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2015.02.20
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 当法人の経営計画書の『採用に関する方針』の中に、  (1)価値観を共有できる人を優先して採用する。  という項目があります。

 これは、文字通り採用の基準として一番大切なのは、 理事長と価値観が合うかどうか と言う事です。 私は採用面接時に、いくつかそれを確かめるための質問をします。

 ここで多くを書くことはできませんが、その中の一つに 『自分の大切なものを5つ挙げて下さい』 という質問があります。
 答えはもちろん決まっていませんが、その中に 『家族』 というワードが出てこなければ、不採用です。

 私は、家族をないがしろにする人と仕事をしたくありません。

 バウムでは、自分の誕生日を 『家族への感謝の日』 とするという方針があります。 家族への感謝のメッセージを本人が書き、法人からご家族の元へ花をお届けしています。 新入職員が初任給を貰った時には、家族へプレゼントを渡す、という方針もあります。 その際にかかる実家までの交通費は、法人で負担です。 家族がいてくれるから、今の自分がある。それを理解できない人は福祉に向きません。 ちなみに、私の統計では、女性の学生ほど 『5つの大切なもの』 の中に、 「お金」 を入れてきます。 男性は、 「夢」や「友達」 です。女性の方が社会人としての心構えが早い。

 さらに、会社説明会では懇親会の事にも触れます。 バウムは他法人様に比べて比較的懇親会が多いと思います。 新入職員が参加する懇親会だけでも、 3ヵ月毎の『新入職員懇親会』や『同期会』 2か月毎の『事業所懇親会』 や、 職場改善活動を行う各種委員会の懇親会 直属の上司との定期的な食事会 等があります。 これらは 原則『全員参加』 です。 少なくとも正社員は体調不良などの例外を除いて、参加率はほぼ100%です。 なぜ、これほど懇親会を大切にするのか。

 それは、我々に一番大切なものが 『コミュニケーション』 だからです。

 ここで質問です。

 サービス業において、 お客様の一番のストレス要因 はなんでしょうか?

 答えは2つ。 『待たされること』 『サービス提供者によって、言っている事が違う』 という事です。
 何故お客様をお待たせしてしまうのか。 それは、担当者と上司の間で価値観の共有が出来ておらず、自分では判断できないので、上司に確認をするからです。

 では、なぜサービス提供者によって、言っていることが違っていたりするのか。 それは、働いている人それぞれで仕事に対する価値観が違うからです。 例えば、夕食時、ある家庭ではテレビを見ながら食卓を囲みます。 ところが、別の家庭では、食卓を囲むときにはテレビは禁止です。

 さて、そんなそれぞれの家庭で育った人が社会に出て、ご利用者様と食卓を囲んだとき、どうなるでしょう。 ある職員の時にはテレビを見ながら、食事ができますが、他の職員の時にはテレビは見れません。 これだけでも、お客様からのクレームになります。 たかだか夕食のとり方一つでも、価値観が違えばクレームに繋がるのです。 では、価値観を揃える為に必要な事とは。 それが、前述の 『コミュニケーション』 です。

コミュニケーションは質よりも量 です。 半期に1度60分面談をするより、1日1回5分無駄話をした方が、コミュニケ―ションは深まります。 しかし、まさかお客様の前で無駄話をするわけにもいきません。 だからこその懇親会です。 ちなみに、昔から 『生みの親より、育ての親』 と言います。 家族とは、血縁(質)よりも、どれだけの時間(量)を共有したかが重要なのだという事です。 誰よりも時間と場所を多く共有するから、一番大切な存在なのです。 赤の他人である社員同士はなおさらです。 時間と場所を多く共有することにより、チーム援助の精神が培われ、価値観の共有もでき、結果として、お客様をお待たせしない、誰が担当になってもお客様を迷わせないサービスが提供できるようになるのです。


参加費は全て経費 です。 懇親会の予算だけで、 年間300万円 です。 それ以外の社内イベントを合わせると、 年間500万円 もかけます。 参加したくない人は不採用です。 1人でも参加しない職員が出ると、なし崩し的に誰も参加しなくなります。

 私は、よく職員から 『よほど懇親会が好きなのですね』 と言われますが、実際は逆です。 私は飲み会が苦手です。 自分から誘う事はまずありません。 だから、例外をつくれば、一番に私が参加しなくなってしまいます。 それでは意味がないので、参加したくない人は採用しないことにしているのです。

  理事長  笹谷 寛道






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Last updated  2015.02.20 15:29:55コメント(0) | コメントを書く


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