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表紙の深キョンが、とっても可愛い。 WOWWOWで今夜から始まるドラマでは、彼女が主演。 でも、私のなかでは、一ノ瀬恵梨香と深キョンでは、 そのイメージに、かなりの隔たりがあるかな……。 さて、今回は恵梨香が主人公として活躍する第2弾。 『千里眼とニュアージュ』で、岬美由紀と出会う前のお話。 私は『蒼い瞳とニュアージュ 完全版』は、まだ読んでいないので、 ひょっとしたら、そちらでは、前作から多少なりの変更点があったのかも。出だしの部分では、鋭い観察力を発揮し、短時間のうちに、相談者の核心に迫っていく。それは、千里眼・岬美由紀を彷彿とさせるほどの鮮やかさ。恵梨香って、ここまでシャープなキャラだったっけ?「反側空間無視」については、読んでいて、すぐに気がつきました。ストーリー展開前に、後の流れが予測できるのは、嬉しいものですね。「ドリトル現象」は、とても面白かった。恵梨香の、それに対する冷静な向き合い方が、とてもgood!美由紀と違って、恵梨香が、宇崎のことをちゃんと意識しているのもイイ。 まあ、これはTVドラマ化するためには、必要最低限の条件設定なのかな。それと、内閣情報調査室に勤める国家公務員である宇崎が、緊急のことであるとはいいながら、コナカで3点セットを1万円で購入し、それらを着用していたということが、なぜか、私の頭には強く残りました。 事件が解決し、恵梨香は「萩原県」へ。ここから、お話は『千里眼とニュアージュ』へと繋がっていく。『千里眼とニュアージュ』も、やがて「完全版」が出版されるのでしょうか?『マジシャン 完全版』も1月に出版予定、松岡さん、書き換えも大変だ……。でも、松岡さんにとって、書き換え以上に大変だと思うのは、「時間」の問題。岬美由紀を、いつまで経っても28歳という年齢で維持し続けるのは、とても大変。今まで起こった事件や、これから起こる数々の事件を、時間的に、時期的にどう関連づけ、成立させていこうとしているのでしょうか?
2007.11.25
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モヤッとボールを立て続けに 思う存分、大量投入したい気分。 もちろん、最後の巧と門脇の対決シーンもそうだけれど、 それ以外の、あらゆる部分が、私にとってモヤッと気分。 とうとう6巻、完結まで読み進めてしまったけれど、 本当に理解し難いところが多かった作品。 あさのさんが、本当に伝えたいことは何だったのか? 思春期の少年の曖昧さ、不確実さ、それとも、頼りなさ、繊細さ、脆さ?でも、ここに描かれている世界って、なんか、中学生の男の子の世界じゃないような気がします……。もっとドロドロとした、陰湿で、神経ピリピリのイヤ~な世界っていう感じ。野球小僧って、もっとシンプルで、ストレートじゃないのかな?そう考えると、この作品は、そもそも、本当に野球をする少年たちを描こうとしたものだったのか?という疑念さえ生じてきます。何か、野球とはかけ離れた、異質なものが扱われているような感じ。そこへ来て、ダメ押しは、最後の「あなたへ」。これを読んで、ますます混乱してしまった私。この状態を脱するには、やはり、『ラスト・イニング』を読むしかなさそう。結局、また、次の一冊へと引きずり込まれるいうことか……。
2007.11.23
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横手二中との練習試合におけるバッテリー崩壊から 再戦へ向け、巧と豪の変化を描いたのが今巻。 しかし、今巻の実際の主人公は、横手二中の門脇と瑞垣。 新田東中のメンバーと、様々な場面で絡んできます。 横手市を訪れた新田東中野球部元主将・海音寺を目の前にして、 普段の行動や巧に対する拘りについて、瑞垣が門脇を過激に挑発。 ついに堪忍袋の緒が切れ、瑞垣を殴りつける門脇。 さらに土下座まで要求する瑞垣を背に、門脇は、黙ってその場を立ち去る。新田東中の練習に参加したバッター・瑞垣は、キャッチャー・豪と、巧の投球について、言葉をやりとり。その直後、手に持ったボールを、いきなり上空に打ち上げ、捕球しようとした豪の足を、意図的に引っかけ転倒させる。そして、投手・巧の投げた次の一球は、打者・瑞垣の内角に食い込み、打者・瑞垣は、バッターボックスの外に倒れ込む。「わかってたんか?」という瑞垣の問いかけに、「はい」と答える巧。「どいうつもりや?」と瑞垣に問われ、「遊んであげようかと思って」と答える巧。「おれを、からかいたかったわけや……原田」「はい」瑞垣の右手が、巧の左頬、そして右頬を打つ。微動だにしない巧。素直じゃない少年たちの集まり。何か、違うなぁ……。それに比べると、巻末の「THE OTHER BATTERY」の二人は、分かりやすいし、共感できます。
2007.11.23
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まぁ、それにしても、えらい過去を背負わされちゃいましたね。 良家に育ったお嬢様という岬美由紀のイメージが、 根底から覆ってしまいました。 個人的には、ちょっと残念……な気もします。 親友の藍に伊吹先輩、外務省の成瀬さんたちの活躍で、 相模原団地を舞台にした人身売買と武器密輸の実態が暴露され、 絶体絶命のピンチを脱することに成功した美由紀さん。 でも、そのことがきっかけとなり、自らの意外な過去に辿り着くことに。途中、あのメフィストのダビデが登場し、幼少の記憶をなくさせたのは、友里佐知子だと告げる。彼女が、脳手術によって、美由紀の辛い記憶だけを奪い去り、その後、過去を再構築したのだと知る。そして、真実を求め、危険覚悟で敵の懐の中に飛び込み、美由紀さんは、見事にその謎を解明。裁判の方も、何と無罪判決となりました。でも、あれだけ暴れまくって無罪というのも、何か現実味がねぇ……。ところで、巻末の大塚さんによる解説は、これまでには、あまり見たことのないパターンのもので、なかなか面白いものでした。千里眼シリーズの解説の中では、ひょっとしてNo.1かも。
2007.11.20
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新シリーズになってから、 各巻の場面場面で、思い出したように挿入されてきた 美由紀の過去に関する曖昧な記憶…… その謎が、今回のお話で、ついに明らかになります。 まぁ、それにしても美由紀さん、 スタートからいきなり、これまで以上にエンジン全開。 イケイケドンドン、これでもかっていう感じで、 勢いを加速させながら、派手に暴れまくります。女性が記憶を失っているのをいいことに、夫のふりをして、身勝手な快楽のため利用した男を叩きのめし、雑誌の売り上げを伸ばすために、花火大会で大爆発事故を企てた出版社社長を、自白に追い込みます。けれど、暴れまくったつけは大きかった……。不法侵入、窃盗、公務執行妨害、傷害等々の容疑で被告人として、法廷の場に立つことに。このまま、有罪判決になってしまうのか?この美由紀のピンチを救うべく、カウンセラーの嵯峨君に、刑事の蒲生さん、それに、自衛官の伊吹先輩といった懐かしい面々が結集し、美由紀を突然豹変させる「過去」に迫ります。ストーリー展開が、何時にも増してテンポよく、お馴染みのキャラクター達を勢揃いさせたことで、古くからの読み手にとっては、すごく好印象。新シリーズになってからは、最高の出来じゃないでしょうか?一気に読み切り、次は下巻に突入です!
2007.11.19
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(3)まで読んで、随分長い間中断していました。 主人公の巧のことが、あまり好きになれなかったし、 その好きになれない理由も、自分の中で、何だかとらえどころがなく いつも、モヤッとした気分が、残ってしまっていたから……。 でも、今巻では、巧が他の野球部員と結構絡んだり、 横手の天才スラッガー門脇君や瑞垣君の登場、 さらに、吉貞君のキャラクターが、押し出されてきたことで、 ストーリーとして、かなり面白くなってきました。それにしても、豪もよく分かんない。今巻では、巧以上に、意味不明……。モヤモヤッとしながら読んでいましたが、途中でやっと、そのとらえどころのない原因が、見えてきました。それは、この作品が、女性によって書かれていると言うこと。巧も豪も、中学生の少年という設定になっているけれど、それを作り上げているのは、実は女性だと言うこと。彼らは、女性の感性から生み出された少年たち。そう思えば、何となく理解はできる。巧や豪が、少女だとすれば、こんな考え、こんな立ち振る舞いをしても、これほどまでの違和感はないかも。男の子だと思ってみるから、「何か違う……」と感じてしまう。もちろん、このことは、この作品に限ったことではありません。女性が描く男性は、本当の男性とは異なる部分が出てくるだろうし、逆に男性が描く女性も、本当の女性とは異なっているはずでしょう。そこに違和感を感じることも、当然のように起こってくるはずです。まあ、そんなことを言い出したら、女性は男性を描くことができなくなるし、男性は女性を描くことができなくなってしまう。と言うか、他人を描くことなんかできなくなってしまう。さらに言えば、自分自身のことだって完全に理解できているわけではないでしょうから、自分のことでさえ描くことができなくなってしまうのかも……。あ~ぁ、何だか訳が分からなくなってしまった……。
2007.11.17
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「らしい」作品で、十分楽しめました。 前作は、やっぱり、ちょっと異質だったかな……。 学校ネタは、どうしてもあんな感じになってしまうのか……。 以前登場し、そのまま姿を眩ましていた(?) 夕子、そしてジェニファーが登場。 それぞれ、重要な役割を担いながら、ストーリーは展開していきます。 そして、最後は、納得の結末。 本当にメデタシ・メデタシ!! モヤッと感なしで、スッキリ~ッ!!もちろん、美由紀の過去、その記憶についての謎は、一部残ったままになっていますが、それは、9月に発行される『美由紀の正体』で、きっと、明らかになるはず!さて、本作の最高傑作場面は、171ページ。「南フランスで発見された人類化石は何人か」という問題への夕子の答え。正解は、もちろん「クロマニョン人」なのですが、彼女は違う答えを出した(もちろん、テストでは×だったはず)。さて、どんな答えを出したと思います?ヒント:「何人」を、どう読むかです。普通、この問題なら「なにじん」と読むところですが……。ところで、松岡さん。旧シリーズを書き直すんですね。ハードカバーから文庫版になった時に手直し、そして、出版社移籍と共に、また書き直し……。出費が、かさみます……。そして、頭の中で、ストーリーがグチャグチャです……。
2007.09.01
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ちょっとさぼっているうちに、 「千里眼」シリーズで未読のものが、2冊もたまってしまったので、 いつもの本屋さんに出かけて、まとめて購入。 まずは、『千里眼の教室』の方から読み始めました。 美由紀さん、オープニングから、またまた派手に暴れまくってくれますが、 度々、このパターンだと、ちょっと人間性を疑いたくなる……。 地下街をF1マシンで追い回したり、 自衛隊基地に強行突入して、F15Jをかっぱらって乗り回して、 本当に何のお咎めも無しで、その後自由に動き回れるの?というか、そんな人間に、それに直接関わる仕事の続行を、誰が認める?また、独立国を宣言した高校が、自分たちの独力で収入を獲得し、インターネットを駆使して、様々な商品を購入することは、可能だと思いますが、それの搬入を、周囲の警察等が、黙って見過ごすとは、とてもとても……。ちょっとばかり、リアリティに欠けすぎているような気が、今回はしました。まぁ、最後まで読めば、今回のお話のとっかかりそのものが、かなり突飛な状況を想定したものだと分かりますから、これぐらい、何ていうことはないのかも知れません。松岡さんの、これまでの作品に比べると、残念ながら、ちょっと……でした。いじめや自殺、社会格差などの最近の話題に、酸素欠乏症の治療、いつものように、様々な事柄を鮮やかに交えて、ストーリーは展開しているのですが、出版のペースが早いためか、練度がやや低下しているような気がしました。
2007.08.11
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久々に、振り子メトロノームを見つめながら、 スティックを、机に向かって打ち込み続ける時間の感触を思い出しました。 それは、全く誰も入り込むことのできない、自分だけの世界で、 傍目に見れば、単純きわまりない作業を、延々と続けているだけのもの。 でも、それに没頭している本人は、その世界にすっかり浸りきっていて、 単純作業にうんざりしている部分も、少なからずあるものの、 実は、他の楽器パートのメンバーにすら理解できない、 何とも言い難い、至福の時を過ごしているのです。 *** 『楽隊のうさぎ』は、中学校の吹奏楽部が、舞台になっています。主人公は、ひょんなことから、吹奏楽部に入部してしまい、打楽器担当になると、結構(いやいや、かなり)一生懸命練習して、最後には、普門館(吹奏楽に関わる人間なら誰でも知ってる全国大会の会場)で演奏。そんな日々の中で、人間的にも大いに成長していくというお話。そして、そのお話は、まるでマシュマロのような感じ。優しくて、ふわっとしていて、とらえどころがない。ま、中学生なら、感じたり考えたりすることは、これぐらいの、浅いレベルなのかとも思いますが……。個人的には、もう少しずつでいいから、深いところまで突っ込んで、書いて欲しかったかな。森先生の秘密とか、主人公の両親に、実はどんなことが起こっていたのかとか、田中さんや黒木さん、そして相田君のこととか……。結構、謎めかした書き方をしている部分が、あちこち、色んなところであったはずなのに、結局、それらについて、何も分からないまま物語は終わってしまい、何か、拍子抜けしてしまいました。ひょっとして、中沢さんは、続編を書くつもりだった?でも、『うさぎとトランペット』は、このお話とは、全く独立したストーリーなんですよね?
2007.07.03
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キムタク主演のドラマが、高視聴率を叩き出して無事終了。 それからしばらくして、古本屋さんに行ってみると、 新品同様の『華麗なる一族』が、上・中・下巻と三冊揃って並んでいました。 価格は、各315円也。 へ~っ、思ったより、随分安いんですねぇ……。 ま、私の場合、ドラマも随分いい加減に見てたから、 原作の方は、きちんと読んでみようかな、 ということで、三冊まとめて購入しました。読書を開始してみると、これがなかなかの強敵。上巻だけで、657ページもあるので、覚悟していたのですが、1ページを読み進めるのに、予想以上に時間がかかる。最近、1ページ当たりの行数が少ないものばっかり読んでたからなぁ……。お話の方はというと、ドラマとは違って、最初の方は、キムタクが演じた万俵鉄平がメインではなく、あくまでも、万俵大介を軸に展開していきます。都市銀行再編の動きの中、小が大を喰う合併へ向けて、大介が、様々な駆け引きを展開。子どもたちの婚姻を利用して築き上げた閨閥を最大限に利用して、日銀や政治家と深く関わりながら、一歩一歩行動を進めていく。彼の行動には、万俵財閥の領袖として、その地位を守り、さらに発展させていこうという、強い意志が感じられます。また、その姿勢こそが、息子の鉄平が進めようとしている、阪神特殊鋼の高炉建設に際して、融資を部分的にしか受け容れないという、冷たい対応となって表れるのです。上巻を読んでみて、私が、鉄平以上に気になったのは、銀平という存在。ドラマでは、どの程度に扱われていたのかは、知らないけれど、原作における彼の存在は、万俵家の歪みを、ストレートに表現する大役を担っている気がします。上巻では、阪神銀行の合併相手を、まだ決め切れていないものの、そのヒントは、大介が鉄平の言葉の中から獲得しました。まだまだ、先は長いですが、これより、中巻にチャレンジします。
2007.04.21
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『すばる文学賞作家が描く、究極の恋愛小説』 と帯に書いてある。そして、 『うずくまって泣きました。。。』とも。 そして、この作品を読み終えた今、 「こういう作品を、究極の恋愛小説というのか」と、認識を新たにし、 「こういう作品を読んだとき、うずくまって泣かなくてはいけないのか」と、 自分の読書に対する態度を見直すことになりました。 帯に書いてある情報って、とっても大切ですね……。さて、肝心のお話の方はと言うと、こんな感じです。実の母は、三歳の時に入水自殺。そして、以後、母に代わり何かと面倒を見てくれた四歳上の実の姉が、意図的ではなかったものの、実の父の暴力によって殺されてしまう。一人、この世に取り残されたという感情を抱いたまま、主人公は、「生きる」ことに意義を見いだせず、「苦しまずに死ぬ方法」を手に入れるための手段として、医師になった。そこへ、かつての恋人が、末期癌患者として現れる。 婚約中の上司ですらまだ知らない、主人公の中に秘められた「死」への感情を知っている数少ない人物。そんな彼が、「苦しまずに死ぬ方法」を求めてきた……。現在と過去を、さかんに行き来しながら、ストーリーは進んでいきます。途中、場面転換に戸惑う箇所がいくつかあったものの、過去のもやっとした光景や事実が、次第に鮮明になっていく構成は、とっても素晴らしい!まるで、映画を見ているような感じ。そして、エンディングも私好みのもので、読後感は、とっても良かったです。
2007.04.15
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千里眼が千里眼でなくなってしまったら? それが『千里眼 ミッドタウンタワーの迷宮』のメイン・コンセプト。 戦闘機パイロットとしての経験が、 岬美由紀に人並みはずれた動体視力と観察力を与え、 その能力が、相手の表情を読み、感情を読み取ることを可能にした。 また、自衛官として訓練を積んできた経験が、 彼女に人並みはずれた身体能力と格闘能力を与え、 相手の攻撃を瞬時にかわし、素早く一撃を食らわすことを可能にした。そんな彼女の能力が失われてしまう。そして、これまでにないほどの窮地に追い込まれることに。それも、信じていた友人の裏切り行為によって……。治外法権の場を舞台に繰り広げられるパーティー。そこで行われるギャンブルの持つスリリングな緊張感と、その裏に潜むトリックを、次々に暴いていくワクワク感。松岡さんの作品で言うと、『マジシャン』シリーズの趣が強く打ち出され、TVドラマで言うと、『オールイン』や『TRICK』等の面白さを同時に楽しめる作品に仕上がっています。さて、美由紀がピンチに追い込まれたとき、これまでだったら「嵯峨くん登場!」っていう感じだったと思うのですが、新シリーズになった今回は、「舎利弗さん登場!!」です。そして、この舎利弗さんと藍ちゃん、二人の活躍ぶりが、今回の緊迫したストーリーの中で、何とも言えない「癒し」になっています。なかなか良いキャラですね。
2007.03.31
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生物兵器と不潔恐怖症、山火事。 こんなものの組み合わせでストーリーが出来てしまう。 本当に、すごい創造力ですねぇ、松岡さん。 そして、キーを握る人物は、またしても身近なところに……。 今回は、美由紀がワクチンを求めて飛び回る。 まずは、ガヤルドに乗って、生物兵器が盗まれた現場へ。 次に、放火の指示を出した女を追って、メルセデスで京都を捜索。 さらに、情報収集のため、F15Jでハワイにひとっ飛び。そこで得た情報から、銃弾が撃ち込まれた赤松を探すことに。ジープで八ヶ岳、最後は、メルセデスで原宿に戻ってきて、ついに発見。文末まで、あと残り28ページというところでの、ギリギリ・ゴールイン。さて、今巻から登場の西之原由子、イヤな感じの女です。そして、整形手術を受けて別人になったことから、友里佐知子の存在と同じように、今後、美由紀と、ドロドロした関係が続くのでしょう。まぁ、友里と比べると、随分スケールは小さめですが……。そして、新シリーズ3冊目にして、やっと謎が解明できました。しかも、わずか17ページ目にして。「舎利弗浩輔」は、「しゃりほつこうすけ」と読むんだそうです。もったいつけずに、新シリーズの1巻目でルビふっておいて欲しかったなぁ……。でも、ブログに書き込む時は、「しゃりほつ」と入力しても、「舎利弗」と変換されないので、相変わらず、「しゃり」と入力して、「舎利」に変換した後、「どる」と入力・変換し、「弗」を出しています。スゴイでしょ?
2007.02.02
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「ファントム・クォーター」とは「幻影の地区」 今回は、美由紀がRPGの世界に紛れ込んでしまいます。 このゲームをクリアした者こそ、選ばれし者…… いや、制作者が最も警戒すべき存在なのです。 この部分の雰囲気は、 『千里眼とニュアージュ(上)』で、 一ノ瀬恵梨香が迷い込んだ「江戸時代の宿場町」や 『千里眼のマジシャン』の「お台場に出現したカジノ」、 『千里眼 背徳のシンデレラ(上)』冒頭の「日本沈没後の世界」等を彷彿とさせる世界で、まさに松岡さんの十八番!大いに楽しむことができました。さて、『千里眼 The Start』で登場した「消えるマント」。これが、やっぱり、今回重要な役割を果たしています。その脅威を、「それで見えないつもりなの?」の一言で、 91式携帯式地対空誘導弾を用い、美由紀が撃墜したシーンは、本当にしびれた!! まさに、カ・イ・カ・ン!!!です。そして、今回のお話のもう一つの軸は、抑圧された記憶、トラウマ。父親との過去の出来事に悩み続ける少女と彼女を惑わすスピリチュアル・カウンセラー厳島咲子。二度にわたる美由紀と咲子の対決は、この作品の大きな見所。特に二度目の対決で「ワンセグ」を使うあたりは、さすがに松岡さん!でも、また、あの方が文句言ってこないかと、ちょっと心配……。某“月9”ドラマもDVDボックス化された際、1話分を丸ごと削除されてしまったし……。
2007.01.30
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やっと読了。 下巻は「解説」も含めると652ページ。 でも、途中で一度も緊張感を失うことなく、 ずっとワクワク・ドキドキの展開で、 思う存分、たっぷりと楽しむことができました。 友里佐知子が、まだ猪俣美香子と名乗っていた4歳の頃の 母トキエとの、木工用ボンドについての会話。 「酢酸ビニルってやつ。これがなんか、 水分含んでると白くて、乾くと透明になるってきいた。」こんな所に、あのトリックのキーが隠されていたとは……。そして、今回最も「やられた……。」と思ったのは、GPSの位置情報操作、ワープ・神隠し。これが、ストーリーにおいて、これほど大きな役割を果たすことになるとは……。その他にも、ペンダントウォッチ、モカワの花粉、ヘジテーションマーク等々、様々な場面に、そっと提示された事実が、ストーリーの中で大きな役割を果たしていく。まさに、ミステリーの王道を行く構成。しかし、それだけで留まらないのが、松岡ワールドのすごいところ。今回の最大のテーマは「親子関係」、そして「子育て」。友里佐知子の「あゆこ」に対する感情は、特異なものであるはずだけれど、GPS携帯を子どもに持たせる母親と、重なる部分もあるように感じました。気をつけないと、誰でも、友里のようになってしまうのかも?
2007.01.14
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「耐震強度偽装問題」に「日本沈没」等々 時代の最先端を行くテーマを 無理なくストーリーに取り入れながらの展開。 さすがに松岡さん! しかも、この本が発行されたのが2006年5月というから驚きです。 実は、この本を購入したのは、もう何ヶ月も前のこと。 ところが、そのあまりのボリューム(上巻だけで612ページ!)に腰が引け、 ずっと、本棚で眠っていたのです。そして、年が明けてしまい、「これじゃ、いけない」と、気合いを入れて読み始めると、やっぱり面白いんですよねぇ、これが。色んなことを棚上げして、読書に集中することになってしまいました。かって千里眼と呼ばれた、友里佐知子の生い立ちをメインに、彼女とメフィスト・コンサルティングとの関係やそこでのダビデとの絡み等、興味尽きないストーリーが展開。そして、「三億円事件」や「よど号ハイジャック」等昭和の大事件が次々に登場し、それらの動きの中で、友里の目指そうとしたものも明らかになる。それにしても、GPSの「ワープ」とか「神隠し」という裏技は初耳。「なるほどねぇ……」と感心してしまいました。これって、本当に誰でも知っているものなんですか?
2007.01.13
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重松さん自身が、『文庫版のためのあとがき』に書かれているように 「解決しなさかげん」が際だった6つの短編から成るのが本書。 確かに「問題が何も解決していないじゃないか」というお話の集まり。 父親の目を通して見た我が子や母、妻などを描いたのが、 「海へ」「小さき者へ」の2編。 こどもの目を通して見た我が父母や友だちを描いたのが、 「フイッチのイッチ」「団旗はためくもとに」の2編。 これらは、私がこれまでに読んだ 「流星ワゴン」「私の友だち」や「エイジ」に共通する視点から描かれたもの。それに対し「三月行進曲」は、少年野球チームの監督として、チームの子供たちを見守りつつ、家庭では夫として、そして父として、妻と娘を見つめる作品。そして、「青あざのトナカイ」は、夫として、そして父として、妻と娘を見つめながらも、仕事や地域の人たちとの関わりを通して、自分自身を見つめる作品。この2編が、他の4編と違っているのは、家族以外のものを描くのに、かなり多くのページを割いていること。そして、大人の男にとっては、後の2編の方が、よりリアルで重みを感じる。家庭・家族は大事だが、外との繋がり・関わりもやっぱり大切で、そのバランスを、どうとりながら過ごしていけるかが、本当に重要で悩ましいところ。6編の中で、私が一番気に入ったのは「青あざのトナカイ」。どん底まで落ち、そこから這い上がろうとする主人公に最後、思わずエールを送りたくなる。そして、巻末の『解説』は、これらの6つの作品を、「中学生は、こんな風にとらえるのか」と知ることができ、大変興味深かったです。
2006.09.03
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日本では、血液型で性格を分類することが、 ごく自然なことのようになってしまっているけれど、 よくよく考えてみれば、数え切れないほどの人間たちを たった4つのパターンに分類するっていうことに、 かなり無理があるっていうことは、誰でも気が付くはず。 ところが、テレビ番組等で、幼稚園児たちを血液型で4グループに分け、 その行動パターンに違いがある!なんていう場面を見せつけられると、 「ああ、やっぱりなぁ」なんて、変に納得してしまうんですよね。このことは、星占い等の占いについても同様で、この世の人を生まれた日だけで12ほどのパターンに分類し、その人たちが、その一日を、皆同じような運命(?)をたどりながら過ごすなんて、どう考えても、そんなことあり得ないのに、変に拘ったり、気にしたりしてしまう……。そんな血液型や占いに、最近流行の事象を縦横に織り込みながら、嵯峨敏也、岬美由紀、一ノ瀬恵梨香の三人揃い踏みで、松岡ワールドが炸裂!ただし今回の結末は、どの程度納得・感動できるかに、個人差があるかも……。でも、嵯峨君の前で、相変わらずヘロヘロの美由紀もかわいいし、美由紀との確執を乗り越え、逞しく成長した恵梨香の活躍も微笑ましい。ただ、嵯峨君、もうちょっと自分自身や自分を思ってくれている人のことものことも大事にしなきゃあね!
2006.08.30
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黒幕は彼でしたか……。 私の予想は見事に外れてしまいました。 でも、私の予想が当たっていた方が、 お話としてはスゴイ展開になったかも。 私の予想、誰だったか分かりますか? ソフィーの家族の秘密は、予想通りというか、 誰でも思いつきそうなものでしたね。 そのことが明らかになる場面も、ちょっと安直だったかな……。謎解きについては、やっぱり原語を理解し、原文で読んだ方が面白そうな気がしました。それと、キリスト教やその他諸々の知識があった方が良いかも知れません。私の場合は、フリーメイソンというものに少々興味を持ち、それらの関係書物を、ちょっとだけですが、これまでに読んだことがあったので、多少、理解しやすかったように思いました。映画の方は、もちろん原作通りではないでしょうけれど、上映時間は、結構長めだとか……。でも、機会があれば見てみたいです。
2006.05.24
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謎解きの痛快さと 逃げても逃げても、決して離れてくれない追跡者。 息つく暇もないほどのスピーディーでスリリングな展開ゆえに、 読み始めたらなかなか途中で止められない。 さすがベストセラー作品ですね。 もしも、私がフランス語や英語にもっと堪能で、 この作品を原文で読むことができるなら、きっともっと楽しめるのでしょう。 ディズニーが、その作品の中に隠したメッセージには驚き。シンデレラ、眠れる森の美女、白雪姫等々……。中でも、リトル・マーメイドについての記述には、ラングドンだけでなく、私も思わず唸ってしまった……。もちろん、「最後の晩餐」の謎解きの部分も、とっても興味深かった。でも、この巻の中で、私が最も印象に残ったのは、ティービングが言った次の言葉。 「歴史はつねに勝者によって記されるということだ。 ふたつの文化が衝突して、一方が敗れ去ると、 勝った側は歴史書を書き著す。 みずからの大義を強調し、 征服した相手を貶める内容のものを。 ナポレオンはこう言っている。 “歴史とは、合意の上に成り立つ作り話にほかならない”と」 「本来、歴史は一方的にしか記述できない」
2006.05.22
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映画公開日に、映画館には行かず、本屋さんへ。 そして、他にも何冊か選んで、この本と一緒にレジへ。 昨夜は、テレビでも特番をやっていましたね。 最初、ちょっとだけ見かけたのですが、 「チャンネル変えてもいい?」と、隣から声がかかったので、 「うん、いいよ。」と言ってしまいました。 なので、その後、テレビから視線をはずして読書開始。 ところで、私は高校生時代、メチャクチャ世界史に苦労しました。なぜかというと、あのカタカナがずら~っと並んだ名前を覚えるのが大の苦手だったから。あんなにカタカナがいっぱい並ぶくらいなら、まだ原語のアルファベットで書いてくれた方がましかも……。だから、この作品も最初は大苦戦。ウィトルウィウス……何度、読んでも覚えられない……、出てくるたびに、視線がそこで停止してしまう……。その他の登場人物名、もちろん、ほとんどフランス人なんだけれど、これが、またス~ッとは頭の中に入っていってくれない……。でも、やっと慣れてきましたよ!お話の方は、映画化・全世界で上映されるだけのものだけあって面白い。それでは、これより、いざ(中)の読書へと進みます。
2006.05.21
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以前、TVドラマで見たものの原作を読んでみました。 ドラマでは、ユースケ・サンタマリアさんの演技が、 とっても素晴らしかったという印象が残っています。 あの難しい役柄を、見事に演じきっておられました。 それと、菅野美穂さんが、とっても可愛らしかった。 原作の方はと言うと、邦訳は何と早川書房から出版されています。 私の蔵書の中で、早川書房のもので最も多いのは『宇宙大作戦』。 即ち、カーク船長とミスター・スポックが活躍するあの『スター・トレック』で、手元には、何十冊とあるのです(かなりのトレッキー?)。ですから、早川書房と言えば、私のイメージは「SF」。でも、TVドラマ『アルジャーノンに花束を』を見ていた頃の記憶からは、SFということが、全くピンと来なかったのです。ところが、本編後の「解説」によると、この作品、ファンタジー・アンド・サイエンス・フィクション誌の1959年4月号に発表され、1950年代SFの掉尾を飾る傑作として、翌年ヒューゴー賞を受賞し、1966年に長編化された際も、その年のネビュラ賞を獲得しているというスゴイもの。まあ、確かにそう言われてみれば、「知能指数68の主人公が手術によって天才となる」というのは、まさにSF。でも、『アルジャーノンに花束を』は、他の作品とちょっと違うような……。通常、SF作品は、夢や希望に満ち溢れる、憧れの「宇宙」や「未来」を舞台として、その異空間・異世界で繰り広げられる「スリルとサスペンスのワクワク感」が、ストーリーの中枢をしめていることが多いもの。ところが、この作品の場合、「主人公が手術によって天才になる」というSFたる所以の部分よりも、そこで展開される人間模様の方が、遙かにストーリーの主軸となっているのです。天才となってしまったがゆえに、過去の様々な真実に気付いてしまい、苦悩する主人公。そして、今の自分が失われてしまうという未来を知り、さらに苦悩する主人公。そんな主人公の変化につれて、周囲の人たちの言動や思いが変化していく……そこに、私たちは「人間というものの存在」について、何かを強く感じるのです。
2006.05.14
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NHKドラマ『トキオ』はずっと観ていたので、 その名前は印象に残っていましたが、 東野圭吾さんの作品自体を読むのは、今回が初めて。 東野さんは、1985年に『放課後』で、第31回江戸川乱歩賞を受賞。 そして、1999年には『秘密』で、 第52回日本推理作家協会賞長編部門を受賞するなど、 順調な作家活動を続けてこられましたが、 直木賞だけは、これまでに5度も最終候補に推薦されながら落選し続け、「最も直木賞から嫌われている男」とも言われていました。しかし、この『容疑者Xの献身』で6度目の推薦を受け、遂に悲願を達成。2005年の第134回 直木賞を受賞しました。『容疑者Xの献身』は、『探偵ガリレオ』『予知夢』に続く天才物理学者の湯川が活躍する、探偵『ガリレオ』シリーズの第3作です。読者は、読書開始後すぐに事件の真犯人を知ることに。そして、その真相に、刑事の草薙や物理学者の湯川が迫っていく様子を固唾をのんで見守り続けていくことになります。でも、ストーリーが展開していくに連れて、本当の真実は、読者自身も知らなかったのだということに気付いていく……。そして、その真相を知った時、読者は石神という男の思いの深さに心を打たれ、最後の場面は、読後しばらくの間、頭の中から離れることはないでしょう。
2006.02.05
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以前、映画で、この作品を観た知人から 「なかなか良かったので、観てみるといいよ。」と勧められました。 ただし、「一人で観に行った方が良いよ。」というアドバイスももらっていました。 映画の方は、残念ながら上映中に映画館に足を運ぶことが出来ず、 また、近所のレンタルショップでは、陳列棚にDVDを発見出来ないので、 まだ見ることが出来ていません。 そんな時、古本屋さんで、この本を見つけ、あまりに値段が安かった(157円!)ので、思わず購入してしまいました。原作は、わずか100ページ余りの短編です。読み始めると、なかなか激しい描写表現が続き、途中でちょっと気分が悪くなってしまいました。そのため、少し休憩をしてから、再び読み始めることに。 ただ消えていくのではなく、ひたむきに一日一日を「生きる」ことを選び、 「死ぬまでにしたいこと」をかなえていく強さを持った女性「あとがき」にかえてでは、訳者の方が、主人公の女性について、このように述べています。主人公の女性の「生き方」に共感する女性がどれくらいいるのか、また、実際にそのような行動をとれる女性がどれくらいいるものなのか、私としては「モヤッと」気分の読後感でした。知人の「一人で観に行った方が良いよ。」というアドバイスの意味が分かったような気がしました。でも、映画は機会があれば観てみたいと思っています。著 者:ナンシー・キンケイド訳 者:和田まゆ子発行所:祥伝社
2006.01.24
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この作品は、重松さんが、1999年に山本周五郎賞を受賞したものです。 主人公のエイジは、中学2年生で、14歳になったばかりの男の子。 元々バスケットボール部に所属していたんだけれど、 オスグッド病になってしまったため、現在はリタイア中で帰宅部。 一緒にプレイしていた友人の岡野君は、バスケ部キャプテン。 でも、副部長だったエイジからのサポートが無くなってしまい、 他の部員たちからは、浮いた存在で、かなり苦しい状況。エイジが好意を持っている女生徒は、相沢志保ちゃん。一緒にクラスの福祉委員をやっているけれど、志保ちゃんからは、後輩の本条めぐみを紹介され、そちらと付き合うことになってしまいます。家族は、高校教師の父に母、そして女子高生の姉の4人。皆で誕生日を祝ったり、海釣り公園に出かけたりしようとする暖かい家庭。もちろん、思春期を迎える子どもにとっては、それが結構鬱陶しかったりするのですが。クラスメイトには、実にさまざまな人達がいます。エイジのお気に入りは、ツカちゃん。クールで理論的なのは、タモツくん。そして、連続通り魔事件の犯人も……。ところで、『おはよう運動』や『さよなら運動』が、何か特別のことのように描かれているのには、ちょっと驚きました。こんなの、普通に、どこの中学校でもやってることじゃないの?そして、最後の解説は、杉並区立和田中学校校長の藤原和博さんによるもの。「よのなか」科の授業で知られる、リクルート社のビジネスマンから民間人校長に転身した著名人。私は、小説を読むとき、解説を先に読んでしまうことが多いんですが、この作品は、是非とも先に解説を読んでから、本編を読むことをお勧めします。作品理解の度合いが、きっと全然違ってくると思いますから。
2006.01.22
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『流星ワゴン』を読んで、書いた記事の一覧です。 お読みになりたいタイトルをクリックしてみてください。 通して読んで頂ければ、このお話の概略が分かって頂けるかも? 『流星ワゴン』読書前 (2005年11月20日) これは、何かのTV番組で、「どの本が、泣けるか… 画像は、この本の表紙です。 『流星ワゴン』1~3 (2005年11月20日) 序章(p.7~p.10) 「初めての家族ドライブ暗転… 画像は、オデッセイです。『流星ワゴン』4~7 (2005年11月20日) 4(p.48~p.61) 主人公にとって大切な場所に辿… 画像は、中ジョッキです。『流星ワゴン』8~11 (2005年11月21日) 8(p.107~p.127) 目覚めた主人公は、再びオデ… 画像は、観覧車です。『流星ワゴン』12~15 (2005年11月21日) 12(p.171~p.184) 父と子と孫の変則的な対面。… 画像は、黒ひげ危機一発です。『流星ワゴン』16~19 (2005年11月22日) 16(p.234~p.249) オデッセイを降り、小学校の… 画像は、サッカーボールです。『流星ワゴン』20~23 (2005年11月24日) 20(p.297~p.311) 主人公、チュウさん、そして… 画像は、湯島天神です。『流星ワゴン』24~27 (2005年11月25日) 24(p.395~p.418) 「やり直せてよかった。ほん… 画像は、エコーです。『流星ワゴン』読書後 (2005年11月26日) 久々に「読んだぁ~っ!!」という一冊に出会えました… 画像は、流星号です。
2005.12.04
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『千里眼とニュアージュ(上)』を読んで、書いた記事の一覧です。 一つの記事は、おおよそ3つの節をひとまとめにして書いてあります。 お読みになりたいタイトルをクリックしてみてください。 通して読んで頂ければ、このお話の概略が分かって頂けるかも? 『千里眼とニュアージュ(上)』読書前 (2005年11月13日) 松岡さんの作品は、最近、次第に… 画像は、この本の表紙です。『千里眼とニュアージュ(上)』早朝~ (2005年11月15日) 56ページまで読みました。 「… 画像は、F15です。『千里眼とニュアージュ(上)』SLK~ (2005年11月16日) 100ページまで読みました。 … 画像は、SLK230です。『千里眼とニュアージュ(上)』東京タワー~ (2005年11月16日) 154ページまで読みました。… 画像は、東京タワーです。『千里眼とニュアージュ(上)』モノマニアック~ (2005年11月17日) 211ページまで読みまし… 画像は、P901iSです。『千里眼とニュアージュ(上)』来訪者~ (2005年11月17日) 280ページまで読みました。 … 画像は、御休所前広間です。『千里眼とニュアージュ(上)』鋼鉄の処女~ (2005年11月19日) 319ページまで読みました。… 画像は、レクサスSC430です。『千里眼とニュアージュ(上)』蒼い瞳とニュアージュ~ (2005年11月20日) 最後まで読みま… 画像は、宿場町です。
2005.11.26
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『1リットルの涙』を読んで、書いた記事の一覧です。 お読みになりたいタイトルをクリックしてみてください。 通して読んで頂ければ、このお話の概略が分かって頂けるかも? 『1リットルの涙』読書前 (2005年11月09日) これもまた、現在、フジTV系で放映中のドラマ… 画像は、この本の表紙です。 『1リットルの涙』14歳-私の家族 (2005年11月09日) 小さい犬のメリーが、隣の猛犬タイガー… 画像は、トマトです。『1リットルの涙』15歳-忍びよる病魔 (2005年11月09日) 登校時、家から百メートルほど出た… 画像は、007です。『1リットルの涙』16歳-苦悩の始まり (2005年11月10日) 入院生活……初めての家を離れての… 画像は、四つ葉のクローバーです。『1リットルの涙』17歳-もう、歌えない (2005年11月10日) 夏休みになって、家に帰る。浴… 画像は、平和の鐘です。『1リットルの涙』18歳-本当のことを知って (2005年11月10日) 二回目の入院。一人で病室の… 画像は、今治水です。『1リットルの涙』19歳-もうダメかも知れない (2005年11月11日) 長年使っていた二階の部屋… 画像は、クローバーの花です。『1リットルの涙』20歳-病気に負けたくない (2005年11月12日) いよいよ在宅不可能となり、… 画像は、レモンスカッシュです。『1リットルの涙』21歳-生命ある限り (2005年11月12日) 本文は、たったの2ページです。 … 画像は、『いのちのハードル』です。『1リットルの涙』病と闘い続けた亜也へ (2005年11月13日) ここでは、山本先生が「亜也ちゃ… 画像は、草花のじゅうたんです。『1リットルの涙』読書後 (2005年11月13日) 今、放映中のドラマとは一味違った、本物の重… 画像は、コスモスです。
2005.11.20
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『チャングム1-宮廷篇』を読んで、書いた記事の一覧です。この本は、章の区切りが頻繁なので、基本的に、3章をワンセットにして、記事を書いてみました。お読みになりたいタイトルをクリックしてみてください。通して読んで頂ければ、このお話の概略が分かって頂けるかも?『チャングム1-宮廷篇』読書前 (2005年11月07日) 『オールイン』は、以前、DVDで全て観… 画像は、この本の表紙です 『チャングム1-宮廷篇』1 (2005年11月07日) 「1 エオゲのオンニョニ」まで読みました。… 画像は「ツクシ」です。 『チャングム1-宮廷篇』2~4 (2005年11月07日) 「2 内侍韓乃温」から「4 大長今」… 画像は「光化門」です。 『チャングム1-宮廷篇』5~7 (2005年11月07日) 「5 宮女」から「7 端女の佳徳」ま… 画像は「ツツジ」です。 『チャングム1-宮廷篇』8~10 (2005年11月08日) 「8 内焼厨房」から「10 内訓」まで… 画像は「カラシナ」です。 『チャングム1-宮廷篇』11~13 (2005年11月08日) 「11 飯炊きと焼き魚」から「13 蛭」… 画像は「イシモチ」です。『チャングム1-宮廷篇』14~16 (2005年11月08日) 「14 ノビアニ」から「16 好事魔多し… 画像は「梨」です。
2005.11.13
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『野ブタ。をプロデュース』を読んで、書いた記事の一覧です。 この本は、章に区切られていないので、 私が勝手にページを区切り、タイトルを付けてみました。 お読みになりたいタイトルをクリックしてみてください。 通して読んで頂ければ、このお話の概略が分かって頂けるかも? 『野ブタ。をプロデュース』読書前 (2005年11月05日) 10月にスタートした土曜の夜のTVドラ… 画像は、この本の表紙です 『野ブタ。をプロデュース』着ぐるみショー (2005年11月05日) 35ページの11行目まで読みまし… 画像は「バガボンド」です。 『野ブタ。をプロデュース』転校生 (2005年11月06日) 57ページの5行目まで読みました。 … 画像は「玉子サンド」です。『野ブタ。をプロデュース』プロデュース (2005年11月06日) 92ページの10行目まで読みまし… 画像は「バリカン」です。『野ブタ。をプロデュース』デビュー (2005年11月06日) 150ページの12行目まで読みました。… 画像は『ベイブ、都会へ行く』です。『野ブタ。をプロデュース』ケンカ (2005年11月06日) 最後のページまで読みました。 修… 画像は「ミルクココアのパック」です。 『野ブタ。をプロデュース』読書後 (2005年11月06日 今放映中のTVドラマは、「いじめ… 画像は「ローファー」です。
2005.11.10
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『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』を読んで、 書いた記事の一覧です。 お読みになりたいタイトルをクリックしてみてください。 通して読んで頂ければ、このお話の概略が分かって頂けるかも? 『東京タワー』読書前 (2005年11月03日) 『東京タワー』が売れてます、って聞いた時、『世… 画像は、この本の表紙です。『東京タワー』1 (2005年11月03日) 「独楽」さて、これは何と読むのでしょうか?最初の… 画像は「独楽」です。 『東京タワー』2 (2005年11月03日) オトンは、サンダーバード5号、オカンが、サンダーバ… 画像は「エレクトロボーイNEW Z」です。『東京タワー』3 (2005年11月03日) さんざん、送別の行事を重ねたのに、そこに留まり続け… 画像は「ティッシュの箱」です。 『東京タワー』4 (2005年11月03日) 「太平洋クラブライオンズ、バンザ~イ!!」そして翌年… 画像は「血の池地獄」です。 『東京タワー』5 (2005年11月04日) 赤坂の料亭、デュポンのライター、キノコでもカマボコ… 画像は「デュポンのライター」です。 『東京タワー』6 (2005年11月04日) 借金と引っ越しを繰り返す日々の息子。小料理屋を閉め… 画像は「ハレクラニ」です。 『東京タワー』7 (2005年11月04日) 十五年ぶりに、二人で一緒に暮らし始めた母と子。 住… 画像は「レモンサワー」です。 『東京タワー』8 (2005年11月05日) コンピュータ。テレビ電話。宇宙旅行。ロボット。 … 画像は「コンピュータ」です。『東京タワー』9 (2005年11月05日) 「午前七時三十分。ご臨終です……」来月の十八日に七… 画像は「デラマン」です。 『東京タワー』読書後 (2005年11月05日) 『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』こ… 画像は「東京タワー」です。
2005.11.09
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