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2023年11月08日
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カテゴリ: 田舎の暗黒食生活
今の日本は世界有数の高齢化が進んでいる国。
そして、都市部に住んでいるとあまり感じられないかもしれないが、地方へ行くと高齢化が原因で「交通弱者」と言う弊害が顕著になる。
地方都市や田舎では都市部のような交通インフラが整っておらず、自家用車を運転できなくなると途端に移動手段がなくなってしまうのだ。

よって、田舎ではかなり高齢のドライバーが多く、一目で「もう運転は無理でしょう」と思われる高齢者でもハンドルを握っている。
いやぁ・・・これが結構恐ろしい。

地方の路線バスは高齢者の通院や買い物の足として重要なインフラなのだが、バス事業者が力尽きて廃止になる路線が出てきたりして、「電車もバスも無い」地域で暮らすためには自家用車は生活の必需品、それも無理はない。

運よく、自治体がバス路線を引き取ってコミュニティバスで存続できれば良いのだが、経営の問題というよりも運転士がいないことによる物理的な運行不能状態もあったりで、なかなか簡単にはいかない。
地元のタクシー会社に委託すると言う方法もあるはあるが、今回のコロナ禍で法人タクシーそのものが廃業してしまって存在しない場合もあり、こうなると万事休す。

そこで今、「ライドシェア」と言う新しいシステムが注目されている。



実はこれ・・・私はもう数年前から事あるごとに主張していて、以前、地方都市で「特区」を作ろうと言われている時期に「白タク特区を作れ」とさんざん自治会に提唱していたのだが、当時のえらいさんはどうやら私が何を言っているのかが理解できなかったらしく、耳を貸してもらえなかった。

ところで、「ライドシェア」とは、緑色の「事業ナンバー」ではない、白ナンバーの一般の自家用車にタクシーの代わりをしてもらおうというシステム。

日本のタクシー運賃は諸外国と比べてかなり高く、毎日の生活の足として使うのは一般人にはなかなか難しい。

当然、日本のタクシー運賃が高いのにはそれなりの理由あって、
・毎年車検費用がかかる
・燃料を安いLNGにしているので車検とは別にガスタンクの検査が必要
・運賃を算出するタクシーメーターも計量検定所で毎年検査が必要
・自家用車と比較して営業車の任意保険が高額
などなど、法律で厳しく規制されているので、車両価格や運転手の人件費を考慮に入れなくてもかなりのランニングコストがかかっているのでやむを得ない。

さて、外国では、「ウーバー」や「グラブ」等と言う「ライドシェア」システムがすでにかなり普及している。

アジアなどを旅行された方なら一度は経験された方も少なくないだろうが、これはかなり便利なシステムだ。
スマホにアプリをインストールし、クレジットカードを登録しておけば現金要らずで支払いまででき、タクシー料金よりも安いうえに、事前に料金も提示されていて、運転手の評価も確認できると言う、とても便利で安心なシステムなのだ。
知らない国のタクシーに乗って「ボラれやしないか?」と不安を抱くことも無いし、日本人に取っては「目からうろこ」と言っても良いくらいの優れたシステムなのだ。

が、車両は普通の自家用車で運転手もフツーの自家用車ドライバー。
私は何とも思わないが、プロドライバーではないと言う点で不安を感じる方もいるかも知れ無い。

とは言え我が国でも、田舎ではすでにこのシステムが稼働していて、「一般の人が近所のおじいさんやおばあさんから頼まれて、自家用車で病院への送迎をする」何てことが実際に行われている。
運転手本人は「人助け」のつもりだし、利用する側も「わざわざ送迎してくれるのだから」と当然のように「御礼」を支払う。
結果として「白タク」行為となってしまうのでこれは明らかに違法なのだが、このシステムが無いと老人たちは病院にも買い物にも行けない。

と言う事で、安全で安価な「ライドシェア」システムができれば「田舎の交通弱者」の救済となるのは間違い無い。

しかし・・・我が国のこと、タクシー業界などの業界団体が強烈なロビー活動をしてこういった優れたシステムをつぶしてしまうのだろうね?。
それとも新たにがんじがらめの規制をして、せっかくの安い料金設定をできなくしてしまったり、営業時間や高い障壁を設けたりして参入しにくくしたりと、既得権益を守るために色々と難癖をつけて来ると思われる。

ところが、「ウーバー」や「グラブ」等と言う「ライドシェア」システムがすでに稼働している国ではタクシー会社が全てつぶれてしまったかと言うとそうではなく、相変わらずタクシーも多く走っていて、うまく共存している。

また、特にアジア地域では「バイクタクシー」と言われるシステムもあり、バイクの後ろに客が乗ってタクシー代わりに移動できると言う便利な方法も普及してる。
日本人には「バイクの後ろに乗るなんてとても怖くて!」と言う事にはなるが、「一人だけを運ぶ」と言う事を考えればかなり合理的。

現在、政府はようやくこの「ライドシェア」システムを検討し始めているようだが、日本の実情にあった安全で便利で安価なシステムを考えていただければありがたい。





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最終更新日  2023年11月08日 22時46分07秒
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