2004年04月03日
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慈悲あまねく慈愛深きアッラーの御名において

アッサラーム アライクム

第4章は女性に関する啓示が多いことから「婦人章(スーラト=ン=ニサーィ)」と呼ばれます。

この章も全部で176節とやはり長いのですが、こういった長いスーラ(章)は一度に啓示されるのではなく、幾節かかたまって何回かに渡って啓示がされます。
一部はヒジュラ暦(預言者さま<サッラッラーフ アライヒ ワ サッラム>がマッカからマディーナに聖遷なさってから何年めかいう数え方をします。)の3年目の後半に、一部は4年目の後半に、一部は5年目のはじめに啓示されたそうです。

1節目から28節目辺りは、オホドの戦いの後ぐらいに啓示されたと考えられています。この戦役は戦死者が74名にも及び、それによって生じた財産相続や寡婦の結婚また孤児の保護といった現実的かつ当面の問題に関する啓示がされました。
この内容は、現在のムスリム(イスラーム信者)の日常生活をも律しています。

第28節目はこうです。

ワ フリカ=ル=インサーヌ ダ’イーファン


「ワ」は「そして、また」
「フリカ」は「ハラカ(創造した)」の受身形「創造された」です。
「アル=インサーヌ」は「人間は」と最後が「ヌ」と「ダンマ(母音が「ウ」となるマルフー’ア・・・つまり主格)」なので、主語です。
「人間は作られた」
どういう状態にかというと
「ダイ’ーファン(弱い状態に)」(こういった状態様態を表す文法用語を「ハール」と言います。「アン」という形で終わります。)です。


ここのところ「時間どおりの礼拝」「親孝行」「奮闘努力」「アッラーのみを崇める」と「大切」ですが、きちんとするのは結構難しいなあと思われることを挙げてきました。

「ムスリムって大変だなあ。」
と思われたかもしれませんが、お創りになったアッラーご自身が
「人間とは本来弱いもの」
だと仰せになっています。


「あなたがたの(負担)を軽くするように望まれる(4:28)」
し、また犯してしまって、後悔している人間には
「あなたに対し悔悟を赦そうと望まれる(4:27)」

また辛い事があって、それに耐え忍んでいる者には
「本当にアッラーは耐え忍ぶ者と共にいらっしゃる(2:153)」


「われ(アッラー)は本当に(嘆願する者の)近くにいる。かれ(嘆願する者)がわれ(アッラー)に祈る時われは答える(2:186)」

絶望している者には
「それでもアッラーの慈悲に対して絶望してはならない。アッラーは、本当に凡ての罪を赦される。かれは寛容にして慈悲深くあられる。 (39:53)」

アッラーはいつも
「あなたがたが何処にいようとも、かれはあなたがたと共にあられる。(57:4)」
と言われるようにとても近くにいます。
「われは(人間の)頚動脈よりも人間に近いのである。(50:16)」

アッラーを頼りアッラーを信じアッラーを畏れアッラーに感謝する者にはアッラーは誰よりも心強い味方であり、アッラーを拒みアッラーに隠れて悪事をし、それを悔い改めない者にはアッラーは誰よりも厳しく恐ろしい敵になるのでしょうね。
アスタグフィル=ッラーハ=ル=アジーム

ハディース(言行録)によりますと、
「イフサーン(心を尽くすこと)」について尋ねた天使ジブリール(カブリエル)にアッラーのみ使い(サッラッラーフ アライヒ ワ サッラム)は
「それは、アッラーに、あたかも見えるかの如くお仕えすることです。あなたが彼(アッラー)を見たことがなかったとしても、彼(アッラー)はあなたを見ていらっしゃるからです。」

アッラーのご加護と祝福がありますように
ワッサラーム





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最終更新日  2004年05月09日 00時48分56秒


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