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こんにちは。
今回は、歴史ウォーキングシリーズの第6弾 「 おもしろ歴史ウォーキング 東京編3
」
からのネタです。
この本の再放送をしていて、まだ紹介していない章を発見しました。
それは、 第2章の『 歴史上の有名文化人ゆかりの場所を歩き、完成したばかりの漱石山房記念館へ 東京都新宿区 』。
遅ればせながら、冒頭の部分を以下に記載させていただきます。
ちなみに、タイトルに「完成したばかりの漱石山房記念館」とありますが、開館は平成 29 年。
令和 3 年の現在では若干違和感があり、ブログのタイトルを「夏目漱石の旧宅跡に作られた漱石山房記念館へ」に変更させていただきました。
記事の紹介を忘れていると、すぐ時代遅れになってしまいますな。
すべての記事は、 こちら ですよ。
是非、本書もご覧いただければ幸いです。
ちなみに記事は、 2019 年 7 月に行った時のもの。取材した頃のように、何の心配もなく出歩ける日が返ってくることを祈っています。
1.独特の応援風景が記憶に残る熊谷組野球部
神楽坂の代名詞ともなっている石畳の狭い路地を抜け、大久保通りに出ると巨大なビルが…。おお、ここは大手ゼネコンの熊谷組の本社ビルですか。

熊谷組とは個人的にも会社的にも関係はないのですが、なぜか子供の頃に見たインパクトのある映像が今でも記憶に残っています。
それは熊谷組が都市対抗野球に出たときの応援風景。
その後、かなり長く生きていて、プロ野球や大学野球をはじめいろいろな球場へ足を運んでことがありますが、あんなすごい応援を見たことがない。当時は、東京ドームができる前で、屋外の後楽園球場でした。親戚の知り合いが熊谷組に勤めていて、入場券をもらって友人と見に行ったのです。
都市対抗野球の決勝で、応援席がすごい盛り上がり。野球の応援といえば、チアガールと応援団が定番ですよね。熊谷組のチアガールは普通の衣装だったのですが、男の応援団はヘルメットをかぶり、土木作業員のコスチーム。足はもちろん地下足袋。
そして、つるはしやスコップを持って、チアガールと踊りまくる。中には、日に焼けて、つるはしを振り下ろす腰がすわっていて、とても素人には見えない人たちも何人かおりました。真夏の試合だったので、筋肉質のおっさんから飛び散る汗が球場のライトに照らされてキラキラ光ります。そのまま後楽園球場の改修工事に取り組めそう。
試合よりも、おっさんたちの勇姿に目が釘付けになったものの、最終回に逆転されて負けてしまったのでした。相手チームの優勝決定の瞬間、グラウンドに投げるために渡された紙テープを握り締め、悔し涙にくれたのでした。

その後、野球部が解散したと聞いたのですが、今はどうなのでしょうね。
2.「金太郎」の作曲者の石碑がある筑土八幡神社
せめて、あの応援風景をもう一度見たいものじゃと思いつつ、熊谷組の本社ビルの前にある小高い丘の階段を上りました。丘の頂上にあるのが、筑土八幡神社。

土で築くという名前から、土塁をイメージしてしまいます。ここも城跡の名残かも、と思いましたが、筑紫宇佐の八幡宮の土を取りよせて基礎を作ったことに由来するという説があるそうですね。
神社の境内には、「田村虎蔵先生をたたえる碑」がありました。

いかめしい名前の雰囲気から一瞬引いてしまいましたが、
♪まさかりかついで きんたろう くまにまたがり おうまのけいこ ハイシイドウドウ ハイドウドウ ハイシイドウドウ~♪
という「金太郎」の歌を作曲した人だと知って、急に親近感がわいてきました。
参拝したあと、境内の裏手から出て、御殿坂を下る角を右折し、道なりに進みます。
3. 2011 年度グッドデザイン賞を受賞した赤城神社
けやきの大木のある白銀公園で一休みしたあと、近くの赤城神社へ向かいました。
牛込城主であった牛込氏は、元は群馬県赤城山麓の豪族大胡氏だったそうですから、この地にも赤城の関連のある神社があるのでしょうか。
昔、来た時は、参道には赤い燈籠が並び、鮮やかな朱色の社殿があったのを覚えています。平成 21
年( 2009
年)から 22
年にかけて「赤城神社 再生プロジェクト」という工事が行われ、境内の雰囲気は一新。
70 年の定期借地権を設定して、敷地内に分譲マンションを建設し、建物内にホールやギャラリーなどの施設も併設したのだとか。
こちらの神社も若い女性が大勢参拝していると思ったら、ここも「嵐の聖地」の一つなのですか。

何でも、相葉雅紀主演のテレビドラマ「僕とシッポと神楽坂」に登場したらしい。境内の絵馬にも、「嵐」のことが書かれているものが多かったです。

ただ、こちらの神社はパワースポットとしても有名だそうですね。嵐ファン以外の参拝者も少なくないようですので念のため。
4.若き日の尾崎紅葉と泉鏡花が暮らした街
赤城神社を出て住宅街を歩いてゆくと、民家の細い路地に解説板があるのを見つけました。
よく見ると、尾崎紅葉旧宅跡ですか。尾崎紅葉といえば、寛一お宮の「金色夜叉」で一世を風靡した作家ですが、気をつけていないと通り過ぎてしまうような場所に住んでいたのですな。
でも、紅葉は 30 歳代の若さで亡くなり、この地に住んだのは 25 歳のときだったとか。
20 歳代で多くの弟子を抱えていたのに驚きましたが、この小さな家で玄関番をしていたのが、若き日の泉鏡花だったというのにはさらにびっくり。
泉鏡花賞など権威のある賞もあるくらいの文豪ですから、若い頃から注目されてちやほやされているような印象でした。でも、金沢から十代で上京し、友人たちと同居しながら六回も下宿を引っ越したのですか。そのあと、紅葉の家で書生をしながら、文章を磨いていったのですね。

今でこそ、紅葉や鏡花は国語の教科書には欠かせない大人物ですが、この地にいたときは、 20 歳代の作家と 10 代の書生。今の私より突拍子もないほど年下だった二人は、どんな青春を送ったのかいろいろイメージは膨らみました。
5.東大のルーツとなる学校を作った? 一族が眠る墓地
そのまま道を直進すると、公園のそばにコンクリートの塀で囲まれた一画がありました。
門が閉まっていて中に入れないのですが、上から覗くと古いお墓が並んでいる。また解説板を読むと、ここは「林氏墓地」だとか。

(以下、「 おもしろ歴史ウォーキング 東京編3 」に続く)
東大のルーツについて考察した後向かったのは、数学の大家と戦前の大女優が眠る場所。
知る人ぞ知る有名人ですが、道を究めた人は、歴史的にも存在感がありますね。
そして最後に向かったのは、本日のハイライト、漱石山房記念館。
夏目漱石が晩年の九年間を過ごした家の跡に作られた公園の中にあり、猫塚や当時の漱石の書斎の再現など、見どころが満載でした。
特に、お見合い写真の漱石は、ジャニーズ事務所からスカウトされそうな美男子で、一見の価値がありますね。
東京の歴史ウォーキングの醍醐味が味わえる続きは、是非、こちらをご覧いただければ幸いです。
「
おもしろ歴史ウォーキング 東京編3
」
(参考)
目次より
第1章 江戸時代の風情が残るだけではない 理学、音楽の歴史にも関係が深い街・神楽坂を歩く 東京都新宿区
1.今も古い町名が残る飯田橋・市ヶ谷周辺
2.江戸城の巨大さを体感できるスポットがある
3.夏目漱石の「坊ちゃん」の母校がある
4.物理学校時代の木造校舎を模した「東京理科大学近代科学資料館」
5.「現代邦楽の父」と言われる宮城道雄の記念館がある
6.住宅街に埋もれてしまった牛込城
7.神楽坂の代名詞となっている石畳の小道
第2章 歴史上の有名文化人ゆかりの場所を歩き、完成したばかりの漱石山房記念館へ 東京都新宿区
1.独特の応援風景が記憶に残る熊谷組野球部
2.「金太郎」の作曲者の石碑がある筑土八幡神社
3. 2011
年度グッドデザイン賞を受賞した赤城神社
4.若き日の尾崎紅葉と泉鏡花が暮らした街
5.東大のルーツとなる学校を作った? 一族が眠る墓地
6.数学の大家と戦前の大女優が眠る場所
7.夏目漱石の旧宅跡に作られた「漱石山房記念館」
第3章 未来都市・二子玉川にある歴史的建築物とセレブな農村風景をめぐる旅 東京都世田谷区
1.再開発で、昭和の風景が一新した二子玉川
2.人気のパワースポット・地下霊場のある玉川大師
3.国分寺崖線上に立つ豪邸・旧小坂家住宅
4.綾辻行人の館シリーズに出て来そうな洋館の静嘉堂文庫
5.東京で古い農家の暮らしを体感できる岡本民家園
6.かつての暴れ川の近くにある大蔵の鎮守と古刹
7.昔の世田谷の農村風景を満喫できる次大夫堀公園
8.成城学園駅の近くに深山幽谷の世界が
第4章 アカデミックな気分で、日本の近代政治の舞台になった御殿や世界的建築家設計の大聖堂を歩く 東京都文京区
1.ヨーロッパの由緒ある広場をイメージした彫刻がある
2.名門国立大学の跡地にある教育の森公園
3.江戸時代のベストセラー作家と徳川幕府最後の将軍ゆかりの土地
4.日本の近代政治の舞台になった御殿がある
5.世界的建築家が設計した東京カテドラルマリア大聖堂
第5章 村上春樹、松尾芭蕉ゆかりの場所と知る人ぞ知る美術館、美しい日本庭園をめぐる美術・文学散歩 東京都文京区
1.名門出版社の社長が集めたコレクションが魅力の野間記念館
2.大ベストセラーの舞台になった寮がある
3.けわしい胸突坂には文化スポットがいっぱい
4.現場監督?時代の松尾芭蕉が暮らした関口芭蕉庵
5.見事な景観が無料で楽しめる新江戸川公園
6.日本の自然と史跡めぐりがコラボで楽しめる椿山荘庭園
第6章 ストレス解消に最適! 癒しスポット満載の板橋区高島平周辺を歩く 東京都板橋区
1.都営地下鉄ワンデーパスを利用したお得旅
2. D51
や都バス、ミニ SL
が無料で見放題の城北交通公園
3.国民栄誉賞を受賞した冒険家の生涯がわかる植村冒険館
4.かつての農村風景をイメージできる散歩道に現れる見どころの数々
5.創建千年以上、板橋区最古の神社・徳丸北野神社
6.迫力ある水車とユニークな案山子が魅力の水車公園
7.城跡や大噴水、グランドなど見どころ満載の赤塚公園
8.日本最初の西洋式砲術調練が行われた場所にある徳丸ヶ原公園
9.格安料金で、熱帯のジャングルにワープできる熱帯環境植物園
第7章 開運祈願! 東京メトロ 1
日乗車券で行く、東京レトロな神社仏閣めぐり 東京 23
区
1.東京にある日本各地の御利益スポットを激安でめぐる旅
2.「高輪結び大師」と親しまれる高野山東京別院
3.「東京のお伊勢様」と親しまれる東京大神宮
4.「関東の金毘羅さん」と親しまれる金刀比羅宮東京分社
5.落語の「王子の狐」の舞台としても有名な王子稲荷神社
6.都内最古の富士塚がある鳩森八幡神社
7.日本の学校教育発祥の地・湯島聖堂
8.商売の縁結びをもたらす、江戸の総鎮守・神田明神
9.災難を除き、波を乗り切るご利益のある波除神社
第8章 歴史ファン必見! 昔の東京へタイムスリップできる江戸東京たてもの園 東京都小金井市
1.上野公園の 1.4
倍の広さの小金井公園
2.昔の東京のハイカラな暮らしが実感できる
3.江戸時代の民家がいっぱい
4.2・26事件の舞台のひとつ、高橋是清邸がある
5.大正時代の大名家の門と江戸時代の名主の家
6.昔の商家、銭湯、居酒屋などが古い町並みとして残る
第9章 近くて遠い高級住宅地・田園調布は、巨大古墳と大ヒット曲ゆかりの場所がコラボで楽しめる 東京都大田区
1.イギリスの田園都市構想を参考に開発
2.下町と高級住宅地、どっちが住みやすい?
3.多くの文化人、有名人の家がある
4.カモもセレブに見えてしまう宝来公園
5.田園調布には都内有数の古墳群がある
6.時代によって古墳の大きさの変化が興味深い多摩川台古墳群
7.多摩川台公園の思い出
8.古墳の上にある富士浅間神社
9.昭和の子供たちの歓声が聞こえてきそうな静かな公園
10
.江戸時代の大プロジェクト・六郷用水
11
.桜と福山雅治の曲でも有名な桜坂
12
.古墳の石室が見られる鵜の木松山公園
歴史ファン必見の観光スポットが満載! … 2023年01月12日
武蔵国トップの古墳があるさきたま古墳群… 2022年03月05日
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