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今年も一年があっという間に過ぎていきます。
一月には、港区にB型作業所の まごころ工房
、グループホームの つくし
を設立し、西区には相談支援事業所の あずき
を開設しました。
二月には、西区に 喫茶パッソーレ
も開店しました。
三月はパート、アルバイトも含めた全社員を対象に事業所アセスメントを実施。今年度の事業計画を事業所単位で考えました。
四月には、銀行の方をお招きしての、 経営計画発表会
。今年度は、社員の大幅増員に対し会場が対応出来ず、一回り大きな会場を手配。
五月には大型バスを三台貸切り、他法人様の見学をさせていただく『 ベンチマーキング
』を実施。
六月はバウム初の 賞与の支給
を行いました。
七月は、日頃お世話になっている関係機関やご利用者様のご家族にご挨拶をさせていただく『 お中元同行
』。全二百箇所以上にご挨拶をさせていただきました。
八月は新規事業の設立準備に追われ、九月は再び全社員参加の事業所アセスメントを実施。
十月は、港区に宿泊型自立訓練施設 やまぶき
を設立。
そして十一月からは、職員のご家族や関係機関にご挨拶をさせていただく お歳暮同行
が始まりました。
年間を通しては、西区自立支援連絡協議会の相談支援部会で世話人を務めさせて頂いたり、日本福祉大学での講演会等、積極的に外部でお仕事をさせていただきました。
「資金繰りは大丈夫なのか?」「会社の成長に社員の力量が追いついていないのではないか?」
などなど。ご心配の声はもっともです。
なぜなら、今や約百五十名のご利用者様がグループホームで生活をし、計画相談や就労訓練も合わせれば、延べ四百名近くの方がバウムのサービスを利用されています。さらに、職員も百名を超え、その家族も含めれば、もはや 数百名規模の人生を支える法人
になっているのです。
もし、バウムが倒産すれば、社員とご利用者様、そしてその家族も含めて数百名の人たちが路頭に迷ってしまいます。特に今年は、五つの事業所を設立した事もあり、資金繰りを心配される声はいくつか頂きました。
バウムは、各事業所で 独立採算制
を採用しています。しかも、各事業所の管理者だけでなく、パート・アルバイトに至るまで自分の事業所の数字を細かく把握し、過去・現在・未来の戦略を、数字を用いて理解できるようになっています。
しかも、毎月の事業所会議で情報を共有しているので、タイムリーに戦略を練り直す事が出来ます.
日本全国どこを見ても、パート・アルバイトまでもが配属先の事業所の売り上げや利益を把握している福祉法人は、ほとんど無いと思います。
そして、細かく状況を説明し、赤字の事業所はなぜ赤字なのか、またそれはいつごろどのようにして解消されるのかを包み隠さず報告します。
さらに、今後の事業展開や計画等も話します。特に悪い情報ほど積極的に出していきます。
相手は お金のプロ
です。我々がどれほど隠そうとしても、必ずバレます。であれば、先に話をしておき、アドバイスをもらった方が賢い。
そして、必ず最後に「 今月までのバウムの数字を見て、いくら貸してくれますか?
」と聞きます (
バウムはいつも五年の長期でプロパー、金利はお任せと伝えてあります)。
この時、 二千万円以上
貸してくれると言って下さる銀行が 二社以上
あれば、 新規事業を始めます
。
一社ないしは、どこも貸しません、という答えならば、現状維持で、新規展開は行わないと決めています。
バウムはいつも理事長である私が独断ですべてを決定しているように思われていますが、実際は違います。
お金のプロからのGOサインが出ない限り、バウムは新規事業を行いません。
そして、いつでもアクセルを踏み込めるように、毎月欠かさず報告をさせて頂くのです。普通の企業は、決算書が出来たらそれを渡して終わりです。
銀行は決算書を見て、その企業に融資をするか否かを決めます。一年に一度しか状況を確認できないので、当然慎重になります。
しかし、バウムは違います。毎月リアルタイムに数字を報告しているので、銀行もリアルタイムに融資の決断が出来ます。
バウムが「 借ります
」と言えば、 二週間以内
には 融資
が実行されます。これは驚くべきスピードです。
通常、企業から融資の要望があれば、その担当者が三期分の決算書の内容や、その企業の強み・ビジネスモデルをまとめて支店長に提出し、状況によっては本社まで稟議を通して、初めて契約の話をします。
最短一カ月以上はかかるでしょう。
しかし、バウムは何度も支店長や担当者が現場に来てくれているので、申込用紙一枚で終わりです。私は常にお金のプロとコミュニケーションを取りながら資金繰りをしているので、賞与を出せるほどに 安定した経営
が出来ているのです。
理事長 笹谷 寛道