2024年11月20日
カテゴリ： 認識の歩み
アジア進出の中心地に定めました。
そこにルネサンス様式の
壮大な寺院や宮殿を建設し、
さらに東進し、
マラッカ
（マレーシアの首都クアラルンプールの少し南）
を占領し、モルツカ諸島を支配下におきました。
モルツカ諸島こそ胡椴・香辛料の一大生産地で、
手に入れたい島々でした。
ポルトガルはここを拠点に展開し、
十六世紀中葉には日本と支那に進出しました。
一五四九年にはザビエルが日本に渡来し、
ポルトガル人が香港の少し西の
襖門(マカオ)居住権を得たのは一五五七年です。
ポルトガルは、ブラジルに進出し、
ここを世界一のサトウキビ生産地とし、
大量の奴隷をアフリカから入れて働かせました。
南米で主にブラジルだけが
今もポルトガル語圏に属する理由は
一方、スペインによる
中南米の破壊と攻略の物語は
あまりに過酷です。
ピサロによるインカ帝国の征服は一五三三年で、
そこから得た富によるスペイン黄金時代、
一五五〇年から一六八〇年までの長きに及びました。
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