変な事件が起きた。というより、事件自体はそう珍しいことではないかもしれないが、供述が何ともおかしくて、理解しがたい。帝京大生が女子大生監禁=包丁突き付け自宅に半日-別れ話、容疑で逮捕・警視庁 自宅マンションに交際していた女子大学生(20)を約12時間監禁したとして、警視庁日野署は17日までに、逮捕監禁容疑で、東京都八王子市大塚、帝京大学文学部4年内海広大容疑者(23)を逮捕した。 同署によると、容疑を認め、「きれいな別れ方をしようと思ったが、応じてくれなかった」と供述している。 逮捕容疑は9日午後11時半ごろ、同容疑者宅で別れ話をした後、帰宅しようとした女子大生に馬乗りになり、背中などに包丁(刃渡り約17センチ)を突き付け、「帰れると思っているのか。おまえを殺すことしか考えていない」と脅迫。約12時間にわたって監禁した疑い。 【時事通信 8月17日13時32分】別れ話を切り出した方が、話に応じない相手を監禁するなんて、あり得るのだろうか。この帝京大生の言う「きれいな別れ方」って何だろう。男「別れよう」女「なぜ?」男「キミにオレは相応しくない。君にはもっともっといい奴がいる。オレは、 キミが幸せになるのを願っている」女「何を言うの? 私はアナタが好きよ。愛しているわ。アナタのいない毎日なんて 考えられない」男「しばらくはつらいかもしれないが、そのうち、キミの前に素晴らしいヤツが あらわれるさ」女「あなたはどうするの?」男「きっと、ずっと恋愛なんてできないと思う。キミを失ったオレはヌケガラさ」女「じゃ、別れなきゃいい」男「ダメなんだ。オレはキミを愛しているからこそ、いま別れようとしているんだ。 わかってくれ。きょうのこのひとときが、いい思い出になる日がきっと来るから」女「……もう何を言ってもダメなのね。わかった。アナタの言うとおりにする」男「オレはいつもキミの幸せを願っているから、つらいことや悲しいことがあったら、 いつでも連絡をくれたらいい」女「……ありがとう、ありがとう。アナタのこと、忘れないわ」そんな別れ話を成立させようとしていたのだろうか。あり得ないと思うが、あり得ないことを考える若い人が多いのも事実で、これよりももっと劇的でロマンティックな台詞や場面を妄想していたのかもしれない。マンガである。が、現実と妄想を区別する能力が極めて低い人種がいる。最近は、「若い人」とは言い切れないのがつらい。おじんも、おやじも、にいちゃんも、変な妄想の中で無意味なプライドをかざす。根拠のない自信に裏打ちされて、「自分は選ばれた人間」「自分は成功する」「自分は思いどおりの人生を歩める」」「自分がはモテる」「自分は無敵だ」などと、あり得ないような全能観をいつの間にか獲得している。まして、この事件の当事者はまだ23歳。女との別れなど、これから先幾度となく経験し、その都度思いどおりにならないような展開に戸惑ったり悩んだりするはずで、そのことが理解できていれば、刑事事件など起こさないはずだ。コミュニケーション能力の低下が言われて久しいが、シミュレーション能力、問題解決力、説得力、判断力、分析力……社会生活に不可欠なそれらの能力のすべてが低下しているように思えてならない。それにしても……大学(日本における最高学府)生が引き起こしたにしては、余りにも不可思議でお粗末な事件……。大学生に限らず、公務員、教員、医師、政治家、裁判官など、そのありようを世間から厳しく求められ、そのことをきちんと自覚しなければならない立場の人が荒れまくっている国、それが日本なのだと実感する。
2009.08.17
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最近、気になることがあります。「どうでもいいことじゃん」と言われそうな枝葉末節な事どもですが、仕事に専念したい、仕事好きの私にとっては、気持ちを割いてしまっているアレな問題です。●「アレ」が多い件老若男女を問わず、「アレ」を乱用する人が多い。ズバリ核心を突くことを避けたい、あるいは、そのものを言葉にすると、場の空気が悪くなる、はたまた、その言葉を言いたくない、などといった根拠がある場合もあるのかもしれない、が、“言葉が出てこない”という人が圧倒的に多いように思う。「アレ」と言われると、それの指示する言葉を探したり、意味を推察するといった行為が聞き手側に求められる。これが、意外にしんどいことで。脳の活性化にはなるかもしれないということで、納得するか。●「うそぉ」と「ほんとぉ」の件こちらが何かを言ったとき、「うそぉ」と言う人がいる。悪気があるかないかは別として、人の話をいきなり否定するのは、マナー違反だと思う。対して、「ほんと?」(疑問形)「ほんとぉ」(納得)と言う人もいる。できれば、こちらの方々とお話したい。独断と偏見だが、「うそぉ」と言う人は自己顕示欲が強い。ナルシーだし、自分を過大評価しがち。少なくとも、人の気持ちを考えていないと思われる。「うそぉ」と言われたとき、少なからずいやな気持ちになる。もっとも、“自分はいやな気持ちにならない”という鈍感な人なら、配慮の存在すら必要ないということかもしれないが。●ルール無用の件悪党と同じことだ。歩行者や自転車運転者の遵法意識の低さには閉口する。歩行者は、信号無視、スマホの見ながら歩行、歩きタバコ、人ごみでのキャリーバッグ使用、数人での広がり歩き……、自転車は、信号無視、車道の逆走、歩道での高速走行、スマホの見ながら走行、ノロノロ走行……。他人への迷惑には無関心、危険は他人が回避してくれると思い込んでいるのか。そんな中、通勤や仕入れで自転車を使う私の胃腸は、ストレスでやられっぱなし。あ、最初の「悪党」とは、タイガーマスクの対戦相手のこと。正義のパンチはだれがぶちかましてくれるのか。●物価高騰の件消費税どころではない。何もかもが値上がりしている。電気、ガスは、非道だと思えるほど。店と事務所と住まい…合算すると、5万円近くになる。一人で5万円……、電力会社、ガス会社はどれだけ市民から金を吸い上げたら満足するのだろう。それから、カレーの材料の価格がどんどん上がっている。米は、穀倉地帯・福島の震災被害から、タマネギは、淡路島のブランド戦略によって、牛肉は、食品偽装問題を背景にして。3割〜5割も上がっているけれど、価格に反映せずに頑張っている。が、もう無理。また、牛肉が上がる。もともと高い原価率が、限界値を超えている。近々、値上げをしなければならない。その前に、業者を変える、材料を変更するなどの方法がないか試行錯誤してはみるが。●悪い人基準の社会の件高コスト社会と言い換えて間違いない。監視(防犯)カメラ、警備、保険、清掃、防汚……、悪事を画策する人間がいなければかけなくてもいいコストを社会はかけざるを得ない。警察、司法といった組織も拡大・充実する必要がある。犯罪から個人生活や商業活動を守ろうとすると、コストがかかる。商品の価格や税金にそのコストをあらかじめ含まねばならない。何とかならないものか。低コスト社会を実現するには、どうしたらいいのか。●自然をあもみる件「あもみる」とは、「甘く見る」の大阪弁。この週末と先週末、大阪でも雪が積もった。テレビでは、前日から「不急不要の外出は控えるように」と言っていたし、交通機関への影響もうるさいほど指摘していたのに、翌日、天気予報どおりになると……。駅にあふれかえる人々、空港で足止めを食う人々、道路で滑りまくる人々。雪道で、パンプスを履いている女性を見るに至って、「都会の人は、本当に危機感がないなぁ」と思った。人任せの人生がまかり通るからなのか、単に知識や経験がないからなのか、自然をあもみてるからなのか。いずれにしても、他人に迷惑をかけないようにしてもらいたい。パンプスで滑った女性が、近くにいた人をつかんでともにひっくり返るなんていう事件は、決して起こさないように。●五輪の件「日の丸を背負って」そんな意識で競技をしている選手をどれだけ日本人は応援しているだろう。資金面で。メダルの獲得を強いながら、メダルの有無をうんぬんかんぬん言いながら、どれだけの税金が選手にかけられているかわかっているだろうか。どんとかければいい。むだを切り捨てれば、強化費用くらい何てことはない。少なくとも、盛りに盛られた電気代に比べれば、わずかな供出金(わざわざ供出はしないか)で済むはず。●結婚の件身近に、結婚を目指す人が増えている。30代後半を迎えたあたりから意識し出すよう。上は、60前後。初婚の人も多い。昔なら、目指さなくてもできたはずなのに。なぜ、結婚が難しいものになったのか。男と女の歯車がかみ合っていないということか。うむ。そろそろ、私もやってみるか。「できるものならやってみろ」という声が聞こえそう。相手が必要なので、まずは足元から。灯台下暗し。毒舌……。ここだけの話にしてください。店主がこんな人間だってわかったら……。明日から、がんばります。おいしいランチをつくります。あったかい煮物料理をつくります。ご容赦を。
2014.02.16
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※本ブログでは、以前は時事ネタや政治への提言など、多少は世間様のお役に立つ論評や情報を提供していましたが、去年病気をしてからは、私亡き後に家族や友人知人がこれを見て「そんなことを考えていたのか」「そんな生活をしていたのか」と懐かしんでくれるような、極めて私的な内容になっています。何卒ご理解のほど。。とはいえ、政治ネタや時事ネタも懲りもせずに扱いますのでよろしくお願いいたします。主治医「いつもと変わりなく?」虫けら「はい」という会話で始まった外来の検診。「腹痛」「発熱」「体重減少」の相談もすることなく、とりあえず、主治医の言うことを聞く姿勢。主「体重は49kg?」虫「はい」主「変わりない」虫「はい」どうして、先に結果を言うのだろうと不思議に思いつつ、『顔や姿を見て、そう思われたのだろう』と無理やり理解。多分、そこは私と同じで(人に聞きながら、自分の意見を言うタイプ)、自分の考えや感覚を無意識に信じ込んでいる我の強い性格なのだろう。机に置かれた(私が持って帰りたいと言ったので、毎回コピーして渡してくれる)血液検査の結果票を見ると、気にしていたCRPが前回よりさらに高い。それをじっと見ていると主「ん? 気になる項目ある?」虫「CRPが高い原因がわからないです」主治医、PC画面で数値を確かめる。主「気にするほどの数値じゃないよ」虫「前回より上がっているのが不思議で」主「風邪引いてる?」虫「いえ」主「熱はある?」虫「いえ。ひと月前に発熱しましたが」主「ひと月前なら関係ないよ。いま熱あります、という数値や」虫「……」主「思い当たらん?」虫けらは天を仰ぐが思い当たらない。主「花粉症は?」虫「ないです」主「心配せんでいいよ。いつもどおりの生活を過ごすように」実はもう一つ基準値以上の項目があって、そちらもいろいろ聞かれたが、その中で、主「あなた、達観しているからね」と言われた。主治医の私に対する認識はそう言うことなのだと理解した。なのに、大して高くない数値にこだわっているのが不思議だったのか主「そんなに心配なら、すぐにいろいろ検査するよ」虫「そういう意味ではなく、高くなった原因を知りたいだけです」原因を知らなければ、次回も高い数値が出るかもしれない。いつもそれを気にしながら生活するのは苦痛だし、食べたいもの、飲みたい酒を制限するのは本意ではない。しかし…主治医にそんなことを聞くのは無意味だと思った。自分で調べよう。CRPは、腹痛に関係しているように思えてならない。もうひと月以上前の話になるが、理由もなく腹痛が起こり、発熱し、4.5日間も治らなかった。現在、一応症状はなくなっているわけだが、理由がわかっていない。再発の危険性もある。これは、調べなければなるまい。違う病院に行こう。下調べしてあるし、予約を入れる手はずは整っている。……そこで、えらい病気が見つかったらどうしよう。入院ということになったら……。目星をつけている病院は、入院施設がないクリニックだが、提携している大病院があるかもしれない。「紹介状はそちらにしか書きません」などと言われたらどうしよう。。くゎ〜、厄介なことになってきた。しかし、何とか乗り越えよう。次の外来は6月。それまでに、事は動かせるだろう。診察室を出る間際、虫けらは仕返しのごとく「先生、髪が伸びてますね」と声をかけた。これまでにない頭髪の荒れようで、入室したときから気になっていた。何らかの答えが返ってきたら「お忙しすぎるんじゃないですか? お身体を大切になさってください」くらいの言葉を用意していた。主「不評ですか。切ります」そんな自虐オチが返ってくるとは思わなくてアタフタした。虫「そんな意味じゃないんですが」と言いながら扉を閉じてしまった。驚いた。自信満々、私のことを虫けらを見る目で見下してくる主治医がそんな返答を…。ましてや、私に不評でも、切ると断言する必要はないではないか。別に「嫌(厭)」とも「不似合い」とも「汚らしい」とも言っていないし、不評という気持ちを込めた言い方でも声色でもなかったはずだ。人間というのは不可思議なものだ。主治医の私に対する認識も違っているように思うし、私の主治医に対する認識も違っているのかもしれない。しかし、これは、主治医と患者としては不幸なことだ。すべてを理解することは不可能だが、押さえておかないといけないポイントがある。病気という一つの事柄に対峙したとき、共通の概念を持っていなければ、常に互いに外れた方向性を目指してしまう。ま、この主治医には望めまい。私の「諦め」が、主治医に伝わっているのかもしれないが、主治医が私を深く理解してくれるという気配も仕草もない。あ、そうだ。次回の検診の予定について主「次は、一年になりますので、CT撮ってもいいかな?」と聞かれ虫「え? 前回、そうおっしゃってました」主「CT問題ない?」虫「はい。造影剤も問題ないです」と造影剤のことを先に言ったら、主「そうやったよね。記憶と記録が違うから、ちょっと混乱して…、確かめました」PCにちゃんと打ち込んでなかったようで。このときは、珍しくかわいい目線(探るような、気遣うような)、優しい声で聞いてきて、前回のことを指摘するとちょっとアタフタしていた。あの表情と声色は、主治医がする普通の会話だと思う。しかし、それ以外は虫けら扱い。主治医側に弱みがあると、普通の会話ができる…。次回、弱みが見つかるか…。
2024.03.03
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私の人生には常々「運命」という言葉が付きまとう。生まれ、生い立ち、進学、就職、出会い……。偶然のようで必然ではと思えることが幾つもある。●命亡くなった夫とは、仕事で28のときに知り合ったが、夫の私に対する印象はすこぶる悪くて、「つき合う」という関係にまで醸成させるのに5年かかった。夫からのアプローチだったが、元来私は男性とのつき合いが苦手で、自分から好きになった人以外との「デート」(死語?)はしない質(たち)だった。私の理想とは程遠い、派手なタイプの男性だったのに、すんなりスタートしたつき合いも、きっと運命なのだと思う。少し前にも書いたが、私は占い師から「36歳で死ぬ」と言われていた。つき合うに当たって、夫にそのことを言ったら、「大丈夫。僕と出会ったから運命が変わったよ。僕の面倒みなあかんから、長生きするよ」と言われた。結果、夫は私に20数年の命を与えてくれ、平均寿命より20数年若く亡くなった。私は36から20数年生きながらえ、平均寿命より20数年若く死ぬことになった。運命以外の何物でもないように思う。●仕事私をこの世に迎えてくれ、いつも優しく育み愛してくれた、大好きな祖母が亡くなった年に私は独立して開業した。まだ24歳だった。祖母が見守り、支えてくれたのだと思う。時代の荒波に抗えず(抗うこともしなかった)、27年営んだ事業(広告会社)から、飲食店に大転換した。そのときには、夫や夫の家族が支援してくれた。もしこの店がなかったら、昨年の病気の後、どんな生活をしていただろう。営業時間や業務内容を大幅に変更、縮小はしているが、継続して営業できているし、常連さんとの会話やふれ合いはいまの私の何よりの栄養になっている。しかも、当時(11年前)にはまだ元気だった夫が私よりも早く逝くであろうことはわかっていた。自分勝手なわがままはできないとはいえ、事業主という立場であったがゆえに夫の調子が悪いときや病院への通院にはつき添えた。折しも、コロナ禍で営業体制が不安定になっていたこともあり、夫の人生の終焉には割と時間を共にできたのではないかと思う。従業員を抱えていた広告会社だったら、無理な話だった。一人で営む飲食店だったからできたのだと思う。広告会社から飲食店に切り替えたのは、運命だったとしか言いようがない。●命日主人の父親は、大変私を可愛がってくれた。私も、折々のプレゼントや年玉といった儀礼は欠かさなかった。医師が「緩和ケア」という言葉を発した後も、義父と一緒に新たな治療法を求めて遠い病院に出向いたこともあった。残念ながら、その甲斐なく義父が逝ったのは、夫との初デートの記念日だった。初デートから16年後。そんなに早く義父を亡くすとは思っていなかったが、夫との記念日に義父が逝ってしまったのは、運命以外の何があるだろう。●怖い主治医怖い主治医との初対面は、緊急手術のために入院した日の夕方だった。そのときは内科の主治医(女性)がいた。「誰だ、この人」というのが私の最初の意識。しかし、怖い主治医の目を見たとき、自分と同じ目の色……表現が難しいが、感受性…、あるいは思考の方向が同じ人種なのではないかという微妙だが一種の「安心感」を抱いたのを覚えている。が、虫「先生が執刀してくださるんですか?」怖「別に僕が執刀せんでもいいんやけどね」の会話で、瞬時に粉砕された。どこに地雷があるのかわからない人だった。しかし、この人も私の運命の輪の中にいる人なのではないかと思う。どんなつながりで出現したのかは定かではないが、きっと、前世でも何かの関わりを持っていたのではないかと。もちろん、いい関わりではないように思う。前世でも、大変いじめられたり蔑まれたりしたのかもしれない。しかし、運命の輪の中にまた入ってきてしまった人だ。逃れることはできないのかもしれない。抗いはする。最期まで、何とかできないかとアタフタする。しかし結局、彼との関わりの中で私は死んでいくように思う。運命とは、げに恐ろしいものだ。
2024.06.26
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先日、「死刑」に絡む裁判員制度の問題点について書いたとき、ちらっと「精神障害者と知的障害者の犯罪率」に触れました。その部分をブログに紹介してくださる方がいたので、問題がないか調べてみました。数字や表現がかなり大まかで、誤解を招くかもしれないと思い、訂正と補足をここに記述します。先日の「犯罪率」の数字は、識者がテレビ番組で述べたもので、根拠と分母が判明しませんでした。多分、「生涯で犯罪者になる確率」じゃないかと思います。が、こういう場合は、年間の刑法犯(交通関係業過を除く)の「検挙人員」を分母にするのが妥当だと思います。その数字は検挙人員384,250人(H18)で、うち精神障害者は1,054人(前年比9.6%増),精神障害の疑いのある者は1,491人(同2.9%増)であり,全検挙人員に占める精神障害者等の比率は,0.7%。国民を1億2000万人として計算すると、一般健常者の犯罪率は3.19%となります。警察では、精神障害者及び精神障害の疑いのある者をこう規定しています。1.「精神障害者」とは、精神分裂病者、中毒性精神病者、知的障害者、精神病質者及びその他の精神疾患を有する者をいい、精神保険指定医の診断により医療及び保護の対象となる者に限る。2.「精神障害の疑いのある者」とは、精神保健及び精神障害者福祉に関する法律第24条の規定による都道府県知事への通報の対象となる者のうち精神障害者を除いた者をいう。これらの人々の分母を決めるのはかなり難しいのですが、厚生労働省による数字は、知的障害者が547,000人、精神障害者が3,028,000人ですから、これを元に計算してみると、犯罪率は0.07%となります。つまり、健常者の犯罪率は精神障害者の45倍であり、知的障害者、精神障害者の犯罪率は非常に低いということになります。しかも、知的障害者や精神障害者は取り調べや裁判に対する知識や知恵、対処法がわからずに「冤罪」やそれに近い状態で犯罪者に仕立てられる可能性がないとはいえず、いえ、現実にはかなりの数があるだろうと言われていますので、そうした数を差し引けば、障害者が犯罪を犯す確率は、微々たるものだということがわかります。だからこそ、裁判や取り調べの際の不公平さや間違った実態解釈、おかしな判決を避けるための法整備、犯さなくてもいい犯罪を回避するための教育と治療が必要だと思うのです。それは、だれもが犯罪者になり得るという現実、だれもが犯罪被害者になり得るという事実を考えても、国民皆が考えるべきことだと考えています。もちろん、政治や地方自治体が牽引してくれるべきことであるのは当然です。機会があれば、司法の場での問題点をつまびらかにするよう情報を集めようと思っています。いましばらくお待ちを。
2009.01.24
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これまで、何度も怖い主治医(サド主治医)との攻防を書いてきたが、実は、意外にも私の心に呼応する会話もあった。(書いたことも、書いてないことも)怖「これまで、病気に気づいたことは?」虫「2年以上前から」怖「どんな症状? 出血?」虫「腹痛です。8時間苦しんだこともあります。 これはガンか、それに近い病気だろうと思っていました」怖「病院には行った?」虫「もし大きな病気がわかって入院を言い渡されたら、 夫が生きていけません。病院には行けませんでした」怖「症状があっても、ご主人のことを考えて 歯を食いしばって我慢したわけや」この会話は、途中まで書いた気がする。「歯を食いしばって」という怖い主治医の言葉が信じられなくて、ここは書けなかった。冷静沈着で、私を虫けらと思っている主治医の言葉とはどうしても思えなかったからだ。意外にも、心は温かい人なのかもと思った私は、アホだった。大腸が侵され、肝臓に転移があり、膵臓の様子がおかしいので胃カメラを飲めと言われ、胃カメラ検査をしたら、食道にも少し異常がわかり、膵臓の状態が不明なので、MRI検査を言い渡されたとき、虫「こんなに消化器が悪いのは、ストレスに弱いんでしょうか」と問うた。虫けらはストレスに弱いというより、ストレスに気づかない体質だ。常人には理解できないほどのストレスを抱えていることに全く気づかず、病気になって医師から指摘される。怖「ストレスに弱い……ストレスの量の問題じゃない?」この怖い主治医の返しに、目が覚める思いがした。主治医は、私の状況をわかってくれていたのではないかと。怖「処理できる量よりストレスが多いとね」……なんだ、一般論か。そうだろうな。そうだろうな。私の検診の予約はいつも最後の時間帯(14:30)にしてもらっていたが、転移の発覚があってからは、検査の予約時間や、その後の検診の都合に合わせて、時間が変動していた。怖「大丈夫?」虫「仕事を休みます。大丈夫です」という会話を毎回していた。いい加減こちらが言っている勤務体系を覚えてほしい。ずっと最終の検診の主治医の状態を見ていた私は、午前中の検診を受けることになった日、主治医の様子を見て、思わず言葉が出た。虫「先生、今日は随分お元気そうですね」怖「そう? 体調悪いんやけどね。午前中やからやよ」そうか。午前中の検診は初めてか。午前中、午後にかかわらず、いつも主治医は体調が悪いと言う。どこか悪いのかもしれない。最近、胃カメラ検査をやったと言うし、痩せ型の体だし、去年8月に虫「先生、お痩せになったように思いますが」怖「いや、痩せてないよ」私「そうですか? 前回よりもお痩せになったように思いますが」主「年中増えたり減ったりしてるけど、あなたの手術をした時あたりが、今年一番痩せてたな」という会話があった。もしかしたら、怖い主治医も何かの病気を抱えているのかもしれない。私が心配する話ではないが。なら、もう少し患者の気持ちもわかるだろうに、と思うのが心情。が、怖い主治医はそういう人ではない。……どこが呼応しているのか。かすっているだけではないか。ふん。こういう不毛な会話、もっといろいろある。思い出したらまた書こう。これからも、少しずつ増えるだろうし。ブログくらいしか、現状を表現できるところはない。家族にも言えずにいる状況では。。。
2024.06.24
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